窓の種類|開き方/鍵/価格/窓枠/高さ/キッチン/風呂場

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家事 / 2017年11月14日
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概要

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一口に窓といっても、窓に付帯する窓枠・ガラス・窓の性能などのバリエーションは多岐に渡り、防犯・防寒・遮光・断熱・目隠し・防風・美観・採光といった様々なニーズに合わせることができます。今回は「窓」を少し掘り下げてご紹介させていただきます。

窓の種類と名称、開き方は何がある?

窓は私たちが生活していく上で必要不可欠で身近な存在ですが、あまり知られていないことも多いです。さまざまな種類を総称して「窓」と言いますが、それに付随する窓枠やガラスなどにもさまざまな機能や種類、特性があります。今回は窓の種類について詳しく紹介していきます。

引き違い窓

・引き違い窓  
2枚以上のガラスを異なるレールにはめて、左右にスライドさせて開閉する仕組みの窓です。左右どちらとも開閉可能で、2枚・3枚・4枚と窓の開口の大きさに合わせて増減できます。

・掃き出し窓  
人が出入り可能な大きさの引き違い窓です。

・雨戸付窓   
窓や庭へ出るときの窓の開口部外側につける建具の付いた窓のことです。防風・遮光の機能があり、内側からしか施錠できないため、防犯の役割も持ちます。 

・シャッター窓 
雨戸と同じ機能を持つ窓です。開閉は電動と手動の2種類があり、手動は外に出てから開閉するのに対して、電動はわざわざ外に出ることなく開閉することができます。また、電動の場合でも手動で開閉することができます。

・フォールディング窓 
ガラス1枚1枚をアコーディオンカーテンのように折りたたんで開閉できる窓です。室内・室外への出入りが可能な掃き出し窓として使用されます。

装飾窓

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・上げ下げ窓  
装飾窓と呼ばれる種類の一つです。上下にセパレートした2枚のガラスがあり、基本的には下のガラスを上に押し上げて開ける仕組みの窓です。上下2枚とも動くダブルハングタイプ(DH)と、下の部分のみ動くシングルハングタイプ(SH)の2種類があります。

・ルーバー窓  
装飾窓の種類の一つで、可動式の数枚のガラス板が横長に何枚も入っている窓です。ハンドル操作で開閉ができ、窓の開き方の調整が可能になっています。

・オーニング窓 
装飾窓の種類の一つで、ルーバー窓とほぼ同じ種類の窓です。ルーバー窓と違い、1枚1枚ガラスが枠で囲われて独立しています。こちらもハンドル操作で開閉ができ、開き方の調整が可能です。

・縦すべり窓  
装飾窓に種類の一つで、窓枠のレール内で左右どちらかの縦枠を軸として外側へ押し出す窓です。右吊りと左吊りの2種類があり、どちらへ開閉できるかによって吊元の種類を選ぶことができます。

・横すべり窓  
窓枠のレール内で横枠を軸として外側へ押し出す窓です。

・内倒し窓   
窓枠下部を軸として、内側に倒れる窓です。
・外倒し窓   
窓枠下部を軸として、外側に押し出す窓です。排煙窓とも呼ばれます。

・片引き窓   
2枚以上のガラスが開閉できる引き違い窓と異なり、1枚のガラスでは開閉できないFIX窓です。
・両開き窓   
外側左右の縦枠を軸として開閉する窓で、観音開きのように開閉できます。

・FIX窓   
採光を目的とした開閉ができない窓で、嵌め殺し窓とも呼ばれます。
・突き出し窓  
ハンドル操作によってガラス全体が10cm程外側に出る窓で、押出窓とも呼ばれます。

・出窓     
建物より外側に突出した形の窓です。一般的に居室に使う居室出窓のほかに、浴室用出窓やキッチン用出窓などの種類があります。また、台形・真四角・多角形の種類があります。

・天窓     
屋根部分などの高い位置に設置する窓で、トップライトとも呼ばれます。高所に取り付ける窓なので、チェーン式のオペレータを上下して開閉するか、電動などで開閉できる種類もあります。

・面格子付窓  
窓開口部に外側から取り付けた格子付の窓です。防犯や目隠しなどの役割があり面格子には縦型・横型・ヒシクロス型などの種類があります。掃き出し窓・FIX窓・突き出し窓など、窓ガラスを外に開く種類の窓以外で使われることが多いです。

・高所用窓   
人が届かない高い位置に取り付ける窓です。開閉はロールスクリーンなどと同じようにチェーン式オペレータを上下させるか、電動などの種類があります。採光目的以外では外からの視線を気にせず、侵入防止対策として適している窓です。横すべり窓・縦すべり窓の2種類があります。

・サークル窓  
FIX窓(開閉できない窓)の丸い形をした窓です。台形・長方形・正方形・半円などの種類があり、採光の役割に加えて、インテリアとしても使われることも多いです。

窓枠の種類や特徴は?

※ここで言うサッシとは窓枠にガラスをはめ込むガラス窓のことを指します。

・アルミサッシ 
窓などに取り付けるアルミ製のサッシのことです。アルミは白・茶色・シルバー・黒などの色があります。耐久性や防火性に優れ、サビにくいサッシです。

・樹脂サッシ  
合成樹脂製のサッシです。耐水性や気密性に優れていて、アルミサッシより断熱効果が高いのが特徴です。

・木製サッシ 
木製のサッシは木の色を生かし、温かみを感じるデザインです。アルミサッシより断熱性や結露の耐性に優れています。

・複合サッシ 
窓枠の内外で異なる種類や機能を使ったサッシです。アルミサッシを外側に、樹脂・木製サッシを内側にするなど個々の特性を生かせるサッシです。

窓枠はどんな色があるの?

窓枠には基本的に4つの色があり、室内・室外で選ぶことができます。黒・グレー・白・茶色がどのメーカーでも取り扱っている基本色になります。

壁の色や部屋で出したい雰囲気に合わせてすべての内側の窓枠色を統一したり、部屋ごとに色を変えたりするなど、楽しんで選ぶことができます。室外は外壁に合わせて同じように統一したり、外壁に2色以上ある場合は箇所によって色を変えたりすることができます。

また、商品によっては木目調の色を取り扱っていることもあり、シャープ・シック・モダン・ナチュラルなどのテイストも取り入れることができます。

ガラスの種類・特徴は?

・透明板ガラス    
表面は平で歪みなどが少なく、透視性や採光性に優れた、ご家庭などでよく見かけるガラスです。単板ガラスや一枚ガラスとも呼ばれます。

・型板ガラス     
くもりガラスとも呼ばれます。不透明であるため外からは見えにくく、光を通すことができるため、プライバシーを守るガラスとして、浴室やトイレなどで使われています。

・複層ガラス     
2枚のガラスの間に空気を挟み込んだガラスです。ペアガラスや2枚ガラスとも呼ばれます。単板のガラスに比べて断熱性が高いのが特徴です。

・網入りガラス   
ガラスの中に網状のワイヤーが入ったガラスです。割れた際に破片の飛散や落下を防ぎ、火災などに強いため防火対策に最適です。網入り透明ガラスと網入り型ガラスの2種類があります。

・Low-Eペアガラス  
室内側のガラスに、低放射(Low-E)膜をコーティングしたガラスです。暖房や冷房の効果を高め、結露の抑止力が高いのが特徴です。

・真空ガラス     
ペアガラスの空気層を真空にして断熱性能を高くしたガラスです。暖房・冷房効果はもちろん、結露防止や遮音性、省エネ効果が期待できます。

・強化ガラス     
普通ガラスより耐風圧強度が2~4倍あり、耐熱性が高く、粉々に割ることができるので安全ガラスとも呼ばれます。

・防犯ガラス     
ペアガラスの空気層にポリカーボネートと呼ばれる強靭な板を挟んだガラスです。割りにくいため防犯性に優れています。

・防炎ガラス     
ガラスの飛散や落下を防ぐことができる、防災性の高いガラスで、人体にガラスが刺さることがありません。地域によっては防災ガラスによる防火対策を必ず行わなければならないところがあります。

・防音ガラス     
室内の騒音を外部に漏らすことを防ぐと同時に、室外の騒音も内部に入ることを防ぐガラスです。

・組子入りガラス   
格子入りガラスとも言います。窓枠外側から取り付ける面格子窓とは違い、ガラスとガラスの間の空気層に入っているため、埃などが入らず掃除の手間が省けるのが特徴です。

ガラスを囲っているゴム状のものは何?

ゴム状のものは、窓にガラスを固定するために必要不可欠なもので、これがないとガラス自体がガタガタと動いてしまい、落下やズレが生じるなどの危険な状態になります。このゴム状のものは大きく2つの種類があり、さらに防火性に優れたタイプなどもあります。

・グレイジングチャンネル
略してグレチャンと呼ばれます。一度でガラスの枠に沿って両面から挟み込むことができるコの字に近い形状をしています。耐久性が高いためガラスが外れにくいですが、グレチャンが劣化したときやガラスが破損したときには一度ガラスを外さないといけなくなります。

・ビート
グレチャンとほぼ同じ役割を果たしますが、違いはガラスを窓枠にはめ込んでから室内外のガラス両面の枠に押し込んで固定することです。劣化交換はビートを外すだけですが、押し込んで固定しただけであるため、耐久力が弱く、浮きあがってきたり、ずれてしまうことがあります。

網戸はどんなものがあるの?

網戸は、防虫網とも呼ばれ、窓の通気性や換気性はそのままに、虫などの侵入を防ぐ役割を果たしています。この網戸にもいろいろな種類があります。

・パネル式網戸
一般的に多く使われる種類の網戸です。1枚のパネルのように窓枠にはめ込む仕組みで、1枚の網をそのまま張り付けたタイプと中桟と呼ばれる上下でセパレートしている枠がついているタイプがあります。

・アコーディオン式網戸
名前のとおり、アコーディンのように折りたたんで収納できる網戸です。
・ロール式網戸
名前のとおり、ロールスクリーンと同じ要領で開閉できる網戸です。

窓の鍵の種類

・クレセント錠
一般的な窓の鍵に多く使われている種類です。施錠は室内側でおこない、施錠・開錠する際に上下に回転する半円形部分が三日月に見えることから「クレセント」と呼ばれています。

・ハンドル式
窓枠内に取り付けられたバーを回転させたり上下に移動させることにより施錠できる鍵です。
・トップラッチ
釣り針のような形状や、上下につまみを移動して施錠できる仕組みの鍵です。

防犯性を高める「カギ」は?

実は上記でご紹介したものはカギとは呼ばれるものの、形状によってはただ室内を締め切るだけの締め具であると言われています。一般的には窓の鍵はこの締め具だけの家が多いです。

防犯性を高めるためには、クレセント錠にカギ穴が付いたタイプや、ホームセンターなどで安く簡単に手に入り着脱も簡単な補助錠、防犯アラームが作動する暗証番号認証キーを取り付けるといいでしょう。一度はご家庭の窓を見直してみるといいでしょう。

窓の高さの種類や呼び方は?

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窓の高さは大きく分けて4つあります。

・高窓(たかまど)     
一般的な窓に比べ、壁の上部に採光のために取り付けられた窓です。上・中・下の高さでは上になります。
    
・腰窓(こしまど)    
一般的な人の腰の高さにある窓です。上・中・下の高さでは中になります。

・掃き出し窓  
人が出入りできる窓です。上・中・下の高さでは下になります。
・高所用窓   
人の手で開閉できない高さにある窓です。上・中・下の上よりも高位置の高さになります。

家庭で使うおすすめの窓の種類

キッチンにオススメの窓は?

キッチンの窓は換気性・防火性・耐水性・防サビ対策などはもちろん、そこへ美観などもプラスされて選ばれています。

引き違い窓・上げ下げ窓・キッチン出窓・縦すべり窓・横すべり窓・外倒し窓・面格子付窓などの種類があり、ガラスを外から見えにくくするくもりガラスなど、プライバシーを守れるものを使用します。

換気性はありませんが上記で紹介した窓にプラスして、FIX窓などで光を取り入れて明るいキッチンにすることもできます。

浴室にオススメの窓は?

こちらもキッチンと同様の性能を求められる場所です。引き違い窓・内倒し窓・ルーバー窓・オーニング窓・浴室用出窓・面格子付窓などの種類があり、プライバシー保護のために見えにくいくもりガラスなどを使用します。

換気性はないFIX窓も、足元に近い場所に横長に取り付けて光を取り入れる事に使うことがあります。窓枠の種類は、樹脂サッシ・木製サッシ・複合サッシなどをうまく使い分けることが可能です。

採光に適した窓は?

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窓はそもそも光を採り入れるのに最適です。採光目的で言えば全ての窓の種類がそれになりますが、特に採光度の高いものは天窓(トップライト)・掃出し窓・出窓・FIX窓などです。窓の大きさや取付位置により、いくらでも使用範囲が広がります。

2階へ上がる階段の壁にFIX窓を天井まで縦に同間隔で配置したり、吹き抜け部がある場合は上部にトップライトを設置したり、もともとの窓の開口部を広くとったりするなど、建物の構造や立地にもよりますが、いろいろな使い方があります。

掃き出し窓にはどんな種類がある?

ベランダや庭への出入りに使う掃き出し窓にシャッターや雨戸などが付くタイプ、アコーディオンカーテンのように折り畳みができるタイプ、室内外に出入りするのに段差が生じないフラットレールタイプなどの種類があり、それぞれのライフスタイルに一層寄り添うことができます。

窓を合体できる?

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意外と知られていませんが、スタイリッシュかつモダンで個性的な外観を作り上げることができる、2種類以上の窓を合体させた窓があります。

あくまでも開口(窓を取り付けするために壁に開けられたスペース)部内に収めるものになるので、大きさの基準は窓枠によって絞られ、建物の構造上や敷地状況などで不可能な種類もあります。窓の合体技には大きく3種類あり、対応可能な窓は装飾窓と呼ばれる種類が多いです。

連窓

連窓とは、主に装飾窓の種類の中から2種類以上の窓を横に合体させて、一つの開口に収めた窓のことです。例えば2種類合体すれば2連窓、3種類なら3連窓というように名称も変わっていきます。従来の家ではなかなか見かけることは少ないですが、レストランやホテル、レジャー施設などの建物や、デザイナーズハウスなどで多く見かけることができます。

対応可能な装飾窓の種類は、縦すべり・横すべり・上げ下げ・内倒し・外倒しとなります。

段窓

段窓とは、装飾窓の種類の中から2種類以上の窓を縦に合体させて、一つの開口部内に収めた窓のことです。こちらも連窓と同様の建物で見ることができます。

対応可能な装飾窓の種類は、縦すべり・横すべり・高所用・上げ下げ・FIX・内倒し・外倒し・引き違い窓となります。

連段窓

前述でご紹介した連窓(横)・段窓(縦)をさらに合体させて作る窓で、4種類の装飾窓を一つの開口部に収めることが可能です。例えば連窓を縦に2種類以上、段窓を横に2種類以上組み合わせることができます。ただし装飾窓から4種類選べるというわけではありませんので、検討される方は必ず専門家に確認をしてください。

それぞれの窓の値段はいくら?

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ここではLIXILさんの商品の参考価格をご紹介させて頂きます。

※あくまでも窓そのものの商品の金額であり、サッシの種類・ガラスの種類・格子の形状・窓の大きさ・規格サイズにない特注サイズなどにより金額が異なりますのでご注意ください。

下記はデュオPG(ペアガラス)という商品の価格になります。

上げ下げ窓(SH)        ¥33,900~
面格子付窓            ¥44,200~
縦すべり窓            ¥24,800~
横すべり窓            ¥18,600~

内倒し窓             ¥16,800~
外倒し窓             ¥47,100~
オーニング窓           ¥63,200~
FIX窓             ¥11,100~

引き違い窓            ¥22,400~
出窓               ¥130,300~
雨戸               ¥8,000~

シャッター(手動)        ¥90,800~
シャッター(電動)        ¥231,800~

快適な窓のある暮らしを

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家を買うときは建売や注文など、すでに作られた家を購入するか、まっさらな状態から設計をして購入するなど販売形態にも種類がありますが、建売は既存の窓に対してリフォームすることができますし、注文は最初から希望の窓や種類を選ぶことができます。

建物の立地・建築法・構造などで不可能な場合もありますので、その際は専門家に相談するなどして、あなたに合った理想の窓づくりをしていきましょう。

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