新婚の生活費の内訳は?
新婚生活を送るためには生活費が必要になりますし、二人で生活をしていく以上、お互いを思いやりながらお金の使い方なども考える必要があります。
生活費をきちんと理解しておかなければ、生活を送ることが自体が難しくなってしまう場合もありますし、新婚生活が破綻してしまう可能性さえあります。新婚生活ではどれだけのお金が必要なのかを知り、生活費の内訳を正しく理解しておきましょう。
家賃
一人暮らしの部屋に二人で住むのは手狭に感じる場合も多いですし、契約によっては二人で暮らすことはできない場合もあります。新婚生活をスタートさせるとなれば、新たに家を借りる、あるいは買う場合も多く、家賃はこれまでよりも高くなると考えておかなければなりません。
二人で暮らすとなれば、それなりの広さも必要ですし、お互いの仕事の都合なども考えて、ある程度は立地の良い場所を選ぶ必要があります。また条件の良すぎる物件を選ぶと家賃が高くなり、生活費も上がってしまいますので、バランスを考えて決めることが大切です。
食費
食費については一人暮らしのときよりも新婚生活の方が増えることは多いですが、二人になるからといって、必ずしも2倍になるとは限りません。食費は一人暮らしの方が割高になってしまうことが多く、二人で暮らした方が効率も良くなり、結果的に一人当たりの食費は安くなる場合も多いです。
二人であれば、食べられる量も増えますし、お徳用のパックなどを購入しても捨てずに使いきれる場合が多いです。もちろんお互いに努力は必要ですし、食費を抑えようと考えれば自炊は必須になりますが、工夫次第で安く抑えられることは覚えておきましょう。
水道光熱費
新婚生活であっても、お互いに仕事が忙しく、ほとんど家にいないという場合は、水道光熱費もそれほどかからない場合も多いです。また部屋の立地などによっては、昼間は日が入る、風とおしが良いなど、エアコンなどが不要な場合もありますし、部屋の条件次第でも生活費は抑えることができます。
交際費
また仕事の関係だけではなく、プライベートな付き合いもありますし、友人関係にお金が必要な場合も多いです。新婚生活だからといって、常に二人きりいるわけではありませんし、お互いに自由な時間を持つことも大切です。生活費を考える上では、交際費についても必ず考えておくようにしましょう。
新婚の生活費の目安は?
生活費を抑えれば貯金に回せますし、自由なお金も増えますがその分生活の水準が下がってしまうことも多いです。反対に生活費をふんだんに使えば貯金は少ないですが、生活の水準を高めることはできます。どちらの生活を選ぶのかは自由ですので、生活費の目安を知った上で、理想とする新婚生活はどんなものなのかを考えていきましょう。
共働き
もちろん仕事の都合上立地の良い場所を選んだり、仕事の付き合いなどで交際費が多くかかる場合もありますが、それらも節約しようと考えれば減らすことはできます。
夫婦共働きの場合は10~15万円前後で生活費を考えておけばいいでしょう。共働きであれば貯金もしやすいですし、生活費を高めることも可能です。少なくとも生活費に困るということはなく、お互いのすれ違いさえなければ新婚生活は問題なく進めることができます。
二人暮らし
お互いにどのようなライフスタイルを送っているかによっても必要な金額は異なりますが、それほど多くの金額は必要としません。
新婚の生活費のシミュレーションは?
新婚生活を始めてしまえば急な方向転換は難しいですし、始める前にしっかりとシミュレーションをしておくことが大切です。新婚の生活費のシミュレーションとしては、どのようなものを考えればいいのでしょうか。
初期費用など
家賃に関しても最初は1ヶ月分、あるいは2ヶ月分程度払わなければなりませんし、敷金や礼金などがある場合もあります。また家具や家電も揃える必要がありますし、引っ越し業者を利用するのであれば、その金額も必要です。新婚生活を始めるには、生活費以上に初期費用が多くかかりますので、まずはどれくらいの費用が必要なのかを計算しておきましょう。
新婚の生活費の割合は?
新婚生活をスムーズにスタートさせるためには、生活費は重要なポイントになりますので、それぞれの割合についても知っておきましょう。
家賃が多い
家賃は減らそうにも減らすことができませんし、月々変わることなく絶対に必要な金額になりますので、生活費を考える上では最も重要視して考えることが大切です。
交際費が多い場合も
またお互いの仕事上の付き合いであったり、その他プライベートな付き合いによって交際費がかかる場合も多く、それらの金額も合わせればかなりの金額になってしまいます。交際費は最も簡単に削ることができる費用ですし、自分の意思次第で何とかなる項目ですので、交際費が多すぎると感じれば、意識して減らすようにしましょう。
新婚の生活費の管理は誰がするのか?
生活費を管理すると決めれば、誰が管理するのかを決めなければなりません。新婚の生活費の管理は誰がするのでしょうか。
家計簿
例えば家計簿などを付け、家計を管理するのは男性、家事などをするのは女性としてもいいですし、役割を反転させてもいいです。家計簿は誰が付けるかではなく、付けておくことが大切ですので、可能な方が付けるようにしましょう。
管理しない
共働きであれば収入も高く、月々の生活費にも苦労しないことが多いですし、特別に管理していなくても生活費がなくなるということはない場合も多いです。管理せずとも貯金ができている場合もありますし、収入に自信があるのなら、特別な管理は必要ありません。
新婚の生活費は誰が出す?
生活費は各所に支払いをしなければなりませんし、支払いをするためにはお金が必要です。新婚生活では生活費は誰が出すのでしょうか。
専業主婦
また家庭に入るのであれば、家計についての管理をするのも役目になりますし、家計簿をつけるなどしてきちんと管理と節約を行うことが大切です。家庭に入る場合は家事なども大変ではありますが、家計を守るのも大事な仕事ですので、家計の管理を任されることは多いです。
折半
家賃は男性、その他食費や水道光熱費は女性などで分けている場合もありますし、片方の給料で生活費のすべてをまかない、もう片方の給料を貯金に回すなどとしている場合もあります。夫婦によって取り決めは違いますし、出すお金の割合なども違っていますが、共働きの場合は二人で出し合っていることが多いです。
新婚の生活費の上手な決め方は?
結婚前にルールをつくる
結婚すれば独身のように自由な振る舞いはできなくなりますし、お金を使う際には常に相手のことを考えなければなりません。自分勝手にお金を使ってしまわないためにも、二人できちんとルールを決め、お金の使い方についても考え直しておきましょう。
お互いの経済感覚を合わせる
何にお金を使うべきなのか、どれくらいの金額が一般的なのかをしっかりと話し合い、相手の経済感覚を理解した上で、二人で生活するための新たな経済感覚を設定しておくことが大切です。
過度な節約は禁物
節約は大切ですが、何事もやりすぎはよくありませんので、お金を使うべきところはしっかりと使い、削っても構わない部分を見極めて節約するようにしましょう。
生活費は事前に理解して新婚生活を楽しもう
二人の生活をより良いものにするためにも生活費は重要なものですので、二人できちんと話し合って決め、楽しい新婚生活を満喫していきましょう。