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ポンチ生地の特徴・ポンチ生地の衣類を着る季節・毛玉の対処法

Author nopic iconイツシオ
カテゴリ:ファッション知識

初回公開日:2017年09月20日

更新日:2020年03月13日

記載されている内容は2017年09月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ポンチ生地の特徴・ポンチ生地の衣類を着る季節・毛玉の対処法

ポンチ生地の特徴・ポンチ生地の衣類を着る季節・毛玉の対処法

ポンチ生地って何、と聞かれてスラスラ答えられる方はあまりいらっしゃらないでしょう。ポンチ生地の特徴と用途、またお手入れ方法などをご紹介致します。

ポンチ生地の特徴

ポンチ生地とは織物組織では両面織り、ニットでは両面編みに含まれる生地の事です。基本の生地の変形したものになります。別名ポンチ・ローマともいわれます。比較的厚手の伸縮性のある生地の事です。

組織

織物は縦糸と横糸を直角に組み合わせていく布地の事です。機織り機で織られていきます。この縦糸横糸の組み合わせ方を組織といいます。一番基本的な組織(織物)が天竺と呼ばれる平織の組織です。この生地は表と裏で見た感じが違っています。片面織りなので薄い生地になります。肌着などに使われます。

次にスムースと呼ばれる両面織の組織があります。この生地は表も裏も見た感じが同じ感じになります。両面織りなので生地が厚めになります。このスムースと同じ仲間にポンチが入ります。両面織りで織られるため透けにくく、ハリ感のある生地になります。

ニット

ニットとは糸と糸を絡ませていく編み物の事です。手編みを想像して頂けばお分かりいただけると思います。この生地は編み機で編んでいきます。編む針がシングル(一重)のものとダブル(二重)のものがあります。

また縦方向に編んでいくものを経編(たてあみ)、横方向に編んでいくものを緯編(よこあみ)といい、織物よりも伸縮性にすぐれています。この方法で編まれたセーターやカーディガンなどをニット製品と呼びます。

ポンチ編みはこの針がダブル針で編まれていくものでダブル・ジャージといわれる仲間になります。インターロックと呼ばれる機械で編まれる物の変形編みになります。細かい編目と弾力性のある編地になります。

ウール

ウールとは羊の毛、羊毛の事です。アンゴラやアルパカ、カシミアなどの毛も広くウールの仲間に入ります。総合して動物繊維の事です。蚕からとれる絹も動物繊維に入ります。広い意味ではこれらの動物繊維を糸状にしたものや、その動物繊維糸で織られたものを総称してウールと呼びます。

ウール100%で織られたり編まれたりしたものはお手入れが難しく、高価な製品になるので、一般的にはウール糸に化学繊維(ポリエステル、アクリル等)を混紡したものを使い製品にします。ポンチ生地は厚手で伸縮性のある生地になるので、このウールの糸を使ってコートやジャケットなどにすることで暖かい製品ができます。

綿など

綿、麻などは植物繊維といいます。上記で説明しました動物繊維とこの植物繊維を合わせて天然繊維といいます。動物繊維と違い、綿、麻などの植物繊維は畑で栽培されるので安価に生産し糸にすることができます。綿は吸湿性が高い反面、洗濯をしても乾きやすいので肌着などに使われます。

また近年では、農薬や化学肥料を一切使わない「オーガニック」という有機栽培方法で育てることで環境を考え、より肌触りの良い生地が作られるようになりました。特にベビー服やパジャマなどに良く使われます。これらの植物繊維を使う事でポンチ生地の様に厚手の生地になってもサラサラした肌触りで夏場の衣料品に使う事が出来ます。

ポンチ生地の衣類を着る季節

前述でもお話ししましたがポンチ生地はダブル・ジャージ生地(両面編み)ですので生地が厚手になります。しかし、両面編みによりハリ感が出て生地がしっかりしたものになるのでレディースのワンピースやスカート、ブラウスなどに使われます。

ウール糸とポリエステル等の化繊の混紡糸などを使うことでコートなどにも使われます。綿糸などを使うと肌触りの良い涼しいシャツなどになります。このため、ポンチ生地を使った服は、暑い時期も寒い時期においても使う糸で生地の厚さが調整でき、季節ごとの服を作れます。

ポンチ生地のフォーマルファッション紹介

フォーマルファッションとは

フォーマルの意味は「正式、型にはまったもの」です。フォーマルファッションとは「正装」ということになります。日本では着物なら既婚の方は留袖、未婚の方は振袖ということになります。洋服ですと海外の様に公式のパーティなどに出席する機会は少ないですから、結婚式の新郎新婦のご両親が着られる服と考えて頂けば良いでしょう。

「正装」の種類でも「正礼装、準礼装、略礼装」の3つに分かれます。正礼装とは格式高い式典や公式行事に着ていくものです。男性ならモーニングコート、女性は昼ならばアフタヌーンドレス、イブニングドレスなどを着ます。準礼装とは一般的な結婚式や入学式、卒業式などに着られるもので、男性はタキシード、女性はカクテルドレスなどになります。

最後に略礼装とは披露宴、音楽会などに着られるもので、男性はダークスーツ、女性はワンピースやスーツなどになります。この場合カジュアルすぎるものは当てはまりません。平服でといわれたら略礼装でということです。

ポンチ生地のフォーマルファッション

フォーマルファッションは3つに分かれていると上記で説明しました。正礼装とはイメージとしては皇族の方々が外国の要人の方をお迎えする際に着用されているドレスなどです。その為伸縮性があるポンチ生地ですと、着ていく服で選ぶには向かない生地になります。

準礼装でしたらポンチ生地を使っていても、デザインがきちんとしたものを選べばいいと思います。一番ポンチ生地が向いているのは略礼装でしょう。デザインとアクセサリーをその場にあったものを選ぶことで、ポンチ生地で作られたワンピースやスーツでも恥ずかしくないものになると思います。

ポンチ生地の毛玉の対処法

ポンチ生地は比較的しわになりにくく、毛玉にもなりにくい生地です。しかし着ているうちにどうしても毛玉はできてしまいます。脇と袖がすれるところや、バッグなどが当たるところなどは摩擦によって毛玉ができやすくなります。

また、使われている糸によってもできやすいものがあります。ウールなどと化学繊維との合繊のものやアクリル100%のものはできやすい傾向にあります。対処としては、1日着用したら2、3日休ませる、バッグなどを同じ肩にかけないようにするなどがあります。洗濯の際もネットなどに入れて他の衣類と絡まないようにすることも大事です。

もし毛玉ができてしまっても、手でむしって取ったりしない事です。むしったところからまた糸が出てしまって毛玉を作る原因になるからです。毛玉ができてしまったら、毛玉取り器でそっと取るようにしましょう。

ポンチ生地を販売しているネットショップ紹介

ポンチ生地を扱っている通販ショップですが、検索すると楽天市場にたくさんあります。数々の生地屋さんがポンチ生地を販売しているのでリンク先などを参考にしてください。比較的安い生地から少々値の張る生地まで様々です。皆さんの作る用途に合わせてポンチ生地を選んで下さい。

ポンチ生地の洋服

ポンチはゴム編みダブルニットの基本となるミラノリブの編み方に似ていることからモックミラノリブとも呼ばれています。ミラノリブはイタリアのミラノで作られたことからこの名前がつきました。

ポンチは両面編みの緻密性とミラノリブの弾力性を合わせ持った生地になります。ポンチは選ぶ糸でハリのある透けにくい生地になったり、暖かいニットになったりします。その為色々な用途に使え、子供服から紳士、婦人服まで幅広く使われる生地になります。値札にもポンチと書かれている商品もありますのでぜひ探してみて下さい。