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【素材別】スタイロフォームの接着方法|テープ/ボンド/グルーガン

更新日:2020年02月10日

最近流行っているのがDIYです。DIYで小物や家具などを作る人もいますが、最近ではDIYで断熱材を使用する人も増えてきています。その場合によく使われるのがスタイロフォームという断熱材です。今回は、スタイロフォームについて、その使い方や接着方法を紹介します。

【素材別】スタイロフォームの接着方法|テープ/ボンド/グルーガン

スタイロフォームとは

スタイロフォームは、発泡プラスチック系の断熱材の一種です。スタイロフォームは商品名で、一般的には押出し発砲ポリスチレンと言い、ホームセンターなどでも手軽に購入することができます。住宅を建てる際に断熱材として使われるケースが多く、優れた断熱効果が得られる建材になります。

押出し発砲ポリスチレンというと馴染みがありませんが、わかりやすく言うと発砲スチロールと材質が一緒になります。発砲スチロールも一般名がビーズ法発砲ポリスチレンになるので、スタイロフォームは同じ材質で作っていますが、違った作り方をしている断熱材ということになります。

スタイロフォームの特徴

スタイロフォームの1番の特徴が非常に熱を伝えにくいという性質を持っているところです。熱伝導率の高さは発砲スチロールの熱伝導率と比べると倍近くの断熱効果があります。また、スタイロフォームで施工されてから長期間経過した建物でも、それほど熱伝導率の値は落ちてないので長期間使用できるのも特徴の1つになります。

硬さ・重さ

スタイロフォームは発砲スチロールの一種なので、硬さはなく中にガスが入っている空洞が多くあります。したがって、ホームセンターで購入して使用する場合でも、家庭用のカッターナイフで簡単にきることができます。

そして重さですが、スタイロフォームの重さは水よりも軽いといわれています。
この軽さなので、住宅の壁や屋根などに使用することができます。

素材別スタイロフォームの接着方法

スタイロフォームは優れた断熱効果を持っているので、近年では多くの住宅建築の際に使用されています。ハウスメーカーや大工さんがスタイロフォームを使用する場合は、家の施工の段階で使います。

しかし、後から自分でDIYでスタイロフォームを使う場合は、どのような接着方法で使えば良いのかわからない人も多いです。ここでは、素材別のスタイロフォームの接着方法をご紹介します。

コンクリート

コンクリート部分のスタイロフォームを接着する場合に最適なのが白ボンドです。白ボンドで接着するだけで大丈夫かと不安になる人もいると思いますが、多くの人がスタイロフォームを接着する場合に使用しているので大丈夫です。

コンクリートに白ボンドで接着すると、気温が10℃~15℃くらいでも半日あると接着ができます。ただ、接着するコンクリート部分が平滑でない場合は、接着できない場合があるので注意してください。

シリコン

シリコンとは、他にコーキングやシリコーン・シーリングなどと呼ばれることもありますが、主に屋根や外壁の補修などに使われます。シリコンは、戸建住宅などを建てる際に職人さんが使っていますが、ホームセンターにも多くのシリコンは販売され、個人でも使用するケースが増えています。

シリコンの用途は、ひび割れや破損などの不具合が生じた時に使われますが、接着で使うこともできます。シリコンは、固体と固体を接合させる接着剤として使えます。

白ボンドより接着効果は優れているので、コンクリートが平滑ではない場合にシリコンを使うと良いでしょう。

木材

スタイロフォームと木材類を接着する場合は、木工用接着剤でも接着することができます。ただ、溶剤系の接着剤はスチレン樹脂を溶かしてしまうことがあるそうなのできちんと確認してください。

壁紙

スタイロフォームは壁紙のりには接着することができないので、壁紙を接着する場合はのりなしタイプの壁紙を使用し、強力接着剤か強力接着テープで接着させるか、壁紙を一度木材のような物に張り付け、木材類とスタイロフォームを接着するようにするといいでしょう。

スタイロフォームのテープでの接着方法

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初回公開日:2018年05月18日

記載されている内容は2018年05月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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