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カフスの付け方の種類と服装別の付け方|スーツ/ワイシャツ

Author nopic iconいろり
ビジネスファッション / 2018年02月03日
カフスの付け方の種類と服装別の付け方|スーツ/ワイシャツ

カフスボタンとは?

カフスボタンとは、ワイシャツの袖口を留めるためのボタンのことです。カフスボタンという言葉は和製英語で、海外では「カフスリンクス」と呼ばれ、袖を結びつけるものという意味があります。

袖口を留めるという目的だけでなく、おしゃれを演出するためのアクセサリーのひとつとしても使われます。その起源は17世紀のフランスにあり、1600年代に上流階級の人々だけがおしゃれアイテムとして身につけていました。

袖口をレースやリボンで装飾していたのを、取り外し可能な金属製の鎖で留めるようになったのが、カフスボタンの始まりだとされています。1700年代後半にイギリスで産業革命が起き、機械で大量生産できるようになったことで、一般階級の人々の手にも渡るようになりました。

カフスにはどんな付け方があるの?

カフスボタンは、袖口の形によって付けられるものとそうでないものがあります。カフスボタンと袖口の相性もあるので、カフスボタンを付ける際にはワイシャツの袖口の形を必ず確認するようにしましょう。

ここでは、カフスボタンの付け方、袖口の形とカフスボタンとの相性についてご説明します。

シンプルなカフスボタンの付け方

①袖口のボタンホールを合わせる。

②上からカフスボタンを通す。

③裏側の留め金を留める。

これがカフスボタンの基本的な付け方です。付け方自体はとても簡単ですが、シャツとの相性やカフスボタンの種類、留め具の種類によって付け方にも微妙な違いが出てくるので注意が必要です。

シングルカフス

一般的なワイシャツはこの袖口の形をしています。片方にボタン、もう片方にボタンホールが付いています。どんなシーンにも着ていける使いやすいタイプのシャツですが、カフスボタンには不向きです。このタイプのシャツには通常のボタンをそのまま使うようにしましょう。

コンバーティブルカフス

片方にボタン、もう片方にボタンもボタンホールも両方付いているタイプのシャツです。ボタンでもカフスボタンでも留めることができます。そのままカフスボタンを付けるという付け方もありますが、普通のボタンが気になる場合は普通のボタンを外してしまってカフスボタンを付ける付け方の方が、そのままより見た目が良いです。

付け方は、以下のとおりです。

①ボタンホールを合わせる。

*テニスカフスのように折り返さないので、この点は簡単です。

②腕の内側からカフスボタンを通し、留め具を留める。

*カフスボタンの表側が腕の内側になるようにします。

テニスカフス

カフスボタンを付けることを前提として作られているタイプのシャツです。普通のボタンは最初から付いておらず、両方にボタンホールが付いています。常備されていない店舗も多いので、オーダーメイドでシャツを作る際に指定してみても良いでしょう。もちろん、カフスボタンとの相性は抜群に良いです。

付け方は、コンバーティブルカフスと同じです。違う点は、コンバーティブルカフスのように普通のボタンが付いていないというところです。

ダブルカフス

カフスボタンを付けるには、このタイプのシャツが最も適しています。ビジネスシーンで使用する場合は、職場によってはNGということもあるので注意します。店舗にも常備されており、最初からゴムなどのカフスボタンが付いた状態で販売されていることもあります。

ダブルカフスのように袖口に折り返しがあっても普通のボタンで留めるタイプであるターンナップカフスという袖口もあります。このタイプは普通のボタンで留めるものなので、カフスボタンを付けることはできません。購入する際には、間違えないように注意しましょう。

付け方は、以下のとおりです。

①ボタンホールが重なるように袖口を折り返します。

*袖口を折り返すため、カフスボタンは布を4枚通すことになります。

②腕の内側からカフスボタンを通し、留め具を留める。

*カフスボタンの表側が腕の内側になるようにします。

カフスの向きに気をつけて

数あるカフスボタンの中でも、向きを間違えて付けやすいのがポストが「弓なり」になっているカフスボタンです。

特にカフスボタンを付け慣れていない人は、ポストを「U字」になるように付けていることがありますが、これは間違いです。ポストが「アーチ型」になるのが正しい付け方なので、注意しましょう。

シーンに合わせたカフスの付け方とは?

ワイシャツの袖口の形には、フォーマルシーンに合うものとビジネスシーンに合うものがあります。袖口の形はシャツの機能性を左右する重要な部分でもあり、シーン別に袖口の形も変えると良いでしょう。

最近ではカフスボタンの人気も上がり、若者から中堅まで幅広い世代でカフスボタンが普及してきています。付け方も簡単なので、フォーマルシーンではぜひ取り入れたいアイテムです。プレゼントとしても喜ばれます。

ここでは、シーン別のカフスボタンの付け方についてご説明します。

フォーマルシーンでの付け方

カフスボタンを付ける代表的な場として、結婚式が挙げられます。結婚式やパーティーなどのフォーマルな場では、さりげなく、なおかつ人目を引くファッションアイテムのひとつとしてカフスボタンは重宝されます。ただし、派手な色やチェーンなどが付いたデザインのものは不向きなので避けるようにしましょう。

結婚式に不向きなカフス

結婚式などのフォーマルシーンでは、スーツを彩るアクセサリーとして重宝するカフスボタンですが、種類によっては結婚式には不向きなものがあります。

「紐式」のカフスボタンは付け方も簡単で低価格ですが、普段着に付ける種類なのでフォーマルシーンには向きません。同じく「プラスチック素材」のカフスボタンも、カジュアルすぎるためフォーマルシーンには不向きです。「チェーン」が付いたカフスボタンも、デザインが派手で下品な印象を与えてしまう可能性が高いため、フォーマルシーンには不向きです。

いずれも、二次会に付けていく場合は問題ありません。

ビジネスシーンでの付け方

最近ではカフスボタン自体の人気も上がってきていて、若いビジネスマンがおしゃれのために付けたりすることも増えてきています。しかしあくまで仕事なので、こちらも派手なデザインは避けましょう。あまりに派手なものを付けると逆に下品な印象を与えてしまいます。派手なデザインのカフスボタンは色も綺麗で華やかですが、普段着に使うようにすると良いでしょう。

服別のカフスの付け方とは?

大人のおしゃれアイテムとして重宝するカフスボタンですが、シャツの種類が重要なポイントになります。

ここでは、服別のカフスボタンの付け方をご紹介します。

スーツの場合

フォーマルなスーツに合うのが「ダブルカフス」です。タキシードを着る際にも使えるので、特別なシーン用に1枚持っておくと良いでしょう。

ワイシャツでもカフスを付けたい場合

比較的ビジネスシーンでも使いやすいワイシャツの袖口でカフスボタンを付けたい場合は「コンバーチブルカフス」がおすすめです。カフスボタンでも普通のボタンでも留めることができ、ダブルカフスのように布が重なって分厚くなることもないので、どんなカフスボタンでも留められます。

普通のシャツでも付けられるの?

普通にシャツを買うと「コンバーチブルカフス」であることが多いです。このタイプはカフスボタンを使うことができます。

「シングルカフス」の場合は、ボタンが1つでも2つでもカフスボタンを留めることはできないので、注意しましょう。

フリル付きシャツの場合

17世紀のフランスではフリル付きシャツやドレスシャツといったゴージャスなシャツが流行し、袖口はリボンなどで留められていました。その後、使いやすさを重視したカフスボタンが流行するようになります。

今でも、レディースシャツにはフリル付きのものも多くスーツに合わせる女性もよく見かけます。物によってはカフスボタンが付いている状態で販売されていることもありますが、フリル付きシャツは袖口がフリルカフスやシングルカフスであることも多いため、カフスボタンを付けるのは不向きです。

礼服にカフスを付けるとき気をつける点

カフスボタンは礼服の際に付けることが一般的です。しかし、チェーン式のタイプやデザインが派手なものは礼服のマナーにふさわしくないとされているので、注意が必要です。礼服にカフスボタンを付ける場合は、色やデザインがシンプルなものを選びましょう。

カフスの種類別の付け方とは?

カフスボタンにもいろいろな種類があり、形が少しずつ違います。当然、それぞれのカフスボタンの付け方は異なります。シャツに合わせた付け方、小物に合わせた付け方など、カフスボタンの付け方は多種多様です。

ここでは、カフスボタンの種類別の付け方についてご説明します。

留め具が曲がっているタイプのカフス

このタイプのカフスボタンは、曲線が手首に沿うように付けます。付け方はシンプルなタイプのカフスボタンと同じで、内巻きにするようなイメージで付けます。

上下があるデザインのカフス

上下が決まっているこのタイプのカフスボタンは、手首側が下、反対側が上になるように付けるのが一般的です。上下のデザインを自分に向けるか相手に向けるかは、自分の好みで決められます。

ラップアラウンドタイプのカフス

付け方は、シンプルなタイプのカフスボタンと同じです。留め具を挿した後に、ベルトを回して留め具に入れて留めます。

スナップ式のカフス

2つに分かれており、スナップボタンで繋げて使用するタイプのカフスボタンです。このタイプは、1920年代から1940年代にかけて流行しました。

カフスボタンの留め方の違い

カフスボタンには、留め方などでいくつか種類があります。

一般的な方式は「スウィブル式」で、ほとんどがこのタイプの留め具です。留め具がT字になっており、バネのようになった留め具の部分を一度倒してボタンホールに通した後、倒した部分を起こしてT字に戻すという付け方をします。T字状の留め具を動かすだけなので、付け方はとても簡単です。

もう一つは「固定式」です。留める部分は固定されており、ボタンホールに差し込むという付け方です。付け方自体はとてもシンプルですが、スウィブル式よりいくらか留めづらく、サイズによってはボタンホールに入りにくい場合があるので注意が必要なタイプです。

チェーン付きカフスはどうやって付けるの?

カフスボタンにはさまざまな種類がありますが、そのひとつとして「チェーン式」のカフスボタンがあります。これはカフスのモチーフと留め具がチェーンで繋がっているタイプで、1640年頃から1920年頃によく使われていたタイプのカフスボタンです。

派手な見た目なので、礼服にはふさわしくないと言われています。付ける際には、その場にふさわしいか注意しましょう。付け方は、シンプルなタイプのカフスボタンと同じです。遊び心のあるデザインなので、フォーマルシーンやビジネスシーンには不向きですが普段着のちょっと個性的なおしゃれアイテムとしては向いています。

女性用のカフスってあるの?

カフスボタンにはそもそも男性用や女性用というものはありません。男性と同じように社会で活躍する女性が増えている今、メンズでは当たり前にあるダブルカフスシャツのレディースサイズも見かけるようになりました。

女性の社会進出とともに、シャツへの意識も高まってきているということです。フォーマルシーンでもビジネスシーンでも袖口を華やかに彩ってくれるカフスボタンで、大人のおしゃれを楽しむ女性も増えてきています。

ネクタイピンに合わせたカフスの付け方とは?

カフスボタンとネクタイピンはセットで付けられることが多いです。どちらもネクタイやベルトなどのマストアイテムとはまた違った、スーツを着る際の「プラスα」のアクセサリーとして使われる物です。

ネクタイピンやカフスボタンの素材はシルバーが定番です。その他にもゴールドなどの貴金属製のものが多く、どちらもシャツに合わせたデザインや色を選ぶと良いでしょう。ネクタイピンとカフスボタンはセットで販売されていることも多く、両方付けるならセットのものを付けるとまとまりがあって付け方としては良いです。

カフスで大人のおしゃれを演出

カフスボタンはあまり馴染みがなく、付け方が分からないという人もまだまだ多いでしょう。しかし、付け方も簡単ですし、結婚式などのフォーマルシーンではおしゃれのグレードアップアイテムとして、ビジネスシーンではさりげないワンポイントのおしゃれアイテムとして、カフスボタンは重宝されます。

プレゼントとしても人気があり、値段もリーズナブルなものから高級なブランド品までさまざまです。また男性だけでなく女性にも、社会進出とともにカフスボタンの人気は高まってきています。カフスボタンが留められるタイプのレディースシャツも増えてきて、大人のおしゃれアイテムとしてカフスボタンが定着しつつあります。

種類にもよりますが、袖口にワンポイント付けるだけでどんなシーンにおいても目立ちすぎることなくさりげなく人目を引くカフスボタンは、大人のおしゃれを演出するのにうってつけのアイテムだと言えるでしょう。