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卒論の文字数が足りない場合の稼ぎ方・文字数の平均|参考文献

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カテゴリ:学習

初回公開日:2018年01月31日

更新日:2020年02月08日

記載されている内容は2018年01月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

卒論の文字数が足りない場合の稼ぎ方・文字数の平均|参考文献

卒論の文字数が足りない場合

卒論の文字数が足りず、悩んでいる学生は多いのではないでしょうか。しかし、本来論文に文字数の制限なんてないです。自分の行ってきた研究を示し、卒論(論文)を読んだ人がどのような目的で研究が行われ、研究(実験など)の手順や研究結果がわかり、研究結果に対してどう評価されていて、研究の結論が示してあれば卒論(論文)になります。

もちろん、研究概要や目次、参考文献、謝辞なども卒論の一部として書きますが、これらは卒論の中身ではないです。卒論で文字数が足りなくて悩んでいる学生がいるということは、大学で卒論に文字数の条件が決められている場合と、自分が所属する研究室の方針で卒論の文字数を決められているかです。

本来論文に文字数の制限がないと書きましたが、大学や研究室で卒論の文字数に条件が決められている以上、守らなければなりません。では、文字数が足りない場合はどうすればよいのでしょう。

卒論の文字数を増やすことは大変なことなのか

卒論の文字数を増やすことは大変なのでしょうか。これを考える前に、そもそも卒論を書いていて「何文字書いた」とか「何ページ書いた」などを考えることは、できれば止めたほうがいいです。上にも書きましたが、論文に文字数の制限などないです。数ページでも立派な論文はありますし、数百ページ書いてあってもいい論文とは限りません。

学術論文などを書くときは、ページ数や文字数の制限があったりはします。何ページ以内とか何文字以内などです。論文を書くときに文字数の最低限と上限があった場合どちらが難しいでしょうか。答えは上限がある方が遥かに難しいです。

自分の行ってきた研究を限られたページ数(文字数)でまとめるほうが大変です。つまり、卒論の文字数を増やすことは簡単だということです。

卒論の文字数を増やすときの注意点

上に、卒論の文字数を増やすことは簡単だと書きました。しかし、文字数が増えたからと言っていい卒論になるわけではないです。意味のないことをただ書いているだけでは、いい卒論にはならないです。

例えば、同じような関連研究ばかり書いているとか、研究結果に関係のないデータを羅列しているなどです。読み手としても読んでいて辛くなってしまいます。卒論の文字数を増やすには、必要な情報で文字数を増やしていきましょう。

卒論の文字数を増やすときのポイント

学術論文は、ページ数や文字数の制限があると書きました。これは、読み手が専門家であることを想定しているところがあります。ですから、途中を省略することができます。「これこれなので、~提案手法より~の結果から~が導ける」と簡潔に書いていたとしても不自然ではないです。むしろ読みやすくなります。

卒論の場合は、読み手が専門家であるとは限りません。自分の後輩に読んでもらったり、研究室の紹介に使われたりします。この研究室では「こんな研究した学部生いますよ」みたいな感じです。

この場合「これこれなので、~提案手法より~の結果から~が導ける」だけではわかってもらえません。「これこれなので」を社会背景や関連研究で説明したり「~が導ける」の前にいろいろな角度から評価し「よって~が導ける」のように書きます。

つまり、卒論で文字数を増やすには、丁寧にわかりやすく書くことを心がければいいです。

卒論の文字数の平均はどのくらいか

卒論の文字数の平均はないと考えていいです。なぜならば、文字数を課してない大学もあるからです。また、卒論は学部や学科によっても変わりますし、研究分野によっても変わります。同じ研究分野でも研究テーマによっても変わるし、研究室の指導方針によっても変わります。

自分が所属する大学や研究室の方針に従うしかないということです。ざっくり文字数とページ数をいうと、卒論の場合、A4で20~30ページで文字数は20000~30000文字くらいを最低ラインにしている大学や研究室が多いです。

ただ、上に書きましたが、文字数を課していない大学や研究室もあります。50ページを超える卒論はいくらでもあります。

理系の卒論の文字数は増やしやすい?増やしにくい?

理系でも学部や学科で卒論の書き方や文字数は大きく変わってきます。例えば、物理系でも理論系で数式を多用する研究と実験を多用する研究では、文字数も変わってくるしページ数も変わってきます。実験を多用する研究では、装置の説明や実験風景を撮った写真や実験過程の画像も必要になってきます。これは、理論系ではあまりないことです。

理系の場合、実験やシミュレーションなどは必ずと言っていいほど行われるので、文字数を気にしなくていいです。普通に研究していれば、卒論に載せるネタは山ほど出てくるので文字数が足りなくて困ることはないでしょう。むしろ、指導教官から「もう少しまとめられないか(もっと短く簡潔に)」と言われることがあるくらいです。

文系の卒論の文字数は増やしやすい?増やしにくい?

文系の場合、研究テーマによっては文字数を稼ぎにくいことが出てきます。理系の場合は、実験やシミュレーションなどを多用するので、卒論を書くネタに困ることはまずないでしょう。文系でも実験やシミュレーションなどを用いる場合は書きやすいです。経済学や心理学、また、統計を多用する研究テーマだと文字数は稼ぎやすいです。

実験やシミュレーションがない場合はどうすれば良いのでしょうか。それは、自分の研究テーマに関連した研究の調査そひたすら行うことです。これは何も文系に限ったことではありません。先行研究や関連研究を調査することは研究の基本です。調査とは論文をたくさん読むことです。

研究室のゼミやミーティングで進捗報告(普通の研究室では行う)を行うときに、やっておいたほうがいいのが、調査した論文の概要と自分の研究との関連性や違いを文書にまとめておくことです。この積み重ねが、卒論を書くときに大きな力になってくれます。

卒論のページ数は何ページくらい必要か

最初の方に書きましたが、本来論文にページ数なんてものはないです。卒論も立派な論文です。しかし、現実問題として卒論のページ数の目安は、文字だけでだいたいA4で20~30ページくらいあるといいです。これに図や表などが入るので+5~10ページ程度になります。

数ページでも立派な学術論文はありますが、卒論の場合(修論博論も同じ)ある程度のページ数はあったほうがいいです。論文は中身が重要ですが、あまりにもページ数が少ないと「薄っぺらい卒論だな」と思われてしまいます。

卒論の文字数稼ぎの方法・増やし方

卒論を書くときに意識してほしいことは、研究目的と研究結果です。研究目的と研究結果が出ていれば卒論はいくらでも書けます。もし研究目的があいまいで研究結果が芳しくない場合、研究目的を見直したほうが手っ取り早い場合があります。

卒論で文字数を増やすには、研究目的と研究結果に対して肉付けをしていくだけです。

研究目的で文字数を増やす方法①

研究目的には必ずと言っていいほど社会的背景があります。社会的背景には、社会問題や技術開発などいろいろですが、何かを研究するということは「何かを解決したい」「何かをよくしたい」などの課題がありそれが研究目的になります。

ここで「~をよくしたい」ので本研究では「~を研究目的とします」とだけ卒論に書いた場合「なんでよくしたいの」「なんか問題でもあるの」という意見に対応できません。つまり、研究目的に説得力がないということです。

では、研究目的に説得力を増すためにはどうすればいいのでしょうか。それは、社会的背景の説明とそれが問題であるということの実例を示し、また、先行研究と関連研究で説得力を増していきます。社会的背景は、政府や自治体、研究機関などが発行する白書や報告書を用いると説得力が増します。

研究目的で文字数を増やす方法②

先行研究と関連研究は、一つの視点からではなく多角的な視点から書いていきます。一つの視点からだけだと、せいぜい引用できる参考文献は3~4本くらいです。これが、5つの視点からになると、引用できる参考文献は15~20本になります。参考文献3~4本の引用で1ページとしたら、参考文献15~20本で5ページです。単純に文字数は5倍になります。

ただ、気をつけなければならないのは、ただ参考文献を増やせばいいというわけではないことです。

例えば、解決したい社会的問題があったとしたら、社会的問題と解決法を細分化していきます。社会的問題では、○○の問題、△△の問題などと細分化しましょう。解決法では、例えば、データの抽出法、データの分類法などに細分化します。必要があれば、細分化したものをさらに細分化していきます。

研究目的で文字数を増やす方法③

社会的問題と解決法を細分化できたら、以下のような目次を作ってみると書きやすくなります。卒論の書き方は、大学や研究室で書式などを決められている場合があるので、ここでは細分化した場合の目次の例を以下に示します。

2.関連研究(先行研究)
 2.1 ○○の問題点
  2.1.1 aaaの事例
  2.1.2 bbbの~性
 2.2 データの抽出法
  2.2.1 ~特性
  2.2.2 ~法
 2.3 データの分類法
  2.3.1 ~性質
  2.3.2 ~法

のように細分化できれば、卒論も見やすく読みやすくなります。

参考文献を引用する場合は、必ず自分の行っている研究との違いを書きます。例えば「~の研究では~が問題である[2](参考文献番号)としているが、~の点に関しては考慮されていない。本研究では、~の点に注目する。なぜならば、~であるからである。」のようにします。

研究結果で文字数を増やす方法

研究を行えば、必ず結果は出ます。研究結果が「いい結果・悪い結果・途中結果」のどれであっても結果は結果です。研究結果は、できるだけ図や表にして卒論に書くといいです。画像(写真も)なども、掲載できるのであれば載せましょう。

図・表・画像を多用することによって、卒論は読みやすくなります。また、図・表・画像を載せるときには、必ず図・表・画像の説明を書きます。図・表・画像だけでは補えないことを文字として卒論に書きましょう。

また、図・表・画像を多用することによって、卒論(論文)で一番重要な評価を執筆するときに役に立ちます。「図7から言えるように~」「~の結果を表2に示す」「よって表3から~が導ける」など、評価が書きやすくなり文字数も自然と増えていきます。

卒論の参考文献は文字数に含めていいのか

参考文献の文字数は、残念ながら卒論の文字数には含みません。参考文献が10本の卒論と50本の卒論でも、卒論自体の文字数は変わらないです。しかし、参考文献が多ければ、引用した部分に対して参考にした部分や自分の行っている研究との違いを卒論で説明しているはずなので、参考文献が多いほど文字数が増えていくのが普通です。

参考文献を多用する部分はどこなのか

参考文献を多用する部分は、研究背景(社会的背景)と関連研究(先行研究)です。もちろん、実験や結果、評価、結論などでも参考文献を引用します。しかし、比率的には卒論の前半分に集中します。海外の論文では、結果(結論)を最初に書いて、研究背景や関連研究は最後に書いたりするのですが、日本の場合は逆になるのが一般的です。

一般的な日本の卒論(論文)の構成は、

1.目次
2.研究背景
3.研究目的
4.関連研究
5.提案手法
6.実験
7.結果
8.評価
9.結論
10.謝辞
11.参考文献
12.付録

となるのが一般的です。

学部の違いや研究テーマによって、いらない部分や増やす部分など多少違いはありますが、大きく変わることはないです。

卒論の文字数のカウント・数え方

卒論の文字数は、卒論の中身の文字数になります。上に書いた卒論の構成では、以下の部分が卒論の文字数になります。

2.研究背景
3.研究目的
4.関連研究
5.提案手法
6.実験
7.結果
8.評価
9.結論

目次や参考文献などは卒論の文字数には含みません。

文字数をカウントするのに、一番簡単でよく使われるのがWordです。その他にテキストエディタを拡張して文字数をカウントする方法もあります。また、理系の場合、LaTeXを用いて卒論を書く学生が多いです。どれを使っても文字数をカウントできますが(各々誤差が出る)、簡単に済ませたかったらWordで十分です。

卒論は丁寧にわかりやすく書くのが基本

卒論を書くときに文字数が足らず焦ってしまうことがありますが、目次を作成し一つ一つの項目を丁寧にわかりやすく書くことを意識していれば文字数は自然と増えてきます。大事なのは研究目的と研究結果です。この二つがしっかりしていれば、卒論で文字数が足らないということはないです。

最初に書きましたが、本来論文に文字数なんてものはありません。卒論(論文)とは、自分の行ってきた研究を多くの人に知ってもらうために書きます。卒業単位取得のために卒論を書くのではなく、世の中のいろいろな人たちに自分の卒論を読んでもらうつもりで卒論を書くことをお勧めします。