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帯祝いの食事・金額・お返し・夫の実家の役割

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カテゴリ:冠婚葬祭

初回公開日:2017年10月23日

更新日:2020年05月19日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

帯祝いの食事・金額・お返し・夫の実家の役割

安産祈願のお祝い事「帯祝い」いつ頃行うもの?

帯祝いの歴史は古く、1800年以上も前から行われてきた伝統行事の1つです。14代天皇の神宮皇后がお腹に15代応神天皇をご懐妊された際に、「石を帯の中に巻きつけた」という記述が起源になっているという記録が古事記に残されています。また、現在の皇室にも「着帯の儀」と呼ばれる宮中儀式が伝えられており、一般の帯祝いと同様に行われています。

この帯祝いは、お腹の中ですくすくと育つ胎児と妊婦の健康と安産を願い、安定期に入る妊娠5ヶ月目(16~19週目頃)に迎える最初の戌の日に「岩田帯」と呼ばれる腹帯を巻いて安産を祈願します。

「岩田帯」は穢れ(けがれ)や災いから身を守る「斎肌(いはだ)帯」が語源とされ、岩のように頑丈で強い赤ちゃんに育つようにという願いが込められています。

また、腹帯を下腹部に巻くことで妊婦のお腹を温める役割を持つと同時に、日々大きくなる胎児を冷えや衝撃から守り、胎児の位置を安定させたり、妊婦の身体への負担を軽くする、妊娠線を予防するなど医学的効果も期待できることが認められつつあります。

腹帯は姑が妊婦に巻くのが一般的とされていますが、かつては子宝に恵まれた夫婦の妻が帯役となり、妊婦に腹帯を巻いていました。

帯祝いを戌の日に行うのはなぜ?

お腹に新しい命を宿してから初めて行うお祝い事が帯祝いです。この帯祝いを妊娠5ヶ月目に入ってから行うのは、胎児の健やかな発育が確認でき、流産の確率がグッと下がるからだと言われています。

帯祝いに戌の日が選ばれるのは、お産が軽く多産である犬にあやかり安産への願いを込めているからです。また、無事の出産を祈るという意味だけでなく、帯祝いには胎児や妊婦を守ろうという意図も込められています。しかし、ライフスタイルの多様化から、現在では戌の日にこだわらずにお祝いする人も多くなりました。

両家の親との食事におすすめのお祝い膳

帯祝いの習わしやお祝い膳について、細かく決まっている地域もあるようですが、一般的には戌の日に帯祝いをする上で、細かいしきたりやルールはないとされています。

そのため、両家の両親を一緒にカジュアル過ぎないレストランで、楽しく食卓を囲むのが好まれている傾向にあります。妊婦や姑がたくさんのご馳走を用意して、親戚一同に妊娠の報告を兼ねたおもてなしをしていた時代もありますが、現代の多くの人はレストランや料亭などを利用しています。

お祝い膳にお赤飯は必要?

昔は帯祝いの参拝後に親戚一同を自宅にお招きして、お赤飯などのお祝い膳でおもてなしをしていましたが、現在は参拝後にそのまま外食という形で祝い膳を囲むことが一般的です。そのため、帯祝いへ行く日程や時間が決まった時点で、事前にレストランや料亭などのお店へ予約をしておくと安心です。

また、祝い膳といっても実は食べるものに決まりはありません。そのため、フレンチでもイタリアンでも中華でも和食でも良く、特に決まりやルールは設けられていませんので、妊婦が食べられるものやリクエストを最優先するのが楽しい時間を過ごすコツとも言えます。

一般的に、神社での帯祝いを終えた後というシチュエーションを考えると、和食を選択するのが違和感がないといえるでしょう。安産祈願や帯祝いは日本古来からの伝統ですので、日本食を選ぶ方が両家のご両親にも喜ばれます。

紅白餅は用意すべき?

お祝い膳の1つに紅白餅などの縁起物を用意するイメージがありますが、まずは妊婦の体調を第一に考え、無理のないお祝い膳をいただくことが大切だといえます。

安定気に入り、流産の確率が低くなったとはいえ、妊娠中の身です。悪阻で体調不良が続いている人もいるでしょう。お祝い事とはいっても自宅に両親を招くとなると妊婦の負担はかなり大きくなります。また、お祝い膳に用意しなければならない食材はありませんので、外食が難しい場合にはケータリングなども活用されることをおすすめします。

帯祝いを贈る際のマナーは?

帯祝いで使う岩田帯は妊婦側の実家から贈るのが一般的とされ、妊娠5ヶ月目の初めて戌の日を迎える日の約半月前から当日までに届くよう、鰹節や祝い酒などとともに岩田帯を贈ります。

岩田帯は紅白の絹地二筋、白さらし木綿一筋を奉書に包み、紅白蝶結びの水引をかけ、表書きには「岩田帯」「祝い帯」「寿」などを記すのが正式とされています。また、他人へ贈る場合の表書きは「御帯」「御祝」と記します。

岩田帯は両家の家族で安産祈願に行く際に、神社に持ち込みご祈祷をしてもらいますが、近年は安産祈願プランを用意している神社もあるので、岩田帯を事前に準備する必要がない場合もあります。

また、安産祈願やご祈祷の際は、神社へのお礼も用意しましょう。奉納金はのし付き紅白蝶結びきの祝儀袋へ入れるのが一般的とされていますが、奉納金や祝儀袋の有無については問い合わせや予約の時に直接神社に確認することをおすすめします。

両親や親戚からお祝いを贈るときの相場は?

帯祝いで使う岩田帯や鰹節・祝い酒などは妊婦側の実家から贈るのが一般的であるとご紹介しましたが、帯祝いに品物ではなくお祝い金を贈ることも多々ありますので、両親や親戚からお祝い金を贈る際の相場もご紹介します。

・妊婦の両親:おおよそ10,000円~30,000円
・妊婦の義理の親、実の兄弟:おおよそ5,000円~10,000円
・親戚:おおよそ3,000円~10,000円
・友人や同僚:おおよそ3,000円~5,000円

4や9の「死」や「苦」を連想させる数字の金額は避け、新札を包むと良いとされています。また、商品券やギフト券を贈る場合は、受け取る側が使いやすいものであることを確認してから用意しましょう。

帯祝いのおすすめコーディネートとは?

帯祝いを行うときの服装やコーディネートにしきたりはあるのでしょうか?帯祝いをご家族だけ行う方が増えたことで、同行する人も服装に迷ってしまうことが多いです。ここでは、関東エリアの神社に限らず全国の一般的な神社での服装をご紹介します。

■妊婦さん
身体に負担がかからない服装を選ぶことが大切なポイントです。妊婦自身もお腹の中の胎児も苦しくなく、負担の少ないコーディネートで帯祝いに行くことが鉄則です。フォーマルな装いを推奨する地域もあるようですが、まずは気候や体調など応じた服装を選ぶことが大切なので、お腹を締め付けないワンピースなどがおすすめです。

■男性
男性は服装はスーツが無難とされています。また、スーツのようにカッチリとしていなくても、準フォーマルを意識した服装を選ぶと間違いありません。

■女性
男性と同様に準フォーマルを意識した服装を選ぶと間違いありません。

あまりにラフすぎる服装は避け、サンダルや裸足も控えることをおすすめします。

帯祝いのお返しマナーとは?

帯祝いのお祝い返しは必要ないとも言われていますが、家族であれば祝宴に招待することでお返しに代えたり、また赤飯や紅白餅を配る地域もあります。家族以外の方へのお返しは「内祝」として、いただいた金額の1/5から1/3程度の贈り物でお返しをするのがマナーとされています。

帯祝いにおける夫側の役割分担とは?

帯祝いで使う岩田帯や鰹節・祝い酒などは妊婦側の実家から贈るのが一般的とされてはいますが、夫の実家から贈る地域もあります。そのため、夫側から帯祝いについての打診をされたら、快くお願いするのをおすすめします。

しかし、現代の帯祝いについては、夫側・妊婦側としての役割分担は基本的にありませんので、ご安心ください。

新しい命の成長を祝うおめでたい日を迎えるために

妊娠5ヶ月目に迎える最初の戌の日に、妊婦の健康と胎児の健やかな成長を願うお祝いの行事でる帯祝いは、家族一同で新しい命の成長を祝うおめでたい日です。そして、妊婦は帯祝いをきっかけに、出産をよりリアルに身近に感じられるようになります。

しかし、帯祝い何よりも大切なのは妊婦の体調です。妊婦と胎児の健康を損なわないよう配慮しながら、楽しく幸せな帯祝いができるようにしましょう。