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「それはそれ、これはこれ」の元ネタ・考え方・心理・意味

Author nopic iconナツミ
カテゴリ:芸能・エンタメ

初回公開日:2018年02月08日

更新日:2020年03月14日

記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「それはそれ、これはこれ」の元ネタ・考え方・心理・意味

「それはそれ、これはこれ」の意味

「それはそれ、これはこれ」の元ネタ・考え方・心理・意味
※画像はイメージです
出典: Free stock photos of speak · Pexels

「それはそれ、これはこれ」、この言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?この言葉の意味は、なんとなく理解できるけれどどんな意味か分からない、そんな感じの言葉の1つになっています。

「それはそれ、これはこれ」、という言葉の意味は、「それはそれとして置いておいて」「こっちの話をしよう」というもので、それとこれは別、一緒に考えないように別々にしようという考え方を表した言葉です。

「それはそれ、これはこれ」の使い方

「それはそれ、これはこれ」の元ネタ・考え方・心理・意味
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出典: Speak - Free pictures on Pixabay

「それはそれ、これはこれ」の使い方は色々あります。まず紹介するのは自分の行いについて話すときの使い方です。例えば何か問題が起こって失敗したとして、「それはそれですが、これはこれです」のように失敗した事柄とは切り分けて、別のこととして紹介するときに使えます。

または、関連するトラブルがたくさん一度に起こったりしたとき、「それはそれ、これはこれ」で解決しようというように、1つ1つ問題を分けてトラブルを解決していこう、というようなときに使うことができます。個別に対応するよう切り分けて考える、そんな考えのときに使うことが多いです。

また考えが煮詰まってしまったりしたとき、「それはそれ」だけど「これはこれ」で考えよう、という使い方もします。「それはそれ」であるけれど、「これはこれ」であってそれとは関係ないものとして考えよう、というように使います。

都合の良い使い方もできる

例えば、何かを責められたりしたときでも、「それはそれ、これはこれ」と別の話に持って行くときに使うこともあります。自分にとって都合の悪いことを指摘されたときなどに、「それはそれ、これはこれ」だからという使い方で逃げることはできますが、頼りすぎるのは危険です。

何か言われるたびに「それはそれ、これはこれ」という風な言葉で返していると、相手がもう何も言ってこなくなってしまうことがあります。話しても、「それはそれ、これはこれ」という言葉で逃げられてしまうので、もう話すことはないという風になってしまいます。くれぐれも、都合の悪いときに「それはそれ、これはこれ」を使って逃げ回るのはやめましょう。

「それはそれ、これはこれ」の元ネタ

それでは、そもそも「それはそれ、これはこれ」の元になったものとは何なのでしょうか。

「逆境ナイン」(島本和彦/小学館)

「それはそれ、これはこれ」という言葉は、「逆境ナイン」という漫画が元ネタになっています。「逆境ナイン」は1989年から1991年にかけて島本和彦先生が連載していた、熱血野球漫画です。主人公の名前は「不屈闘志」といい、見事なまでの逆境や不遇な状況に対し、不屈の闘志で立ち向かっていくという熱血野球漫画です。

「それはそれ」「これはこれ」という言葉は、細かいことにとらわれがちなキャラに対し、「それはそれで、これはこれだ」と細かいことを気にするな、といった意味で使われていました。

作者の島本和彦先生は「逆境ナイン」をギャグ漫画と位置付けていると言われていますが、「それはそれ、これはこれ」以外にも多くの名言がこの漫画から誕生しています。例えば「たかが野球」という言葉は前を向くときに「たかが〇〇」じゃないか、と自分を奮起させるときなどに使われています。

「それはそれ、これはこれ」の考え方・心理

「それはそれ、これはこれ」という考え方が必要になるとき、その心理はどういったものがあるのか紹介します。

落ち込んだとき

なにか大きな失敗をしたとき、うっかり自分のミスで試合に負けてしまったときなど、人は誰しも大なり小なり落ち込んでしまいます。ああすれば良かった、それともこうすれば良かったのか、そう考えてどんどん落ちこんでいってしまう人もいらっしゃいます。失敗したときに落ち込むのは、どうしようもない心理です。

ですが、大きな失敗をしたからといって、いつまでもぐちぐちと落ち込んでいるだけでは、失敗を取り戻すことはできません。大きすぎる失敗に心は現状から逃げたいと言うけれど、なんとか前を向いていきたい、前向きになりたいと思ったとき、いったん失敗のことを置いておこう、という風に心理状態が向かうことがあります。

今更失敗したことをどれだけ悔やんでも、どうにもならないのだから。だったら、とりあえず「それはそれ」として置いておこう、という心理です。

意識の切り替え

このような心理状態は、人によっては「逃げ」ではないかという人もいらっしゃるでしょう。しかし、いつまでも失敗したことをぐちぐちと考えていても、今さらどうにもなりません。前を向くためには、失敗したことをとりあえずいったん置いておいて、という風に意識を切り替えることも必要なことです。

失敗を乗り越えるために必要なのは、失敗したことよりももっと大きな成功をすることでしょう。そのために、考えたら落ち込んでしまうようなことを意識から切り離して、新しいことに向かっていくという考え方です。ネガティブではなく、ポジティブな考え方の1つでしょう。

人によっては誤解されることも?

「それはそれ、これはこれ」という言葉、考え方は、ネガティブな心理状態からポジティブな状況に転換しようとする、本人にとっては必要な過程になっています。お互いによく知っている相手なら、失敗に対する落ち込みを心配していて立ち直りつつあるそんな考え方を歓迎してくれるでしょう。

でも、よく知らないような相手には、「大きな失敗をしたくせに」という風に見られることもないことではありません。本人はしっかり落ち込んで反省して、立ち直るためにあえていったん「失敗したこと」をワキに置いているのですが、「失敗したことをなかったことにしようとしている」という風に誤解して受け取ってしまう人もいない訳ではありません。

時には気にしないことも必要?

忘れがたい大きな失敗を、「それはそれ」としていったん置いておいて「これはこれ」と頑張ることに決めたのですから、前向きにがんばっていきましょう。ただ、他の人にとっては「それはそれ」として終わっていないこともあるのでしょう。そういう人には、あなたの「これはこれでしょ」という考え方をあまり押し付けないようにした方がよいです。

立ち直り方は人それぞれです。「それはそれ、これはこれ」で考え方の違いを受け入れるようにしましょう。