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呼び方にあらわれる心理・呼び方を変える方法・呼び方が変わる意味

呼び方にあらわれる心理

皆さんは呼び方について深く考えたことはありますか。実は相手を呼ぶ時の呼び方には、どう呼んでいるかによって、その人に対してどう思っているのかという深層心理が隠されています。

例えば、初対面でまだお互い慣れていない間柄の場合、「○○(苗字)さん」と呼び合うことが多いでしょう。しかし、今まで苗字で呼ばれていた相手から急に「名前呼び」されると、多くの人は、ドキッとしてしまいます。

呼び方とは不思議なもので、呼び方が変わると、一気に心理的な距離が近いたり、離れたりします。このように、突然呼び方が変わるのはその人のどんな心理が隠されているのでしょうか。

今回は、そんな相手の呼び方にあらわれる心理について、呼び方が変わる意味や相手別の呼び方、呼び方のマナーなども合わせてご紹介していきます。

呼び方が変わる意味

呼び方を変えるときというのは、いろいろな形があるもののその相手との間に何らかの心境の変化があることは間違いないでしょう。最初は苗字で呼び合っていたのが、突然名前や、あだ名やニックネームに変わるのは、相手の心に大きな変化があったからでしょう。

同性の場合は、相手ともっと仲良くなりたいという、フレンドリーな気持ちから呼び方が変わった可能性が高いです。異性の場合には、脈ありのアピールの可能性が高く、相手からの愛情表現であることが多いでしょう。

ただし、人によっては親しげに呼び方を変えることが安易にできなかったり、社交性が高いだけで特になんの意味もなくあだ名やニックネームで呼ぶような天然な人もいるので、その時の状況によって判断するようにしましょう。

呼び方を変える方法

今まで呼んでいた呼び方を変えるというのは非常に勇気がいることですが、変えるタイミングを掴めると呼びやすくなるでしょう。呼び方を変えたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
呼び方が変わるのは呼ぶ方も、呼ばれる方も最初は多少照れくさく感じるでしょうが、逆にタイミングを失っていつまでもよそよそしく呼んでいるのであれば、その方が関係が悪化してしまうこともありますので勇気を出して呼び方を変えてみるとよいでしょう。

メールやラインを利用する

最初に面と向かって言うのがどうしても照れくさいという人は、まず顔を合わせずに伝わる、メールやラインで呼び方を変えてみるとよいでしょう。そして徐々に慣れてきたら口に出して呼べるようになるはずです。

誕生日やクリスマスのイベントを利用する

誕生日や、クリスマスなどのイベントはプレゼントを渡せる機会です。イベント事は誰でも気持ちが高揚しますので盛り上がった時に思い切って呼び方を変えてしまうのもよいでしょう。または、プレゼントを渡す際に、一緒に渡すカードに呼びたい呼び方を書いて渡すのも呼び方を変えるきっかけになるでしょう。

相手別の呼び方にあらわれる心理

相手への呼び方を変える事で、自分から仲良くなった状態を作ることもできます。また、相手に親しみを持っているということを伝える手段にもなります。一方で、親しくなる前から、呼び方を変えてしまうことで相手に、「あなたと仲良くなりたい」と、好意を持って接していることを伝えることも可能です。

そんな関係を自分から作っていくことで今よりもっと仲良くなっていき、距離を縮めていくことで相手とのより良い関係が築いていくことができます。ここでは、相手別に呼び方にあらわれる心理をご紹介していきます。

夫・妻

最近では、夫婦の間でもお互い下の名前やニックネームで呼び合うことも多く、この場合、お互いが対等の立場であると意識していることが多いです。いつまでも出会った時のフレッシュな相手でありたいという願望も含まれているともとれます。

彼氏・彼女

お付き合いをしている彼氏・彼女の間で、「ちゃん」「くん」付けで呼ぶ場合は、まだお互いに遠慮があると考えられます。また、男性が、女性に対していつまでも、「ちゃん」付けで呼ぶといった場合には、男性が女性よりも立場が上だと思っている、あるいは上だということを示したいという気持ちがあると考えられます。

好きな人

自分が好きな人に、下の名前を呼び捨てにされたり、自分だけのニックネームで呼ばれるような場合は、相手が自分を独占したい、近くに感じたいという好意の表れでしょう。

友達

友達同士の場合は、たいがい下の名前やニックネームで呼ぶことが多いですが、「さん」付けで呼ぶ呼び方の心理には、相手に尊敬の念を抱いていることがほとんどです。かなり仲が良くなっても「さん」付けで呼ぶのであれば、なお信頼感や尊敬の念が強いのだと考えてよいでしょう。

氏での呼び方の心理

最近、比較的若い世代の人同士や、何かの分野に特化した専門知識を持っている人に対して「氏」で呼び合っていることが多いですが、堅いイメージではなく、逆に相手に対してとてもフレンドリーに感じていることが多いです。

呼び方のマナー

社会人になるとさまざまな場面で呼ぶというとこが多くなります。そんな時、とっさになんと呼ぶのが正しいのかとドギマギしてしまうこともあるでしょう。ここからは、それぞれのシーンでの呼び方についてのマナーについてご紹介していきますので参考にしてみてください。

公の場でパートナーを呼ぶ場合

夫婦が家庭の中で呼ぶ呼び方ではなく、公の場にふさわしい呼び方があります。他人に旦那様を紹介する場合は「主人」と呼ぶのがベストです。誰が聞いても「主人」という呼び方は上品そのもので、そして常識のある呼び方です。自分の友達には「旦那さん」でも良いでしょうが、目上の人やある程度きちんとしたときには「主人」というようにしましょう。

職場で上司・同僚・部下を呼ぶ場合

社内で上司を呼ぶ場合は、「部長」「課長」と役職名で呼びます。部長や課長が多い職場の場合には「○○部長」などと、「名前+役職名」で呼びましょう。

親しい間柄であっても、間違っても「○○さん」と呼ぶのは避けます。最近では、上司、同僚、後輩を問わず「さん」づけで呼ぶようにしている企業もありますので、その場合は、会社の習慣に合わせ、「さん」づけで呼ぶようにしましょう。

同僚を呼ぶ場合は、「ひろし」など、名前ではなく名字できちんと呼ぶのが常識です。同じ部署に同じ名字の人が複数いる場合などは別ですが、基本的に同僚に対しては名字に「さん」付けで呼ぶのが一般常識です。

部下を呼ぶ場合は、自分が上の立場になるため、つい呼び捨てしてしまう人もいるようですが、男女関係なく苗字に「さん」付けで呼ぶのが基本となります。「くん」や「ちゃん」付けで呼ぶのは公私混同してしまいますので、避けた方がよいでしょう。

面接で自分を呼ぶ場合

面接を受ける際、志望動機などを伝えるときには、自分をなんて呼ぶのが正しいのかわからないという方も多いです。「僕」や「自分」と呼ぶ人がいますが、面接ではふさわしい呼び方ではありません。「わたし」や「わたくし」と呼ぶのが常識です。

呼び方一つで、面接官にマイナスの評価をされてしまうこともありますので、普段から自分のことを「わたし」「わたくし」と呼ぶことに慣れておくとよいでしょう。しっかりとした印象を面接官に与えることができ、面接官の自分への評価も上がります。

関係を変えたい場合は呼び方を変えてみよう!

いかがでしたでしょうか。今回は、「呼び方」というテーマで「呼び方にあらわれる心理」や「呼び方が変わる意味」、「呼び方のマナー」などをご紹介してきました。

自分の呼び方や相手の呼び方ひとつで、心の中が垣間見えてしまったり、印象が変わってしまうなんて本当に驚きです。特に日本人はちょっとした呼び方の違いで相手との心の距離を計る習性があります。日頃から呼び方をコントロールすることが、相手との心の「距離感」を変化させていきます。

よりよい関係を築くためのツールとして常識をわきまえたうえで、相手の呼び方を変えてみてはどうでしょうか。まずは、簡単に変えられることから日常を変えていきましょう。今より上手なコミュニケーションをとることができるようになるでしょう。

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