出会いでフィーリングを感じる時
とはいえ「フィーリング」とは非常に感覚的であいまいな表現なため、決定的な体験をしないことにはイメージがしにくい方もいるでしょう。今回はフィーリングが合うとはどういう事なのかについて詳しくご説明します。
フィーリングが合う人の特徴を知ると人付き合いがスムーズになるだけでなく、恋愛や結婚をする上での参考になります。また、逆にフィーリングが合わない相手と出会った時の違和感の理由にも気づく事ができるでしょう。
まずは人間関係のスタートである出会いの場面で、「フィーリングが合う」と感じる時についてご説明します。
距離の取り方が合う
グイグイと人間関係を進めようとする相手の方が楽だという人もいますし、多少不愛想でもゆっくり仲良くなった方がやりやすいという人もいます。初対面の場面で相手との距離の取り方が似ていれば、フィーリングが合うと感じやすいと言えるでしょう。
会話のリズムが合う
またポンポンと言葉が途切れない事だけが会話のリズムではありません。一時間に一言二言だけでも、お互いが苦なく会話できればフィーリングが合っていると言えます。
笑いのツボが合う
初対面の相手の前で怒りを露わにする人が少ないように、初対面の相手の前で大声で笑って見せられる人は少ないでしょう。何に怒り何に笑う人間なのかをまだ知らないうちから、相手と同じ事で笑えたら心の距離はぐっと縮まります。そしてそんな相手をフィーリングが合っていると感じるでしょう。
趣味が同じ
フィーリングが合う相手の特徴
また、フィーリングが合わない相手と付き合いを続けると、どのような弊害があるのかについても合わせてご説明していきます。
友人
会話が途切れない
またフィーリングの合う相手とは、逆に会話の途中で沈黙が訪れても平気でいられます。時に沈黙を挟みながらも会話の際はお互いに盛り上がれる、そんな相手との関係ならその後何十年にも渡って続けていけるでしょう。
金銭感覚が合う
逆に収入に大きな開きがあっても金銭感覚が同じなら、お付き合いのストレスは非常に少なくなります。入が多い側は、相手が自分より低収入ならそれに合わせる事も可能ですが、収入が少ない側はどう背伸びしてもお金がある側に合わせることができないからです。
恋愛相手
貞操観念の一致
交際中に間違って浮気をしてしまった場合でも、それを許すことができる人、絶対に許せない人がいます。例えば、テレビのワイドショーで取り上げられる不倫のニュースについて雑談を交わすだけでも、フィーリングが合う合わないは浮き彫りになるでしょう。
喜怒哀楽のツボが合う
また、怒りのツボが似ている事も大切です。付き合ううちに喧嘩もあるでしょうが、怒りのツボが似ていれば、相手に何をすれば気分を害してしまうのか計りやすくなります。
結婚相手
お付き合いから結婚に至った相手というのは、元々お互いにフィーリングを感じている場合がほとんどです。しかし世の中の離婚率が一定数を保っているように、離婚に至ってしまう夫婦は少なくありません。結婚相手に特に求められるフィーリングの特徴をご説明します。
味覚が同じ
自分が美味しいと感じたものを相手も同じように美味しいと感じてくれるというのは、些細なようで大切なことです。食べ物のフィーリングが合うだけで、結婚生活は何倍にも楽しくなるでしょう。
性欲の強さが同等
金銭感覚の一致
出費だけでなく節約に関する感覚も同じだと、よりフィーリングが合っていると言えます。クーポン券の使用をケチ臭いと感じるか、鼻を噛む時のティッシュは何枚使うのかという小さな事も、積み重なると夫婦の亀裂に繋がります。
子育て観が似ている
子育てに対する考え方は本人の成育環境の影響も大きいため、似たような環境で育ってきた男女は感覚がズレにくいという事も言えます。子育てなんて想像もつかないであろう恋人時代であっても、相手の子供時代の話をよく聞くことで、子育て感を話し合うきっかけにもできるでしょう。
フィーリングが合わないと感じた時の対処方法
「理由は説明できないけれど、その人といるとなんだか息苦しい気分になってしまう」。「いい人なんだけど、ノリが合わない」。「なぜかその人とはコミュニケーションのタイミングがいつもズレてしまう」。フィーリングが合わない原因を自分でも説明できない事もあるため、対処に悩む人が多いでしょう。
フィーリングが合わないと感じた時の対処方法をいくつかご紹介します。
上辺で付き合う
人と上辺で付き合う事に罪悪感を感じる人もいるでしょうが、世の中の大半の人はそうして過ごしています。あなたの周りの人も、何食わぬ顔で会話している相手の事を「フィーリングが合わないなぁ」と密かに感じている可能性もあります。
少しずつ距離を置く
例えばその人自身には自覚がなくても、言い方が冷たかったりキツかったりすると、人によっては会話をするだけでストレスに感じてしまいます。中には冷たくビジネスライクな相手の方が、付き合いやすく好きだという人もいますが、それがフィーリングが合う合わないの差だと言えるでしょう。
歩み寄る
食の好みが合わなくても、相手の好きな味付けにしてあげる。「綺麗好き」対「雑な性格」なら、相手の多少の散らかしは大目に見る。相手の側に寄り添ってあげる事で、幸せな結婚生活は維持されます。
フィーリングが大事だと言われる理由
逆にフィーリングが合わない相手と結婚して、後々「やはり失敗だった、出会いからやり直したい」と考える既婚者もたくさんいます。最初に感じた違和感は何年たっても違和感のままな事が多く、時には離婚の原因にもなります。心と心で付き合う「人間」だからこそ、フィーリングは人付き合いをする上で大事な物です。
フィーリングで生きる事のメリット・デメリット
初対面の人との出会いの場面で、初デートの場面で、プロポーズを受けた場面で。さまざまな人生の節目の行く先を、フィーリングだけで判断するのは一見良い事のように見えますが、デメリットがある可能性も知っておくべきでしょう。この章ではフィーリングで生きる事のメリット・デメリットをご説明します。
メリット
我慢して人付き合いをする事は、時に人を病気にしてしまうほどに心に負担を掛けます。その負担が掛かる前に直感でストレス源を避けてしまえば、常に気持ちよく過ごす事ができます。
またその直感は本当に当たっている事も多く、フィーリングを信じて始めた人付き合いが、さらなる幸運をもたらしてくれる事があります。
デメリット
また、直感に頼りすぎると大事なチャンスを見逃す事にもなりかねません。打算や計算高さを持って人付き合いをするべきだとまでは言いませんが、頭で考えて行動する事も時には大切です。特に結婚相手を決める際にフィーリングはとても大事ですが、それだけに固執すると婚期を逃してしまう事もあります。
フィーリングに耳を傾けて
フィーリングは、頭で考える前に心から発信される信号です。純粋にあふれ出た感覚です。フィーリングに耳を傾ける事は、あなた自身さえも知らないあなたに声に耳を傾けるという事です。
感じるままに生き、失敗するのも時にはいいでしょう。そして豊かな経験をして、自分の本心から望む人生を手に入れて下さい。