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中華鍋の手入れの方法とサビ・油の手入れの仕方

更新日:2020年08月28日

中華料理や高温での炒め物などにかかせない中華鍋。誰でも一つは持っているのではないでしょうか。でも、中華鍋のお手入れは正しくしないと、焦げ付いたり錆が出て来たりしてしまいます。ここでは、そんな中華鍋の正しいお手入れ方法をご紹介いたします。

中華鍋の手入れの方法とサビ・油の手入れの仕方

中華鍋の手入れ方法

中華鍋は、一つあれば中華料理以外にもいろいろな料理に使えて、とても便利です。嫁入り道具に持っていった人などもいらっしゃるかもしれません。どこの家庭にも一つはあるのではないでしょうか?でも、鉄の中華鍋は少し重たいし、手入れも難しそうだしと思っている人もいるかもしれません。

実際、家にはあっても使わずに手入れもせずに置いていたら錆がきてたということもよくあることです。中華鍋のお手入れはどのようにすれば良いのでしょうか?

ためしてガッテンで放送された新品の中華鍋の手入れ方法

中華鍋のお手入れ方法は、知りたい方が多いためか「ためしてガッテン」というテレビ番組でも、放送されたことがあります。ただしこちらは、新品の中華鍋をいつまでもきれいに使う、お手入れ方法です。

1.新品の中華鍋を空焼きします。表面に塗ってある錆止めの黒い塗料を焼くためです。酸化皮膜を作るために、鍋全体が青光りするまで30分位焼くようにします。
2.鍋を十分に冷ました後に塗料の燃えカスを水洗いします。
3.鍋に油を引いてくっつきにくい野菜などを10分位炒め、油をなじませます。1,2回すると良いでしょう。
4.1分程余熱して空焼きをしてから油をたっぷりと注いで、強火で30秒ほど加熱します。油を鍋全体になじませます。そして油をその後戻します。返し油という方法です。その後、調理に必要な分だけ油を入れて普通に調理します。4.を次から調理する時はいつもするようにします。
5.食べ終わった後は、鍋がさめてから普通に水洗いします。

中華鍋を買った時は、最初のお手入れが肝心です。

焦げ付くようになってしまった中華鍋はやすりなどでお手入れ

新品の中華鍋ではなく、すでに焦げ付くようになってしまった中華鍋はどうしたらいいのでしょうか?このお手入れ方法も、ためしてガッテンで紹介されていました。

1.布やすりで中華鍋を徹底的に磨きます。焦げの下から地の鉄が見えてくるまで磨きます。こびりついた汚れや酸化皮膜も全部こそぎ取ります。番組では布やすりでしたが、ない時は、サンドペーパーや磨き粉でも良いと思います。
2.そして、その鍋を水洗いします。その後火にかけて十分に強火で空焼きします。約15分ほどで良いでしょう。
3.空焼きしていると、黒さびで色が変わってきます。この黒さびが赤さびを防ぐのです。
4.鍋を傾けて、へりの部分もきちんと空焼きしましょう。
5.鍋を冷ましてから水洗いをします。
6.もう一度鍋を加熱して、油をたっぷりと入れます。油を回してなじませます。その後油は戻します。1.2回すれば良いでしょう。
7.調理するときは、いきなり焦げ付きやすいチャーハンなどはせずに野菜炒めなどから、使い始めましょう。

中華鍋の焦げ付き癖を治す他の方法

ためしてガッテンの焦げ付き直しのお手入れ方法は、効果があるようですがちょっと大変そうです。結構な力仕事です。中華鍋でチャーハンを炒めたりしていると、同じ場所ばかりにこびりついたりすることはありませんか?そんなふうに部分的な焦げ付き癖が中華鍋についてしまった時は、もっと簡単なお手入れ方法があります。塩を使う方法をご紹介しましょう。

1.乾いた中華鍋に塩をひとつかみ入れて加熱します。
2.鍋が熱くなってきたら、火にかけたまま木綿のふきんを畳んで持ち、塩で中華鍋を洗うように強くこすります。塩が熱くなるので火傷しないように気をつけましょう。
3.10秒ほどこすったら塩を捨てます。その後すぐに使う時は残った塩をふき取って油を引いて普通に使います。すぐに使わない時は残った塩をさっと洗い流して、火にかけます。水気をふきとって乾いたら火を止めます。その後、キッチンペーパーに油をつけて拭っておきます。

この方法なら、簡単にできます。

中華鍋のサビの手入れ方法

錆にも2種類あります。黒錆と赤錆です。中華鍋の使い始めのお手入れでは、わざわざ黒錆を作る方法でした。黒錆は鍋の表面を覆うことで鍋の内部の腐食を防いでくれます。だから中華鍋の味方なのですが、反対に厄介なのは赤錆です。赤錆は進行していくのです。放置しておくと腐食していき使い物にならなくなります。赤錆が付いた鍋で調理すると味にも影響しますので、なるべく早く錆を落とした方が良いでしょう。

ためしてガッテンの中華鍋の焦げ付きのお手入れも、赤錆はおとせますが、別のお手入れ方法もあります。備長炭を使う方法です。そのお手入れ方法をご紹介しましょう。

1.備長炭を水につけます。水分をしっかりと含ませることで滑りがよくなります。
2.水をたっぷりと含ませた備長炭で中華鍋の赤錆を擦り落とします。備長炭の水気がなくなってきたら再度水を含ませて擦りましょう。
3.その後、炭の粉や錆のカスをお湯で洗い流します。
4.中華鍋を火にかけて水気を完全に飛ばしましょう。
5.中華鍋が冷めたら、鍋全体に食用油を塗ったら出来上がりです。

中華鍋の油の手入れ方法

ためしてガッテンの新品鍋のお手入れにも出てきた、返し油という方法。新品の中華鍋でなくても、この返し油こそが、いつまでも焦げ付きにくく黒光りした中華鍋を保つコツなのです。もう一度返し油の方法をおさらいしてみましょう。

軽く空焼きした中華鍋に多めの油を入れます。油をお玉などでよく馴染ませます。そしてその後油を戻し、それから普通に調理します。調理するたびに、この返し油を行うことで油の膜が、いい具合に中華鍋に浸透するのです。

中華鍋用のお玉の手入れ方法

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初回公開日:2017年09月26日

記載されている内容は2017年09月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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