開き直りする心理
両極端
また、責めてくる相手に対して、開き直りをすることで優位に立とうとします。優位に立てば、自分が仕出かした失態がチャラになると考えている人もいます。実際に相手に開き直りされれば、それ以上責めても仕方なくなり、どうにもならない状態になることがよくあります。
自分より下
それと比べて、自分の部下や同僚でも自分より格下と感じている相手には、自分がミスをしたり悪いことをしても平気で開き直った態度をみせたりします。
相手の立場と自分の立ち位置をきちんと確認したり、優劣をつけていることも特徴です。そういった状況が透けて見えるので、された側は余計に気分を害してしまいます。
諦め
このように、自分を弁護する方法が既に残っていないことを悟るので、開き直るしか方法がなくなってしまう気持ちです。諦めが高じて、開き直りの何が悪いといった心理になってしまいます。
受け入れる
開き直ったところで何も事態が好転しないことはわかっていますが、最後の悪あがきをする感覚になってしまっています。相手を余計に傷つけたり、不快な気分にさせることも百も承知しています。
状況別開き直りされた時の対処法
仕事
どう考えても相手が悪いことに対して、ひるむ必要はありません。仕事は労働の対価です。する必要があることをきちんとできないくせに、開き直りをする人間の方がどうかしています。
開き直りをしても無駄だと思い知らせてやりましょう。言い合いになっても問題ありません。正義はこちらにあります。
不登校
子どもが「学校にはもう行かない」と開き直りをしてしまえば、当事者ではない親はどうしようもなくなります。子どもが行きたくても行けないのに、親が怒っても泣いても効果はありません。泣きたいのは子どもの方でしょう。
子どもが開き直りの状態になってしまえば、親は見守るしか対処法はありません。いつか子どもが登校する日のために、学校と密に連絡を取り合いながら子どもがトンネルから抜けることができるようにフォローしていきます。
人間関係
揉め事が起きる場合、原因がどこかにあるはずです。その原因となった人物が開き直りをみせることも多々あります。開き直る原因は、悪気がなかったのに揉め事になって困っているのが本心でしょう。しかし弱みを見せたり、謝罪が嫌で、開き直りを見せて自分は悪くない方向に持っていきます。
人間関係で開き直りをされた場合、これ以上揉めたくないならば、それでよしとするのが一番後腐れがありません。こじれて余計にややこしくなるよりは、自分の気持ちの上でも楽だと考えられます。
しばしばある浮気での開き直り
浮気と言う外道にも劣る行為をした人に対して、開き直りを許してはなりません。どんな開き直りをみせようとも、断固として糾弾して責め続けましょう。そして謝罪をさせましょう。開き直りをすればどういった罰が待っているのか思い知らせてやりましょう。
離婚
また、離婚に同意しても、慰謝料や財産分与などの話し合いでお金の絡むことになると、自分は悪くないから払わない、などと開き直り一辺倒になる男性は非常に多いです。
開き直られても相手が悪ければ、もらうものはもらわなければなりません。親に相談する、弁護士に相談するなど第三者の力を借りながらでも、きっちりと取り立てる必要があります。結婚していたときは夫婦でも、離婚してしまえば他人です。女性のこれからの人生を考えれば、男性側に落ち度があれば責任をとってもらう必要があります。子どもがいればなおさら、開き直りを認めずにきっちりと解決しましょう。
片付け
片付けを教えることも、大切なしつけであり教育です。開き直った子どもには一緒に片付けをするなどして、片付けの重要性を教えてあげましょう。子どもの将来にも良い影響を与えることは間違いありません。
夫が片付けをしなくて開き直る場合は、怒っても文句を言っても問題ありません。それでも開き直る場合は、子供っぽいにもほどがあるので放置しましょう。
浪費
浪費家の人が開き直って反省を見せない場合は、おこづかい制にしたり、クレジットカードを持っていれば取り上げてみたりと強硬手段に出てみましょう。病的な浪費家でない限りは、自分で少しだけでも修正して、お金をあまり使い過ぎないように努力するはずです。
開き直ってどうしようもないからといって放置をすると、後々大変なことになります。必ず相手が理解するまでしぶとく話し合いをしたり、どうしてダメなのかを説明胃したりと、心を入れ替える方向に持っていく努力をしてみてください。
開き直りをされた側の心理
怒る
開き直られた方の心理は、腹が立ってどうしようもない心理です。開き直ることに呆れたりビックリしたりしますが、とりあえず何とか悪いと認めさせよう、謝罪させようと躍起になってしまうでしょう。
無視する
相手も自分が悪いのを承知で開き直っているのであれば、こちらが余計に嫌な気分になることもしっかりと承知しているはずです。そんな人間を無視しても何も問題ないと考えるようになってしまうでしょう。
開き直りは誰でもしてしまうと割り切ろう
まずは開き直りをするほどに、いきなり追い詰めたり責めたりしないように気をつけて、話し合いをできる環境を作りましょう。こちらが喧嘩腰では相手も喧嘩腰になってしまうので、どんなに腹が立っても喧嘩腰にならないように心がけてみましょう。
内容によっては開き直りを絶対に許してはならないことがあります。そのときはガンガン攻めて問題ありませんが、そうでないときは、開き直りは自分も含めて誰でもしてしまうものだと割り切ってみてください。それだけで気分が楽になります。