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昔に戻りたいと思う人の心理と原因・戻りたいと思う時の特徴

昔に戻りたいと思う人の心理は?原因と理由について

ふとした時に「昔に戻りたい」と、誰しも一度は思い浮かびます。ではなぜ、「昔に戻りたい」という心理が働くのでしょうか?原因と理由について取り上げます。

昔に戻りたいのは今が受け入れられなくなっているから

昔に戻りたいという心理が働く原因は、今の自分が受け入れられなくなっているからです。

過去は過ごしやすく、楽しい思い出もあり居心地も良かったでしょう。でも今は肩身が狭く、辛いことだらけです。辛いことが毎日続いてしまうと、今を受け入れられなくなってしまうのも当然と言えます。

今を受け入れられなくなれば、逃げるしか手はありません。逃げる先は人それぞれですが、その中の1つが「過去」です。「今」という現実から逃れるために、過ごしやすく楽しかった過去へ逃げています。

今よりも昔の方が良い時代と思い込んでいる

昔に戻りたい心理が働くのは、今よりも昔の方が魅力的に感じているからです。

昭和時代は向こう三軒両隣の付き合いは深く、物の貸し借りは当たり前だったのは事実です。しかし平成時代になれば、向こう三軒両隣の付き合いどころか、誰が住んでいるのかも分からない状態です。人間関係が希薄になり、寂しい時代になりました。だからこそ昭和時代を思い浮かべ、「昔は良かった」という心理が働きます。

しかし10年も経てば、平成時代を思い出し「昔に戻りたい」という思いが出て来るでしょう。時代は常に動いています。どの時代になっても、昔を懐かしむようになります。

変化が恐ろしい

昔に戻りたくなるのは、変化が恐ろしいという心理が働いています。

変化を受け入れることは、勇気がなければできません。しかし人間はいつも、同じというわけにはいかないのも事実です。学校を卒業し社会に出て働き、やがては結婚をして家庭を築きます。もちろん人にもよりますが、世界は常に変化し続けています。

変化をすれば、今までの生活や価値観が全て覆されてしまいます。変化を受け入れることができず置いてけぼりを食らってしまうと、昔に戻りたいという心理が働くという訳です。

しかし変化は、いつか必ずやって来ます。もっと柔軟な心を持ち、余裕を持って対応するようにしましょう。

自分に自信がない

昔に戻りたいと思う心理になるのは、自分に自信がないと落ち込んでいるからです。昔が今と比べると自信に満ち溢れていたら、昔に戻りたいという気持ちはさらに強くなるでしょう。

自信を失ってしまうことは、誰でもあります。自身を失ってしまった原因は人それぞれですが、どの原因も実は大したことがないものばかりです。地球を破壊してしまうほどの、大きな過ちをしたのならばまだ分かります。でも多くは、簡単に解決できる事柄です。

過去は過去にしかならず、変えることはできません。未来を向いて、まっすぐ歩んで下さい。

昔に戻りたくなった心理のときに出てくる特徴

昔に戻りたいという心理が出てきても、人前では隠しているという方も多いでしょう。でも本人は気づかない所で、実はハッキリとした特徴が出ているのをご存知でしょうか。

そこで、昔に戻りたい心理が出た時の特徴について取り上げます。

昔に戻りたい心理が働くと泣いてしまう

昔に戻りたいという心理になれば、泣いてしまいます。

泣いてしまう理由は、今がとても辛く苦しいからです。その中で昔に楽しかった物を見てしまうと、自然と涙が溢れるようになります。母校の校舎はもちろん、昔好きだった音楽がかかるだけでも泣いてしまいます。

泣きたい時には、おもいっきり泣きましょう。泣くのを我慢することは、1番やってはならないことです。涙が枯れるまで泣いて下さい。

でも過去を思い出して泣いてばかりいては、根本的な解決にはなりません。もし周りに信頼できる人がいるのならば、相談してみてはいかがでしょうか。相談したからってすぐに解決する訳ではありませんが、心の重荷は少しだけ取れて泣く回数も自然と減るでしょう。

昔の友人・付き合っていた人に連絡をしたくなる

昔に戻りたいという心理になると、昔の友人や付き合っていた人に連絡をする方もいらっしゃいます。

昔に戻りたいという心理になっていなくても、昔に付き合いのあった人がどうしているのか気になることはあります。でも昔に戻りたいと強く願うようになると、昔に付き合いのあった人に無性に会いたくなります。なぜなら昔なじみの友人に会えば、簡単に昔に戻ることができるからです。

昔の友人と会うのは、悪いことではありません。でも昔の友人でもご自分と同じく、「今の付き合い」があります。結婚をして、家庭を築いていることも十分にありえます。変な形で邪魔をすると、昔に戻るどころではありません。

もし昔の友人と会う時は、きっちりとアポイントメントを事前に取ってから、会うようにして下さい。

懐かしさが愛おしくなる

昔に戻りたいという心理になると、「昔は良かった」と懐かしさが愛おしくなります。

昔の子どもたちは、公園でどろどろになりならが遊んでいました。イタズラをして、大人たちに怒られた経験がある方も多いでしょう。怒られた当時は嫌な気持ちでしたが、今となっては愛おしい思い出の1つです。

しかし今は、子どもたちを叱る大人は少なくなりました。イタズラをしても、見てみぬふりをする大人ばかりです。傍若無人に振る舞う子どもたちを見て、「昔は良かった」と嘆いている方も多いでしょう。

でも嘆いている本人達は、子供に対して注意できる立場にいる大人です。自身は何もしていないにもかかわらず、今を否定してはどうしうようもありません。昔が良かったのならば、良かったあの頃の時代を作り上げていきましょう。

昔に戻りたいと思った時に働く心理は?

昔に戻りたいという心理が働くのは、今がとても辛く苦しく感じているからです。

楽しい時間が過ぎるのは、あっという間です。気心知れた仲間と楽しく騒げば、1日が1分・1秒に感じることでしょう。でも楽しい時間が昔のものになると、懐かしさを覚えます。しかも今が辛ければ辛いほど、楽しかった昔が恋しくなります。

でも過去に囚われすぎてしまうと、現実を見ることができなくなります。幸せだった過去を思い出すことそのものは、悪いことではありません。幸せだった過去に感謝をして、今という時も大事にして下さい。

過去に戻ってやり直したい

過去をやり直したいと強く思うのも、昔に戻りたい心理の1つです。

過去に取り返しのつかない失敗をしてしまい、後悔している方は大勢いらっしゃいます。「あの時こうすれば良かった」と思うのは、人間として当然の心理です。でも過去をどんなに悔やんでも、変えられるものではありません。

人間なので、失敗は当たり前です。世界で戦う一流アスリートも、大事な場面で失敗します。一方で失敗から学べることも、たくさんあります。過去ではなく、今という時間に行き未来に突き進んでいます。

突き進んだ先の未来を明るくするには、過去の失敗は何が何でも乗り越えなければいけません。過去の失敗を乗り越えるためにも、過去の失敗から教訓を得て次に活かすようにしましょう。

今を虚しく感じている

今の生活に満足しておらず虚しく感じる心理は、昔に戻りたいという気持ちを強くします。

誰しもが羨む生活を送っていても、本人は満足していません。今は仕事もプライベートも、充実しています。人間関係にも、恵まれています。でも恵まれているからこそ逆に虚しく感じ、昔に戻りたいと強く思うようになります。

しかし仕事もプライベートも充実していることに悩むのは、一種の「贅沢な悩み」です。おそらく戻りたいと感じている昔でも、「昔に戻りたい」という心理になっていたでしょう。

では、何をどうなったら今に満足するのでしょうか?正直な所、答えは誰も分かっていません。10年経った後も現状に満足せず、「10年前の昔に戻りたい」という気持ちになるのが、人間です。

過去に戻りたいという心理はSOSの証

今回は昔に戻りたいと思う人の心理と特徴について取り上げましたが、いかがでしたでしょうか。

昔に戻りたい心理が働くのは、誰しもが起こり得ることです。でも頻繁に昔に戻りたいと強く願っていることは、今から逃れたいというSOSを出している証拠でもあります。

過去にどんなに素晴らしい思い出があっても、過去は過去です。昔の思い出は大切に取っておき、今という時間を大切に過ごして下さい。

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