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「謹啓」と「敬白」の文例・「拝啓」「敬具」の違い・読み方

Author nopic iconperidot8787
カテゴリ:ビジネス用語

初回公開日:2018年01月12日

更新日:2020年05月22日

記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「謹啓」と「敬白」の文例・「拝啓」「敬具」の違い・読み方

手紙での「謹啓」と「敬白」とは?

ビジネスや目上の方に対して出す手紙には、手紙の組み立てがあります。一般的には、前文、主文、本文、末文、後付という文章で組み立てをします。(追記がある場合は、後付のあとに追って書き(追伸)を書くことがあります)

前文は、通常「頭語」「時候の挨拶」「安否を尋ねる挨拶」などを書きます。主文には、手紙の「本文」を書きます。末文には「結びの言葉」「結語」を書きます。後付には「日付「署名」「宛名」といったものを書きます。

「謹啓」は、この「頭語」にあたる言葉です。末文には「結語」を書きますが、「敬白」は結語にあたる言葉です。「結語」は、本文の最後に書く言葉で、手紙の文面の最後に使う言葉ではないので、使い方には注意が必要です。また、「頭語」と「結語」には、組み合わせがあります。主な組み合わせについてご紹介します。

主な「頭語」と「結語」の組み合わせ

【一般的な手紙のとき】
・「拝啓(はいけい)」→「敬具(けいぐ)」
・「拝呈(はいてい)」→「敬白(けいはく)」
【丁寧な手紙のとき】
・「謹啓(きんけい)」→「謹言(きんげん)」
・「謹呈(きんてい)」→「謹白(きんぱく)」
・「恭慶(きょうけい)」→「敬白(けいはく)」
【前文を省略するとき】
・「前略(ぜんりゃく)」→「草々(そうそう)」
【面識のない相手に手紙を出すとき】
・「拝啓(はいけい)」→「拝具(はいぐ)」
・「拝呈(はいてい)→「敬具(けいぐ)」

「謹啓」の結語は、普通は「謹言」だが「敬白」も使える

上記のご紹介しましたように、「謹啓」の結語は「謹言」を使うことが一般的とされていますが、実は頭語を「謹啓」にした場合、結語を「敬白」を使っても良いと言われています。つまり、頭語を「謹啓」にした場合に、結語を「敬白」にしても間違いではないということです。

頭語と結語の使い方には、人それぞれの考え方があり、この頭語にはこの結語を使わなければならないと考えている人もいますが、どちらを使っても間違いではないと考える人もいます。
ビジネスマナーや礼儀作法などを教えている人の中でも、考え方に違いがあることがあります。

「謹啓」の場合は、「謹言」でも「敬白」でも間違いではないと言われていますが、どちらを使った方が迷った場合は、「謹言」を使う方が一般的であると言えます。

手紙での「謹啓」と「敬白」の文例

頭語に「謹啓」を使う場合は、目上の方やかしこまった内容の手紙などを書く場合に使うと良いでしょう。頭語は、手紙の冒頭に使用します。続けて、時候の挨拶、相手の安否を尋ねる挨拶を書きます。

時候の挨拶は、月ごとに決まった文言があります。何を書いたら良いかわからない場合は、ワードの中に時候の挨拶を入力できる機能があるのでおすすめです。

ワードを起動し、挿入→挨拶文→挨拶文の挿入をクリックします。挨拶文のダイアログボックスが表示されますので、手紙を書いている月を選択します。上段の左が時候の挨拶、右側が安否を尋ねる挨拶、下段が感謝の挨拶なので、それぞれ使いたい文言を選択し、OKをクリックすると、挨拶文が自動的に入力されます。

会社ではなく個人宛の手紙を作る場合は、「貴社」「貴店」などの文字を削除するか、こういった文字が入っていないものを選ぶと良いでしょう。

位置

頭語の「謹啓」を使う位置は、手紙の冒頭に使用します。「謹言」や「敬白」の結語は、本文の最後の行の次の行で使用します。頭語は、先頭の位置から使用し、結語は、本文の終わりの次の行の下揃え(横書きの場合は、右揃え)の位置に書きます。

結語のあとに後付の「日付」「署名(自分の名前)」「宛名(相手の名前」を書きます。結語は、本文の最後に書きます。後付のあとに書くものではないので、注意するようにしましょう。

また、目上の方に手紙を書く場合は、できれば横書きではなく縦書きにした方が良いとされています。普段あまり縦書きで書く習慣はなくなってきていますが、できれば縦書きにした方がマナーとしては良いとされています。

例文

謹啓
新春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本文
○○○○○○○○
○○○○○○○○
敬白(謹言)(横書きの場合は、右揃え)
平成三十年一月十日
山下花子
橋本加奈子様

「謹啓」と「敬白」と「謹白」の違い

上記の項目で、頭語と結語の組み合わせの違いについてご説明をしましたが、「謹啓」の結語が、「謹言」または「敬白」です。「謹呈」の結語が「謹白」です。

「謹啓」は「謹んで申し上げます」という意味で、平たく言うと、「こんにちは」という挨拶を丁寧にした表現の言葉です。この意味は「謹啓」も「謹呈」も同様です。「敬白」と「謹白」の違いは、頭語の違いです。「謹啓」を使った場合は、「謹言」または「敬白」を、「謹呈」を使った場合は、「謹白」を使うということです。

「謹啓」「敬白」と「拝啓」「敬具」の違い

「謹啓」「敬白(謹言)」と「拝啓」「敬具」の違いは、「謹啓」「敬白(謹言)」は、「拝啓」「敬具」よりもより丁寧でかしこまった挨拶であるという違いがあります。「謹啓」と同じように「拝啓」にも謹んで申し上げますという意味がありますが、「謹啓」の方がより丁寧な表現の言葉であるということです。

相手の方が自分よりも年齢がかなり上の方や、地位が高い方に手紙を書く場合は、「拝啓」「敬具」ではなく、「謹啓」「敬白(謹言)」を使うと良いでしょう。

「謹啓」と「敬白」の読み方