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オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

Author nopic iconcachi
雑学 / 2017年10月26日
オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

オリオン座流星群とは

オリオン座とは

オリオン座は凛とした冬の空にひときわ映える星座です。クレタ島出身の狩人オリオンが、皮のベルトをしめ、右手に棍棒、左手にライオンの毛皮をかかげ持つ姿を表していて、リボンを縦にしたような形をしています。形がとらえやすいこと、明るい星が多いことから都心でもはっきりと見ることができます。

皮ベルトにあたる三つ星はほぼ直線に並んだ2等星で構成されており、これを挟んで2つの1等星ベテルギウスとリゲルが輝いています。明るい星が多いのは生まれて間もない若い星が多いためで、星の誕生を知る手がかりとなるM78、NGC1977、B33など数多くの星雲・星団を見ることができることでも人気です。

中でも全天最大級の星雲「M42オリオン大星雲」はトラペジウムと呼ばれる4つの赤ちゃん星を持っており研究対象として重要視されています。また、毎年10月下旬をピークとするオリオン座流星群の放射点としても有名な星座です。

オリオン座にまつわる神話

オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

海の神ポセイドンの息子オリオンは狩りの名手というだけでなく、怪力で背が高い美男子としても有名でした。しかしその力と姿を自惚れる、敵の多いタイプでもありました。

ある日オリオンは一目惚れしたキオスの王女メロペに求婚しますが、彼の荒っぽい言動をメロペは快く思いませんでした。娘の気持ちを察した王は、キオス島を荒らす野獣達の退治を結婚の条件に出しました。オリオンはたちまちその条件をクリアするのですが、結婚式は延ばし続けられました。待ちきれなくなったオリオンは、酔った勢いでメロペを襲ってしまいます。

これを知り激怒した王は、酒の神を味方につけ、オリオンを前後不覚になるまで眠らせて両目をつぶし、海に捨ててしまいます。盲目のオリオンは神託をもとに海を渡り、東の国で太陽神ヘリオスに目を治してもらいます。復讐のためにキオスに戻りますが、鍛冶の神と国民にかくまれた王を見出すことができず、とうとう観念します。

オリオンはクレタ島に渡り、月と狩りの女神アルテミスに仕える狩人となりました。アルテミスと狩りをしながら楽しく暮らすオリオンは、ある日「俺はこの地上のあらゆる獣を狩る事ができる」と豪語しました。

これを聞いて怒った大地の女神ガイアは、巨大さそりを放ち、この毒に刺されたオリオンは死にました。今でもオリオンは、彼を倒した手柄で星になったさそりを恐れ、さそり座が沈んだ後に夜空に上ってくるのだ、と言われています。

その他、オリオンに夢中になる妹アルテミスをこらしめるためにアポロンが謀りアルテミス自身の矢によって殺されたという説があったり、オリオンがアルテミスに欲情したため潔癖なアルテミス自身がさそりを放って殺した説、7人の美人姉妹がオリオンに追いかけまわされて鳩になって逃げ出した姿が「すばる(プレアデス星団)」である、といったように、オリオンには数多くの神話があります。

それだけ人々の目にとまる華やかな星座であるとも考えられます。

流星群とは

オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

流星群と彗星には密接な関係があります。彗星は、巨大な楕円軌道で太陽の周りを回っている天体です。太陽の近くを通ると熱で溶け、ガスやチリを吹き出し、宇宙空間にばらまきます。彗星の軌道はしばしば地球の公転軌道と交差します。

すると軌道付近に彗星が残した大量のチリや岩粒が地球に飛び込み、上空100km前後で大気との摩擦でプラズマ発光します。これが流星群です。

流星群は空の一ヶ所を中心として全天に放射状に現れますが、その中心を放射点といいます。放射点のある星座の名前をとって、「○○座流星群」と呼びます。例えばオリオン座流星群は放射点がオリオン座付近になるため、このように名付けられています。

流星には長く尾を引いて光る星と一瞬で消える星があります。これは、道の脇に等間隔に植えられた街路樹をイメージすることで理解することができます。道の前方を見ると、遠くの街路樹は近くの街路樹よりも間隔が狭く見えるのと同じく、放射点の中心近くの流星は短く、離れた場所の流星は長く見えるためです。

オリオン座流星群の特徴

オリオン座流星群はオリオン座の赤い一等星ベテルギウスの少し東の方角を放射点とする流星群です。5月のみずがめ座η(エータ)流星群と同じくハレー彗星を母彗星とする流星群で、毎年10月中旬に現れ、約1ヶ月の長期間にわたり活動します。

全流星群中で流星の速度が2番目に早く、明るい流星や痕を残す流星が多くみられるのがオリオン座流星群の特徴です。出現数は例年1時間に20個以内ですが、2006年は突然1時間あたり60個以上、観測者によっては100個を超える流星数が観察されました。

オリオン座流星群の存在は非常に古い時代から知られており、西暦288年(日本では古墳時代)に中国の観測者による記録が残されています。

オリオン座流星群の方角

オリオン座流星群の見えるおおまかな方角は東から南です。オリオン座流星群の放射点は20時頃東の空にのぼり、放射点が高くなる真夜中に東南をとおり、明け方に真南・天頂にいたります。東の方角に見える頃オリオンは寝そべっていますが、徐々に起き上がり、明け方には南の方角に真っすぐ立って見えます。この方角・見え方は毎年一定です。

とはいえオリオン座流星群は、ベテルギウスの少し東の方角を放射点として全天に放たれます。東の空をじっと見つめるのではなく、全天を広く見渡しましょう。校庭や河川敷、広場など、視界の開けた場所に寝転んで観察するのが最も適しています。

電灯などがある場合は、建物で遮る、背中を向けるなど、光が視界に入らないようにすると良いでしょう。ただし、防寒と同時に防犯にはくれぐれもご注意ください。

オリオン座流星群の10月の方角

オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

前述のとおり、オリオン座流星群の観測には、東の方角を中心に全天を広く見渡しましょう。

また流星は、平均的に流れるわけではなく、流れるときは立て続けに流れることがある一方、10分以上も流れないこともあります。数分見てみつからないとあきらめることなく、根気強く観察してください。

オリオン座流星群の地域別方角

国立天文台のホームページでは、日時・場所を指定することで星空を表示するアプリケーションを公開しています。このアプリケーションを使い、2017年10月21日23時頃のオリオン座(ベテルギウス)のおよその方角と高度をまとめました。日本各地とも、オリオン座流星群の放射点は東の方角であったことがわかります。

札幌

方位102°(東の方角)、高度23°

東京

方位100゚(東の方角)、高度23゚

名古屋

方位97゚(東の方角)、高度20゚

大阪

方位95゚(東の方角)、高度17゚

京都

方位95゚(東の方角)、高度17゚

広島

方位90゚(東の方角)、高度15゚

那覇

方位85°(東の方角)、高度10°

2017年のオリオン座流星群の結果

オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

2017年のオリオン座流星群の出現期間は10月2日から11月7日、極大は10月21日20時頃で、放射点が昇ってくる21日深夜から22日の明け方にかけての東から南の方角が最もよく見えるとされました。

ちょうどほぼ新月にあたり、これだけ月明りの影響がない好条件のオリオン座流星群は2025年までないと国立天文台も太鼓判を押しました。国立天文台予測で1時間あたり5個ほど、国際流星機構によれば好条件ならば20から25個観測できるであろうと予想され、非常に期待されました。

2017年オリオン座流星群の動画

残念ながらオリオン座流星群を観測できなかった場合は、youtuberの「にゃんたさん」が公開している「2017年オリオン座流星群の流れ星」という大変美しいタイムラプス動画で恩恵にあずかることができます。

また、ウェザーニューズは10月21日にハワイからライブ配信したオリオン座流星群の姿を公開しており、解説や流れた瞬間のリピート映像つきで楽しむことができます。

クライマックスは終了

流星電波観測国際プロジェクトからは、10月24日6:34に「オリオン座流星群 はピークを越えました。活動レベルは昨年度並だった模様」とのツイートが発表され、天体ショーのクライマックスは終了しました。

2017年オリオン座流星群は、8月のペルセウス座流星群に続いて天候に恵まれない結果となりました。この後には11月11日頃極大を迎えるおうし座北流星群と12月14日頃に極大を迎えるふたご座流星群が控えています。冬空の観測は寒さが心配ですが、大切な人と澄んだ夜空を駆け抜ける流星の姿を探す時間は格別です。しっかりと防寒対策をして楽しみましょう。

秋の天体ショー「オリオン座流星群」

オリオン座流星群の方角|広島/大阪/京都/名古屋

オリオン座流星群は毎年10月下旬に観察される流星群です。放射点のあるオリオン座は21時頃東の方角に上るのを皮切りに、夜明け間近に南の方角に到達するまで見ることができます。

2017年のオリオン座流星群は10月21日の夜半がピークで、ほぼ新月にあたることから稀に見る好条件と期待されましたが、台風が上陸して日本のほとんどの地域が悪天候に見舞われました。極大日は天気に恵まれませんでしたが、極大以前の日を中心に例年同様に観察できた人もいました。

この後は、11月11日頃におうし座北流星群、12月14日頃にふたご座流星群が楽しめる予定です。

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