夫が家庭で居場所がないと感じる原因は?
男性の多くは女性に甘えたい生き物です。家庭を持つと、その相手になれるのは妻しかいません。仕事をして帰ってきた自分を癒してほしいとおもっています。しかしながら、何かあればすぐに実家に帰るとか、実家の親に相談をする。夫が仕事で忙しくしているのをよそに、母親と一緒に出掛けてしまうなどという事が続くと、なんのために自分がいるのか分からなくなります。
その結果、家庭の中での自分の居場所がないと感じます。
また、妻は子供を産むと子供に目が向きます。子供が生まれると最初の頃はそれこそ24時間体制で、おむつを替えたり、お乳を飲ませたりします。そして夫のかまってほしい気持ちは置き去りにされ、妻は忙しい自分を理解してほしいと言います。仕方のない事だと分かっていても、寂しく感じて居場所がないと感じる事もあります。
主婦が家庭で居場所がないと感じる原因は?
また、夫の家族と同居していると性格が合わない場合には孤独を感じやすく、居場所がないと思う方が多いです。子どもがいる家庭の場合は、パパっ子で自分に懐かないといった場合にも孤独を感じ居場所がないと感じます。
どんな原因があるにせよ、夫に訴えても何も答えてくれないばかりか実家の肩を持つという状況や、夫に訴えても興味をもってくれないから何も話さないという状況だと、主婦は孤独を感じ家庭に居場所がないと感じます。
子どもが家庭で居場所がないと感じる原因は?
子供たちにとっての家庭って?
悩んでも疲れていても、また明日頑張ろうと思うにはエネルギーが必要です。子供たちのエネルギー源は家庭です。友人関係に悩んでも、部活で疲れていても、勉強が嫌になっても、どんな姿でも受け入れてもらえるからこそ、また頑張ろうと思えます。しかしそんな家庭において、親までもが子供を追い詰めるという事があります。
親のどういう態度が居場所がないと感じさせるの?
あるいは、友人関係や勉強の事で悩む子が忙しい両親を気遣って話をすることができない、あるいは親もそんな子どもの様子に気付かないか、気付いても自分から話してくるまでは大丈夫だろうと安易に考えてしまう時、子供たちに孤独感を与えてしまいます。
どういう場合にせよ、親が無関心だったり干渉しすぎたり、実際にはそうでなくても子どもがそう感じる場合に居場所がないと感じます。
家庭での居場所がない時の対処法
夫が家庭での居場所を持てないときの対処法
そうならないために妻は、夫の居場所を意識して作ってあげましょう。と言っても、何から何まで夫を主体にするという事ではありません。
たまには夫の好きな料理を一品多く出してあげる、とか、赤ちゃんの寝かしつけをのその日はやめてみんなで遊んでしまうなど、夫の好みやペースにたまには合わせてみるのも良いでしょう。そして、何かを決める時には実家の親ではなくまず夫に話しをしてみましょう。
また、夫も居場所がないと悩むだけでなく、妻ときちんと向き合いましょう。妻が子どもや実家を一番にしている原因はないのかを考えます。仕事で忙しくしている間の妻がどんな気持ちでいるか考えを巡らせ、自分がやるべき事をやっていないのではないか疑いの目で見てみましょう。
主婦が家庭に居場所がないと感じる時の対処法
夫ができる事
そうならないためには、夫は居場所がないと感じている主婦の気持ちを汲み取る、理解してあげる事が必要です。近所で友達もおらずに孤独を感じる、あるいはお姑さんから○○と言われたなどという場合には、「辛かったね」というたった一言で主婦は救われます。
間違っても、「自分から話しかけてみれば?」「それはお前も悪いんじゃないの?」などと言ってはいけません。夫は分かってくれない、居場所がないとますます感じてしまいます。言いたいことはぐっと我慢し、どうしても言いたいことがある場合にはタイミングと言葉を選んで伝えましょう。
主婦ができる事
仕事で疲れて帰ってきたときは何を話しても聞く耳を持たないだろうと割り切る、そして聞いてほしい話しは休みの日など、夫の心に余裕のある時に話をするという事が大切です。ただし、基本的に男性は共感するというよりは、解決方法を示したがる傾向にあります。
今はSNSなどで遠方の友達とも簡単に繋がれる時代です。女友達に話した方がすっきりするという事はしばしばありますので、うまく活用しながらガス抜きをしていきましょう。
子どもが家庭での居場所がないと感じる時の対処法
子の進む道に心配な事は山ほどあります。親はさまざまな経験から、間違わないように失敗しないように常にアドバイスします。しかし時にその口うるささが子供たちを苦しめます。人は経験から学びます。取り返しのつかない事以外は先回りせず、失敗した時にフォローしてあげられるようドンと構えましょう。
そして居場所がないと感じる子供たちは声をあげましょう。「干渉するのはやめてほしい」「気付いてほしい」どんな言葉でもいいから、気持ちを伝えましょう。残念ながら、それでも響かない親もいます。しかしどんな子も成長し、いずれは親元を離れる事が可能です。必ず自由になれる日が来ますので、自暴自棄にならずその日を信じて毎日を過ごしましょう。
職場に居場所がないと感じる原因は?
職場に居場所がないときの対処法
ただし、仕事をする上で支障が出るほどコミュニケーションがとれない、とか、1度のミスをずっと上司に責められて新しい仕事を任せてもらえない、など、今後の仕事に直接影響が出るような事がある場合には、思い切って転職をすることも一つの方法です。ただし、転職しても前職に戻る人もいます。収入、仕事内容、人間関係などさまざまな部分で総合して判断しましょう。
学生が学校で居場所がないと感じる原因は?
特に移動教室の時や2人1組で行う作業などの時、あるいは社会科見学や修学旅行のバス移動などでは、特定の友達がいない場合には孤独を感じ居場所がないとおもってしまいます。
また、担任や部活の顧問から注意を受ける際に、他の人はされないのに自分だけが注意されたり怒られていると居場所がないと感じます。指導する立場の人間からの不平等な扱いは、逃れられない恐怖を感じます。指導する側に不平等に扱っている自覚がなかったとしても、本人がそう感じた時点で居場所がないと感じます。
居場所がないと不登校になる?
学校で居場所がないと感じる時の対処法
仲の良い友達がいない場合
また、友達が欲しいという場合には、隣のクラスで友達を作ったり、部活に入って部活の仲間を作るのも良いでしょう。話しかけてもらう事を待っていると、いつまででも話しができない事があります。自分から少しでも話しかけるよう努力をしてみましょう。最初はうまく話せず失敗する事はたくさんありますが、気にしないで話しかけてみましょう。
友達や先生からのいじめを受けている場合
いじめられたり目を付けられている自分を恥ずかしく思ったり、親が忙しくて話を聞いてもらえそうになかったり、親に心配をかけたくなかったり、さまざまな理由で話をしにくい時もあります。しかし問題は抱え込むと何十倍にも大きくなります。親に話をすることで問題が解決するわけではありませんが、一緒に戦ってくれる人が増えます。多くの親は子供がそんな状況にあるならば知りたいものです。
大人になると分かりますが、学校というのは本当にごく一部の小さい社会です。その中にいる時には気付かずに思い詰めてしまいます。しかし、どんなに苦しくても必ず状況や環境はかわります。信じて自らの命を捨てる事だけはしないでください。
親はどうしたらよいの?
子供たちの声に素直に耳を傾けましょう。そして真剣に向き合いましょう。真剣に聞いてもらえた!という気持ちが子供たちの心の栄養となり、自分の足で立ちあがろうとするきっかけになります。
また、友達や先生からのいじめがある場合には、転校という選択肢も考えてみましょう。親が逃げ道を与えてあげる事で、かえって立ち向かえるという事も中にはあります。
ぜひ居場所を見つけよう!
多かれ少なかれ居場所がないと感じる事は誰にもあります。見てきた対処の仕方はさまざまで、何を選択するのかは個人の置かれている状況、性格によっても違います。しかしどんな方法を選ぶにせよ、アクションを起こせば何かが変わります。それが好ましい変化でなければ、もう一度アクションを起こしましょう。
誰かと一緒なのか、一人だけなのか分かりませんが、どちらでも自分で選択して居心地がよければ問題ありません。ぜひあなただけの居場所を見つけてください。