気が弱い人の性格・特徴とは?
子供の頃に人前で発表が苦手だったという方は、大人になった今でも度胸がなく気が弱い事があります。気の強い人にとっては「気の持ちようでどうとでもなる」「自信をもって堂々とすればいい」と簡単にいう事がありますが、気の弱い人はそこが何よりも難しい部分です。
まずは「気が弱い」という言葉の意味と、気が弱い人と言われる人はどんな性格や特徴があるのかをあげていきます。
「気が弱い」という言葉の意味とは?
他人に気兼ねしてしまい思いままに行動できない人、物事の判断を人に委ねてしまう人、ピンチになると逃げだしやすい、何もできず動けなくなってしまう人の事を指します。
目立つ事が嫌い
目立たなければこのような感情になる事はないので、気の弱い人は日頃から目立たないように生きようと心がけている部分があります。
声が小さい
気の小さい人は、何事に対しても自分の存在をアピールしたくないので、自然と声は小さくなります。誰かに話を振られても、無駄なことは話さず相槌をうつだけのタイプは気が弱い人が多いでしょう。
落ち込みやすい
心配性
意見を合わせる
普通は自分の考えている予想とは違う意見が出ていると、それなりに納得する理由が必要です。しかし、気の弱い人は言われたことをそのまま受け取り納得します。「自分の意見は間違っているはずだ」「意見をする事で相手や周りを不快にさせたくない」など、マイナス思考に捕らわれているため、周りの意見と合わせる性質があります。
勝負事が苦手
気が弱い人の改善方法とは?
自分の好きな部分を見つける
用心深さはミスを防止する意味では大切な部分です。何かのトラブルに備えて考えておくことは生きていく上で大切で、色々なケースを想定できる自分の長所だと考えましょう。
度胸をつける
コミュニケーション上手な人は相手の意見を聞きつつ、自分の意見も入れ話を進めていく力があります。気の弱い人はいきなりここまで到達するのは難易度が高いので、まずは自分の意見を言えるだけの度胸をつける事から始めましょう。度胸をつけるには、自分を表現する事に対して徐々に慣らす必要があります。
例えば挨拶の声です。気の弱い人は挨拶をする時も声が小さくなりがちです。挨拶は誰もが「おはようございます」「おつかれさまでした」という言葉で、内容が必要なものではありません。決して難しくはない事なので意識して声を大きく出そうとしてみるというところから始めてみましょう。
気の弱い人が一気に難しいことに挑戦しようとして失敗すると自信を失う可能性があります。挨拶のように難しくない内容からスタートさせ「自分はできる」という感覚を積み上げていきましょう。
自分で考えて行動する
自信をつけるためには、自分で行動をする癖をつけるよう努力をする事が必要です。まずは他人の様子を見ずに自分の気持ちを考えましょう。嫌われる・嫌われないという部分は一度忘れ、どうしたいかという部分を考えます。そして、物事に対して不思議に思う癖をつける必要もあります。
気の弱い人は日頃から、相手がこう言ったから自分は頷こうという習慣がつき「なぜ」という疑問がわかないような耐性がついてしまっています。まずは「なぜ」と思考をする癖をつけ、自分の考えを持つようにしましょう。
すぐに行動に移すのは難しくても、自分の考えや意志を意識していくのは大切です。できる事から行動に反映させていけば、人の顔色を見て流されていた気の弱さが改善していくでしょう。
くよくよしない
気が弱い人は人の意見に沿って動いていれば、失敗をしてもその相手のせいにできるというずるい部分があります。口にはしなくても、心のどこかで「自分のせいではない」という甘さを持っていたいのも、気が弱いまま大人になった理由の一つです。ただ、結局気が弱いので意見に従って失敗しても「私だからダメだったんだ」と落ち込んだり、くよくよしているでしょう。
自分の反省点を見つける事は長所でもありますが、他人の意見で動いているといつまでたっても自分で物事を判断することができません。トラブルに見舞われたり、失敗してもくよくよしない癖をつけましょう。
姿勢を良くする
まずは自分を客観的に見るようにしましょう。ウィンドウガラスなど、自分の姿が映ったときは真っすぐ立てているかできるだけ確認するようにします。多少ナルシストと思われても、今は自分の気が弱い部分を治す時なので気にしてはいけません。背筋を伸ばし、足の歩幅は大きめにして歩きましょう。
仕事において気が弱い人の克服方法とは?
成功しているビジョンを持つ
成功のビジョンを持つと何をやりたいかが明確になります。何が横道にそれているかもわかります。ここで方向がそれてしまうと遠回りになってしまうという危険を早く察知できるので、仕事が遅くなる原因や迷いを削減することができます。
全体的に余裕を持つ
仕事をする上で堂々としている人は何もしていなくても頼りになる印象があり、相手から信用されやすいです。気が弱く余裕がない人は、ミスをする前から危ない印象があり、万が一ミスをした時は「やっぱりな」と周囲から言われやすいでしょう。全体的に余裕を持つようにし、悪い事が起きても「仕方がない」と諦める事も時には必要です。
気が弱くなってしまう原因とは?
自分への自信のなさ
「自信を持ちなさい」と親や先生から言われてきた人は「そういわれても困る」と余計に落ち込み、気が弱くなってしまったことはありませんか。幼い頃から才能豊かで周りよりも一歩先を歩いていた子、ありのままの自分をしっかり受け入れてもらえた子は自信がつきやすく、自己肯定感が高くなりますが逆の場合は気が弱くなる傾向があります。
小さい頃から比較をされて育った経緯があり、負けるとその結果を指摘をされてきた人は、自信がなく気が弱い事が多いでしょう。「どうして負けたんだ」と親から怒られ追及されてしまうと、親を失望させてしまった悲しみと自分への失望の気持ちでいっぱいになります。
学校生活など比較をされていく中で「負けたらどうしよう」「自分は勝てない気がする」「やっぱり駄目だった」と自信から遠ざかる感情が、記憶に擦りこまれどんどん気が弱くなるでしょう。
過去の失敗
元々気が弱い人ではなかった人が気が弱くなっている場合は、何かしら自信をなくしてしまう大きな事件があり、心の傷になっている場合が多いです。過去を塗り替えるような成功を収めるかゆっくりとトラウマのケアをしていく事が気を強く持てる方向への鍵になるでしょう。
気が弱い部分を克服しよう!
他人の顔色を第一に考え自分の可能性を表に出さない事はとても勿体ないです。少しずつ自分の弱い部分を改善するために行動していけば、次第に自信もつき気の弱さも克服できていくでしょう。