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【立場別】一周忌の挨拶の例文・メール・はがき|会食前・後

Author nopic iconゆうきゅう
冠婚葬祭 / 2018年04月25日
【立場別】一周忌の挨拶の例文・メール・はがき|会食前・後

知っておきたい「一周忌」の挨拶とは?

「一周忌」と聞くと、「色々とマナーが難しそう」や「人が亡くなった後の儀式は考えたくないな」など、少し暗いイメージを持たれることも少なくないことでしょう。しかし、私たちの生涯の中で、法事を避けて通ることはできません。

とは言いつつも、最近は金銭面的なことや核家族化が進む中、あまり仰々しい儀式ではなく、「身内だけでこじんまりと」と執り行われるケースも増えてきています。

この記事では、そんな法事である「一周忌」について、基本的な行われ方、「一周忌」と「一回忌」の違いなどを含めて説明していきます。

「一周忌」と「一回忌」の違いは?

「一周忌」と「一回忌」、一見同じ事を指しているように見えますが、その意味は大きく違ってきます。安易に「一周忌」と「一回忌」を同じものと考えて使用すると、恥ずかしい事になってしまいますので、意味をきちんと理解しておきましょう。

では、その意味の違いを簡単に説明して行きます。

一回忌と一周忌の意味

もう少し詳しく説明すると、以下のようになります。

一回忌は、葬儀ことです。数え年と同じ数え方をするためで、亡くなった年を「1」とするので亡くなった時のお葬式が「一回忌」、亡くなって満二年目は「三回忌」、満六年目が「七回忌」という数え方になります。

つまり、一周忌は、亡くなった翌年の法要を「一周忌」となります。

なお、「周忌」と表現するのはこの時のみとなっていることから、少し混乱してしまうのではと考えられています。

では、次に一周忌の基本的な流れと挨拶について詳しく見ていきましょう。

一回忌と一周忌違い
一回忌葬儀(お葬式)のお勤め
一周忌亡くなった年の翌年の法要

基本的な一周忌法要の流れとは?

一周忌法要は宗派・お寺などによって多少異なりますが、一般的な流れとしては以下の8つの行程で執り行います。

1.僧侶を会場の仏壇の前にご案内、2.喪主または施主の挨拶、3.僧侶による読経、4.読経が始まってから、喪主または施主を先頭に順番にご焼香、5.僧侶による法話(法話後僧侶が退場)、6.喪主または施主の挨拶、7.僧侶、列席者でお斎(会食のことをお斎といいます)、8.墓参りという手順になります。

なお、僧侶がお斎に参加されない場合は、6.の後にお布施とお車代、御膳料の3つをお渡しますが、僧侶がお斎に出席されたときは、7.の会食後に、お布施とお車代をお渡しするようにします。

ここで知っておきたいのは、上記の説明にも挨拶を行うことで度々登場する「喪主または施主」の違いです。次の記事で「喪主」と「施主」の違いについて簡単に触れておきましょう。

知っておきたい喪主と施主の違い

葬儀においても、よく耳にする「喪主」と「施主」ですが、やはりそれぞれに意味に違いがあります。

「喪主」は、遺族の代表として葬儀の指揮を行う役割を担っているのに対し、「施主」は本来は「お布施をする主」という意味からも、葬儀費用を負担したり、喪主のサポート役という立場となります。

喪主も施主も必ずこの人が務めなければならないという決まりはなく、現実的には喪主と施主は兼任というケースも少なくありません。

では次に、喪主・施主が一周忌を行うのに必要な挨拶について解説していきましょう。

一周忌を行う旨の挨拶について

まず喪主あるいは施主(以下、喪主で統一します)は、「一周忌法要を行うこと」をお知らせしなくてはなりません。会食の手配などを考えると、往復はがきやメールなど、参加の有無を確認できるようにしておくとよいでしょう。

次の記事では、一周忌を行うこと(参加の有無を含め)をお知らせする場合の例文をご紹介します。

一周忌案内状の挨拶で注意すべきこと

法事や法要をはじめお悔やみごとの案内状や、遺族が出すお礼状には句読点の「、」「。」を使用しないことはご存知でしょうか。もちろん、一周忌のご案内状にも使用しません。なぜ、使わないかについても簡単にその説をご紹介します。

法事や法要に句読点を使用しないわけ

法事や法要で句読点を使用しないわけには、大きく分けて3つの意味があります。

1.本来、書状は毛筆で書かれていたことから、毛筆の書状には近年まで「、」「。」が使われなかったという慣習が残ったものという説。

2.法事や葬儀が滞り無く流れるように行われ、つつがなく終わるようにという意味を込めて、途中で区切るための「、」「。」を使用しないという説。

3.もともと句読点は読む人が読みやすいようにつけられたものであり、句読点がなくても読みとる力を持っている相手に対して句読点を付けるのは失礼にあたるということから、相手への敬意を表わすためという説。

「句読点を使用しない」ということが理解できたら、次に案内状を出す際のツール(封筒や便せん、はがき、電話やメールなど)についても考えてみましょう。

一周忌のご案内をはがきやメールで出すのは失礼?

基本的に、一周忌を知らせる案内文を書いた書状は、封筒に入れて出すのが一般的なマナーとされています。また、この時に使う封筒は、内側の二重になっている二重封筒は使いませんので注意が必要です。

とはいえ、近年では返信の容易さなどから、往復はがきが多く使用されるようになりました。

結論から言うと、一周忌の案内状は封筒でもはがきでも、どちらでも失礼にはなりません。 書状(紙に書いた文)であれば、前述した文中に句読点を付けない、誰の法要か、日時、場所、行事内容、施主の氏名、住所、電話番号を明記し、出欠確認のために返信用はがきか、往復はがきを利用すれば問題はないでしょう。

メールでのご案内に関しては、ごく身内だけでの法事・法要ならば、問題ないといえます。が、句読点を使用しない慣例をからも考えると、身内やごく親しい間柄の関係以外の方へは、可能な限り書状(封筒やはがき)でのご案内が好ましいといえます。

時候の挨拶も忘れずに

次に文章の書きだしですが、はがきでもメールでも、統一して言えるのは「時候の挨拶」です。

謹啓などの語の次に、季節を表す言葉を記載します。時候の挨拶に関する言葉は数多くありますが、こちらでは一例を取り上げます。

1月→厳寒の候、2月→余寒の候、3月→早春の候、4月→陽春の候、5月→新緑の候、6月→梅雨の候、7月→盛夏の候、8月→残暑の候、9月→初秋の候、10月→秋冷の候、11月→晩秋の候、12月→初冬の候

卒塔婆とは?

卒塔婆とは、簡単には亡くなった方のの供養・追善のために墓地に立てる、細長い木の板のことです。

卒塔婆の語源は、古代インドで「仏塔」という意味のサンスクリット語「ストゥーバ」からになります。ストゥーバ(仏舎利塔)とは釈迦の遺骨を納めた塔で、これが五重塔が起源といわれています。

卒塔婆をつけたいと言われたら?

ご自身が一周忌を取り仕切る場合、親せきやご友人から「卒塔婆をつけて差し上げたいのですが」とお申し出されることもあります。そんな時を想定すると、案内状にはどのように記載すればよいでしょうか。

卒塔婆は仏教であればどの宗教でも用いられるものではありません。浄土真宗では用いられていないなど、宗派により違いがあるので確認が必要です。また、墓地・墓石で使用している面積によっては、卒塔婆を立てることが難しい場合もありますので、案内状または返信はがきに卒塔婆は立てない旨を明記しておくことも一つの方法です。

卒塔婆に関する案内状への例文
おそれいりますが御塔婆をお付け頂ける場合は 左記にお付けいただく方のお名前をご記入ください   卒塔婆に記載する御芳名○○○○

一周忌案内と挨拶の例文(はがきの場合)

ここで、一周忌の案内と挨拶の具体的な例文をご紹介します。

はがきでの案内状例文
往側:謹啓 ○○の候 皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます さて 来る○月○日は 亡父○○○○   ○○○○信士 の一周忌にあたります つきましては 生前ご親交を賜りました皆様のご来臨をいただき ささやかながら追善の供養をいたしたく存じます ご多用中まことに恐縮でございますが ご参会賜りますようご案内申し上げます お手数ではございますが ○月○日までに同封の葉書にて ご返信いただければ幸いです    敬具 ー記ー  日時 平成◯◯年◯◯月◯◯日(◯曜日)午前◯時◯分より  場所 流涎寺 住所 名古屋市中区◯◯町 ◯−◯−◯         電話 ◯◯◯−◯◯◯−◯◯◯◯       ※法要後 粗宴をご用意しております 平成◯◯年◯月 住所 ◯◯市◯◯町 ◯−◯−◯ 電話 ◯◯◯−◯◯◯−◯◯◯◯ 鈴木 太郎
復側:表 宛先を自分宛てにする。
復側:裏 御出席(     様)御欠席 (どちらか一方に○をおつけください)御住所 御芳名 恐れ入りますがお卒塔婆をお付けいただける場合にはお付けいただく方のお名前をご記入ください 卒塔婆に記載する御芳名 左記はご不明な点やご都合のご連絡など通信欄としてご使用ください ※お手数ですが中央にて切り離し こちら側のみポストへ投函ください

一周忌案内と挨拶の例文(メールの場合)と注意点

一周忌案内の文章は、はがきでの案内状と大きく変わりませんが、はがき例文をそのまま使用してしまうと、「葉書にてご返信ください」となってしまっていたり、句読点がないため、受信する側が見づらいと感じてしまうことが懸念されます。

通常、一周忌の案内状には句読点を使用しませんが、必ずしも句読点をはずす必要はありません。最近は相手に伝わりやすい文章が好まれているとい点から、メールでお送りする場合、句読点をつけてご案内しても問題はありません。

メールでの一周忌案内例文

メールでの案内状例文
タイトル:一周忌法要のご案内
メール文:「謹啓 ○○の候となりましたが皆様いかがお過ごしですか。さて来る11月9日は亡母〇〇院〇〇大姉の一周忌にあたりますので、同日午後2時より〇〇寺においてささやかな法要を内輪にて営みたく存じております。恐れ入りますが、ご光来ご焼香いただければ、故人もさぞかし喜ぶことと存じおります。まずはご案内申し上げます。お法要の後会食を予定しております。また、会食予約の関係上、○月○日までに御出席・御欠席の旨をご返信ください。よろしくお願いいたします。


一周忌の案内状例文は、他にも多くのサイトで紹介されていますので、ここでは、はがきでの案内状を出す場合のテンプレートサイト(無料)をご案内しておきます。

一周忌(当日)での挨拶とは?タイミングは?

一周忌においても、喪主が挨拶をするのが一般的ですが、喪主から個人とゆかりがあるというなどの点から「一言、挨拶をお願いします」と頼まれるケースもあります。また、一周忌法要の参列者としてご遺族に挨拶をしますが、どのように、どのようなタイミングで挨拶をすべきでしょうか。

次に、一周忌において、それぞれの立場での挨拶について説明していきます。

参列者としてはどのような挨拶がある?

一周忌の参列者としての場合、喪主のように大勢の前でスピーチするようなことは考えにくいですが、参列者としてご遺族に対しての挨拶は必要です。

その挨拶のタイミングとして参列者の挨拶が必要なのは、①来場時、②香典を渡す時、③法要中に遺族と対面した時、④法事が終了し帰る時、の最低4回は挨拶が必要といえます。

一周忌での挨拶の例をご紹介しておきます。

「本日はお招きをいただき、恐れ入ります。ご一緒にご供養をさせていただきます。」

「本日は一周忌ご法要の席にお招きいただきまして恐縮です。」

などといった挨拶となります。なお、この一周忌の挨拶時に「ありがとうございます。」は使用しないので注意しましょう。

一周忌法要 それぞれの立場での挨拶とその例文

喪主は、これまでに延べてきたように、さまざまなシーンでの挨拶があります。ここでは、一周忌法要開始と法要後の基本的な例を挙げておきます。

喪主の一周忌での挨拶について

喪主だからといって、なにも長く話す必要はありません。一周忌の喪主挨拶で肝心なのは、「法要に参列いただいたお礼」と「今後の支援の依頼」を含む内容であることと故人のことに触れる言葉も盛り込むことが重要です。

喪主の立場では、一周忌の法要の席で行う挨拶には、いくつかのタイミングがあります。①一周忌法要の開始の挨拶、②会食の案内の挨拶、③僧侶へのお礼の挨拶、④お開きの挨拶など、進行に沿って行うことが一般的です。

次に、喪主の法要開始挨拶と法要後挨拶の基本的な例を挙げておきます。

喪主の一周忌法要開始の挨拶例

以下で、簡単な喪主の一周忌法要開始の挨拶文例をご紹介します。

喪主の一周忌法要開始の挨拶例文

「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。これより○○○の一周忌法要を始めさせていただきます。(僧侶の方を向いて)本日は△△寺の住職△△さまにお願いいたしております。それではよろしくお願いいたします」

※○○○は正式には戒名を告げますが、ごく内輪の法要の場合は故人の姓名でもよいでしょう。

喪主の一周忌法要後の挨拶例

次に、僧侶の読経が終わり、お斎へ参列者を誘導する際、法要後挨拶の例をご紹介します。

喪主の一周忌法要後の挨拶例文

「おかげさまで○○○の一周忌法要を無事終えることができ、故人も安心していることと存じます。また、生前親しくさせていただいた方にお集まりいただき、故人に代わって厚く御礼申し上げます。皆さまにはこれからも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

簡単ではございますがお膳を用意させていただきました。○○○の思いで話をしながら召し上がっていただければ、何よりの供養になると存じます。お時間の許す限り、どうぞごゆっくりおくつろぎください。本日はまことにありがとうございました」

会食後(締め)の一周忌の挨拶例

会食会場より、会食終了のお知らせが喪主へ声掛けされることもあります。そのようなときは、お知らせ頂いたタイミングで、一周忌の締めの挨拶をここで行います。あらかじめ、会食会場の方と時間調整などを打ち合わせておくと良いでしょう。では、一周忌締めの挨拶の例文をご紹介します。

喪主の一周忌締めの挨拶例文

「本日はお忙しい中、○○の一周忌に最後までお付き合いいただきありがとうございました。なごりはつきませんが、そろそろお時間となりましたので、お開きにさせていただきたいと存じます。

○○○がいなくなり寂しく感じておりますが、残された家族一同、力を合わせてがんばっていきたいと存じております。どうかこれからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

なお、ささやかではございますが、お礼の品をご用意いたしました。お荷物になって恐縮ですが、お帰りのときはお忘れなくお持ち帰りくださいませ。本日はまことにありがとうございました。」

一周忌 親族代表の挨拶例

親族の代表として挨拶する場合、2つのパターンが考えられます。喪主側としての挨拶、参列者としての挨拶です。重要なのは、故人との関わり方によって、一周忌法要での挨拶の内容も違ってきます。よって、ここでは、2つのパターンで挨拶例文をご紹介します。

親族代表としての一周忌挨拶例文1(喪主側)

「本日はお忙しの中、亡き○○の一周忌法要にお越しくださいまして、ありがとう御座います。また度々の法事にお足を運んでいただきまして、親族を代表しまして心より御礼申し上げます。

一年が過ぎ去った今も亡き○○のことを忘れずに、皆様が法要へご参加くださいましたことを、ありがたく感謝申し上げます。 四十九日までは家族一同悲しみに沈む毎日で、なかなか家の中に明るさが戻らずおりました。しかし、徐々にでは御座いますが、明るさを取り戻しております。」

親族代表としての一周忌の挨拶例文2(喪主側)

「本日、○○の祥月命日を迎えることが出きたは、今日まで皆様からのご厚情やたくさんのお力沿いをいただいたお陰で御座います。本当にありがとう御座います。

ささやかなおもてなしでは御座いますが、○○をしのび、生前の思い出話などしながら、ごゆっくりなさってくださいますようお願い申し上げます。 本当にありがとう御座いました。」

参列者として親族代表の一周忌挨拶とは?

親族代表として、参列者として大勢の前で挨拶をするケースは、考えにくいケースではありますが、稀に喪主からお願いされるケースもあります。そんな時の挨拶例をご紹介します。

親族代表としての一周忌挨拶例文(参列者側)

「本日ここに○○さんの一周期を迎えるに当たり、心から哀悼の誠を捧げます。ここに親族を代表しまして、ご挨拶申し上げます。

早いものでもう1年経つのですね。思えば、(故人との思い出やエピソードなどを織り込む)

遺族のみなさまにおかれましては、大事な家族を失ったその淋しさは推察に余りあります。 しかし、故人のことを忘れないこと、故人との思い出やちょっとしたエピソードを思い出し語ることも一つの供養であると考えます。 これで追悼の言葉に代えさせていただきます。」

友人の立場として一周忌の挨拶をする場合

友人の立場として、一周忌の挨拶を行う場合、次のような点に注意して挨拶文章を考えておくとよいでしょう。

1.弔辞の言葉、2.故人との思い出エピソ-ド、3.ご遺族へのお慰め、4.誓いの言葉、5.結びとすると良いでしょう。

以下に、簡単に一周忌の友人の立場としての挨拶例文をご紹介します。

友人代表として一周忌挨拶例文

「本日ここに○○さんの一周期を迎えるに当たり、心から哀悼の誠を捧げます。

早いもので1年がたつのですね。君と一緒に○○をしたこと、○○したことなど、今でも昨日のことのように思い出されます。○○くんの生前に、○○くんと交わした約束は、今もこれからも決して忘れずに、この胸にあります。

遺族のみなさまにおかれましては、大事な家族を失ったその淋しさは推察に余りあります。しかし、故人のことを忘れないこと、故人との思い出を語ることも一つの供養であると考えます。 これで追悼の言葉に代えさせていただきます。」

一周忌の挨拶に大切なのは気配り

一周忌の喪主として、挨拶は僧侶や参列してくださった人々に感謝を伝えることが肝心です。

和やかな雰囲気が出せるような一周忌の挨拶をしたり、親しい人ばかりでなく、故人との関係が密であった人などを招いた場合は事前によく調べることも大切です。周囲に気配りをして、故人へのご供養となるように事前準備を怠らないことで良いご供養となるのではないでしょうか。

また、一周忌に招かれた場合の挨拶も同じように、遺族や親族への気遣いや気配りが重要です。遺族や親族を労わる気持ちをもって接することで、和やかな一周忌となることでしょう。

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