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精神力を鍛える方法・強い人や弱い人の特徴・忍耐力との違い

あなたは精神力が強いですか?

あなたは精神力が強い人ですか。それとも精神力が弱い人ですか。スポーツトレーナーやアスリート、カウンセラーなど、職業上、精神力を高く保つメンタルケアを行なっている人は別として、精神力が強いという人はあまりいないのではないでしょうか。

特にストレス社会とされる現代においては、ストレス的にやられている人が増え、精神力が弱くなってしまっている人が増えてしまっています。今回は精神力の鍛え方をご紹介します。

精神力を鍛える・高める訓練方法

運動する

2000年代半ば、オーストラリアの研究において、被験者に2カ月のあいだジムに週3回通って、ウェイトトレーニングとエアロビクスを行うという、運動プログラムに取り組んでもらい、精神的な変化を見る実験が行われました。

その結果、被験者の悪習慣の行動回数が自制され、逆に運動習慣などの良い行動の回数が大幅に増えました。このことから、筋肉がトレーニングで少しずつ筋力が強化できるのと同様に、意志の力、つまり精神力もトレーニングで強化できると、結論付けられました。

あなたが精神力を鍛えて精神的を強くしたいと思ったら、筋トレを始めることをします。

食生活を見直す

精神力の弱さは、心の問題ではなく、食事の問題ということも考えられます。とりわけ現代人は、インスタントラーメンやジャンクフードなど食生活が欧米化し、ストレス耐性や精神安定に効果のあるビタミンCやビタミンAが不足しがちな傾向にあります。

まずは、ビタミンCやビタミンAが豊富に含まれている緑黄色野菜を意識して、食事に取り入れてみましょう。

日々の食生活で私たちの精神力と身体は作られ、そして維持されます。精神力を強くするために、まずは基本となる食生活から見直すのも一つの手です。

精神力が診断できるチェック項目

精神力が強いか弱いか。いわゆるメンタル強度のテストになります。以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えてみて下さい。あなたの精神力はどれぐらいの強さでしょうか。

・失恋してもすぐに立ち直れる方だ。
・大きな企画を任されたら成功をイメージする方だ。
・怒られても引きずらない方だ。
・人付き合いは得意な方だ。
・友達は多い方だ。
・ちょっとしたことなら気にならない方だ。
・好きな人から、自分は愛されている。
・イライラすることはない方だ。
・将来の展望はいいイメージを持てている。
・寝付くのは早い方だ。

「はい」が多いほど、あなたは精神力が強いと言えます。

精神力が強い人の特徴

精神力が強い人とは、いったいどんなひとなのでしょうか。以下に精神力が強い人の特徴を挙げてみました。

嫉妬しない

身近に成功した人が現れると、ほとんどのひとは嫉妬してしまいます。しかし、精神力が強い人は決して嫉妬せず、自らの成長に結びつけるために成功の秘訣を聞きに行きます。

素直に謝ることができる。

自分の間違いに気づいたとき、悔しいからと、謝らないという人も少なくないでしょう。しかし、精神力の強い人は過ちを素直に認め、謝ることができます。

自分を責めない。

過去の失敗を悔やんでいても、何も変わりません。精神力が強い人は自分を見つめ直すいい機会だと考え、そこから得た経験を成長につなげます。

精神力が強い人は、基本的に常にポジティブです。どんな些細なことでも、自身の「成長」や「幸せ」につなげることができます。

精神力が弱い人の特徴

次に精神力の弱い人の特徴を挙げます。もし自分に当てはまるものがあれば、改善して精神力の強い人を目指しましょう。

冷静になれない。

精神力の弱い人は、イレギュラーな事態が起きた時に冷静さを欠いて判断を見誤ってしまいます。そもそも人生は予定どおりに行かない事の方が多く、その度に冷静さを欠いてしまっていては、精神力が弱ってしまうのは当たり前です。

無駄な時間を過ごすことが多い。

精神力が弱い人は無駄な時間が多いです。自分ではどうしようもない事に対して、ずっと悩んだり、落ち込んだりしています。自分の力の及ばない所に対して悩んだところで何の解決策も見出せません。

同じ失敗を繰り返す。

精神力が弱い人は、過去の過ちを自身の成長につなげることができません。そのため、何度も同じ失敗を繰り返してしまいます。そして、同じ失敗をしたことで落ち込み、さらにそのことを指摘されて落ち込み、精神力はどんどん弱くなって行きます。

精神力の弱い人は、基本的にネガティブです。過去の経験を、ご自身の「成長」につなげることはありません。

精神力を鍛えることができるスポーツ3選

次に、精神力を鍛えることができるスポーツを3つ、ご紹介します。

柔道

柔道は、「礼に始まり、礼儀に終わる」「心技体」を信条とし、強さとは心の強さであると位置づけ、勝つためではなく負けないために修練に励むものとしています。

もし負けたとしても、勝った相手を素直に褒め称え、次に負けないために何をすればいいのか考えるように指導されます。柔道は、精神力を鍛えるのに適したスポーツと言えます。

弓道、アーチェリー

弓道やアーチェリーは、精神力や集中力が非常に重要視されるスポーツです。静寂の中で寸分の狂いもなく小さな的を射抜くためには、強靭な精神力が必要で、少しでもぶれてしまえば的を射抜くことはありません。弓道やアーチェリーに打ち込むことで、自ずと精神力が鍛えられます。

バスケットボール

激しい動きの中で、小さなゴールに大きなボールを入れるのは至難の業です。常に平常心でいなければ、ゴールすることはできません。また、バスケットボールは非常に体力を使います。最後まで走りきるには精神力が強くなくてはいけません。

精神力と忍耐力の違い

精神力と忍耐力は似て非なるものです。精神力とは何かをやり抜こうとする意志の力や気力のことを指し、つまり、自らの意思によるものと位置づけることができます。

忍耐力は字の如く「耐え忍ぶ力」であり、耐える、我慢するという意味が強く、やり抜くことを定義としていません。また、自らの意思であるかどうかも関係ありません。

このように、精神力と忍耐力は違うものですが、精神力の強さと忍耐力の強さを合わせ持つ人が、真に強い人だと言えるでしょう。

精神力の回復方法

精神力を回復する方法について3つご紹介します。

・運動をする。
一定のリズムで行う運動には、精神を安定させるセロトニンを分泌する効果があります。運動した後に清々しい気分になるのはそのためです。ランニングやジョギングを日常生活に取り入れてみましょう。

・遊ぶ
精神的な疲れを感じたら、感じ方を変えること、つまりは元気になれること、楽しめることをするべきです。遊ぶとその間は楽しいですし、嫌なことを忘れることができます。この、「楽しむこと」と「忘れること」が非常に重要です。遊びましょう。まずはそれからです。

・寝る
睡眠には、心をスッキリする効果があります。7〜8時間の睡眠が効果的です。寝ましょう。

精神力を鍛えることに関する本3選

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」

最新のスポーツ心理学から見た精神力の鍛え方は、アスリートにはもちろん、一般社会で働く人にも落とし込むことができます。精神力はスキルだとし、訓練や修練によって鍛えることができるとしています。著書の中に普段の生活において精神力の強さを使うヒントがちりばめられています。

心を整える

精神力を鍛えるのみならず、整えると位置づけています。常に結果を出し続けるサッカー選手の長谷部誠さんが、普段から心掛けていることが書かれています。

メンタルが強い人がやめた13の習慣

前向きに人生を進むための、止めるべき考え方や思考について気付くことできます。この本を読むことで精神力を鍛えられることはもちろん、無駄な時間を過ごさないようにすることができます。

精神力と体力の関係性

精神力と体力には大きな関係性があります。例えば体力的にはまだまだ余裕があったとしても、精神力が弱ければ、「ああ、自分の限界はこんなものだ。」と早々に諦めてしまいます。

つまり、いくら体力面を鍛えても、精神力が伴わなければ、その力を100%発揮することはありません。車の前輪と後輪のように、どちらかが欠けてもいけないという関係性だということを覚えておきましょう。

前向きな人生を送りましょう。

精神力が強くなることで、人生を前向きに、歩みやすくすることができます。この記事を参考に、あなたも精神力の強い人間に、ぜひなってください。
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