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鶴の平均寿命・最長・亀との寿命の差|記録/千年

更新日:2024年03月03日

長寿の象徴と言われる鶴は、「鶴は千年、亀は万年」と言われています。しかし、本当に1,000年も生きることができるのでしょうか。鶴の平均寿命や最長寿命を解説します。合わせて、亀の平均寿命はや鶴が縁起物となっている理由も見ていきましょう。

鶴の平均寿命・最長・亀との寿命の差|記録/千年

鶴の平均寿命

「鶴は千年、亀は万年」という言葉がありますが、鶴は本当に千年も生きるのでしょうか。鶴の平均寿命について見ていきましょう。

鶴の平均寿命はどれぐらい?

地球上にいる生き物の中には、死なない生き物もいます。それは、クラゲの仲間です。しかし、ほとんどの生き物には寿命があります。

でも、どんな生き物でも1,000年も生きる生き物はいません。長くても、数百年です。507歳のアイスランドガイが生き物の中では、最高齢でしょう。では、鶴の平均寿命はどれぐらいなのでしょうか。

鶴の平均寿命は、種類や飼育環境によって違います。一般的に鶴と言って思い浮かべるタンチョウヅルは、20~30年です。他の鶴の平均寿命はナベヅルが20年、マナヅルは45年となっています。アフリカに生息するカンムリヅルが野生の鶴の中では平均寿命が長く、50年~60年です。

飼育されている鶴は平均寿命が長く、50~80年は生きると言われています。

他の鳥の寿命

鶴の平均寿命は人間から見ると、長寿とは思えないでしょう。しかし、鶴は鳥の中では長生きだと言われています。

白鳥の平均寿命が70年、コンドルの平均寿命が60年と鶴よりも長生きですが、一般的な鳥の平均寿命は3~10年です。なので、身近な鳥の中で長生きする鶴が長寿の象徴となっています。

ちなみに、鶏の平均寿命は10年、セキセイインコの平均寿命は7年です。

鶴の最長の寿命

どうして1,000年生きることがないのに、「鶴は千年」と言われるのでしょうか。一番長く生きた鶴は何歳まで生きたのかもあわせて、見ていきましょう。

記録

鶴の最長寿命の記録はないので、残念ながら一番長生きした鶴はどれぐらい生きたのか分かりません。36年が最長寿命記録だという情報もありますが、80年生きた鶴がいるという情報もあります。どちらも、飼育されていた鶴です。

鶴が長生きするためには、豊富なエサと生態環境が大事です。なので、エサの心配をする必要がない動物園などで飼育されている鶴の方が長生きします。

千年

「鶴は千年、亀は万年」と言われるようになったのは、中国の伝説が関係しています。古代中国では、仙人が移動をするときに鶴と亀を利用していたと考えられていました。鶴で空を移動し、水を移動するときは亀を使っていました。

仙人は、不老不死だから死ぬことはありません。だから、その使いである鶴と亀は長寿だと思われていました。そして、中国では、「鶴歳千歳、亀歳三千歳」と言っていましたが、日本では言いやすいように「鶴は千年、亀は万年」と言うようになりました。

鶴と亀の寿命の差

鶴と合わせて長寿の象徴として描かれる亀の平均寿命を知っていますか。「亀は万年」と言われているように、亀は鶴よりも長生きします。亀は爬虫類の中でも一番、平均寿命が長いです。

では、亀の平均寿命はどれぐらいなのでしょうか。

亀の平均寿命

亀も鶴と同じように、種類によって平均寿命が違います。ウミガメやリクガメのように大きな亀は30~50年、ミドリガメなどの小型の亀の平均寿命は20~30年です。

鶴と変わらない、もしくは鶴よりも平均寿命が短いと感じた人もいるでしょう。しかし、セーシェル諸島に生息するアルダブラゾウガメは平均寿命が長く、150年です。ゾウガメは比較的平均寿命が長く、100年は生きます。

身近な亀の平均寿命は数十年でも、世界各国に目を向けると長生きする亀が存在します。10,000年ではなくても、100年以上生きるだけでもすごいと感じるのではないでしょうか。
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初回公開日:2018年01月16日

記載されている内容は2018年01月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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