言ってもやめない人とどう付き合えばいいの?
今回はそんな「言ってもやめない人」とどのように付き合えばお互いにとって良い方向に向かうのかを考えていきましょう。
言ってもやめないのはやめられないから?
言ってもやめない3タイプの特徴と心理
言ってもやめない頑固者
頑固な人というのは、自分の考えや行動を否定されるのが一番嫌いです。自分の経験や置かれた環境から導き出した答えを信念として持っており、例え、誰が見ても間違っていることだとしても、ずっと貫いているその信念を曲げられることを極端に嫌います。
話を聞こうともしていないので、言ってもやめないのはある意味当然でしょう。
言ってもやめない自信家
自分の信念を曲げてくるのが気に入らない頑固者とは違い、自信家は自分の意見が絶対に正しく、他の人が間違っていると思っているから、言ってもやめません。自分が賢く素晴らしく特別だと思っていますので、人の意見は一切受け入れません。
受け入れないだけではなく、見下している人から注意されて、苛立ちを感じていることもあります。
言ってもやめない天邪鬼
わざと人の嫌がることをしたいという天邪鬼は、言ってもやめないどころか、言ってしまったことによって状態が悪化する場合もあります。
怒ってる人や困ってる人を見て喜ぶようなところもありますので、あからさまにそういう態度を見せると調子に乗ってもっと手が付けられなくなる可能性もあります。
男女別嫌なことを言ってもやめない理由は?
言ってもやめない男
幼少の頃に女の子に意地悪して、怒られているのに嬉しそうにしている男の子を見たことがありませんか?あれは男性特有の心理状態で、女性と比べ、コミュニケーション能力の低い男性の愛情表現の一つだと言われています。男性は生涯、お気に入りの女性や好きな女性に対して子供っぽい意地悪をしてしまうものです。
同性が言っても聞かない場合は、言われた相手のことをナメている、コケにしていることが多いです。実力、能力がものをいう男性社会で、自分の方が上だということを拒否することによって、相手に知らしめているのです。
言ってもやめない女
女性はコミュニケーションが得意で、自分の気持ちを上手く言葉にして伝えることができますが、不満がたまってくると無口になり、行動で示すようになります。言われてもやめないことで、何かしらの蓄積された気持ちを伝えているのでしょう。
言ってもやめない人の対処法
最善策は縁を切ること
しかし、そう簡単に人間関係を断ち切ることはできません。言っても聞かない相手が家族にいた場合は、一生縁を切ることなどできません。
言ってもやめない人と関わっていくための現実的対処法をいくつか挙げてみます。
言い方を変えてみる
要望を伝えるとき、強い口調で相手の言動や行動をただ否定するような言い方をしてはいませんか?人間は命令されていると感じると、無意識のうちに拒否してしまいます。あなたも行動を強制されると拒絶したくなりませんか?
「~をやれ」「やるな」ではなく「やってくれてありがとう」「すごいね」など、感謝や良い評価を含む言葉に変えるだけで、行動に移してくれるようになることもあります。
また「~してくれると助かります」「~してくれると嬉しいです」など、お願いや好意を伝えることにも人を動かす力があります。
誰でも命令や強制によって支配されるのではなく、頼られたり褒められたりする方が言うことを聞きたくなるものです。
人に頼んでみる
言ってもやめない人が一目置いている人に頼み、代わりに言ってもらいましょう。すると嘘のように行動に変化が現れることもあります。嫌々ではなく、本人も気持ちよく対応してくれるので、あなたがイライラしながら伝え続けるより話は早いです。
上司や目上の人など、その人が言い返せない、従うしかない相手に言ってもらうのも効果的ですが、あなたがそう仕向けたことがわかってしまうと、不満の矛先があなたの方に向いてしまいますので、あまりおすすめはしません。
本気だということをわからせる
損事柄について本気でやめてほしいと思っていることを、相手にもわかるように正確に伝えることも大切です。笑いながら言ったり冗談ぽく流したしせずに、しっかり自分の意思を伝えましょう。
どうにもならなかったら割り切ろう
あなたがイライラしていてもしていなくても、相手の態度が全く変わらないのであればイラつき損です。発散できないストレスをため込むのは精神衛生上よくありません。すっきりと割り切って、快適に過ごしましょう。
「あなたが言うなら」と一目置かれる存在を目指そう
言ってもやめない人のような、自分と合わない人はどこに行っても一定数は存在します。相手にとってはあなたが「自分と合わない人」だということも忘れてはいけません。自分の価値観を押しつけない、柔軟さ、謙虚さを持ちましょう。
そうして人間的魅力を上げていくことによって「あなたが言うなら」と一目置かれるようになり、あなたの意見に賛同してくれる人も次第に増えていくでしょう。