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双子座の神話の簡単な概要・双子座の神話に基づく双子座の性格

Author nopic iconkaoru33
占星術 / 2018年01月19日
双子座の神話の簡単な概要・双子座の神話に基づく双子座の性格

双子座の星座の神話の簡単な概要って?

双子座の神話のあらすじ

双子座の神話は、スパルタ国の王妃レダの物語から始まります。或る日、レダは2つの卵を生みます。1つ目の卵には、クリュタイムネストラ(姉)とカストル(弟)、2つ目の卵は、ポルックス(兄)とヘレネ(妹)の、4つ子です。

ポルックスとカストルは兄弟仲がよく、共に武勇の達人として成長していきましたが、やはり双子であるイダスとリュンヶウスの従兄弟と争うようになり、その争いの中でイダスの槍にカストルが突かれて、死んでしまいます。ポルックスも、従兄弟の双子に深手の傷を受けますが、実はポルックスは、カストルのように死ぬ事ができない、つまり不死身の身体を持って生れた身だったのです。

ポルックスは、怒り狂って、従兄弟である双子の二人に反撃しますが、それでもカストルを失った嘆きは収まることはなく、遂にポルックスは、ゼウスに、自分の命と引き換えにカストルを生き返らせて欲しいと懇願します。

いつも一緒にいたいというポルックスの強い兄弟愛の想いにうたれたゼウスは、カストルを生き返らせて 、二人を半分神半分人として、1日おきに天界と人間界を行き来するようにしました。これが、双子座の神話のあらすじです。

美しき王妃レダの存在って?

レーダー(通称レダと呼ばれる)はギリシャ神話にでてくる女性で、アイトーリア王スティオスの娘で、スパルタ王ティンダリオスの妻です。レダは、とても美しい女性として神話に登場してきます。

ギリシャ神話の主神ゼウスは、スパルタ国の王妃レダの美しさに目を奪われ恋をしてしまいます。愛の女神アフロディテの協力のもとレダに近づくために白鳥の姿に変えます。

白鳥となった自身を鷹(実はアフロディテ)に追いかけ回させて、レダに救いを求め、白鳥を助けようとしてレダは両手を広げて白鳥を招き入れます。レダの胸の中に白鳥(ゼウス)が飛び込んだ結果、俗にいう不倫関係となり、二つの卵が生まれたのでした。

この二つの卵の中からは4つ子が生まれました。男の子が後に双子座となる、ポルックス(最強のボクサー)とカストル(馬術の達人でレスラー)です。

ゼウスとの関係は?

双子座の神話に限らず、ギリシャ神話には欠かすことのできない存在として描かれているのが、神と人間の父、全知全能の神ゼウスの存在です。

双子座の神話に出てくる、王妃レダが産んだ4人の子供のうち、1つ目の卵から生まれた、クリュタイムネストラ(姉)とカストル(弟)の父親は、スパルタ国王ティンダリオスですが、2つ目の卵から生まれた、ポルックス(兄)とヘレネ(妹)の父親は、実はゼウスだったのです。

相反する運命のなかで。

1つ目の卵の中の子は、人間の子ゆえ、やがて死んでゆく運命でしたが、2つ目の卵の中の子は、ゼウスの子、つまり神の子でしたので、不死身だったのです。双子座の神話は、こんな二人の運命からはじまります。

二人の男の子は成長して、兄のポルックスは最強のボクサーとなり、カストルは馬術の達人でレスラーとなり、二人が揃って力を合わせれば怖いものはないと、お互いの力を認め合う異父兄弟ながらも仲のよい二人でした。

ポルックスの願いは?

しかし、従兄弟との争いでカストルが槍で刺されて死んでしまいます。ポルックスも重傷を負うのですが、危ないところでゼウスに助けられます。

カストルの死という、運命をどうしても受け入れられないポルックスは、ゼウスに自分の命を捧げてもカストルを生き返らせて欲しいとゼウスに懇願します。ゼウスは、息子であるポルックスの願いを叶えるべく、冥界の王ハデスと相談して、異父兄弟カストルを生き返らせた事にしました。

二人は、半神半人として、天界と人間界を行き来するようにするため、双子座として天空に昇っていったという神話の内容です。

二人の女性は?

ところで、双子座の星座の神話では、ポルックスとカストルの話がでてきましたが、あとの二人の女性は後に、姉のクリュタイムネストラはミュケイナー王アガメムノンとなった妃となります。しかし、夫の数々の悪態が彼女を怒らせ夫の従兄弟であるアイギストスと不倫関係となり、遂に夫のアガメムノンを共謀して殺してしまいます。

それを子供であるオレステースに、アイギスと共にクリュタイムネストラは殺されてしまうのです。

一方、妹のヘレネは母親譲りの美貌をもち、10年以上の闘いとなるトロイの戦争の原因となり、後にスパルタ国の王妃として君臨します。

4つ子として生まれながら、一方では兄弟愛の象徴として天空に双子座として輝き、他方は、争いの源となる象徴として描かれています。ギリシャ神話に興味がある方は、少し調べて頂くと、神でありながも様々な人間模様があり、またそれに人間が関わると言った神話に更に興味をもたれることでしょう。

従兄弟間の壮絶なバトルの結果は?

祝宴での出来事で?

レダの子供達の従兄弟にあたる、こちらも双子のイダスとリュンケウスという兄弟がいました。ある日二人は、ポルックスとカストルを騙して、持っていた牛を全部盗んでしまいます。ポルックスとカストルは嘆き悲しみますが、それ以上の争いには発展しませんでした。

その後、ポルックスとカストルはレウキッポス王の娘のポイエとヒラエイアという姉妹に恋をしてしまい、姉妹をさらって自国で合同結婚式を挙げることになりました。

結婚式には、従兄弟であるイダスとリュンケウスを招待しましたが、酒に酔ってしまった二人は、ポルックスとカストルに「娘をさらっておいてレウキッポス王には何の礼もしないのか?」などと言いながら、花嫁などの前で、数々の罵声を浴びせて侮辱しました。

仕返しの果ては?

結婚式で侮辱されたポルックスとカストルは、以前にも自分たちの牛を全部盗られた恨みとが合わさって怒りが沸き起こります。そして、その仕返しとしてイダスとリュンケウスのところに忍び込み、以前盗まれた牛を全部取返し、レウキッポス王に献上したのです。

それを知って怒ったイダスとリュンケウスは、ポルックスとカストルに戦いを挑みます。結果、カストルはイダスの槍に突かれて死に、それに嘆き怒り狂ったポルックスはリュンケウスを逆に槍で刺して殺します。

それでも怒りが収まらないポルックスはイダスを追いかけますが、イダスが大きな石を投げつけたためにポルックスは気絶してしまいます。それを見たイダスは、リュンケウスの仇とばかりに、ポルックスにとどめをさそうとしますが、雷がいきなりイダスに落ちた事でポルックスが生き残りました。

男の嫉妬は死闘となる?

結局、従兄弟同士の争いの挙句に、殺し合いの死闘となる原因の一つに、祝宴でお酒に酔ったイダスとリュンケウスの暴言と悪態にあると言われていますが、そのまた原因を作ったのがポルックスとカストルだと神話の中に描かれているものがあります。

叔父アファレウスの子、イダスとリュンケウス兄弟の許嫁の姉妹をさらったのがポルックスとカストルだと言われています。兄弟愛で双子座となり天空に昇ったとされる彼らの、もう一つの側面だとも言えます。

もう一つの双子座?

ドイツの神話って?

双子座の中で特に輝く星は、カストル(α星)とポルックス(β星)にあたる部分をドイツの神話では、「巨人の目」と呼ばれています。

大昔、クーゼという巨人がいて、大鷲の姿となって飛び回っていた折に、三人の神々(主神オーディン、沈黙神へニル、悪神ロキ)が肉料理をしようとしていたところで、火を使うのをクーゼが邪魔をしました。クーゼは、肉を分けてくれたら邪魔はしないと神々に誓うのですが、肉料理が出来上がると、クーゼは全部持ち去ってしまうのです。

それに怒ったロキは、棍棒でクーゼに殴りつけようとしますが、逆にクーゼに捕まり、囚われの身となります。クーゼはロキを放すかわりに、神々が若さを保つために、いつも食べている聖なるリンゴを全部持ってくるようにロキに言います。

聖なるリンゴと神々の怒りって?

ロキはクーゼに聖なるリンゴを渡すとロキは自由の身になりますが、そのことを知った神々からロキは責めたてられます。ロキは鳥に姿を変えて、聖なるりんごを取返しますが、これに気付いたクーゼはロキを追いかけ回します。

それを見ていた神々が大急ぎで枯葉を積み上げて火を放ちます。その火の中に勢い余ったクーゼが飛び込んでしまい焼け死んでしまいました。クーゼの死を嘆き悲しむクーゼの娘に対して、神々はクーゼの目をとって空にあげて慰めたという神話です。

同じ星座でも、双子座の話とは大分違った話となっています。国により人々も見方や感じ方が違うようです。

双子座の別の評価は?

ところで、双子座で一際輝く、カストル(α星)とポルックス(β星)ですが、ローマ神話では、彼らは航海の守護神でもあるとされています。暗闇や嵐の際には、聖エルモの火となって、船の舳先立ち、船乗り達を導くと言われてきたのでした。

双子座の神話における恋愛観と人間関係

名門ゆえの男性の力はすごい?

ギリシャ神話などの神話では、全知全能の神が様々な美しい女性達に恋をして、様々な人間関係や神達のやりとりなどが描かれています。ゼウスが双子座となった兄弟の母レダを騙した形で不倫関係を結んでしまって子供が生まれたと同時に、レダが国王の子供たちさえも生む、その生れ方も卵からとは不思議な神話の設定です。

しかし、その事で、兄弟仲が良く、乗馬や武道の才能あふれ、神や国王の血筋を受け継ぐ名門の血統として描かれた双子座となった兄弟像は、最適な憧れをもてる登場人物として、長く神話として語り継がれているのも事実です。

美しき女性は悲劇のもと?

スパルタ国王ティンダリオスにも愛された、王妃レダの美貌は娘達にあたるクリュタイムネストラとヘレネは双子座となった兄弟と変わらないほどの姉妹の仲が良いにもかかわらず、レダの美貌を受け継いだゆえの女性の苦悩の果て、悲劇となる神話として描かれています。

また、ポルックスとカストルは結婚式で、自分たちの花嫁の姉妹の前で、従兄弟から恥をかかされる事から争いとなり、遂には殺し合いとなるという神話の設定からも、美しき女性は、悲劇の原因になるという考えが神話の中には含まれている考えとして、注目するのもよいかもしれません。

双子座の神話に基づく性格

双子座の神話に基づく性格としては、たとえ双子であっても、神の子と人間の子というように性格が違うほうが、兄弟仲がよく、お互いを刺激し合いながら違う部門で最高の業を磨き合える性格であるといえるでしょう。

また、双子座の神話のように、絶えずお互いを意識しあっている事で、ある意味の一心同体的な行動をとるのも特徴だといえます。

双子座は兄弟愛の象徴

いかがでしたでしょうか?今回は違う運命を背負って生れたにもかかわらず、「同じ日に生まれた兄弟ゆえに死ぬ時も一緒でいたい」というポルックスとカストルの兄弟愛の神話をご紹介しました。

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