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【生産地別】人気のりんご3種類|硬めのりんごの種類

更新日:2020年02月11日

皆さんは、自分の好みに合うりんごの種類を知っていますか。りんごは、味はもちろんのこと食感や食べ方によって全く違います。そんなりんごの種類や産地、取れる時期などを詳しく紹介します。ぜひ貴方の好みに合うりんごを探すのに役立ててください。

【生産地別】人気のりんご3種類|硬めのりんごの種類

りんごとは

りんごが、日本に渡来したのは平安時代中期頃の900年頃だと言われています。 当時のりんごは、私たちが知っているりんごとは違い、和りんごと呼ばれる小さなサイズの観賞用りんごになり、現在りんごと呼ばれている物とは別物です。明治以降に、西洋りんごとして日本に輸入され広まったのが、現在食べられているりんごになります。

はじめ日本では、和りんごのことを利牟古(りむご)と呼んでいましたが、江戸時代に呼び方がりんごになりました。ところが、「西洋リンゴ」が日本に輸入され、本格的な栽培や品種改良などが進むにつれて、「りんご=西洋りんご」となり、今のような呼び方になっています。

そんな、りんごを初めて栽培し始めた地域は、北海道になります。その後に、青森の菊池楯衛が、技術などを学んだ後に青森に持ち帰り広がりました。そこで学び得た栽培技術が、青森のりんご大国の基礎になっています。

人気の種類

みなさんは、りんごが何種類あるかご存じですか。りんごの種類は、世界中で約1万5000種類あるといわれおり、日本だけでも約2000種類あるといわれています。ですが、実際に市場に出回っているのは40種類ほどです。

そんなりんごは、甘味や酸味、果肉の固さなど好みの項目がたくさんあり、人それぞれによって好みが違ってきます。

1:王林

青リンゴ代表の王林です。王林とは、どんな特徴があるりんごなのでしょうか。

王林は、福島県で生まれた種類になり、ゴールデンデリシャスと印度の掛け合わせより生まれました。1952年に命名され、現在も青りんごの中で人気です。

王林は、甘味が強く逆に酸味が弱いのが特徴になり、香りがとてもよい種類になります。王林の皮は黄緑色で、やや縦長の形をしていますが、収穫シーズンの中期頃からは、皮の色の黄色が強くなります。王林は、皮の表面に果点と呼ばれる点々があることや、サビと呼ばれる茶色いヒビのようなものが出やすく、表面はザラザラしているのが特徴です。

そんな、王林の旬は10月下旬~11月頃になり、店頭に出回るのは、10月中旬~夏頃になります。王林の重さは、300g前後程度の重さになり、王林は生で食べても美味しいですが、サラダ・スムージー・ジャムなどにしてもおすすめです。

2:つがる

ゴールデンデリシャスと紅玉を掛け合わせて作られ、1975年に命名登録されています。つがるは、甘味と酸味のバランスが非常によく、果汁がとても豊富で、シャキシャキした歯ごたえを、楽しめるのが特徴です。

似たような名前で、サンつがるがありますが、サンつがるは、りんごに袋を掛けずに栽培する方法で作られており、袋がないことで日光がたくさん当たり、その日光のおかげで甘味がとても強くなり味もいいです。

つがるを触ると、ベタベタしているものがあります。これは、りんごのワックスなどではなく、つがるから出ている天然の油であり、りんごがしっかり熟しているという証拠になります。つがるの収穫時期は、8月頃から始まります。そんなつがるの重さは、平均300g程度です。そのままでも美味しいですが、オススメはジャムやアップルパイです。

3:ふじ

日本国内でも多く出荷されている種類であり、國光とデリシャスを掛け合わせた種類で、1962年に命名登録されました。

ふじは、甘味が強いですが、そのぶん酸味が弱くなります。ふじは果汁が多く、肉質がしっかりしており、完熟すると蜜入りになります。それが贈答用として大人気です。しかし長期保管すると、品質の低下で蜜が果肉に吸収されなくなります。

ふじの中でも、サンふじは袋を掛けずに栽培する方法で作られ、ふじよりも甘味が強いです。その他にも、葉とらずふじと呼ばれる方法で作られるふじがあるなど、ふじの中だけでもいろいろな種類があります。そんなふじの旬は11月~12頃になり、蜜入りふじは晩秋~1月頃に出荷されています。

硬い果肉の種類

りんごにもいろいろな種類があり、その中でも甘味や酸味、肉質の硬さなどいろいろな項目があり、好きなりんごのタイプの種類を探すのも一苦労です。今回は、そんなりんごの肉質が硬めな種類を紹介します。

秋映え

秋映(あきばえ)の特徴は、その見た目になります。果実の大きさが300gと一般的なりんごの大きさの種類になり、りんごの皮の色は、ふじなどの一般的な赤ではなく、濃いめの深紅に近い赤色です。この皮の色は、寒ければ寒いほど濃くなるので、青森などでは寒すぎて、色が付きすぎてしまいます。

そんな秋映えは、長野のオリジナルの種類になり、シナノゴールド・シナノスイートの2種類と合わせて信州の「りんご3兄弟」と呼ばれています。

そんな、秋映えの果肉は黄白色になり、甘酸っぱいと表現できるほどの甘さと酸味を感じることができ、果汁が多めなのでとてもジューシーに感じます。香りも、楽しめるほど十分にあります。秋映えの収穫時期は、長野県中野市で9月中旬からスタートし、10月中旬までです。熟成が進めば進むほど、特徴である皮の赤色が濃くなっていきます。

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初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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