大殺界の調べ方・早見表・過ごし方｜引っ越し/恋愛/転職

大殺界とは六星占術という占いで、運気の下がる12年間の中の3年間、の事を大殺界と言い、1年間の中の3か月の事を言います。大殺界の間は、精神的にも肉体的にも辛い時期になり、新しい事を始めるには向いていない時期です。

大殺界を乗り切るために、六星占術での自身の星人や、いつ大殺界がやってくるのかを調べていれば、その時期を恐れずに迎える事ができます。まずは、六星占術での自身の星人の調べ方を紹介します。

六星占術とは、占い師の細木和子さんが中国古来の易学や算命学や万象学などを基にした占いの事です。自身の生まれ持った運命星を、生年月日によって出された運命数や星数によって割り出し、6つの星に割り当てます。

運命星は、土星人・金星人・火星人・天王星人・木星人・水星人の６つの星人があります。各星人に＋と－があります。＋と－は生まれ年の干支によって決まります。それぞれの占命盤による12の運気が示されます。

この占命盤の運気の中にある、陰影・停止・減退の運気が大殺界に当たります。六星占術では12周期になるので、12年の内の3年間、1年の内の3か月が大殺界になります。

自身の運命星の調べ方は、自身の運命数を運命数早見表から調べ、調べた運命数に1を足し、さらに生まれた日を足した数が星数になります。もし星数が60を超えた場合は、その数字から60を引いた数字が星数になります。

出た星数からどの星人かがわかり、1～10が土星人、11～20が金星人、21～30が火星人、31～40が天王星人、41～50が木星人、51～60が水星人に割り当てられます。

さらに干支によって陽（+）か陰（-）を割り出され、子、寅、卯、辰、午、申、戌は陽に、丑、巳、未、酉、亥は陰となります。

これで、自身の運命星と陰陽が割り出せますが、生まれた年によっては霊合星に当たることもあります。まずは、それぞれの運命星の特徴を紹介します。

土星人は、理想が高いのが特徴です。自分の描いた理想に近づくための努力は惜しみません。ただ、理想が高すぎて孤立してしまう事もあります。理想も高いですが、責任感も強く、リーダー的存在になる人が多いです。引き受けた事は、必ず最後までやり遂げようとします。

独創的な世界感をもっているので、エンジニアや天文学者、スタイリストやヘアデザイナー、プログラマーなど独創的な感覚を活かせる職業に向いています。

金星人は、何でも自分でやらないと気が済まない人が多いです。とても行動力があり、社交性もあります。常に動いていないとストレスが溜まるので、じっとできないのが苦手です。もう一つの特徴が、カリスマ性がある事です。ただ、自分が主役になっていないと機嫌が悪くなってしまう事があります。

とても行動的で束縛されるのが苦手な金星人は、家庭に落ち着くを嫌がります。結婚する際には、共働きやお互いをあまり干渉する事のない結婚生活を望みます。

火星人は、プライドが高くマイペースで協調性の苦手な人が多いのが特徴です。人見知りが激しいのも特徴です。プライドが高いので、人に干渉される事も苦手です。

火星人の生まれ持ったの天然な所や、ミステリアスな部分に引き寄せられる異性が多いので、とてもモテる運命星の持ち主と言えます。頭が良い人が多いのも特徴ですが、子どもっぽい可愛い部分も持ち合わせています。

天王星人の特徴は、愛情深く寛容な人が多い事です。人に対し優しい人が多いので、天王星人の回りには多くの人が集まります。優しい性格なので、他人と争う事は苦手です。あまり争を避けるので、自分の考えのない人と思われることもあります。

愛情豊かな天王星人は、家庭運に恵まれ笑い声の絶えない楽しい家庭を築く事ができます。子供に対しても深い愛情を注ぐことができるのが特徴です。

木星人の特徴は、コツコツ努力する大器晩成型です。我慢強い面もあるので、目標ができると、自分を信じて最後まで頑張ります。恋愛に関しては、とても奥手な方が多いのも特徴です。少しずつ距離を縮めていく恋愛に向いています。

控え目な存在ですが、忍耐力や努力を惜しまない性格の木星人は、デスクワークが中心の仕事に向いています。医者や研究者などコツコツできる仕事では自身の堅実さを発揮できます。

クールで自分を冷静に見る事のできる水星人。他人に感情移入する事もなく、自分自身の事も、自分は自分、他人は他人と割り切ることができます。財運が強い人も多いです。生涯お金に困る事の無い人が多いのも特徴と言えます。

常に冷静な目で見ている水星人は孤独な人が多いです。孤独と反対の安定や安息の結婚にはあまり向いていません。孤独な世界に生きているので、仕事での成功を収める可能性が高いという事です。

霊合星とは、1つの運命星だけでなく２つの星の影響を受ける運命星の事をいいます。霊合星に当たる運命星と干支は下記になります。

土星人(+）の戌年生まれ、土星人(-）の亥年生まれ、金星人(+）の申年生まれ、金星人(-）の酉年生まれ、火星人(+）の午年生まれ、火星人(-）の未年生まれ、天王星人(+）の辰年生まれ、天王星人(-）の巳年生まれ、木星人(+）の寅年生まれ、木星人(-）の卯年生まれ、水星人(+）の子年生まれ、水星人(-）の丑年生まれ、が霊合星になります。

霊合星の方は自身の運命星と運命周期の対極に位置する運命星も影響するので、2つの運命星の運気を調べておく必要があります。

霊合星に当たる方は2つの運命星が影響してきます。両方の運命星を調べておく必要があるので、紹介しておきます。

土星人(+)⇔天王星人(+)、土星人(-)⇔天王星人(-)、金星人(+)⇔木星人(+)、金星人(-)⇔木星人(-)、火星人(+)⇔水星人(+)、火星人(-)⇔水星人(-)、この組み合わせが対極している運命星です。

霊合星の方はこの両方の運命星の運勢の影響を受ける事になります。

占命盤には12の運気があります。種子・緑生・立花・健弱・達成・乱気・再会・財政・安定・陰影・停止・減退の運気です。この12の運気の内、陰影、停止、減退の3つの運気が続く周期が大殺界になります。年間でいうと1年の内の3ヶ月で12年周期でいうと3年間にあたります。

それぞれの運気の特徴を紹介します。
・種子→物事を始めるのに適している年です。
・緑生→物事が成長する時期です。ただ、ダメな事も成長してしまいます。
・立花→重要な年で、基本的な自身の方向が決まる時期です。
・健弱→健康に気を付けないといけない時期です。
・達成→目的が達成される時期です。
・乱気→精神的にとても辛い時期です。
・再会→第2の出発点とも言われ、失敗したことに対し挽回するのに適しています。
・財成→富が入ってくる時期です。
・安定→現状維持をする時期です。

次は、大殺界にあたる陰影、停止、減退を紹介します。

大殺界にあたる3つの運気を紹介します。この3年間の運気の特徴を知っていれば注意する事ができます。

・陰影→この年が大殺界の始まりの年になります。大殺界の始まりの年なので何か新しい事をはじめるのは避けた方が良い年です。運命が下降し始めます。

・停止→大殺界のど真ん中にあたる年です。この年も陰影と同じように新しく何かを始めるのは適していません。自分らしい生き方に害を受ける年になります。八方ふさがりで、ただひたすら耐える時期です。

・減退→大殺界の終わりの年になります。多少は運気が上昇しますが、まだ大殺界の時期なので気を緩める事は厳禁です。金銭的にも、余分なお金は人のために使うようにすると、翌年からの運気に良い影響を与えます。

大殺界の時期は、自分の思いどおりにいかない上に自分らしさが失われる時期です。自分らしさが無い時期に新しい事を始めようとすると、自分らしくない考えで選んだ方向に行くことになるので、新しい事を始めるのは避けた方が良いでしょう。

運気自体がマイナスになっていくので、マイナスとマイナスではプラスになるので、運気がマイナスの時は、自分自身もマイナスに持って行くとプラスになるという考え方です。自分自身のマイナスとは、普段どおりの自分ではなく、自分らしさを出さず、自分を抑える事でマイナスになります。簡単に言うと、我慢や辛抱がマイナスになります。

今まで積極的に前に進んできた人でも、一旦受け身になりゆっくりする事で、溜まった疲れが癒され、新しい周期を積極的に元気に過ごせるようにする準備期間だと思い過ごせば前向きに頑張る事ができます。

大殺界の時に引っ越しはやめた方が良いのか、した方が良いのかというのは良く聞く質問です。大殺界の時期は、新しい事を始めるには向いていない時期なので、新しい場所で生活を始めるという引っ越しは向いていないという事になります。

ただ、大殺界の時期は3年間もあります。3年の間には引っ越しをしなくてはいけなくなる方もいらっしゃいます。できるだけ新しい事を避けたい時期ですが、大殺界の周期は年だけでなく月にも当てはまるので、月を種子などにすると良いでしょう。

大殺界の時期を一目でわかるように各年の大殺界早見表があります。どの運命星がどの周期にあたっているか一目で分かります。2017年の早見表で各運命星の運勢を紹介します。

土星人(+)は陰影、土星人(-)は安定、金星人(+)は減退、金星人(-)は停止、天王星人(+)は健弱天王星人(-)は立花、水星人(+)は財成、水星人(-)は再会、木星人(+)は乱気、土星人(-)は達成、火星人(+)は緑生、火星人(-)は種子、になります。

大殺界にあたる運命星は、土星人(+)と金星人(+)（-）になります。自身と家族や周りの人の運命星が気になる方は、この早見表を調べると良いでしょう。

大殺界の間の恋愛はどうでしょう。大殺界の3年間恋愛をしてはいけないという事ではありません。いろんな事を始めるには向いていない時期ですが、何もしていけない訳ではありません。

恋愛に関して、大殺界の前から付き合っている相手がいて、大殺界の最中も何もなければ問題はありません。大殺界の最中に、好きな人ができ付き合う事になるのも問題はありませんが、大殺界の最中は自分らしさが無い時期なので、大殺界が終わり次の運気に入った時に、もう一度相手を見直してみて下さい。

普段の自分では選ばない相手の可能性もあるので、落ち着いて見直した時にも何も変わらない感情のままなら問題ありません。

人生において結婚というのは自身の大きな節目になります。その大きな節目になる結婚を決めたり、結婚生活を始めたりするには、大殺界の時期はあまり向いていない時期と言えます。ただ、大殺界の3年間にタイミングがあり、そのタイミングを逃したくないという方もいらっしゃいます。その時の対処法を紹介します。

大殺界の3年間、ずっと自分を押し殺し我慢しなくてはいけない訳ではありません。前述しましたが、大殺界は12年、12ヶ月、12日の周期があります。事を始めるのに適している「種子」の月や日がある事を知っていれば、その日を選ぶ事ができます。

結婚は一人でするものではないので、相手の運気に合わせる事もできます。一般的に、結婚は男性の運気が強いと言われているので、女性の運気の良い時期に合わせると良いでしょう。そういう事も話合っていくことから始めるのも、結婚準備の始まりになるます。

事を始めるには向いていない大殺界の時期ですが、その大殺界の妊娠や出産は悪いことよりも良い事の方が多いです。

子供を宿す事によって、自身の悪い運気が相殺され、出産することによって悪い膿も一緒に出す事になります。妊娠や出産はマイナスの運気を吹き飛ばすエネルギーがあると言われているので、大殺界の中での妊娠や出産は問題が無いのではなく、良い事ばかりになります。

大殺界の中での仕事面では、今まで頑張ってやってきた仕事ですが、心身共に休めてみるのが良い時期になります。仕事を辞めるとかではなく、がむしゃらに頑張るのではなく現状維持で良いという時期になります。

この3年間で、今までしてきた趣味を充実させたりと自分自身に水や栄養を与え、大殺界を抜けた時期に備えましょう。

今いる職場が合わないや、もっとスキルアップした職場に移動したいなどいろいろありますが、大殺界の最中は新しい事を始めるなら、よく考えて行動するのが良い時期になります。スキルを上げるなど、自分の都合だけなら大殺界の抜ける時期に伸ばす事を考えると良いでしょう。

ただ、精神的や肉体的に辛く転職を余儀なくされる場合は、月や日の運気の良い日に転職するよう心がければ良いでしょう。時期が大殺界の時期なので、自分らしくない職場を選んでしまう可能性もあるので、良く考えてからの転職をおすすめします。

大殺界の時期は思うように事が運ばない事が多いので、精神的にダメージを受け易く、落ち込む事も多い時期です。

女性なら、化粧ノリも自然と悪くなります。いつもよりもなんとなく怠くて、気力が湧かないなど体調面に直接というよりは、精神的なものから体調を崩す場合が多いでしょう

六星占術の大殺界の時期は、必ず当たるのかというと全員に当てはまると言う事はありません。中には大殺界の時期に大成功をしている方もいらっしゃいます。

巨人で有名な、長嶋茂雄さんがホームラン王・新人王・打点王・MVPを取ったのは大殺界の時期です。宇多田ヒカルさんがデビューし、ミリオンヒットを出していた時期も大殺界の時期です。武豊さんが、JRA年間史上最多勝利を収めていた時期も大殺界の時期に当たります。これ以外にもたくさん成功をしている方は多くいらっしゃいます。

このように、大殺界の最中でも大成功する人もいるので、万人に当てはまる訳ではありません。それまでの努力やそれまでの生き方などいろいろ関ってきます。

どう過ごすべきなのかなど詳しく紹介されており、実際に読んだ人からのコメントも好評の一冊です。
大殺界が不安な方はぜひ読んでみるべき本だと思います。

大殺界の時期だからと落ち込んで何もせず過ごすのではなく、運気の流れを知ってそれをヒントにいつもよりもゆっくり考える事をおすすめします。人生いつも自分の思いどおりに事が進むばかりではありません。何をしても上手くいかない時期もあります。そういう時期の行動のヒントにして下さい。

大殺界だかネガティブに物事を考えず、上手くいかない時は落ち込んでも、困難を一つ乗り越えられ、自分自身がまた強くなれたとポジティブに考えていけば何も怖くありません。いつも走ってばかりでは疲れてしまうので、大殺界の時期は一休みの時期と思い、ゆっくり過ごし次に来る運気の波にのる準備を行って下さい。