年代別の人生に飽きたと感じる要因
まずは、それぞれの年代における人生に飽きたと感じる要因を整理して考えてみましょう。
20代
この数年の傾向として、一部の若者は学校を卒業しても正社員として就職する事なく、フリーターやアルバイトの立場として職についています。近頃ではそれが当たり前のような風潮になりつつあります。
フリーターやアルバイトの立場とは正社員とは異なり、社会人としての大きな責任を担うことを先延ばしにして、学生時代からの責任の少ない立場を継続するという事です。むしろ学生時代において勉強に励んだり、サークル活動に熱中する事が無くなり、さらに正社員としての社会的責任を先延ばしにすれば、いづれは人生に飽きたと感じる事でしょう。
中には、ひとまずフリーターやアルバイトの立場に身を置いて、将来自分のやりたいことに向かって何かしらの努力をする人もいます。しかし、そういう志のある若者は人生に飽きたと感じる事はないでしょう。
30代
この年代で人生に飽きたと感じる要因は、「仕事がつまらない」「責任のある仕事を任されない」といったことや、プライベートにおいては、「結婚をしたいけれど相手が見つからない」「結婚したけれど思っていた結婚生活とは違う」といった事が考えられます。
40代
しかし出世競争に敗れ、同僚や部下に先を越されて落胆する場合も時にはあります。プライベートでは、仕事の忙しさでついつい夫婦の会話も途絶えがちになります。家に帰れば奥さんの愚痴を聞かされ、子供には煙たがれる。そんな時人生に飽きたと感じる事があるでしょう。
50代
プライベートではそろそろ子供達も独立し始め、自分の家庭を持つ様になります。妻との関係も円熟味を帯び、これからの二人の生活の話題も出始めます。
今まで生きてきた半生を振り返り、とても充実していたと満足感に浸り、さらに残りの半生を充実したものにすべく意気揚々とする人もあれば、辛いことやつまらないことが多く、これからのことを思うと先が思いやられると感じる人もいます。そういう人は人生に飽きたと感じる時があります。
60代
60代になっても自分の目標を持ち、それに向かって一生懸命生きる人は毎日を生き生きと過ごすことができます。しかし定年を迎えて何もすることがなくなり、人生に虚しさを感じた時、人は人生に飽きたと感じてしまいます。
年齢別の人生に飽きた時の対処法
20代
フリーターやアルバイトでいることを完全に否定することはできません。しかし学生時代からの延長で過ごすものにとって、やり甲斐を感じることは皆無です。これまでの状態を維持することに甘んじているだけでしょう。
ただ単にそういう気持ちでフリーターやアルバイトを続けるのであれば、人生に飽きたと感じることから抜け出すことはできないでしょう。もしその気があるのなら立場を変えましょう。もう少し責任のある立場に身を投じましょう。そのことで人生に飽きたと感じる気持ちから解放され、なおかつこれからの将来について真剣に考えるきっかけになることでしょう。
30代
ここで考えてみて下さい。あなたが接客業に従事しているとします。あなたの給料は誰から頂いているのですか。お客様ですか、違います。あなたはあなたが従事する会社からもらっています。そしてあなたの仕事ぶりを査定をする上司の査定により、あなたの給料が決まります。
つまりあなたは、上司の仕事の仕方や好みを熟知して上司の思う様な仕事をして、敢えて上司の相性に合わせる事で出世したり、給料が上がりやり甲斐が出てきます。我の強い人はこれができません。自分のやり方で仕事をしたいのであれば、まずは上司の好みの熟知から始めましょう。これが組織というものです。
また、結婚については人それぞれ縁があります。もちろん一生結婚しない人もいます。結婚生活に過大な期待を持つ必要はありませんが、もしその気があるのなら結婚してみましょう。
家庭の中で夫なり妻の立場になることで、今までと違う自分を発見することができます。それは家庭を守る責任感を持つ自分であったり、パートナーを思いやる夫なり妻なりといった自分です。
出会いは読んで字のごとく「出て会う」ことです。自分からアクションを越さない限り出会いはありません。まずは色々な手段を使って「出て会う」ことを実行しましょう。
40代
もし今の仕事を続けるのであれば、今まで自分がやってきた事を棚卸して、何が得意なのか何が人より秀でているのかを考えてみましょう。そうする事で自分の進むべき方向が見えてくる事があります。そこであなたが会社に貢献できる提案をしましょう。
それは今の仕事での新たなる提案であったり、もっと自分を活かせる部署への異動願いかもしれないでしょう。場合によっては転職という手段かもしれないでしょう。給料はあなたの会社への貢献度により支払われます。それがやり甲斐となり次へのモチベーションにつながるでしょう。
また仕事が忙しくて家庭を省みる余裕がない人は、家庭をないがしろにしない方があなたの為です。妻と仲のいい夫、妻から行ってらっしゃいのキスをされる夫はそうしない人より仕事ができると言われています。
つまり、家庭を省みる夫は仕事もできるという好循環をもたらします。どちらか一方ではまさに片手落ちです。
50代
今までの人生を辛くてつまらないと感じていたのなら、まずはこれからの人生を幸せに生きると心に誓って下さい。できれば事あるごとに口に出して下さい。言葉先にありきです。
前向きな言葉を口にする事で、あなたが人生をつまらないと思う考え方を前向きに変える事ができます。すると不思議な事に、あなたの周りに幸せな事が起こり始めます。それでも時々嫌な事は起きます。それ時でさえも前向きな言葉を口にして下さい。
人は考えている事がその人自身です。幸せな人はいつも幸せになる考え方をし、不幸せになる人は不幸せになる考え方をしています。まずは言葉を変えましょう。次に考え方が変わります。すると幸せになれるでしょう。すると人生に飽きたと感じる事が無くなるでしょう。
60代
趣味を持つのも良し、ボランティアに勤しむのも良し、自分の好きな仕事にチャレンジするのも良いでしょう。そうは言っても仕事一筋、真面目なあなたが簡単に変わるのは難しいことでしょう。
しかし考えてみて下さい。人生80年以上です。あと10年も20年も塞ぎ込んだままで過ごすことができますか。あなた自身はつまらないでしょうが、そんなあなたを見る周りにいる家族はもっと辛いものです。
仕事一筋という強い意志があるあなたなら、これからの人生は自分らしく生きると心に誓いましょう。
人生に飽きたと感じてしまう心理
飽きるのはあなたの心が飽きているのです。つまり普段何も考えずに漫然と同じことを繰り返しているから飽きるのでしょう。
つまらない人生に飽きた時の対処法
人生に飽きたらすべきこと
いつも眉間にしわを寄せて暗い表情をしていませんか。暗い表情は 周りの人を不愉快にさせます。それならいつも笑顔でいましょう。笑顔は周りの人を愉快にします。たったこれだけのことから始めて下さい。しかしたったこれだけのことを続けるのは、とても強い意志が必要です。
考えてみて下さい。前向きな言葉を口にしながら不幸せでいられますか。いつも笑顔にしていて人生に飽きたと思えますか。幸せだから前向きな言葉を口にするのではありません。幸せだから笑顔でいるのではありません。前向きな言葉を口にするから幸せになるのでしょう。いつも笑顔でいるから人生に飽きないのでしょう。
まずは前向きな言葉と笑顔、これから始めましょう。全てが変わります。