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騒音で警察に通報された場合の対処法と通報する方法・番号

Author nopic iconトリコ
社会問題 / 2018年01月31日
騒音で警察に通報された場合の対処法と通報する方法・番号

騒音で警察に通報された・呼ばれた場合の対処法

騒音問題は、アパート・マンションなどの集合住宅内で起こる住民トラブルの中で最も多いトラブルです。ピアノなどの楽器や子供の泣き声や足音、深夜・早朝の掃除機・洗濯機などの生活音、エアコンの室外機の音など、騒音の発生源にはさまざまなものがあります。

騒音は、出している側にとっては大したことのないことでも、周囲の人にとってはとても迷惑なことで、騒音によるストレスや不眠で、場合によっては精神を病んでしまったり、健康被害が出る人もいます。

騒音で他人に迷惑をかけないよう気を付けているつもりでも、警察に通報されたり、呼び出されてしまうこともあるでしょう。今回は、騒音で警察に通報されたり、呼ばれた場合の対処法について解説します。

騒音の定義

騒音で警察に通報されたり、逆に通報する場合も、気になるのは「この音は騒音と呼べるレベルなのか」ということです。騒音とは、快適な生活環境を阻害する音や振動のことを指しています。

平成10年に交付された環境庁の告示第64号(平成24年3月改正告示54号)によると、住宅地の騒音の具体的な基準値は、昼間なら55デシベル以下、夜は45デシベル以下とされています。

「普段の人の話し声」が約55デシベル、「エアコン・換気扇の音」が45デシベル程度なので、隣から会話内容が聞き取れるほどの話し声がしたら、それはかなりの大声で話しているということになります。

話し声や音がうるさくて眠れず、ストレスが溜まって健康被害が出てしまう前に、騒音対策をしましょう。

一般的な騒音対策

集合住宅内での騒音に悩んでいる人が取る一般的な騒音対策は、次のとおりです。

①管理人(大家)に相談
アパート・マンションの管理人(管理会社)や大家さんに相談し、騒音注意の張り紙や、各戸に手紙を入れてもらうことで解決に向かうこともあります。

②警察や役所に相談・通報
騒音があまりに酷くて我慢できない場合、警察や役所などに通報して注意してもらうことは、マンションの管理人から注意されるよりも効果的です。しかし、時間が経つとまた同じことを繰り返し、騒音を出す人もいます。

③壁ドンなどの仕返し
「うるさい」という意思表示と報復のために、壁を叩いたり、長い棒で天井を突いたりする人もいますが、この方法はさらなるトラブルを招く可能性があるのでやめましょう。

④引っ越し
騒音で困っている側・通報された側のどちらかが引っ越すことで、騒音問題が解決することは多いです。

騒音で警察に通報された場合の対処法

マンションなどの集合住宅に限らず、戸建てであっても、大きな音を出して周囲に迷惑をかけていたら警察に通報されてしまいます。万一、警察に通報されたら、騒音の原因となっていることは、すぐに止めましょう。

特に、深夜から早朝の時間帯に、大勢でお酒を呑んで騒いだり、TV・ラジオなどを大音量にしたり、楽器の演奏はNGです。集合住宅の場合は、足音やドアの開閉音にも注意が必要です。

騒音の発生源が明らかな場合は、警察に通報された時点ですぐにやめ、通報主が分かっている場合は謝罪しましょう。

騒音ではないのに通報される場合

特別に大きな音を出しているわけではないのに通報されたり、目を付けられてほんの些細なことで通報されるケースもあります。極端に神経質な人や、「通報マニア」と呼ばれる人もいるので、騒音に心当たりが無い場合は、警察にきちんと説明しましょう。

集合住宅では、隣接した住戸だけに音が響くわけではないので、場合によっては騒音の発生源の調査や、騒音計を使って騒音レベルを測定する必要があります。

騒音で警察に呼ばれた場合の対処法

騒音で被害届が出された場合は、警察から呼び出しを受けて、出頭したり事情聴取に応じなければなりません。反省の色を見せれば不起訴になる可能性もありますが、相手側が念入りに証拠集めをしていて、警察が「悪質な騒音」と判断すれば、書類送検となり、その後、罰金刑となる場合があります。

騒音被害を受けている側は、大変な苦痛を味わっているので、警察や不動産会社を通じて注意を受けた場合は、逃げたり嘘をついたりせず、きちんと誠実に対応しましょう。

騒音で警察に通報する方法

警察は、原則として「民事不介入」で、騒音問題などの「個人間のトラブル」には立ち入らないという決まりです。集合住宅での騒音トラブルは、不動産会社やマンションの理事会などに、まずは相談してみましょう。

事件性のある騒音や、度を越した騒音で健康被害が発生するような場合には、警察への通報の要件を満たします。

酷い騒音で困っていても、「警察に通報したら迷惑じゃないか」と遠慮したり、限界に達するまで我慢してしまいがちです。しかし、警察は市民が安全に暮らすために存在しているので、酷い騒音が続くようなら遠慮なく通報しましょう。

ひとことで「警察に通報する」といっても、管轄の警察署・県警・近くの交番などいろいろな種類があるので、騒音で警察に通報する場合はどこにすればいいか迷う方もいるでしょう。騒音で警察に通報するときに最適な方法を紹介します。

相談窓口

集合住宅で騒音トラブルに遭っている場合、最初に相談するべきなのは不動産の管理会社やマンションの自治会などです。「騒音禁止」などの張り紙や、注意事項を各戸へポスト投函してもらうことで、状況が改善される場合があります。

警察に相談する前に、町内会や役所に相談するという方法もあります。「警察に相談するのは気が引ける」という方は、役所の生活安全課などに相談してみましょう。

個人で騒音元のお宅に伺い、苦情を申し立てたり、静かにしてもらえるようお願いしに行くという方法もありますが、相手によっては逆ギレされたり、穏便に済まない場合もあるので注意が必要です。

隣人とのトラブルを避けたい場合は、管理会社や警察に匿名で相談しましょう。次に、警察の騒音相談窓口について紹介します。

警察の相談窓口

警察は原則として民事不介入ですが、事件性のある騒音や、バイク音などの酷い騒音で眠れないなどの場合には、現場まで来てくれて口頭注意や何らかの対応をしてくれます。警察にすぐに来てもらいたい場合は、「110番」に通報・相談するのが最も有効な手段です。

地域の交番は、警察官不在の場合が多く、すぐに対応してもらえない可能性がありますが、「110番」は、すぐに警察官に駆け付けてもらいたいような緊急の事件・事故を受け付ける緊急通報用電話で、「110番」に通報すれば、警察は必ず出動しなければならない決まりになっています。

緊急ではない相談は、警察相談専用電話「#9110」を利用しましょう。「#9110」では、相談業務を担当する専門の警察安全相談員(警察官、元警察官など)から、プライバシーの保護や心情などに配慮しながら相談に乗ってもらえたり、騒音主への指導・警告もしてもらえます。

夜間

夜間とは22時から朝5時までを指していますが、この時間は自宅で休んでいる人が多く、活動している人が少ない時間帯なので昼間に比べて静かになります。だから夜間になると、昼よりも音の大きさが目立ってしまいます。集合住宅に住んでいる場合は、夜間は特に隣人に迷惑をかけないよう注意が必要です。

夜間に騒音が酷くて眠れない場合は、110番に通報して、警察から注意・指導をしてもらいましょう。警察官から直接注意してもらうには、かなりの効果があります。通報は匿名でできますし、騒音主のところへ直接出向いて苦情を言うよりも安全です。

騒音での警察に通報して対応してもらえるか

工場からの騒音や暴走族などの騒音、事件性のある騒音などについては、警察に通報すれば即対応してもらえる可能性が高いですが、それ以外の、近隣住民との騒音トラブルについては、警察に通報したらどのように対応してもらえるのでしょうか。

騒音トラブルは、戸建てよりも集合住宅で発生することが多く、騒音で警察に通報した事例や、裁判事例がネット上にも溢れています。騒音で警察に通報したときに、どう対応してもらえるか検証してみましょう。

隣人

一戸建てに住んでいても、隣人の声や物音が聞こえることが稀にありますが、アパート・マンションなどの集合住宅は、隣とは壁一枚を隔てているだけなので、足音や掃除・洗濯などの生活音、テレビの音や人の話し声が漏れて聞こえることは日常茶飯事です。

生活音は「お互い様」なので、ある程度は仕方ないことです。しかし、深夜や早朝に大声を出して騒いだり、掃除機や洗濯機を使用するのは、入居時の規約に禁止事項として盛り込まれている物件が多いです。

「ペット飼育可能」の物件であっても、犬・猫の鳴き声やフンで他の入居者に迷惑をかけないように注意を払わなければなりません。小さな子供がいる家は、子供が室内で運動会をしないよう注意が必要です。

隣の家の子供の足音や暴れる音、奇声などで、マンションの管理会社や警察に通報されたり、裁判になるケースもあるので、子供がいる家は躾をきちんとしましょう。

隣人の騒音で通報した場合の警察の対応

隣から大声やドタバタ走り回る音がして、警察・管理会社に通報するケースは集合住宅でとても多いです。警察に通報する場合は「とても大きな音がするので、事件や虐待の可能性がある」などと説明すれば、すぐに来て事情を聴いたり、注意・指導をしてくれます。

騒音をめぐる隣人トラブルでは、過去に殺人事件が多数発生しているので、相手に直接苦情を言いに行くのはなるべく避け、警察や管理会社にも「匿名で」とお願いしましょう。

警察に通報すると、名前や連絡先を聞かれることもありますが、「言いたくない」と言えば、それ以上は聞かれません。

上の階

アパート・マンションなどの集合住宅で最も多いトラブルが、「上の階」からの騒音です。大人でも静かに歩けない人もいますが、小さな子供は力加減が分からずにドタドタ音を立てて歩いたり、はしゃいで走ったり、おもちゃを壁やフローリングにぶつけてしまいます。

防音のしっかりした高級マンションならば音があまり響きませんが、アパートや家賃の安いマンションは壁も床も薄いので、足音や掃除機などの生活音、引き戸を強く開け閉めする音などもとても響きます。

騒音の程度があまりにもひどかったり長時間続くという場合は、管理人などに相談して騒音の度合いを見に来てもらい、注意してもらったり、「静かにするように」という手紙を全戸に入れてもらいましょう。

騒音で注意・苦情を受けた側は、静かにするよう気を遣い、床に絨毯やマットを敷くなどの対策をしましょう。何もしないでいると、訴訟を起こされたり退去を命じられることもあります。

上の階の騒音で警察に通報した場合

上の階の住民が深夜まで宴会をしていたり、足音や暴れている音がして眠れないときは、警察に通報すれば、来て上の階の住民に注意してくれます。深夜に大騒ぎしているような人たちは、個人で文句を言いに行ってすぐに静かになるようなまともな人種ではありません。

苦情を言いに行ったらすぐに謝罪したり静かにできる人は、最初から大騒ぎしないので、深夜に真上で大騒ぎされるのはとても腹の立つことですが、自分で苦情を言いに行くのはやめて、警察などの第三者に頼りましょう。

警察に通報すると、すぐ騒音が収まる(即効性)、今後は騒音が出し難くなる(継続性)、誰が通報したか分からないので逆恨みされない(匿名性)というメリットがあります。

賃貸

騒音トラブルは、賃貸物件に入居している人にとって、一番多いトラブルです。騒音問題を避け、なるべく騒音被害に遭わないようにするには、防音のしっかりした物件を選ぶことが重要です。

防音性の高い物件に住みたいなら、木造や鉄骨造ではなく、外からの音が伝わりにくい鉄筋コンクリート造の物件がおすすめです。また、物件の下見の際には、住民の属性(ファミリー・単身)にも注意してみましょう。

運悪く騒音被害に遭ってしまった場合、賃貸物件での騒音トラブルは事件に発展したケースも多いので、警察に通報すれば確実に対応してもらえます。一度の通報で騒音が収まらない場合もありますが、根気よく通報しましょう。

騒音の警察の対応

騒音で警察に通報した場合、警察官は現場まで行き、音漏れの確認をしたり、騒音主に注意をしてくれます。誰から通報があったかは外部の人には漏らさないことになっているので、安心しましょう。

騒音で警察に通報する時の通報番号

騒音で辛い状態が続くと、健康被害が出てしまう可能性があります。基本的に、警察は民事不介入なので、騒音問題に直面したら、集合住宅の管理会社(大家)やマンション理事会・町内会、自治体(役所)などに相談しましょう。

管理会社などから何度言ってもらっても状況が変わらない場合や、緊急を要する騒音(喧嘩・DV・児童虐待など)の場合は、警察に通報しましょう。騒音で警察に通報するときの通報番号を紹介します。

交番

地域の交番の電話番号は、大抵の場合、「市外局番+市内局番+0110」になっていますが、交番に通報・相談する場合は、ネットなどで電話番号を調べて、かけ間違えのないようにしましょう。

交番の警察官は、巡回などで不在の場合が多いです。また、騒音が一度の通報で収まらない場合、繰り返し通報することになりますが、何度も町の交番に通報していると次第に相手にしてもらえなくなるというデメリットがあります。

110番

110番に通報した場合、警察官は必ず現場に行く義務が生じるため、110番通報すれば確実に騒音元に注意してもらえます。名前を聞かれる場合もありますが、匿名でも大丈夫です。

ただし、警察も忙しい中で対応してくれているので、やたらと通報するのはやめ、うるささに耐え切れないときや、本当に困っているときだけ、警察を呼ぶようにしましょう。

#9110(警察相談専用電話)

急を要する場合の通報先は110番ですが、不急の相談が110番に寄せられると、事件・事故の緊急通報に対する警察の対応を遅らせてしまい、結果として人の生命・身体の保護に支障を生じさせるおそれがあります。

緊急の対応が必要でない場合は「#9110」へ電話して相談しましょう。警察安全相談員などの相談業務を担当する職員が対応し、問題解決のために採り得る手段のアドバイスがもらえるほか、内容によっては、捜査担当部門や専門相談窓口への引継ぎなどをしてくれます。

「#9110」番に電話すると、電話をかけている地域を管轄する都道府県警察本部に開設された警察総合相談室などにつながります。「#9110」番は、携帯電話からも利用可能ですが、ダイヤル回線の電話・一部のIP電話については利用できません。

また、土・日・祝日および夜間は、「当直に接続」または「留守番電話」のいずれかになっています。

警察は市民の味方

騒音問題は集合住宅で最も多いトラブルで、事件に発展するケースも少なくありません。騒音が原因で健康被害が出ることもあるので、管理会社(大家)や警察にお願いして、静かな環境を取り戻しましょう。

騒音で警察を呼ぶことに躊躇し、自分で苦情を言いに行く人もいるでしょうが、逆恨みされて危険な目に遭う可能性があるので、それはおすすめしません。人々の治安や安全を守ることが警察官の仕事なので、困ったときは警察を頼りましょう。

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