知識を深めるのと知識を広げることの違い

例えば世界の賞として知っている賞にノーベル賞があるという程度の知識だったものを、ノーベル賞の中味を掘り下げていくのが、知識を深めるということになり、知識を広めるということは、ノーベル賞意外に世界にはどのような賞があるか探し、見つけていくというようなことが深めると広げることの違いになります。
知識を深めるとは?
知識を深めるということを簡単な例で示すと、ノーベル賞という言葉を知っている程度の知識だった内容をどこの国で、誰がいつから始めたのか、ノーベル賞には平和賞や医学賞の他にどのような賞があるのか、日本人で最初にもらった人は誰なのか、何の賞を受賞したのかなどどんどん気になることを追求していくことです。
ノーベル賞という言葉だけ知っていた最初の知識が、どうして?どうして?と次々に考えていくことでノーベル賞に対する知識がどんどん増えていきます、これが知識を深めることとになります。
知識を広めるとは?
知識を広める例として、ノーベル賞を取り上げてみると、ノーベル賞しか知らなかった知識を、世界に同じような賞はないのだろうか?スポーツ関係ではオリンピックや種目ごとの世界大会があるけれど、スポーツ以外にないだろうか?世界に面白い賞はないだろうか?と考えて調べてみるとノーベル医学賞と同様な権威のある賞にカナダのガードナー財団が授与しているガードナー賞というのがあり日本人も受賞していることが分かります。
その他、風変わりな研究や笑い、時には皮肉を込めて授与さるイグノーベル賞もあり、これも日本人が受賞していることが分かります、また数学オリンピックや記憶力世界選手権など世界にはいろいろな表彰があることが次々分かってきます。
知識を広めるということは、このように世界的な表彰としてノーベル賞という知識しかなかったものを、ノーベル賞の内容ではなく、同様な世界的な表彰として他にどのような表彰があるかなど調べ、新しい世界的な表彰を
探し出し、覚えていくということをいいます。
知識を深めることと理解を深めることとの違い
植物は両方の根があってしっかり支えられるように、知識を深めると同時に理解を深めることでしっかりした知識になるということです。
知識を深めることをノーベル賞に例えると、平和賞や医学賞などたくさんの賞があることやノーベル賞を授与する時期、日本人で最初に授与された人が湯川秀樹博士で物理学賞を受賞したなど、これまでノーベル賞ということしか知らなかった知識が、ノーベル賞の中味についていろいろ新しい知識を得ていくことです。
理解を深めるということは、湯川博士が受賞したとき世界中では物理学についてどのような研究がされていて、その世界中の物理学者の中からどのような基準で研究が評価されて受賞したのか、その違いや理由などが具体的に分かるようになることをいいます。
知識を深めることができる本の紹介
本を読んで知識を深める効果的な方法は、現在最も興味や関心を持っている事やテーマに関する本を見つけることです。
いくらこの本は知識を深めることができる本ですと紹介されても興味がなければ何にもなりません、また手当たり次第にいろいろな本を読むのも知識を広げることになっても、知識を深めることにはなりません。
音楽や映画、IT技術や趣味など紹介されている本の中から、自分が興味や関心を持っている本を探し出し最後まで読んでみると、読んだ後の達成感や満足感の程度で知識が深まったかどうか判断することができます。
また1冊の本を読んだだけでは物足りず、さらに2冊・3冊と関連する本を読むことで、さらに知識を深めることができます。
ジャンル別知識を深める方法
日本語の知識を深める方法
日本語の知識がなければ、説明する場合や文章を作る場合などに、正しい日本語のことばが使われなければ相手に十分理解してもらうことができません。
現在使われていることばは、日常の生活習慣によって大きく影響を受け変化しています、正しい日本語でなくても日常生活においてスマホで省略されたことばや、非言語化された記号の交信で意味や意志が十分に伝わるようになっています。
またスマホやパソコンのメールでのやり取りが普通になっている状況で、手紙を書くということも極端に少なくなっており、むしろ外国人が新鮮な気持ちで日本語を学び、日本語の知識を深めているとさえ思われることがあります。
日本語の知識を深める方法で簡単で確実なのは新聞や本を読むことです。新聞や本の中のことばを意識し大事にし、日常の会話に上手に取り入れていくことでさらに日本語の知識を深めることができます。
看護の知識を深める方法
専門職としての看護でも、大病院などでは病棟・外来・手術室などにそれぞれ担当が分かれており、それぞれの連携が大事になり、そのためにお互いの看護の知識を深める必要があり、深める方法として合同のミーティングや見学や体験が有効で、異動で担当が変わった時にもスムーズに対応できます。
また、より高度な専門知識や技術を身につけ深めるために施設内での勉強会や研修会に参加する、さらに自分でテーマを持ちスキルアップしていくという方法や大学院でさらに勉強や研究をすることで知識を深めることもできます。
家族で介護だけでなく看護のための知識を深める方法として、看護に関する本を読むほか訪問看護師から直接必要な指導を受け、また医療施設などでボランティア活動などをすることでさらに具体的に看護の知識を深めることができます。
知識を深めるのに役立つアプリ
一般常識や常識力を高めるアプリとして、漢字の読み方に答えていくゲームアプリで「脳トレ漢字ゲームみんなの漢字力」、社会人であれば知っていて当然の常識を楽しく学べるアプリで「常識でQ」、時事問題・一般常識テストが出来るアプリで「時事トレ」などたくさんあります。
自分の興味があるアプリ、仕事に関するアプリなど探し出しインストールしておけば、ちょっと時間が空いた時や気分転換のときにゲーム感覚で無意識のうちに知識を深めることができます。
知識を深める楽しさを体験する
知識を深めるきっかけは、たとえば無料で利用できる常識力をアップさせるアプリなど利用することで、テーマを持たなくても、これまで知らなかったことを簡単に無意識のうちに面白いように知識を深めることを体験できることに気が付くことなど、簡単なことがきっかけになることがあります。
知識を深めることは決して難しいことではなく、むしろ視野が広がると同時に深まっていることを実感でき、楽しさや面白さがでてきます。
知識を深める楽しさが分かると、次に自分で興味を持っている事、仕事や家庭で必要なことなどテーマを見つけ必要な本を読むことや、ネットで調べる、体験するなどいろいろ自分に合った方法を見つけ、これまでの知識を深める楽しさがより分かるようになります。