倦怠期とは
そもそも倦怠期とは、お互いに飽きてしまって嫌になる時期のことを指します。お互い好き同士で付き合ったにもかかわらず、いつの間にか、何のきっかけもなく倦怠期を迎えてしまうことも多いです。不思議に感じる人も多いでしょう。
物事には、必ず「山」と「谷」があります。みなさんの人生においてそうでしょう。ものすごく楽しく幸せな時期もあれば、毎日がつらくて何もしたくないような時期もあります。そして、それは「感情」にも同じことが言えます。
恋人のことを「大好き」と思う時期もあれば、「あんまり」と思う時期もあるということです。その「あんまり」と思っている時期が「倦怠期」です。
意外と怖い倦怠期
それは、倦怠期がお互いの「慣れ」からきている場合はいいのですが、相手に対して「飽き」や「嫌」という感情を持ってしまうと、その気持ちを修正することは難しくなってしまうからです。
飽きてしまうと、付き合った時のドキドキ感がなくなってしまったり、嫌になってしまうと声も聞きたくなくなったりと、どんどん悪い方向に行ってしまいます。
だからこそ倦怠期の乗り越え方を知っておくべき!
そこで、しっかりと「倦怠期の乗り越え方」を理解しておく必要があります。今回の記事では、その方法を詳しく紹介します。
これは、「今倦怠期真っ最中のカップル」だけに読んで欲しいものではありません。今はラブラブで「倦怠期とは無縁のカップル」にもぜひ読んでいただきたいです。倦怠期は、ある日突然やってくるものなので、今は大丈夫でも明日は、1か月後はどうなっているか分かりません。そんな時に、乗り越え方を知っているかどうかは非常に大きなポイントとなります。
倦怠期の原因
自分磨きをしなくなる
例えば、だらしないスウェットやジャージで常にいるようになったり、すっぴんでばかり会うようになったりと、付き合った当初ではありえないような身だしなみをしてしまうと倦怠期に向かってしまうことが多いです。
それくらい親近感が湧いてきたのだ、といえば聞こえはいいですが、だらしない格好を好んでくれる方はなかなかいないので、身だしなみは最低限の気遣いを常にするようにしましょう。
デートがワンパターン
付き合ったばかりの頃は、1日デートをするのもプランを真剣に考えて過ごしていたのに、それが全くなくなってしまってはいませんか。もちろん、毎回デートプランを考えるというのも大変です。
それでしたら、たまにでいいので少し凝ったデートプランを考えてみてください。普段はしないことを2人で楽しむことにより、それが良い刺激となりマンネリ化を防ぐことができます。
「忙しい」という口癖
「忙しいから」「疲れているから」、そういった言葉の積み重ねが、相手の気持ちを自分から遠ざけてしまっていることもあります。疲れているのであれば、それに合ったデートを考えるというのもあります。お家デートでも良いでしょう。そのように工夫を凝らして、「忙しい」という言葉を口癖のように使わないように気をつけましょう。
結婚観の違い
また、女性は男性からのプロポーズを待っているにもかかわらず、男性がはっきりした行動を取ろうとしないと、その態度に呆れてしまって倦怠期を迎えてしまうという場合も多いです。
男性からしても、あまりに女性から結婚をせかされると、それに嫌気がさしてしまい気持ちが冷めていってしまうという負の連鎖が起きます。
結婚はもちろん大事なことですが、目の前の相手を大事に思う気持ちを忘れないようにしたいところです。
倦怠期を意識しすぎる
もちろん、倦怠期は迎えなくて良いのであれば迎えたくないものでしょう。ですが、あまりに倦怠期を意識しすぎるあまり、大して気にするようなことでもないことまで、倦怠期の前兆のように考えてしまいます。
倦怠期の乗り越え方を知っておく必要はありますが、普段から倦怠期を意識しすぎるのはやめましょう。その「負の気持ち」は、必ず相手にも伝わってしまいます。
倦怠期の時期の乗り越え方
放っておくと別れる?
ただし、このような別れ方をした場合、100%と言っていい確率で後悔するでしょう。倦怠期が原因で別れるということは、一時の感情で別れてしまっているのと同じです。後から振り返ると「なんであんなことで」と思うことも少なくありません。
そのため、もし倦怠期を迎えて「別れ」を意識した場合、一度立ち止まって考えてみてください。恋人と過ごした楽しかった日々や、思い出を振り返りながら、本当に別れるべきなのかを考えましょう。どちらの選択をするにせよ、一時の感情に流されることなく、振り返ったときに後悔しない選択をしましょう。
しっかりと話し合う
もし、お互いに対して不満があるのならば、この機会にしっかりと伝えることも大事です。貯めすぎてしまった結果、爆発してしまうこともありますので気をつけましょう。
もっとも避けなければいけないのは、空気が悪いことをお互いに理解しているにもかかわらず、それを「見て見ぬふり」して、何も考えないことです。倦怠期の入り口でしっかりと話し合うことで、二人の距離をグッと縮めることも可能です。
相手がいない生活をしてみる
無理矢理避けてしまうと、お互いの関係が悪化してしまうことも考えられますので、なるべく会わないようにして、連絡も控えてみましょう。そうすることで、今まで恋人と一緒にいることが「当たり前」で、それがいかに「幸せなこと」なのかに気づくことができるでしょう。
また、今までは感じなかった、相手の優しさや気遣いなどを思い出すことがあります。それをきっかけにして、「相手のことを好き」という気持ちを思い出すことができるでしょう。少しの期間連絡を控えてみてはどうでしょうか。
新しいこと・趣味を始めてみる
例えば、今まで行ったことのないような場所に二人で行ってみたり、二人で共通のスポーツなどを始めてみるのも良いでしょう。
新しいことを二人で始めることで、新しい会話のネタになったり、刺激になったりして、付き合いたてのような新鮮な気持ちを思い出すことができます。
手紙を書いてみる
そのような場合は、手紙を書いてみることをおすすめします。手紙は、書いたことのない人にとっては、ハードルが高いですが、手紙の効果は非常に高いものがあります。面と向かって話してしまうとケンカになる場合でも、手紙を通して伝えることで、冷静に読むことができるので、感情的にならずに済みます。
また、手紙を書く側としては、口に出して直接は言えないようなことでも、手紙であればかけることもたくさんあります。一度恋人に向けて手紙を書いてみて、自分の気持ちを伝えてみてはいかかがでしょうか。それをきっかけに二人で話し合えると良いでしょう。
相手を褒めてみよう
相手の良いところを探したり、相手を褒めたりすることは、何一つ悪いことはなく、お互いにとっても良いことばかりでしょう。日ごろから、気づいた点があれば、相手のことを積極的に褒めていくようにしましょう。
倦怠期から別れになる確率
しかし、倦怠期からの別れは、先ほど説明した「話し合い」をすることでかなりの確率で避けることができます。一般的に、倦怠期から別れにつながる確率は、30~40%程度と言われていますが、しっかりと話し合いをし、お互いの不満を解消することができれば、その確率は半分程度まで抑えることができるでしょう。
倦怠期の期間の目安
3か月
この時点であれば、まだ修正は必ず利きます。もし、「何か違う」と思っていることや、不満に感じていることがあるのならば、素直に伝えてみましょう。このままでは、別れに直結してしまうでしょう。
半年
3か月の時と大きく異なるのは、この状態で倦怠期に入ってしまうと、大きなケンカにつながることが多いということです。3か月の時よりも、遥かにストレスが溜まっていますので、その爆発も大きくなってしまいます。
溜め込んだ不満は、少しずつ開放していかなければ、「別れ」というものが現実味を帯びてしまいます。何か対策を講じましょう。
1年
この場合は、先ほど説明した「今までやっていないこと」や「サプライズ」などがおすすめです。マンネリ化した生活に刺激を加えることができれば、さらに二人の仲は良くなるでしょう。
3年
3年も一緒にいると、もちろん相手の存在が当たり前になってしまい、感謝の気持ちを忘れがちになってしまいます。相手がやってくれて当たり前、そんな行動や考えが、相手に不信感をつのらせる原因になってしまいがちです。
また、年齢にもよりますが、「3年付き合ったんだからそろそろ」と、結婚を意識し始める時期でもあります。そのような些細な意識のずれが、3年目の倦怠期を生んでしまいます。
倦怠期はどれくらいで終わる?
早いと1か月程度で倦怠期を解消するカップルもいますし、長いと1年以上その状態を引っ張ってしまうカップルもいます。倦怠期を早く終わらせたいのであれば、相手の立場に立ってものを考え、感情的にならないことが重要です。
倦怠期か診断するチェック項目
1 相手の行動や言動にイラっとすることが最近増えた
2 相手にドキドキすることがなくなった
3 意見の対立が多い
4 良いところより悪いところに目がいく
倦怠期だけど別れたくないときの対策方法
そのような場合は、まずは話し合いましょう。倦怠期にある場合、どこかでお互いの気持ちや考えていることがずれてしまっています。それが大きいものなのか、小さいものなのかは分かりませんが、「ずれている」ということをお互いが認識するだけで、気持ちはかなり変わります。まずはしっかりと話し合いましょう。
倦怠期は「終わり」ではなく「通過点」
しかし、それでもほとんどのカップルが別れないのは、倦怠期は「終わり」ではなく「通過点」にすぎないからです。だからこそ、あまり考えすぎず、どうしても気になるなら話し合いをして、その試練を乗り越えましょう。