何だかネガティブなイメージ!?「どうせ」と言う人の心理・特徴
口癖の中でも特に多いと言われているものの1つに、「どうせ」というフレーズが挙げられます。口癖がないという方でも、「どうせ」というフレーズを口に出した経験は、ほとんどの方があると予想できます。「どうせ」という言葉は、日常生活でもよく使われる大変身近な言葉ですが、少々ネガティブなイメージだと感じる方も少なくないでしょう。
そこで今回は、「どうせ」というフレーズをテーマにして、「どうせ」と言ってしまう人の特徴や心理などをご紹介していきます。
「どうせ」と言ってしまう人の心理
冒頭でも触れたように、「どうせ」という言葉にはネガティブなイメージをお持ちの方も少なくありません。その為、「どうせ」と頻繁に言う人に対して、不快感を抱いてしまう人もいます。しかし、どのような心理から「どうせ」というフレーズを言ってしまうのかを把握することで、そのような人への考え方や向き合い方についても、変わってくる可能性があるでしょう。
「どうせ」と言ってしまう人の心理【1】:諦めている
上記のような背景から、「どうせ」をよく口にする人は、物事や人生を諦めていたり、期待をしていなかったりする場合があると言えるでしょう。
「どうせ」と言ってしまう人の心理【2】:自分を守っている
上記のような人は、物事や人生に対して期待して、裏切られたりがっかりしたりすることを恐れていると予想できます。期待をすると、その通りになった時は嬉しいものですが、期待通りにならなかった場合に、ショックを受けることにもなります。
このように、後からがっかりしたり傷付いたりしたくない為に、「どうせ」と言うことで自分に言い聞かせ、期待が裏切られた場合も傷付かないで済むようにしているのです。
「どうせ」と言ってしまう人の心理【3】:言い訳
「どうせ、やっても無理だと思う」「練習したってどうせできない」といったように、「どうせ」というフレーズは時として、言い訳や口実に使われることもあるのです。
「どうせ」が口癖の人の性格
以下のような性格の方の中には、無意識に「どうせ」というフレーズを会話などで使用してしまう方がいらっしゃると言われています。思い当たる部分がある方は、ご自身の言動と比較してみて下さい。
「どうせ」が口癖の人の性格【1】:マイナス思考
マイナス思考の方は、物事が失敗したり上手くいかなかったりする可能性を考えてしまいやすく、最初から弱気になっていることが多い為、「どうせ」を口癖にしている人もいらっしゃると予想することができます。
「どうせ」が口癖の人の性格【2】:リアリスト・現実主義者
現実的な人々は、全てを諦めているわけではありませんが、自分にとって都合が良い展開や結果を期待することが少ないので、「どうせ」というフレーズをよく口にすることが多いのです。
「どうせ」と言ってしまう癖を改善する方法
しかし、あまりにも何度も「どうせ」と言っていると、周囲の人に暗い印象を与えたり、自分自身もネガティブな気持ちになってしまったりする可能性があります。「どうせ」というフレーズをよく口に出してしまう方の中には、何とかしてあまり言わないようにしたいと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そこで続いては、「どうせ」という口癖を改善する方法について考察していきます。
「どうせ」という口癖を改善する方法【1】:「きっと」へ置き換える
また、「どうせ」というフレーズを言ってしまいそうになったら、「きっと」という表現に置き換えるのも、1つの改善方法だと言えそうです。「どうせ」も「きっと」も、憶測で使われることが多い言葉ですが、「きっと」の場合は「きっとできる」「きっと成功する」といった、ポジティブな使い方もできます。
ですから、「どうせ」を「きっと」へと置き換えることで、次第に気持ちや考え方も前向きなものになる可能性があるでしょう。
「どうせ」という口癖を改善する方法【2】:家族・友人に協力してもらう
しかし、家族や友人などに、自分が「どうせ」と言ってしまったら、その都度指摘してもらえるように頼んでおくと、客観的な目線で「どうせ」と言っているかどうかが分かります。
指摘をされる度に、自分が「どうせ」と言っていることに気付くことができるのです。指摘される度に意識をするようにしていくことで、「どうせ」と口にしてしまう頻度や回数を徐々に減らしていくことができる可能性があります。
「どうせ嫌われる」という言い訳をしない方法
続いては、上記のように、人間関係においてすぐに「どうせ嫌われる」と諦めたりネガティブになったりしてしまう心理や姿勢を改善していく方法について考察していきます。
「どうせ嫌われる」と言わなくするには【1】:自分に自信を持つ
ですから、コンプレックスを克服したり、自分に自信をつけたりすることで、上記のような状態を改善し、人間関係に対しても悲観せずに済むようになる可能性があります。まずは、人から好かれる人とはどのような人なのか考え、そのような人物像に近付けるよう、考えてみることをおすすめします。
「どうせ嫌われる」と言わなくするには【2】:嫌われても良いと思うようにする
ですから、上記のような思考の方は、人から嫌われることへの恐怖心を克服することで、「どうせ嫌われる」などと思ったり言ったりしなくても済むようになる可能性があります。人に嫌われることは、確かに良いことではありませんが、人に嫌われたからと言って、自分の人生が終わってしまうわけではありません。
人に嫌われることへの恐怖心を取り除いていけるよう、割り切ることをおすすめします。
少しずつ意識して「どうせ」から卒業しよう
「どうせ」というフレーズは、日常生活でも聞き慣れたものです。その為、多くの方が「どうせ」というフレーズは気軽に口に出してしまいがちです。しかし、「どうせ」というフレーズをあまりにも連発すると、周囲の人にネガティブなイメージを与えてしまいます。
また、自分自身も暗い気持ちになってしまう危険性があるので、なるべく「どうせ」という言葉を口に出すことは、控えた方が良いでしょう。「どうせ」というフレーズを口癖にすることで、失敗や挫折ばかりをイメージしてしまうようになってしまう危険性もあるのです。
自分に自信を付けたり、コンプレックスを改善したりといった工夫をして、「どうせ」という心理や口癖から卒業できるよう、努力していくことが大切です。