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被害妄想が激しい人の特徴10コ・チェックする方法と原因

被害妄想かどうかチェックする方法って?

あなたの周りに被害妄想の激しい人はいませんか。もしくは、あなた自身がよく被害妄想をする人でしょうか。被害妄想は周囲の人を戸惑わせ、時には怒らせる、そして自分自身も精神的に疲れてしまうという誰も得をしない困った癖です。

可能なら誰が被害妄想をしがちなのか、事前に把握しておきたいと考えるのも自然なことでしょう。そこでこの項目では、周囲の人や自分自身が被害妄想なのかどうかチェックする方法についてご紹介いたします。

被害妄想診断チェック項目

・ちょっと離れた所で、笑いながら話している人の声が聞こえると、自分の悪口を言っているのではないかと感じる
・些細なことで恋人が浮気をしていると感じ、相手の話も聞かずに決めつける所がある
・常に誰かからの視線を感じている
・友達でも自分のいない所では悪口を言っているとおもう
・話している相手に対し、自分の事を見下しているのではないかとおもう
・自分が話しかけて返事がなかった時、「こちらの声が小さかったのかな」と考えるのではなく、「無視された」とおもう

上記のチェック項目リストの中で、当てはまっている数が多ければ多いほど、対象者が被害妄想である可能性は高くなります。

被害妄想をする原因とは

被害妄想をする人と遭遇した場合、なぜそうおもうのかよりも自分の身を守ろうと一歩引いて構えてしまうことでしょう。そして被害妄想に陥りがちな人の場合、そうなった原因が思い当たらず、自分の気持ちを持て余してしまいます。

生まれついて被害妄想をする人はいません。生きていく過程で何かしらの原因があって、現在の状態に陥っています。この項目では、被害妄想をする原因には何があるか、2つに絞ってご紹介いたします。

人と話すことに慣れていない

人が被害妄想をする原因として挙げられるのが、人と話すことに慣れていないという点です。長い人生を生きていく上で人と話し、人間関係を築いていくのは大切なことです。多くの場合、長く住んでいる場所で人は交友関係を広げていきます。

ですが、被害妄想をする人はいつの頃からか、人とあまり話さないことが当たり前の環境にいます。例えば、親戚のほとんどが遠い場所に住んでいてなかなか会えない、他人と人間関係を築くのが下手で話すことに苦手意識があるなど、さまざまな理由からです。

そのため、人と話すことに慣れていません。したがって、人との距離感や相手の思惑がわからず、相手のちょっとした仕草などをネガティブに受け取り、悪い方へ想像力を働かせてしまいます。

後ろめたい気持ちを抱えている

人が被害妄想をする原因として挙げられるのが、後ろめたい気持ちを抱えている点です。被害妄想をする人の中には真面目な性格の人もいれば、多少不真面目な人もいます。後者の場合、他人へ不快におもうことをしたり、犯罪をしてしまったりなど、悪いことをしたという自覚があり、それは後ろめたい気持ちを抱える理由につながります。

そしてその気持ちから「他人も自分と同じで、後ろめたくなるようなことをしている」という勘違いを生み出します。自分が以前、他人へしたことがいつか自分に返ってくるのではないかという疑心暗鬼に陥り、誰も信じられなくなります。そこから徐々に被害妄想が始まっていきます。

被害妄想が激しい人の特徴10個

日常生活を送る上で問題のない程度の被害妄想なら、自分の身に降りかかる危険を事前に予測して身構えることができるという良い面もあります。そしてその程度なら、被害妄想のしすぎで精神的に疲れてしまう事態にはならないでしょう。

ですが、被害妄想が激しい人の場合、日常生活に支障が出るだけではなく、周囲にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。したがって、身近な誰かが、もしくは自分自身が激しい被害妄想をしているかどうかを把握しておかなければいけません。この項目では、被害妄想が激しい人の特徴を10個挙げてご紹介いたします。

他人の言葉や態度を深読みする

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、他人の言動や態度を深読みするという点です。他人と話していて自分の言葉選びや態度が相手に誤解を与え、不快な気持ちにさせてしまったという経験は誰しも多かれ少なかれあることでしょう。逆に相手の言葉や振る舞いで少し傷ついたという場合など、こういったすれ違いはよくあることです。

ですが、被害妄想が激しい人の場合、極端に悪い方へと深読みします。例えば、相手が丁寧に言葉を選んで褒めてきたとしても「ただの嫌味だろう」、相手が常に礼儀正しい態度でいたとしても「何を企んでいる」などと考えます。相手が自分に対していつか攻撃してくることを前提とした考え方しかできず、嫌な方向へと深読みします。

誰かが話をしていれば、自分の陰口だとおもう

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、複数の人の話し声が聞こえれば自分の陰口を言っているのだなとおもう点です。自分自身を含めて、人が話す話題は誰かの悪口だけとは限りません。趣味の話や食べ物の話など、人が話したい話題は数多くあることでしょう。誰かへの悪口はその中の1つに過ぎません。

ですが、被害妄想が激しい人は他人の言動などを深読みするので、自分への悪口を言っていたのだと決めつけてしまいます。その考えは当人たちが否定したとしても、変わることがありません。

視野が狭い

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、視野の狭さです。誰かと話している時、自分が聞いているのは相手の言葉だけではありません。話す声の調子や大きさ、表情、仕草、雰囲気や態度など、対面で話して得られる相手の情報は言葉以外にも数多くあります。

ですが、被害妄想が激しい人は視野が狭いため、言葉だけに注意を向けている場合が多いです。相手は自分に対して敵意を持っているとおもいこんでいるので、視野が狭くなりやすく、言葉を悪い意味へと変換していきます。

自分を見限るのが早い

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、自分自身を見限るのが早いという点です。話している相手の言葉を聞いて、不愉快な気持ちになったとしましょう。その相手とどのような関係であるにしろ、怒る前にまずは自分の早とちり、もしくは勘違いじゃないかと考える人が大半ではないでしょうか。

ですが、被害妄想が激しい人の場合、自分に対する悪意と結論付けるのが早いです。一度立ち止まり、本当に相手はそうおもっているのか、本当は違うことを言いたいのではないのか、といった葛藤をしません。最初から自分に敵意を持っていると決めつけているため、当人の中でたどり着く結論は1つしかないからです。

自分を信じていない

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、自分自身を信じていないという点です。他人を信じられないという人は一定数存在しますし、被害妄想が激しい人もそういった一面があります。ですが、それ以上に被害妄想の人は、自分自身のことを信じられないという特徴があります。

理由はさまざまですが、自分自身の言葉や考えを信じていない被害妄想の人は、他人より自分自身に対する評価が厳しいです。そして自分自身を信じていない人が、他人から信じてもらえる訳がないと思い込み、被害妄想に陥ってしまいます。

他人の悪口をよく言う

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、他人の悪口をよく言う点です。他人に対し、不愉快な気持ちになったとしても、それを口に出さずに我慢する人もいれば、ためらいなく誰かへ話す人もいます。

被害妄想が激しい人で悪口を話すタイプは、他人の悪口を第三者へ話すことがとても多いです。悪口が多い理由としては、他人の言葉を曲解して、不愉快な気持ちになることが多いからです。そのため、被害妄想の激しい人がおもう嫌な人とその人に対する周囲の評価が、大きくずれていることはよくあります。

自意識過剰

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、自意識過剰な点です。自意識過剰とは、みんなが自分のことを見ている、みんな自分のこんな所を気にしているなど、そういった思い込みの強い人を指していいます。これをポジティブな方向に考えていれば、少なくとも本人は幸せでいられることでしょう。

ですが、自意識過剰がネガティブな方向を向いてしまうと被害妄想になります。自意識過剰なのでどのような話をしていても、自分が攻撃されている、自分を嫌っている故の発言だ、と常に自分とつなげて考えます。

褒められても嬉しいとおもわない

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、褒められても嬉しいとおもわない点です。一般的に自分のことを褒められたら嬉しい気持ちになります。褒めてくれた相手が誰だとしても、言われたことが自分でも納得できることなら、なおさら嬉しいことでしょう。

ですが、被害妄想が激しい人の場合、褒められても喜ぶどころか、警戒心が強くなったり、不快な気持ちになります。自分を信じていないため、褒められる要素がないとおもっていますし、他人を信じていないため、相手の言葉が全てお世辞や社交辞令に聞こえます。したがって、素直に相手の言葉を受け取ることができず、嬉しいとおもえません。

失敗を気にしすぎてしまう

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、失敗を気にしすぎてしまう点です。どんなに要領の良い人でも、あらゆる面において優秀な人でも、失敗はあります。大切なことは失敗した後、次からどうすれば良いかを考えることであり、いつまでも落ち込んでいることではありません。

ですが、被害妄想が激しい人の場合、失敗をいつまでも気にして引きずってしまう所があります。そして失敗を長くひきずっていると、精神的に疲れてくるため、余裕がなくなっていきます。すると、周囲が自分の失敗をあざ笑っている感覚に陥り、被害妄想がより激しくなっていきます。

自分を過小評価している

被害妄想が激しい人の特徴として挙げられるのが、自分を過小評価しているという点です。仕事などで自分の頑張りによって成果をあげられたら、当然高い評価を受けますし、自分のことを誇らしく感じることでしょう。このように、自分の実力を正しく把握することは大切です。

ですが、被害妄想が激しい人の場合、自分の実力を低く見ている所があります。自信がなく、視野が狭いため「自分はどうせこんなこともできない奴なんだ」と思い込んでいます。そして、そんな自分を周囲は馬鹿にしているという考えにとりつかれ、余計に実力を発揮できない状況へと自分を追い込んでしまいます。

被害妄想を改善・克服するやり方とは

被害妄想は周囲の人も自分自身も傷つけ、精神的に疲れてしまうもので、厄介に感じる人は多いことでしょう。自身が被害妄想をしていると自覚のある人の中には、なんとか治したいと考え、頑張っている人もいます。この項目では、被害妄想を改善・克服するやり方を2つに絞ってご紹介いたします。

紙に感じたことを書く

被害妄想を改善・克服するやり方として挙げられるのが、紙に自分の感じたことを書き出していくという方法です。被害妄想は理屈ではなく、今までの経験から直感で判断しています。そのため、筋のとおらない理由から被害妄想に陥りがちです。そうならないためには、理屈で自分の気持ちを考えてみる必要があります。

それにはまず紙に自分がどうおもったのかを書き出して、自分の気持ちを具体的に視覚化します。次になぜそうおもったのかという理由を考えてみます。そしてその理由を見て、自分が勝手にそうおもってるだけではないか、相手の考えを理解しようとしているかなど、自問自答を繰り返して下さい。

目の前のことに集中する

被害妄想を改善・克服するやり方として挙げられるのが、目の前のことに集中するという方法です。被害妄想の多くは、あらゆることを自分の中で勝手にネガティブな方向へ受け取り、わざわざ時間をかけてその気持ちを育てています。

そうならないためには、被害妄想をしていると気づいた時点で、別のことを考える習慣を身に付けて下さい。例えば仕事中なら目の前の仕事に集中する、休憩時間なら今日の予定をひたすら考えるなど、やるべきことや好きなことに没頭する癖をつけます。そうしていくうちに、何かへ集中することが楽しくなってきて、周囲の評価や思惑などを気にしなくなってきます。

被害妄想をする彼氏とはどう付き合えばいいの?

被害妄想の激しい人でも恋人を作ることはできます。人によって最初から自分の被害妄想について正直に打ち明ける人もいれば、嫌われたくないからと必死に隠す人もいます。ですが、問題なのは付き合う時に分かっていたかどうかではなく、被害妄想する恋人とこれからどう付き合っていくのかという点についてです。

被害妄想をする人は男性も女性も関係なくいますが、性別の違いで付き合い方も違ってくることでしょう。この項目では、被害妄想をする彼氏とどう付き合っていけば良いのかをご紹介いたします。

話し合いをこまめにする

被害妄想をする彼氏との付き合い方の1つとして、話し合いをこまめにするという方法があります。被害妄想をする人は自分の不安や悲しい気持ちを言わず、ネガティブにとった結論だけを話す傾向があります。そのため、周囲の人にとっては突飛な発言をしているように聞こえます。

彼氏と話し合いをして「なぜそうおもったのか」「どんな風に言えば良かったのか」「あなたは私にどうしてほしいのか」など、相手の気持ちを掘り下げていきましょう。そして、繰り返しこまめに話し合いの場を設けることにより、彼氏の不安を解消できます。

被害妄想をする心理とは

被害妄想が激しい人と話していると、理解できないという気持ちが強く、距離を置きたくなる人が大半でしょう。そうなると当然ながら、その人の心理状況などはわからないままです。そして被害妄想をする人自身も、自分の心理状況を他人へ説明することは難しいことなのではないでしょうか。この項目では、被害妄想をする人の心理を2つに絞ってご紹介いたします。

自分は被害者だという意識が強い

被害妄想をする人の心理として強いのは、自分は被害者だという気持ちです。とにかく、自分は誰かのせいで不幸な目にあっていると他人のせいにしたがります。自分のせいでそうなったとおもいたくないからです。

その一方で、不幸な状況に身を置いているのは自分のせいだという気持ちもあります。自分のせいではないという部分を意識しないようにするあまり、余計にその気持ちが強まり、被害者意識も比例して強くなります。

自分を見てほしいという気持ちが強い

被害妄想をする人の心理として強いのは、自分を見てほしいという気持ちです。何らかの理由で誰にも自分を見てもらえないという意識を持っています。そのため、自分を認めて受け入れてほしいという気持ちになり、後ろ向きな発言を繰り返します。

そして少しでも自分を見ていないような言葉や行動に気付いた時、裏切られた気持ちになり、被害妄想はさらに酷くなります。

時にはじっくり考える時間を持とう

いかがでしょうか。この記事では、被害妄想が激しい人について、その特徴や改善方法などをご紹介いたしました。被害妄想は一旦、思い込んでしまうとおもい直すことはなかなか難しいです。ですが、できないという訳ではありません。

被害妄想が激しい人は、結論を急ぎ過ぎる所があります。それを急かしているのは他人ではなく、自分だけだという自覚を持ちましょう。そして、自分が落ち着ける場所でじっくり考える時間を持ち、自身の気持ちとしっかり向き合ってみましょう。

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