疲れてもうやだと思ったときの気分転換
疲れて「もうやだ」と思う時、気分転換するのにはどのような方法があるでしょうか。ここではどんな悩みにも共通する気分転換の方法をご紹介します。
まずはリラックスできる状態をつくること
疲れて「もうやだ」と思った時は、まずリラックスできる状態をつくることが何よりも大切です。「もうやだ」と感じるのは身体が「休め」と合図を送っているからです。
人間には激しく活動し興奮させる交感神経と身体の疲れをとる副交感神経の2つの神経があります。疲労から回復させる副交感神経を優位にすればリラックスした状態を作ることができます。リラックスできる状態をつくるためには、静かなところでゆったりと身体を休める必要があります。「もうやだ」と思ったら今やっていることから一旦離れて、休むことを優先しましょう。
いつもと場所を変えてみること
気分転換には場所を変えてみるというのもです。日ごろ縁のないようなところに行ってみると、今まで思いつかなかった考えや発見があります。また、歩くというのは気分転換だけでなく、身体をリフレッシュするのにも効果的です。
電車や車を使わず、散策するように移動するとちょっとした旅気分を味わえます。もうやだと思うことがあった時に出かける余裕があるなら、いつもはいかない街に行ったり、知らない駅で降りてみたりすると良い気分転換になるでしょう。
「やらないこと」を決める
「やりたいこと」や「やらなきゃいけないこと」をリストアップしているという人は多いでしょう。しかし「やらないこと」もリストにしてみると良いということを知っている人はあまりいません。やりたいことや、やらなきゃいけないことばかりに目を向けてしまうと、煮詰まって「もうやだ」という感情を強化してしまうことがあります。
「やらないこと」を意識してみると、今までの生活の中にあった不必要なことやしなくても良いのにやっていたことが見つかります。やらないことを決めて、本当にやりたいことにフォーカスすれば「もうやだ」という気持ちも和らぎます。
「もうやだ」が口癖の人の心理
「もうやだ」とよく呟く人はどのような心理でいるのでしょうか。ここでは「もうやだ」が口癖の人の心理について考えていきます。
「もうやだ」は限界が来ている証拠
「もうやだ」が口癖の人は、無理をしていることに気付かず、身体に限界が来ている状態にあります。特に定期的に小声で「もうやだ…」と呟いている人は疲労で身体だけでなく心もおかしくなってきている可能性があるので注意が必要です。
もしもあなたが「もうやだ」という気持ちで毎日を過ごしているなら、必ずどこかで無理をしています。休むことは悪いことでは決してありません。「もうやだ」と感じた時は周りに構わず休みましょう。
言葉にすることでストレスを発散?
「もうやだ」が口癖の人の中には、感情を言葉にすることでストレスを発散している人もいます。このような人はストレスをこまめに発散することが上手な人です。「もうやだ」と呟くことによってストレスや疲れを吐き出せるなら、それに越したことはありません。
自分の感情を言語化することはストレス軽減につながります。ただし、周りの人に「もうやだ」と高い頻度で言い続けると、過度な心配をされたり反対に「駄々をこねている」と見放されたりすることがあるので要注意です。
見放されていると感じているのかも
「他人から見放されている」、「誰も信じられない」と考えている人にも「もうやだ」が口癖な人は多くいます。周りからすれば子どもっぽいと思う口癖ですが、本人は大きな悩みを抱えていることがほとんどです。「もうやだ」とよく呟いている人、大きな声に出して主張する人がいたら何故「もうやだ」と感じるのか聞いてみましょう。
うまく言葉にできないという人は「もうやだ」という言葉以外で感情を表現するようにすると自分の考えが客観的に把握できるようになります。「もうやだ」と思うのには人それぞれ理由があります。本人も周りにいる人も原因はなにか考える必要があります。
「恋愛」がもうやだと思ったときの対処法
失恋をしたり、好きな人と思うようにいかなかったりする時、恋愛が「もうやだ」と感じることがあります。ここでは恋愛が嫌になった時の対処法を見ていきましょう。
恋愛から離れてみる
恋愛が「もうやだ」と感じたら、少しの間だけでも良いので恋愛から離れてみましょう。「恋愛をしていないと駄目な気持ちになる」という人もいますが、人生は恋愛だけで構成されているわけではありません。
好きな人がいる人も、恋人がいる人も、「しんどい」「もうやだ」と思ったら一度恋愛から遠ざかる必要があります。「恋は盲目」という言葉があるように、恋愛をしていると自分を見失いがちです。まずは客観的に自分の気持ちを見つめられる状態をつくりましょう。
友達と話す
恋愛に疲れたら友達と話す機会を設けましょう。日ごろから恋愛相談をしているという人はいつもとは違う話をするようにします。恋愛相談ばかりの人は恋愛中毒の可能性が高く、友達からも「恋愛至上主義」と思われてしまうことがあります。
友達とは他愛のないことを話し、客観的な意見をもらうことで今自分がどういう状態にあるのか把握するようにします。ただし、恋人がいる人は異性の友達と会う機会が多すぎると思わぬトラブルにつながりかねないので注意しましょう。
旅に出る
恋愛からいったん離れて旅に出てみるというのも「もうやだ」と思った時に有効な手段です。一人か友達と出かけましょう。旅といっても遠くの国に行く必要はありません。もちろんできるだけ遠くに行きたいという人はそれでも良いですが、近くの街や身近な観光地を歩くだけでも十分気分転換になります。
大切なのは恋愛を忘れて楽しめるかどうかです。恋愛が「もうやだ」と思う時は行ってみたいところを思い浮かべるようにします。それから旅行の計画を念入りにすると、恋愛以外にも楽しいことがあるということを感じることができます。
趣味を見つける
「もう恋愛なんてしたくない」と考えている人は、打ち込める趣味を見つけましょう。これまで恋愛のことばかり考えてきたという人は、恋愛以外の趣味を持っていないという人が大勢います。
打ち込めることが恋愛しかなかったというだけで、自分だけで楽しめる趣味を一度見つけてしまえば「もうやだ」と思わなくてすむという人もいます。インドアでもアウトドアでも趣味にできるものはたくさんあります。まずは手当たり次第にやってみて、面白そうと思ったことに力を注いでみてください。
「婚活」がもうやだと思ったときの対処法
婚活に一生懸命な人がある日「婚活なんてもうやだ」と思うことがあります。婚活が嫌になってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。ここでは婚活が嫌になった時の対処法をご紹介します。
自分の中の「焦り」と向き合う
婚活が「もうやだ」と思った時は自分の中の「焦り」と向き合う時です。婚活を一生懸命してきたという人は自分の年齢や将来に不安を抱えている人がほとんどです。これまで熱心に婚活をしてきたのに突然「もうやだ」と感じるようになった場合は無意識のうちに溜まった「焦り」が原因である可能性があります。
自分の中にある不安や焦りと向き合うことで、溜まっていたもやもやした気持ちを少しずつ解消していきます。感情をうまく言葉にできない時は思ったことを紙に書き出すと考えがまとまりやすくなります。
理想と現実のギャップを考えてみる
婚活をしている人が悩みを抱えてしまう原因の一つに、「理想と現実のギャップについて考えられていない」というものがあります。理想と現実に差があることは当たり前のことですが、理想にばかり目が行ってしまい現実が疎かになってしまうという人が多くいます。
そういう人ほど婚活がうまくいかない時、原因を深く分析せず「もうやだ」と思ってしまいます。婚活に疲れてしまった、でもまだ諦められないという人は理想と現実のギャップを分析するところから始めてみましょう。
婚活以外にもやりがいを見つける
婚活に熱心な人ほど婚活以外のことに興味を持つ必要があります。特にやりがいと思えることが一つでもあると、婚活がうまくいかない時でも心が折れにくくなります。また、婚活以外にやりがいとなる趣味を見つけると、そこから発展して仲間ができたり、思わぬ出会いがあったりします。
趣味によって得られるものは他にもたくさんあります。「婚活なんてもうやだ」と感じる時も、それでも婚活を続けたいと思う時も、婚活以外にやりがいとなることを持っておくようにすると良いでしょう。
「人間関係」がもうやだと思ったときの対処法
ここでは人間関係が「もうやだ」という人への対処法をご紹介します。
スマホの電源を切って一日過ごしてみる
人間関係が「もうやだ」と感じる時は、スマホの電源を切って一日過ごしてみることをします。普段はあまり意識していませんが、人は毎日スマホを触り、SNSやメッセージアプリの通知を気にしています。
一日だけでも手を休め一人になる時間をつくれば、人付き合いによる疲労が軽減されます。人間関係に疲れていて、「もうやだ」と感じる人は生活に支障をきたさない範囲で人との連絡を絶ち切ってみる、というのはいかがでしょうか。
「自分だけの居場所」をつくる
自分だけの居場所をつくるという手も人間関係による疲れを減らすのに効果的です。「居場所なんてつくれない」と思っている人は、複数のコミュニティに所属するようにしましょう。人間関係は一つのコミュニティに限定されがちなものです。
一つのコミュニティにずっといると、人間関係が面倒になった時、逃げる場所がなくなってしまいます。今は趣味仲間や同じ業種の人同士でコミュニティをつくることが比較的簡単になっています。一つのコミュニティにしかいないという人は新しい居場所を探してみましょう。
見ず知らずの人に打ち明けてみる
見ず知らずの人に悩みを打ち明けるというのも人間関係が「もうやだ」と感じる人に対処法です。人間関係がつらい人は、決まった相手に悩みを相談する人が多くいます。しかしいつも同じ人では相手も疲弊してしまいますし、その相手との仲がこじれた場合、話せる人がいなくなってしまいます。
そうならないためにも相談できる相手は複数確保しておくようにします。相談相手に見ず知らずの人が良いというのは、人間関係を一から構築せずにすむからです。学生ならバイト先の人や授業で知り合った人、社会人なら居酒屋などで出会う人など浅い関係を保てる相手はたくさんいます。人間関係に疲れたらよく知らない人とも話してみると良いでしょう。
「引き離しの法則」を意識する
「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。しかしこの「引き寄せの法則」は「引き離しの法則」とセットでなければ意味がないということを知っている人は多くありません。
「引き離しの法則」とは、簡単に説明すると「手にしているものは必ず失うことになるのだから、あまり執着しないこと」という内容です。私たちが今所有しているものはいつか必ず失う日が来ます。
それは人間関係も同じです。関係に執着すると、物事が良くない方向に進んでしまいます。人間関係について悩んでいる人はこの「引き離しの法則」について意識してみてください。
「仕事」がもうやだと思ったときの対処法
仕事に対して「もうやだ」と感じる人もたくさんいます。ここでは仕事がつらい時の対処法について見ていきましょう。
どの部分が嫌なのか言語化する
仕事が「もうやだ」と思った時は、ます仕事のどの部分が嫌なのか言語化してみましょう。なんとなくいやだなと感じている場合、仕事とは直接関係のない部分で「もうやだ」という気分になっている可能性があります。
例えば、室温が合っていない、オフィスの内装が暗い、通勤時間が長いなど環境による要因も考えられます。何が嫌になっているのかを考えて、それが仕事のことなのかそれ以外のことなのかを見極めることで、「もうやだ」と思ったことの対処がしやすくなります。
こまめに弱音を吐く
周りの人にこまめに弱音を吐ける人ほど忍耐力があるといわれています。だからといって我慢する必要はありませんが、人に悩みを話すことは「もうやだ」と思うことを軽減します。さらに、そのような気持ちになることの予防にもなります。
同僚や先輩、上司に話せないことならば、友達や家族に相談してみましょう。弱音を吐くというのは格好悪いことだと思う人が多いですが、周りを頼れずにおかしくなってしまうよりは良いことです。弱音やストレスは定期的に吐き出すようにしましょう。
「手放してもいい」と考える
もしかしたら仕事が「もうやだ」と感じるのは、心に限界が来ているからかもしれません。そのような場合は休職する、転職するといった選択肢も検討しましょう。今の仕事を続けていたいという人にも、一旦仕事を離れた方が良い人はいます。
「手放したくない」という感情に支配されていると、今の仕事しか目に入らず、無意識のうちに溜めているストレスに気付かないことがあります。「もうやだ」と感じた時、自分が無理をしていないかちゃんとチェックしましょう。無理をしているようなら、今の仕事について考え直す機会だと捉えると少し気が楽になります。
「就活」がもうやだと思ったときの対処法
面接などで疲れている就活生は「就活なんてもうやだ」と思う人が多くいます。ここでは就活が嫌になってしまった時に考えられる対処法をご紹介します。
一旦休む
試験や面接に疲れて「もうやだ」と感じている人はいったん就活を休んでみてはいかがでしょうか。「休んでいる間に選考が終わってしまう」「取り残されてしまう」と感じる人も多いでしょうが、企業の中には通年で採用活動を行っている会社や、春先まで活動を続けている会社がたくさんあります。
休むことは諦めるということではありません。いったん就活から離れてみることで自分の中にある焦りや不安と落ち着いて向き合う方が、つらい気持ちのまま活動し続けるよりも良い方向に進むことがあるということです。就活が「もうやだ」と感じた人は休むという選択肢もあるということを忘れないでください。
就職以外の道も考えてみる
就活が「もうやだ」と感じる人の中にはこれまでの人生を就活のために過ごしてきたという人がいます。このような人は就活でつまずいてしまうと「こんなはずではなかった」と他の人よりも落ち込んでしまう傾向があります。
人生には就職以外の道もあります。フリーター、専業主婦、起業など人によって進む道は様々です。就活浪人や進学という選択肢もあります。就職しか考えていないという人も他にも選択肢があるのだということを少し意識するだけで気が楽になります。就活で行き詰ったら、他の選択肢についても考えてみましょう。
もう一度できそうなタイミングを見極める
就活に対して「もうやだ」と感じて休んでいる人も、「いつかは就職しなければ…」と焦ってしまうことがあります。もう一度チャレンジしてみようと思えるタイミングがあったらそこからリスタートできるというのも就活の良いところです。
内定式に間に合わない場合でも、入社式までに間に合えばOKという会社も少なくありません。また、春に募集していた大手企業も秋採用をしていることがあります。心に余裕ができ、もう一度できそうだと感じるタイミングがあったら迷わずチャレンジしてみましょう。
「肌荒れ」がもうやだと思ったときの対処法
最後は肌荒れが「もうやだ」と感じた時の対処法です。基本的なことばかりですがどれも大切なことですので要チェックです。
生活習慣を見直す
肌荒れが「もうやだ」という人はまずは生活習慣を見直しましょう。睡眠時間や食事の内容、タイミングなどによって肌の状態は大きく左右します。現在の生活リズムを把握し、改善できるところから改善していくことが肌荒れへの一番の対処法です。
情報に踊らされない
世の中は肌荒れに効く薬や化粧品の情報で溢れています。肌荒れをどうにかしたいからと、あれもこれもと試していくと、あまり効果がなかったり、失敗してしまった時のがっかりが大きくなってしまいます。本当に必要なものは何か、きちんと見極めて情報を選んでいくようにしましょう。
「もうやだ」と感じたら一旦休みましょう
今回は「もうやだ」と感じことへの対処法を場合別でご紹介しました。どんなことであっても「もうやだ」と感じたらそのことからいったん離れてみて、落ち着いて考えられるようにすることが大切です。「もうやだ」という感情をなるべく減らして幸せな毎日にしていけるようにしましょう。