自分を愛することと潜在意識の関係性
潜在意識とは自分の中に眠っている意識、つまり無意識のことです。わたしたち人間は頭の中でさまざまなことを思考します。こうすべき、ああすべき、それは理屈の通った考え方です。しかし無意識の潜在意識には理屈はとおりません。あなたがどう物を考えようとも、無意識にあなたの思考や行動に影響を与えます。
あなたが一見自分を大切にしていても、心の奥底では自分を愛することができず否定し続けていた場合、潜在意識はそれを認識しあなたの行動を制御します。あなたは知らず知らずのうちに自分を否定し、さらに嫌いになるべく立ち振るうことになります。これが人生を苦しく辛いものにしてしまう原因です。
自分を愛することと引き寄せの関係性
時々、すごく幸せな人生を歩んでいる方を見かけることがあります。金銭的に満たされ、愛するパートナーや可愛い子供たちに恵まれ、また健康的で規則正しい生活をし、いつも笑顔を絶やさない、そんな人です。それらの人たちは意識的に、もしくは無意識に潜在意識による引き寄せを実践しています。
自分を愛することができれば、潜在意識はあなたがより自分を愛するように仕向けます。あなたの行動や思考をつかさどり、あなたに幸せを与えようとします。その一連の流れが引き寄せの法則です。心の底から自分を愛することができるようになれば、幸せな人生を歩むことはそう難しいことではなくなります。
スピリチュアル的な意味での自分を愛すること
自分を愛することができない方は、自分を常に否定し、受け入れることができません。しかし自分の最大の理解者は自分であるべきです。自分をまるごと受け入れましょう。否定する自分を否定してもいけません。そんなネガティブな自分でさえも認め受け入れること、これが自分を愛することができるようになる最短ルートといっても過言ではないでしょう。
自分を愛するにはどうしたら良いのか
自分を否定してしまうのは、「本来ならもっとできるのに」という想いからです。つまり自分に期待しているのです。自分に期待するということは自分に自信を持っているということ、自分に自信を持つということは自分を愛するということです。
恐れも然りです。恐怖を感じ行動できなくなったり、勇気がわかないのは弱さだけが原因ではありません。自分を守りたいという想い、自分を愛する気持ちからくるのです。あなたの中には自分を愛する心がしっかりと根付いています。あとはそれを上手に伸ばしてあげれば良いだけです。
自分を愛する力をつける方法
アファメーション
アファメーションは潜在意識に直接働きかけます。試しに鏡の自分に向かって、「わたしは素晴らしい人です。みんながわたしのことを大好きで、毎日が楽しく充実しています。」と語りかけてみてください。次に、「わたしはダメな人間です。誰もわたしのことを相手にしてくれず、毎日がつまらなく、味気ない日々を送っています。」と言ってみましょう。どんな気持ちになりましたか。
おそらく先の言葉をかけた時は良い気持ちになったはずです。ウキウキと、未来まで楽しみになった方もいるでしょう。逆に後の言葉をかけた時は、得も言われぬ暗い気持ちになったはずです。未来に楽しみなど見出すことができるわけもありません。
このように潜在意識は現実世界がどおであれ、アファメーションによって影響を受けます。したがって自分を愛するようになりたいのであれば、毎日鏡に向かって、「わたしは自分を愛することができています。わたしは素晴らしい人間で、自分からも他人からも愛されています。」と唱えれば良いのです。
続けることによって徐々に潜在意識にこの言葉が刻まれ、本当に自分を愛することができるようになるでしょう。
悪口を言わない
人生が満たされている人は、基本的に他人の悪口を言いません。伝えなければならないことは、言葉を選びながら直接相手に伝えます。陰口など卑怯なことはしません。また自分の悪口も極力言わないようにしています。反省点や改良点を口にしても、自分の存在を否定するような言葉や自虐的なことは言わないようにしているのです。
悪口、陰口が当たり前になっている方は、一度そのような習慣をやめてみましょう。悪口、陰口を言いたくなったら無理やりにでも誉めてみましょう。そうしているうちにその習慣が潜在意識に刻まれ、幸せな出来事が引き寄せられてきます。そうすればより自分を愛することができるようになるでしょう。
他人を愛する
愛を注ぐ対象は、パートナーだったり、子供だったり、またペットでも構いません。あなたの心に安らぎを与えてくれるものに最大限の愛を与えましょう。あなたから愛され、安心しきったその表情を見ているうちに愛の崇高さにあなたも気づくはずです。そしてあなた自身を愛するようになるでしょう。
ただし甘やかしは厳禁です。甘やかすこと、相手の要求をなんでも叶えてあげることは愛ではありません。それは愛とは似て非なるもの、「見放し」です。愛と見放しを混同しないように注意しましょう。
自分を愛することに関する本の紹介
自分を愛する技術
自分に必要なタイミングでこの本に出会えた気がします。すごく心に響きました。
物語形式で難しい語彙もなく、とても読みやすかったです。
多くの気付きを与えてくれた本だと思います。
自分を愛することに関する名言
どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだから、いいじゃないですか
自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。
自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる。
自分を愛することは幸せへの第一歩!
自分を愛することに遠慮はいりません。自分を愛することは人間として当然の権利で、ナルシストなどと揶揄されることではありません。さぁ、自分を愛することによって幸せへの第一歩を踏み出しましょう。