不安で眠れない原因
昼に何も考えずに充たされた毎日を送れば送るほど、その落差で夜は気が抜けた感覚になり、自分を見つめ直したり、どうしようもないことを考えたりします。人はどういった不安で眠れない状態になるのでしょうか。いくつか理由をみていきましょう。
夜が怖くて眠れない
このまま寝たら明日目覚めないのではないか、と不安になることもあります。闇が深ければ深いほど、周囲や部屋の中が静かであればあるほど不安が大きくなります。家に一人でいる場合や一人暮らしの場合は、怖さがマックスになり不安でどうしようもなくなります。夜中だと家族や恋人など他の人は寝ているので、誰も助けてくれることがないのは厳しいです。
仕事のミス
暗いままでは仕方ないので寝てしまおうと思うのですが、眠れない。眠れないから布団の中で自分のミスを思い出して余計に眠れない、と延々と悪循環が続いてしまいます。そして明け方に眠気が襲ってきて、ほんの2~3時間眠った後会社に出社し、寝不足で仕事をすることになります。
将来への不安
子どもがいれば子どもの将来のこと、中学受験や高校受験に合格するか、大学生なら就職試験は大丈夫なのか、持病を抱えた子どもがいれば自分が生きている間に治してあげたいとか独立させてあげたい、などど色々思いをめぐらせます。
歳をとってくれば老後のことを悩みます。老後の蓄えは大丈夫か、自分は病気になっていないのか、あと何年生きれるかを考えます。
将来の悩みは、年代関係なく尽きることがありません。深刻に悩めば悩むほど、眠れないことが多くなります。
お金のことで悩む
家がとんでもなくお金持ちだったら、自分が大手企業に勤めていて高給取りだったら、宝くじが当たればいいのに、などと考えても仕方のない今の境遇とは真逆のことを考えたりしてしまいます。どうしてこんなにお金で苦労するのか、お金が欲しいな、と辛くなったりもします。今後のことを考えると、お金の心配で頭がいっぱいになり、だんだん不安になってきて眠れない状態になります。
妊婦
睡眠は妊娠中の健やかな生活を送るために不可欠ですが、目がさえて眠れない日が多くなったりします。
不安とストレスの解消法
ハーブティーで不安を和らげる
他にもペパーミントは爽やかな香りが眠気を誘導してくれます。パッションフラワーは鎮静効果があり、神経の緊張や精神的不安を和らげてくれます。
日本では好きな人でないと飲まないハーブティーですが、安眠の効果は抜群です。お店で探して試してみるのもいいでしょう。
ストレッチで体を動かす
ゆっくりと時間をかけて身体をほぐし、少し汗をかきながら、体と心の緊張を解いてみましょう。
音楽鑑賞で眠れない気持ちを吹っ飛ばす
撮りだめしたテレビ番組を観る
気がついたら時間が過ぎて、眠気が襲ってくる可能性があります。
好きな趣味に没頭する
ゲームは集中すればするほど目と脳が疲れてくるので、そのまま寝落ちできることもあります。静かな長い夜は、編み物や絵を描くこともはかどります。昼間に忙しくて、なかなかできないことを試してみましょう。
睡眠薬を処方してもらう
色々と不安を取り除く方法や、眠れない身体を眠れるように努力してみても、それでもやっぱり眠れない、睡眠不足になっているという場合は、きちんと医師に相談することが重要です。
眠れない夜をやり過ごそう
ハーブティーを飲みながら、音楽を聴きながら、じっと座りながら、逆に悩んでみるのも悪くないことです。肩の力を抜いたら驚くほど簡単に眠れることもあります。そうやって過ごす夜も、決してイヤなものではないでしょう。
しかし、不安な気持ちは少しずつでも解消できるように、頑張って毎日の生活の中で問題を解消してみてください。そうすれば、眠れない日々とも、不安に感じることとも、さよならできるでしょう。眠れない状況を解消できたら、素敵な安眠をとってください。