男女別・成就を目指すラブレターの書き方
ラブレターで告白!
「人と話すのは苦ではない、むしろ得意」と思っている人でも、好きな人を目の前にしていざ告白となったら別ですし、告白しようと決心しても二人きりになれる状況になるのは、なかなか難しいのが現実です。そんな時に助けてくれるのがラブレターです。
ここでは、好きの気持ちを確実に届けてくれる最強のツールについて、男女別に恋の成就を目指す書き方を紹介していきます。
ラブレターを書くにあたって
男女別にラブレターの書き方を紹介する前に、共通する3つの「ラブレターを書く時に心がけておくべきこと」をご紹介します。告白すると思うと人は暴走しがちですので、書く前に読んで心に留めておいてください。
1. 好きな人との距離を見つめる
あなたと好きな人は、どのような関係でしょうか。毎日会う人、週に一度会う人、一ヶ月に一回会う人、一目惚れでほとんど話したこともない人、恋の形には色々なものがあり、好きの気持ちは説明のつかないものです。
ただ、相手にとってあなたが、よく知っている人なのか、あまり知らない人なのか、全く記憶にない人なのかで、ラブレターも書き方、受け取られ方が変わってきます。そのことを忘れないようにして、ラブレターを書きましょう。
2.ラブレターはメールやLINEとは違うということ
最近はメールやLINEで毎日たくさんの会話をする人がほとんどですが、ここで忘れてはならないのがラブレターはメールやLINEとは違うということです。まず大きく違うのは「物として存在する」ということでしょう。おのずと文章の書き方も変わってきます。
便箋(カードでも良いですが)や封筒、そこに手書きの文字で書かれるラブレターには、メールやLINEのデジタルの文字にはない温もりのようなものがあります。そしてそれは時を超えて残ります。10年後も、それ以上先にも残ると考えて、特に言葉遣いには気をつけましょう。
3. 夜に書くのはやめましょう
夜に昼には感じない、なんともいえない気持ちになったことがある人は多いのではないでしょうか。恋をして切なくて眠れなくなったり、もどかしい気持ちで泣いてしまったりするのも、夜が多いです。
科学的に正確なデータがあるわけではありませんが、夜は昼には思っていなかったようなことを思いついたりする不思議な力があります。自分の気持ちばかりになってしまったり、嘘を書いてしまうなんてことを避けるために、ラブレターは昼の、冷静に現実を見つめられる時間帯に書きましょう。
女性が男性に書くラブレター
それではここからは女性が男性に書くラブレターの書き方とコツについてご紹介していきます。男性と女性では、手紙に対する価値観や内容の受け取り方が違います。せっかく勇気を出して書くラブレターですので、気持ちが伝わるように書きましょう。
短い文章を心がけましょう
毎日会ってたくさん話す、メールやLINEでよく話す間柄でも、ラブレターでは短い文章を心がけましょう。男性はあまり長い文章を好まない傾向があります。書き方としては、まずは募る想いは一旦横に置いておいて、シンプルな文章を目指しましょう。
丁寧な言葉で書きましょう
恥ずかしい、照れくさい気持ちから、普段と変わらない口調で書いてしまいがちなラブレターですが「冗談なのかな?」「ふざけただけなのかな?」と思われてしまいがちです。できるだけ丁寧な言葉で、真剣な気持ちであることを伝えましょう。
回りくどい言葉で伝えるのはNG
正直でまっすぐな表現を使うのが書き方のポイントです。「ずっとそばにいたい」や「これからも一緒にいたい」ぐらいではピンとこないのが男性です。「ここまで言えば伝わるだろう」という気持ちは捨てて「好きです」とまっすぐに書きましょう。
男性が女性に書くラブレター
ここからは男性が女性に書くラブレターの書き方とコツを紹介します。「女の勘」という言葉があるように、男性から手紙をもらった時点である程度気持ちは伝わっていると言っても過言ではないですが、ポイントを押さえて「いい返事がもらえる」ラブレターを目指しましょう。
性格など内面について書きましょう
相手の好きなところを書く場合、外見ではなく内面について書きましょう。あまり話したことがない場合でも、雰囲気、人への対応、笑顔など、内面からくる要素に対して触れることが、受け入れられやすい書き方に繋がります。そんなところを見てくれていたんだ、と相手は嬉しく思います。
期待や予想は書かない
告白が叶って「付き合えたらこうしたい」「一緒にこれをしたい」ということを想像するのは男女ともに共通していますが、それは相手からいい返事がもらえたら、直接話しましょう。共通の趣味や話題があったとしても、まずは気持ちを受け入れてもらうことだけに集中する書き方をすることが大切です。
自分の言葉で書きましょう
自分の好きなミュージシャンの歌詞や、著名人の格言などで気持ちを伝える男性がいますが、ラブレターはできるだけ自分の言葉で伝えることをお勧めします。ロマンチックな言い回しや、上手いことをいう必要はありません。
男女別・ラブレターの例文
それでは具体的な例文をあげて、ラブレターの書き方について考えてみましょう。
例文
〇〇さん
いきなり手紙なんか渡して、驚きますよね。(※1)
どうしても伝えたいことがあって、手紙を書きました。
〇〇さんのことが好きです。(※2)
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(好きになったきっかけなど)(※3)
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本当は会って直接気持ちを伝えたかったのですが(※4)
二人きりになれる機会がなかなかなかったので
手紙にしました。
一度、二人で話す時間を作ってくれませんか?(※5)
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(連絡先)
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メールでもLINEでもいいので、返事をもらえると嬉しいです。
あなたの名前
※1 突然の手紙について触れましょう
LINE、メール、電話、と、連絡手段がたくさんある現代で、手紙というツールの存在が日常から少し遠くなっています。手紙を渡された相手は「なんだろう」と少しかまえているでしょう。冒頭でそのことに触れ、相手のかまえている気持ちに寄り添う書き方を心がけましょう。
※2「好きです」とはっきり書きましょう
はっきり「好きです」と書きましょう。「付き合ってください」もセットで書いた方がいいでしょう。「好きです」と書かないと、伝わらない、もしくは流されてしまう可能性が高くなってきます。せっかくのラブレターですので、はっきりと伝わる書き方をしましょう。
※3 好きになったきっかけなど
「人と話すのが苦手だけど、〇〇さんと話しているととても楽しい」
「〇〇さんが〇〇(仕事やスポーツなど)に向かい合っている姿を尊敬している」
など、どうしてその人を好きになったのか、好きなところなどを短く簡潔に伝えましょう。
※4 どうして手紙にしたのかを伝えましょう
例文では「二人きりになれる機会がなかった」という内容ですが「直接『好きだ』と伝える勇気がなかった」や「いつも冗談ばかりだから真剣に伝えたかった」と素直に伝える書き方も、まっすぐ相手に届くのでお勧めです。
※5 返事がもらえるように
返事をもらえるよう「返事が欲しい」ということをしっかりと書きましょう。書かないとうやむやになってしまう可能性があります。二人で会う時間を作ってくれるよう、聞いてみることも大切です。手紙では気持ちが引いてしまっても、直接もう一度伝えたら気持ちが通じたりすることもあるからです。
学生さんへ 小学生・中学生・高校生のラブレターの書き方
ここからは小学生・中学生・高校生、学生さんのためのラブレターの書き方とコツをご紹介します。同じ学校の子にラブレターをあげる場合は、どんな結果になるにせよ、卒業までは会うことになるのが学生さんの悩みどころです。気持ちが伝わるよう、書き方を工夫しましょう。
小学生のラブレターの書き方
小学生のラブレターは、誕生日やバレンタイン、クリスマスなど、プレゼントと一緒に渡す機会が多いです。ラブレターを渡すきっかけは多いものの男の子と女の子の恋の意識が一番違うのが小学生です。男の子は特に、男の子同士で遊ぶ方が楽しい時期です。
とはいえ、男の子も女の子からラブレターをもらったら嬉しいです。書き方としては、男の子も女の子も「大好き」という言葉で好きを伝えるのがいいでしょう。「〇〇くん(ちゃん)が大好きです」と書けば、他の子よりも特別に好きだということが伝わります。
中学生のラブレターの書き方
中学生になると、友達関係、部活、進路など、男子も女子も「好き」だけではない色々なことが気になって、気持ちがすれ違いがちです。男子同士、女子同士の関係も大事で、なかなか勇気が出なかったり、素直になれなかったりします。
中学生のラブレターの書き方で大切なポイントは、素直になることです。どうして好きになったのか、どんなところが好きなのか、素直に書きましょう。また、ラブレターのことを他の友達に知られないようにすることも大切です。
高校生のラブレターの書き方
高校生になると、恋に対する男子と女子の気持ちもだんだん近いものになってきます。ちゃんと彼氏と彼女になって、デートがしたいな、一緒に勉強したいな、など、お互いが思うので、ラブレターでも気持ちが伝えやすい世代と言えます。
とは言え、友達や部活や進路の問題が男女で違ってくるのもこの世代です。ラブレターの書き方としてポイントとなってくるのは「(全部はわからないけど)応援しているよ」という気持ち。相手が大切にしているものを自分も大切に思う、ということが伝わると、ぐっと距離が縮まるでしょう。
ラブレターをもらった人へ 返事の仕方、書き方
ここまではラブレターを書く側の話をしてきましたが、ここからはもらった場合の返事の仕方、書き方について考えてみましょう。ラブレターを書こうと考えている人も、もらう側の気持ちを考えることができますので、参考にしてみてください。
男性からもらった女性の場合
「嬉しい、付き合いたい」と思ったら
メール、LINEで早めに返事をしましょう。書き方としては「気持ちが嬉しかった」など、こちらも相手が好きで、嬉しいということがはっきりわかる書き方を心がけましょう。「好き」という告白だけで「付き合いたい」と具体的に書いていない場合は、近いうちに直接会って相手がどう考えているのかを話すことをオススメします。
ただ気持ちを知っておいてもらいたかった、というような人もたまにいるので、変な感じにならないために、たくさんコミュニケーションをとることが大切です。
「気持ちには応えられない」と思ったら
無視だけは避けましょう。頭に置いておいてほしいことは、男性はプライドの生き物だということ。ラブレターをくれた男性がどんな男性だとしても、あなたのいいところを見つけて好きになってくれたことに対しては、感謝するべきです。
一説によると、「好きな人がいる」「付き合っている人がいる」という理由が、一番相手を傷つけない断り方です。勇気を出して手紙を書いてくれた男性に対し、あなたができる最大限の敬意を持って、相手を傷つけない返事の書き方を考えましょう。
女性からもらった男性の場合
「嬉しい付き合いたい」と思ったら
女性からラブレターをもらった場合、「あなたと恋人同士になりたい」という意味で間違い無いでしょう。いいな、付き合いたいな、と思ったらLINEでもメールでも電話でもいいので、早めの連絡をしてあげてください。
「手紙をありがとう。嬉しかったよ。僕も〇〇ちゃんのことが好きです」という内容を話しやすい書き方で伝えてください。女性は手紙で気持ちがちゃんと伝わっているかを心配していますので、まずは安心させてあげましょう。
「気持ちには応えられない」と思ったら
お互い様の話ですが、はっきりと「気持ちには応えられない」ということが伝わる返事の書き方を心がけてください。ここだけの話、女性は案外無視され続けると諦める傾向がありますが、まれに無視されて豹変し、怖い感じになる女性もいるので、きちんと返事をする方がいいでしょう。
メールやLINEで返事をする際は「容姿がタイプではない」というような、相手を否定するような理由・返信の書き方は避けてください。「タイミングが悪かった」など、待っていれば可能性があるような書き方もしないことです。
ラブレターから見えてくるもの
手紙が唯一の通信手段だった頃から比べ、言葉を伝えるのに、今はたくさんの方法があります。その中から手紙を選ぶ理由はいろいろなものがあるでしょう。その中でも「告白はLINEやメールではしたくない」というのが大きい理由ではないでしょうか。
つまり人の感覚として、大切なことを伝える手段として、手紙は「顔を見て声で直接伝えること」の次に位置しているということです。つまりラブレターを書くこと自体、とても丁寧で真剣な気持ちの表れです。
もらう人は特に、紙に向かって手紙を書いているその人を想像して読んで欲しいのです。そしてその気持ちにできるだけ素直に応えてあげて欲しいものです。全てのラブレターに返事がきますように。