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「どおりで」と「どうりで」はどっちが正しいのか・漢字・使い方

Author nopic iconkonomi
カテゴリ:ビジネス用語

初回公開日:2018年01月10日

更新日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「どおりで」と「どうりで」はどっちが正しいのか・漢字・使い方

どっちが正しい?「どおりで」と「どうりで」

普段何気なく使っている言葉が、実は間違いだったということは、割とよくあることです。「どおりで」と「どうりで」も、誤用されやすい言葉の一つです。皆さんは、正しく使えていますか。

「どーりでおかしいと思ったんだ」というときの「どーりで」は、「どおりで」と「どうりで」と、どちらが正しいのでしょうか。正解は「どうりで」です。どんなときに、どちらを使うのが正しいのか、理由と共に、正しい「どうりで」と「どおりで」の使い方を解説していきます。

「どおりで」と「どうりで」を漢字で書くと?

「どうりで」と「どおりで」は、どんなときに使うのが正しいのでしょうか。一見、違いがわかりにくい言葉も、漢字で書くと、微妙な意味の違いがわかりやすくなります。「どうりで」と「どおりで」の漢字の違いから、意味の違いを解いていきましょう。

漢字で書くと「道理で」と「通りで」

「どうりで」と「どおりで」を漢字で書くと、「道理で」と「通りで」になります。感覚として、正しく使い分けていたけれど、普段は漢字で書かないの言葉が、改めて漢字で書かれているのを見ると、そういえばそうっだったと、改めて納得できることがあります。

「道理で(どうりで)」

◆「道理で」

「どうりで~だと思ったんだ」というときの、「どうりで」です。漢字で書くと、「道理で」になります。「どおりで」は、「どうりで」の誤用です。

◆よく誤用されている

「どうりで(道理で)」と書くところを、「どおりで」と書くのは間違いです。あまりに誤用が多いため、「どおりで」が使われるのを見かけて、それが正しいと思う人も多いようですが、正しくは「どうりで」です。ただし、別の使い方で、「どおりで」と書くものがあります。

「通りで(どおりで)」

◆「通りで」

「そのとおりで」や「~の言うとおりで」というときには、「どおりで(とおりで)」と書き、漢字は「通りで」になります。

こうして見ると、「道理で」も「通りで」も、どちらも「道」に関する漢字です。日常的に頻出するのは「~通り」の方なので、「どうりで」を「どおりで」と間違えて書きたくなる気持ちも、想像できます。

「どうりで」と「どおりで」の意味の違いは?

漢字で書くと、「どうりで(道理で)」と「どおりで(通りで)」は別の言葉だということが、よくわかります。それぞれの正しい意味を確認していきましょう。

「どうりで(道理で)」の意味

◆「道理」とは

「道理」とは、「 物事の正しいすじみち」「人として行うべき正しい道」のことです。「道理をわきまえる」というような使い方をします。また、「 すじが通っている」「正論である」という意味もあります。「どうりで」というときの「道理」は、後者の意味で使われます。

◆「どうりで」(道理で)の意味

「道理で」と書く「どうりで」の意味は、「物事の原因や理由に、思い当たるふしがあるさま」「そうなる、またそうである道理がわかって納得するさま」と、国語辞典にあります。「なるほど」「そういうわけで」という意味になります。

〈例〉「田中さん、ランチの牡蠣にあたったらしいよ」「どうりでトイレの回数が多いと思ったんだ」

「どおりで(通りで)」の意味

◆「通り(どおり)」とは

「通り」は、道や道路のことです。障害物がなく、人の往来や流通など、スムーズに行き来する様子を表します。転じて、物事がスムーズに運ぶ様子を表す意味もあります。「どおりで」と使うときの「通り」は、最後の意味に該当します。

◆「どおりで(通りで)」の意味

「通りで」と書く「どおりで(とおりで)」の意味は、「同じ状態」「そのままである」という意味を表すと、国語辞典にあります。「~のまま」「~と同じ」という意味になります。

〈例〉「どんな感じで撮りますか」「いつもどおりでお願いします」

「どうりで」と「どおりで」の使い方

「どうりで」と「どおりで」の、それぞれの意味や漢字の違いを見ていきました。意味がわかると、どちらを書くのが正解か、判断ができるようになります。最後に、実際の使い方や間違えやすい例を確認して、「どうりで」と「どおりで」を、迷わずに自由に使いわけられるようになりましょう。

まずは、「どうりで」と「どおりで」の使い方の例を見ていきましょう。そでぞで、いくつかの具体例を、わかりやすく挙げています。

「どうりで」の使い方

まずは、「どうりで」の使い方の例をいくつかご紹介します。

◆「どうりで」の使い方例

「気温はマイナス5度だ。どうりで寒いわけだ」「あれは嘘の証言だったのか。どうりで辻褄(つじつま)が合わないわけだ」「ずいぶん前に亡くなっていたのか。どうりで」

◆会話の中の「どうりで」

「糖質制限で30キロ痩せました」「どうりで気付かないわけだ。別人だと思ったよ」

「明日、友達が遊びにくるの」「どうりでいつもより片付いていると思ったら、そういうことか」

「そうか、どうりで」「どうかしましたか」「いや、水道代が妙に高いと思っていたんだよ。そしたら、柵が壊れて、隣の公園の水道だと思われて、使われていたみたいなんだよ」「ああ、どうりで」

「どおりで」の使い方

続いて、「どおりで〈通りで)」の使い方の例をご紹介します。

◆「どおりで(通りで)」の使い方例

「客入りは少ないけど、時間どおりでやろう」「予想どおりで恐いくらいだ」「緊張すると思うけど、普段どおりでお願いします」「練習どおりでいいよ」

◆会話の中の「どおりで(通りで)」

「やっぱり黒に変更した方が、会場に合う気がしてきた」「いや、いつもどおりで良いと思うよ」

「本番は、どっちのセリフにしますか」「台本どおりで」

「時間どおりですね。先生の車がお見えです。リハーサルの途中ですが、打ち合わせを先にしますか」「順番どおりでいいよ。予定どおりで」

もう迷わない「どうりで」と「どおりで」の使い方

色々なパターンの「どうりで」と「どおりで」の例を挙げていきました。使い分けは、完璧にできるでしょうか。使い慣れてしまえば、「どうりで」と「どおりで」が混ざった文でも、迷わずに正しい方を使えるようになります。

〈例〉「遅くなってごめんね。乗ったバスもいつもどおりで、この道が混むことなんてなかったのに」「そこの通りでゲリラライブがあったみたいよ。路上まで人があふれていたらしい」「どうりで渋滞が酷いわけだわ」

間違った使い方

では、最後に「どうりで」や「どおりで」の間違った使い方として、よく見かける例を挙げておきます。うっかり間違えてしまわないように、確認しておきましょう。

◆間違えやすい「どうりで」「どおりで」の例

「従来どおりで」「時間どおりで」の「どおりで」は、「~と同じように」という意味の「通りで」なので、「どおりで」と書くのが正解です。漢字で書けば、すぐにわかりますが、「どうりで」と間違えないように気をつけましょう。

また、「そのとおりで」という言葉も、「とうりで」と間違えて書かれることがありますが、「そうおっしゃるように」「あなたの言っていることと同じで」という意味なので、先述の例と同じく「通りで」「どおりで」が正解です。「同じ」なら「どおりで(通りで)」、「理由があって納得」なら「どうりで〈道理で)」を使うと覚えると、わかりやすいです。

納得すれば迷わない

「どうりで」と「どおりで」の違いや、正しい使い方を解説しました。漢字や意味を覚えておけば、どちらを使うか迷ったときでも、正しい判断ができるようになります。

普段、何気なく使っている言葉でも、改めて確認してみると、間違った使い方をしていたというのは、珍しいことではありません。当たり前すぎて、あえて調べないような言葉が、誤用しやすい用語の一つだったということもありえます。少しでも疑問や不安がある言葉は、確認しておきたいところです。