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ダブルレインボーの意味と言い伝えとなぜできるのか

ダブルレインボー

「ダブルレインボー」とは、一つの空に二つの虹が同時に架かる珍しい現象のことで、普通の虹でもなかなか見られるものではありません。見たことのある方はとても運がよく、狙って見れる虹ではありません。

ハワイやグアムなどで、虹が多く見られるようですが、「ダブルレインボー」が見られる可能性が高いようです。しかし、あくまでも可能性なので、実際に見るのはとても難しいです。

「ダブルレインボー」は、どの程度の頻度で見られるのかは定かではありませんが、ハワイなどのよく虹が見られる確率の高い場所では、稀に見られることもあるようです。

そんな「ダブルレインボー」について紹介していきます。

虹ってどうやってできるの?

空に架かる七色の美しい虹は、大気中に浮遊する水滴の中を光が通る時に、光が反射することで特徴的な模様が見られる大気光学現象のことを言います。雨上がりや小雨の時、水しぶきをあげる滝、太陽を背にしてホースで水まきをした時などに見ることができます。

中には、自分がいるところでは雨は降っていないのに虹が見られるときもあります。それは、遠くにある雨雲から発生している細かい雨粒に太陽の光が反射して虹が見えているという現象が起こっているからです。

どうすれば虹が見られる?

「虹」は、水に反射した太陽の光でできていますので、「雨」と「太陽の光」がないと「虹」はできません。雨上がりだとしても、太陽が雲に覆われている時は、虹を見ることは出来ません。

また、太陽の光を反射させると言うことは、太陽と逆の方向に「虹」ができるということになります。なので、「虹」を見るためには、太陽を背にした状態で空を見なければ「虹」を見ることができないことになります。

また「虹」は屈折の関係で、太陽が高い位置にあるときは低く、太陽の位置が低いときには高いところにできます。

「虹」が見たいと思っている方は、夏の夕暮れ時に急に強い雨が降り出す「夕立」の時に、「虹」を見ることができる可能性が高いのでおすすめです。

なぜなら、夕立の後にきれいな夕日が出ることが多く、空気中に残った雨粒に夕日が反射して「虹」が見られる確率が高いので、夕立が止んだら東の空を見てみると、「虹」が見られるかもしれません。

レインボーカラーはラッキー?

「レインボーカラー」は、幸運のシンボルとして世界中で認識されています。なぜなら、「虹」は太陽の光エネルギーが雨粒の水と触れ合うという、自然のパワーが集まっている神秘的な現象で、「ラッキーの象徴」とされています。

太陽光線は、さまざまな波長の光の集まりで形成されていて、光の波長の長さによって光の色が変わってきます。光は波長が長い順に反射され「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の順に見え、これが「虹」となって見えるのです。

さまざまな条件が整ったときにしか見ることのできない「虹」なので、見れた時は本当にラッキーでしょう。

ダブルレインボーの意味

二つの虹が同時に架かる「ダブルレインボー」は、ハワイなどの虹がよく見える地域では頻繁に目撃されているそうです。地元では「ダブルレインボー」は幸運のサインだといわれています。

そんな「ダブルレインボー」にはどんな意味があるのか紹介していきます。

幸運

「ダブルレインボー」は、ハワイでは「幸運のサイン」と言われています。そう簡単に見られるものではので、見れただけで幸運ですが、ハワイでは「これから幸運が訪れるサイン」だとされています。

これは、「ダブルレインボー」を見ることができた人に、幸運が訪れることが多くあったために、「幸運のサイン」と言われるようになったのではないかと言われています。

幸せ

「ダブルレインボー」は幸せの前兆とも言われていて、「ダブルレインボー」を見ることができれば幸せが訪れると言われています。どんな幸せが訪れるかはわかりませんが、毎日を幸せな気分で過ごせるでしょう。

「ダブルレインボー」がもたらしてくれた幸せだと実感できる出来事が起こったときは、とてもうれしい気持ちになれるでしょう。

吉兆

「ダブルレインボー」は、「良いことの前兆」「吉兆」とされています。「吉兆」とは、「良いことの現れる前触れ・瑞祥(ずいしょう)」のことを言い、良いことが起こる前触れという意味があります。

「吉兆」という表し方は東洋のもので、東洋と西洋では意味が真逆になったりすることもあります。「ダブルレインボー」を、東洋と西洋で「幸運」や「良いこと」であるという表現をしているのは、珍しいことでもあります。

東洋の人たちも、この貴重な「ダブルレインボー」を「良いこと」だととらえたのでしょう。

「ダブルレインボー」は、夢がかなう予兆とも言われています。空を見上げて祈りをささげる習慣のある人たちにとって、「ダブルレインボー」は神聖なことのように感じられていたのでしょう。

夢の中で「ダブルレインボー」を見ることも、良いことが起こる予兆とされていますが、逆にトリプルレインボーを見ると不吉があるなどと、さまざまな解釈があるようです。

恋愛

「ダブルレインボー」は、恋愛の兆しでもあります。「ダブルレインボー」を好きな人と一緒に見ると愛が深まったり、好きな人を思い浮かべながら見ると恋が叶うなど、いろいろな説があるようです。

ダブルレインボーの言い伝え

二つの虹が同時に空に架かる「ダブルレインボー」には、ハワイなどで「ダブルレインボーは卒業と祝福をもたらす」という言い伝えがあるそうで、「卒業」と「祝福」の二つの意味が込められていると言われています。

「卒業」は、今まで努力してきたことが新たな節目を迎え、苦悩してきたでことが終局に向かっている、という意味があります。今まで努力してきた人を、称え、ねぎらい、励ますメッセージが込められています。

「祝福」は、これから良いことがある、と暗示していて、自分の信じてきた道を進めば世界が開ける、というメッセージが込められています。

ダブルレインボーはなぜできるのか

一つでも珍しい「虹」は、仕組みや原理が解明・理解されていない時代では、とても不思議な現象でした。そんな「虹」でも「ダブルレインボー」がどうやってできるのか、紹介していきます。

角度

「虹」のしくみは、太陽の光が雨粒に反射することによって作られていて、「ダブルレインボー」も普通の「虹」と同じ原理で見ることができます。

実は「虹」には、肉眼で見ることのできる「虹」と、もう一本の「虹」が出ています。光の反射する角度や空の色などが関係して、もう一本の「虹」が見えていないだけなのです。

「虹」が見える条件は、大きすぎず小さすぎない雨粒と、光が反射する角度です。特に「虹」は太陽の光が反射してできたものですから、「光の反射角度」が重要になっています。

雨上がりや小雨の時に、太陽の光と人が見る位置の角度が40~42度になって初めて「虹」を見ることができるのです。

しくみ

「ダブルレインボー」は、肉眼で見ることができる「虹」ともう一本の「虹」が見えることで、肉眼で見える「虹」を「主虹」、もう一本の「虹」を「副虹」と言います。

「主虹」は外側から「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」と見え、「副虹」は逆で、外側から「紫・藍・青・緑・黄・橙・赤」の順に見えています。

「主虹」が出ているときは、必ず「副虹」も出ていて、「副虹」は「主虹」よりも条件が厳しく、見えにくいだけなのです。見える条件として、雨上がりや小雨の時に、太陽の光と人が見る位置の角度50~53度の時に見ることができます。

さらに、少しでも空が曇っていて薄く映る副虹が見えやすい空の色のときに見ることができます。つまり、「主虹」が見える角度の時には「副虹」が見えづらいため、「ダブルレインボー」は見るのが難しいのです。

ダブルレインボーを見たときにしたいこと

「ダブルレインボー」のハワイでの言い伝えには、「ダブルレインボーは願いを叶えてくれる」というものがあります。「ダブルレインボー」に祈りをささげ、願い事をすると叶うと言われていて、「願掛け」の意味があります。

流れ星に願い事をすると願いが叶うのと同じように、「ダブルレインボー」にも同じような願掛けが信じられています。なかなか見れるものではないので、見ることができた時は、願掛けをしてみるといいでしょう。

ダブルレインボーをみて幸せになろう!

いかがでしたでしょうか。「ダブルレインボー」は、写真で見るだけでも、本当に美しいもので、いくら条件が分かっていても、狙って見るのは難しいものです。

見ることができたら本当にラッキーで、下を向いていて幸運の象徴「ダブルレインボー」を見逃さないように、たまには空を見上げつつ、前向きに進んでみてはいかがでしょう。

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