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風景画の描き方のコツ|デッサン/鉛筆/色鉛筆/木の描き方

Author nopic iconまのまのこ
カテゴリ:趣味

初回公開日:2017年12月04日

更新日:2020年02月15日

記載されている内容は2017年12月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

風景画の描き方のコツ|デッサン/鉛筆/色鉛筆/木の描き方

風景画の上手な描き方のコツは「イメージ」

訪れた先の景色がとても綺麗でこの感動をかたちに残したい、そう思ったことはありませんか。写真で残すのは簡単ですが、味気なくて物足りない、でも絵を描くのは苦手、どうしても上手く描くことができないと、お悩みの方に必見です。実は描くときにコツさえ掴めば、絵は簡単に描くことができます。

まずは、どんな風に描きたいのかを最初にイメージします。難しく考えず、なんとなくでも構いません。青々とした木を描きたいのなら全体的に緑っぽく、または、雪山を描きたいのなら全体的に白っぽくなど、ざっくりと、描くイメージをします。このイメージこそが、まさに上手に描くコツです。

鉛筆と用紙に慣れよう

鉛筆と用紙を用意しましょう。紙と鉛筆には、たくさんの種類があります。全種類を覚えたり、用意する必要はありませんが、使いやすさを知るうえで、多少知識があると便利です。

鉛筆はメーカーにより使い勝手が異なります。実際に描いてみると硬い、柔らかいなど好みがわかります。自分にあった鉛筆を見つけましょう。

用紙の種類

用紙は、描く用具によって適する紙が決まります。水を含むとボロボロになってしまう紙や反対に水をはじいてしまう紙などがあります。あらかじめ、なにで描くかを決めてから、用紙を選ぶのが、トラブルを回避できるコツです。

画用紙

絵画にとどまらず、工作にも使える幅広い用紙です。紙の表面にはややざらつきがあり、消しゴムで強くこすったり、水分を多く含むとよれてしまう特徴があります。購入しやすく安価なので、練習する用紙におすすめです。上達のコツは練習を重ねることです。

水彩紙

紙には凹凸があり、目の粗さで、細目、中目、粗目と分かれます。また紙の粗さによって描く印象が変わります。粗いほど吸収性が強く、初心者は、中間の中目がおすすめです。画用紙と比較すると、多少、値は張りますが、風景画特有のにじみやぼかしを表現するには適しています。

画材に慣れてくれば、必然的に描くことにも慣れてきます。自分のお気に入りを見つけて、風景画を楽しみましょう。

デッサンで当たりをつけよう

いきなり筆で大胆に描き始めるより、鉛筆でデッサンして当たりをつけてから描いた方が、イメージを具現化しやすいとされています。

このとき、風景画のポイントは、細かく描くのではなく、大まかに全体を描くことです。全体の雰囲気を捉えることで、なんとなくそれっぽく木や葉っぱに見えてきます。風景画は細部を追うよりも大きく全体を捉える、これが描くコツになります。

デッサンは地味な作業のようで、とても大切な工程のひとつです。イメージトレーニングを兼ねて、丁寧に行うことを身に付けましょう。

気軽に描くには色鉛筆が最適

絵の具を使うのってなんだか面倒臭い、という方には、色鉛筆が適しています。片付けの必要がないうえに、荷物も軽く、その場でさっと描くことができるのが利点です。

何種類もの色鉛筆があるため、重ね塗りで奥行きをだしたり、単色で色を楽しんだり、工夫次第で味わい深い作品に仕上がります。

線だけで風景画を描く、または塗りつぶして彩りを出すなど、色鉛筆ならではの表現ができます。水彩や油絵ほどの発色はないので、ダイナミックさには劣りますが、色鉛筆の特徴を活かして、繊細な風景画を演出していきましょう。

風景画は全体を捉えて描くのがコツです。紙いっぱいにたくさん色を使って、色彩豊かな風景画を描いてみてはいかがでしょうか。

アクリルで風景画を描くコツ

アクリル絵の具は、乾く前は水彩、乾いた後は耐水性になり、重ね塗りができます。水彩は重ね塗りには適さず、下の絵の具と混ざってしまったり、紙がよれてしまったりします。その点、アクリル絵の具は、何度も重ね塗りをして厚みを出すことができるので、筆でタッチを出したりと、たくさんの表現方法を楽しめます。

水彩で色を重ね塗りした風景画を描きたいのなら、断然、アクリル絵の具がおすすめです。

アクリルを上手に使うコツは、水を少なめにする、ということです。乾きが早いので、少々の水で溶いても重ね塗りができ、油絵のような表現になります。乾くとマットになり、発色が落ちますが、色彩表現の幅が広く、時間制限のある風景画の描写にはぴったりです。

今では、100円ショップで購入できるなど、手軽に手に入りますので、一度試してみるのも良いでしょう。

風景画の木の描き方のコツ

風景画の定番、「木」を上手に描くには、どんなコツがあるのでしょうか。風景画は全体的に捉えるのがコツですが、まさに木を描くときに当てはまります。葉や枝など部分的に細かく描くより、ダイナミックに木々のかたまりを描く方が、不思議と雰囲気が出ます。

例えば、紅葉した木を描くとしたら、絵の具のオレンジを出して葉の細部を描くよりも、黄色と赤色を紙の中で重ね合わせると、葉が重なって紅葉している感じが表現できます。目の錯覚で重なっているところは、木の葉として認識するので、全体を捉えて大きく描くということが、風景画の木を描くときのコツになります。

水彩で描く風景画のコツ

水彩は、不透明水彩と透明水彩があります。不透明水彩は、ガッシュといってポスターカラーなどが該当します。一方、透明水彩は、水で溶いて塗ると、下の絵の具が透けてみえるぐらい透明感があります。

ここでは、この透明水彩絵の具を使って、風景画を描くコツを紹介します。透明水彩は、色を重ね塗りするよりも、単色で表現する方が美しくみえます。透明感のある発色を活かして、塗り方に差を出せば、幅広い色の変化が表現できます。

水彩は、最初に淡い色を塗り、最後の工程に濃い色を塗るのがコツです。始めに空や海など淡い色で表現したいところを水で濡らし、乾く前に薄く色を引きます。次に建物や山などコントラストを出しながら、広いところを大まかに塗っていきます。最後にさしかかる頃、色の濃い青々とした木々や葉、花などを描いていき、細部まで詰めれば完成です。

水彩絵の具の種類

主に使われている水彩絵の具の抜粋です。参考にして、水彩のコツを掴み、透明感のある風景画にチャレンジしてみはいかがでしょうか。

サクラクレパス

鮮やかな発色が得られ、絵の具の伸びが良いのが特長です。

Winsor&Newton(ウインザー&ニュートン)

英国王室御用達の最高級水彩絵具です。非常に高い透明度を持っています。

本格的に油絵で風景画を描くコツ

油絵は古来から伝わる伝統手法です。色に艶があり、発色も良く、重厚で存在感のある作品に仕上げることができます。油絵の特徴を知ると、風景画を描くときにコツを掴みやすいです。

油絵の具は、顔料を油で練っており、水彩やアクリルと違って乾きが遅く、重ね塗りはできますが、乾いていないと色が混ざってしまう特性があります。技法によってはこの混ざりに魅力を感じることもありますが、油絵は色を重ねていくことで存在感や迫力が出てきます。乾燥に時間を要するため、短時間での風景画には適していませんが、時間をかけた分、油絵独特の色彩を表現することができます。

油絵で描くコツは、乾かしながら色を重ねていくことです。揮発性の高い油で絵の具を溶いたり、樹脂を混ぜるなどして乾きを早めると色を重ねやすくなり、ダイナミック作品になります。

コツを覚えて、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

油絵のセット

油絵に必要なものは、絵の具、筆、ペインティングオイル・ナイフ、クリーナー、キャンバスなどです。ひとつひとつ用意するのは大変なので、セットで購入することをおすすめします。

風景画で有名な作家たち

風景画を描くとき、ぜひ参考にしたい作家たちの紹介です。鑑賞して描くコツを学んでいきましょう。

クロード・モネ

印象派の巨匠のひとりで、「睡蓮」や「日の出」は代表的な作品です。風景の雰囲気を演出する際に参照しましょう。

ウイリアム・ターナー

風景画が有名な作家です。代表的な作品に「雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道」があります。色彩の美しさを参照にしましょう。

描くときは全体をイメージして大きく描くのがコツ

アクリル、水彩、油絵とそれぞれの特性と描くコツを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

風景画を描くコツは、全体を捉えて大きく描くことです。細部にこだわらず、雰囲気だけでも作品になります。上手に描けなくても、この風景を描きたい、その思いが作品を通じて人の心に伝わります。描くイメージを強くもって、心を動かす作品を創りましょう。

たくさん描けばコツもつかめるようになってきます。紅葉の綺麗なこの時期に、ぜひ画材片手に出掛けてみては?