uranaru [uranaru]

ふと下を向くときの心理・下を向く癖がある人の性格

ふと下を向くときの心理状態とは?

『目は口程に物を言う』と言う言葉があるように、視線の状態で相手の心理が読み取れてしまう事があります。右を見る、左を見るなど方向によってその人の心理状態に違いがあるのですが、その中でも、『下を向く』と言う行動の裏にはどんな心理が隠されているのでしょう。

下を向くと言う行為は、相手に不快感を与えてしまう場合が多く、ネガティブな印象が強い行動の一種ですが、実際はどうなのでしょうか。

この心理を知っているだけで、相手の気持ちをくみ取り、行動に移す事もできるようになります。この人は何を考えているのか、私の事をどう思っているのか、上司や部下の関係など、今回は下を向く人の特徴などを紹介していきます。

目の前の男性に好意がある

女性が好きな男性を見つめていた場合、ふとした瞬間にその男性と目が合ってしまったとしたら、女性は瞬時に下を向く事で視線をそらします。男性側からすると、「嫌われているのかな」と悲しい気持ちになる方が多いですが、実はこれは相手に興味があるサインです。好きな男性の目を見つめるのは、恥ずかしくて照れてしまうからです。

女性の方は、好意のある男性をじっと見つめてしまったけど、目が合った瞬間思わず下を向くなんていう経験はありませんか。この時男性は、嫌われているんだとショックを受けてしまうのがよくあるパターンです。

しかし、実はその瞬間、女性の心の中はドキドキして、「目が合っちゃった、どうしよう」など、好きな気持ちがバレてしまうのではないかと焦っています。かと言って、全てがこの例に当てはまる訳ではないので、見極めには注意が必要です。

そして、もうひとつ注意しなければならないのが、男性が下を向く場合です。もし好意を持っている男性と目が合ったとき、男性側が下を向くようなら、脈なしと考えてもよいでしょう。

これは、男性の本能的な特徴と関係があるのですが、好みの女性を落とそうとする時、男性が下を向く事はほとんどありません。興味があるものは目で追うのが男性の心理です。という事は、良く目が合う、よく自分を見ているという場合は、その女性に好意があるという事になります。

ウソをごまかしたい

下を向くという行動には、考え事をしている場合があります。ウソをつく時はすごくたくさんの事を考えなければいけません。どんな風に辻褄を合わせようかと頭をフル回転させているので下を向いておりこの場合は、男性女性ともに下を向くという行動をとります。

例えば、こんな時あなたならどうするでしょう。自分自身に置き換えて考えてみてください。友達や彼氏彼女から自分の好みではないプレゼントをもらった時です。ほとんどの人がまずは受け取るでしょう。

下を向く癖がある人の性格とは?

内向的

下を向く癖がある人は、内向的な傾向があります。会話をしながら相手の目を見るのが苦なので、結果的に下を向いて話を聞いてしまいます。これは決して話したくないのではなく、苦手だという事です。

このような人に話しかけると、下を向くので拒絶されているのではないかと思われがちですが、話しかけられる事が少ない彼らはおどおどしながらも、喜んでいる場合が多いです。積極的に会話に入る事はあまりありませんが、自分の好きな事、趣味などの話題になるといつまでも熱心に話す傾向があります。

例えば、何人かのグループで話している時、普段から無口で全く発言しない人が、ある話題になったら突然いきいきと話し始め、こんなに話す人だったのかとびっくりしてしまうとか、普段もの静かで近づきにくく、あまり会話をした事はなかったけれど、話してみると意外にたくさん話したり笑ったりと意外な一面が見れたなどです。

仲良くなってしまえば内向的な部分も気にならなくなる人も多いのではないでしょうか。

物事を深く考える

小さい事も大きい事も深く深く考えている状態が下を向くと言う行動に現れています。会話の最中は無口な印象が強いですが、実は相手の話を良く聞き、深く考え、話したい事を自分なりにまとめてから話そうとしています。

相手が下を向くと、話し手側は聞いてるのかなと不安になるケースもあるのですが、その後発した言葉にみんなが心を動かされることもあります。

例えば、何かの議論の最中、下を向く部下がいたとします。普段からあまり発言せず物静かな性格で、上司の中には「アイツは何を考えているんだ」とぼやく人もいます。そのうち議論が煮詰まりどうしようもなくなってきた頃、下を向いていた部下がふと発した一言で解決の方向へ動きだしたなど、このようはケースでは、職場での信頼が厚く頼りにされていることも多いのが特徴です。

すれ違う・すれ違いざまに下を向く人の心理は?

親しくない相手とは視線を合わせないように下を向き、距離感を保つ行動をとるのが一般的です。それは緊張や不安からくるものだと言われています。

また、相手に対してなにか意識しているけれど、距離を置いていたいという気持ちの現れでもあります。この中には、好意をもっている場合や隠し事をしている時、また相手の好意を感じていて、それを避けていると言う場合も考えられるでしょう。

例えば、自分に好意がある人がいたとします。でも自分はその人に興味はありません。そんな時、社内や校内でその人とすれ違うときあなたならどうしますか。きっと下を向くでしょう。それは、これ以上好意を持たれないために、下を向くことで心理的にごめんなさいと言っている事になります。

仕事で下を向く仕草に隠された心理とは?

緊張や退屈を感じている

上司や先輩など、年齢や地位が自分より上であると意識した時に、下を向き視線を下げる傾向があります。緊張や不安感などの心理的感情が関係していて、気持ちが少し弱気になっている状態です。同時に退屈を感じているケースもあり、ストレスを感じています。

例えば、上司や先輩に注意を受けている最中、自分の頭がどんどん下を向いていくのを経験した事はありませんか。この場合の下を向く行動には緊張や退屈の感情が含まれていて、上司の話が長い、聞く耳がない、早く終わってほしいなど、ネガティブな場合が多いです。相手がこの状態になった時は、何か対策を考える必要がありそうです。

パーソナルスペースに踏み込まないでほしい

他人が入ってくると不快に感じるエリアをパーソナルスペースと言います。あまり関係性が近くない、または苦手な上司先輩などが近い距離で話し始めると、なんとなく違和感と不快感を感じると言うのはよくある話です。そんな時下を向く事で相手との間にスペースを作りこれ以上自分のエリアに踏み込まれないよう拒絶している状態と言っていいでしょう。

下を向く人の気持ちを理解しよう

今回ご紹介したように、下を向いている人の心理には、ふとした瞬間や、すれ違いざまのケースと、いつも下を向いていて癖になっているケースなどがあります。あなたの身近にいる、下を向く人はどちらのタイプでしょうか。

例えば、普段から下を向く性格の人が会話の途中に下を向いているからと言って、ウソをつこうとしていると考えてしまうのはどうでしょうか。下を向くのが癖になっているなら、あなたの話をしっかり聞いて理解しょうと考えている可能性があります。

このような誤解を招かないためにも、その人が普段はどんな人なのかを理解した上で、心理を読み解く必要がありそうです。自分やあなたの周りの人に当てはめて考えてみましょう。

モバイルバージョンを終了