大人げない人の心理
そこで今回は大人げない人の心理や特徴を紹介していきます。できればちょっと距離を置いて付き合いたいところですが、身近にいて関わらなくてはいけない大人げない人との付き合い方の、参考にして下さい。
自分中心
子供は好き、嫌いをストレートに表現します。大人げない人も同じで、職場であろうと好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとストレートに表す場合があります。大人であれば職場では特に好き嫌いより仕事の効率や人間関係を優先しますが、大人げない人はそれができない可能性があります。
例えばあの人は嫌いだから口を聞かない、彼女が出席するなら送別会には参加しないなど、本来の目的を無視して自分の好き嫌いを優先してしまいます。幼い子供のように全て自分中心に事を運びたいといった心理が働いてしまうのかもしれません。
大人げない人の特徴
喜怒哀楽が激しい
例えば、友人が失恋をしてつらい時期に、自分の彼氏とのラブラブぶりをアピールされたらどうでしょう?もちろん彼氏との仲の良さを聞いてもらいたいという気持ちは大人になっても変わりませんが、目の前でつらい思いをしている友人がいれば、彼女の気持ちを察し控えるのが大人です。
しかし大人げない人は彼女の気持ちを察する前に、自分の嬉しい気持ちを優先してしまいます。同じように周囲が楽しく過ごしていても自分が気に入らないことがあれば、急に不機嫌になったり、つらいことがあれば職場でも1日ふさぎ込んで仕事にならなかったり、同僚との雑談に夢中になって仕事が手につかないなど、自分の感情を何より優先して行動することもあります。
感情で仕事を休む
例えば前日に大きな仕事の失敗をしてしまった場合、翌日出勤するのは大人でも気分が重くなります。しかし前日の仕事の失敗を取り戻すためにも、気持ちを奮い立たせて翌日しっかり出勤するのが大人です。しかし大人げない人は翌日無断で欠勤してしまう場合もあります。仕事のミスに対して大人げないと取る方はいませんが、翌日しっかり出勤できない人に対して「子供じゃないんだから」と周囲は大人げないと感じてしまうかもしれません。
欲求を優先する
もちろん会社でも同様で、中には「明日並ばないと買えないんです」と正論のように言う大人げない人もいますが、許してもらえるはずもないでしょう。会社を休んで自分の欲求を満たすことは当然おすすめできませんが、せめてそれらしい休む理由を用意するぐらいの配慮は必要といえるでしょう。
ライバル心をむき出し
空気が読めない
例えば会議の席で周囲と意見が合わなかった場合、大人の方だったらお互いの意見を尊重し合い、議題の内容と時間も気にしながら一番いい答えを導きだそうとします。しかし大人げない人は自分の意見を全く引こうとはしないこともあります。会議の議題はまだまだたくさんあったとしても、自分の意見を押し通すまで先に進むことを許さない可能性もあります。
周囲の人が時間を気にする素振りを見せても、あきれ顔でため息をついても、全く周囲の雰囲気に気づくこともないかもしれません。最後にはムキになって本来の会議の目的はすっかり飛んでしまい、自分の意見を否定されたことにだけにいつまでも執着し続けてしまうこともあります。
物にあたる
しかし大人げない上司はミスをした、失敗をしたことで自分に迷惑をかけたと感情的になってしまい大きな声で罵声を浴びせたり、周囲にあるものにあたったり、ドアを大きな音でしめたりと自分のイライラだけを全面に出してしまうこともあります。
そこには上司としての立場を考える余裕は全くなく、自分が迷惑をかけられたことの怒りだけなので最後まで今後の改善策を指導することはない可能性もあります。
大人げない人への対処法
大人げない人に対してイライラする、不快など感情的な負担で直接迷惑をかけられていない場合は、受け手側が大人になることが一番です。大人げない人は精神面がまだ子供のままの場合もあります。自己顕示欲が強い子供を相手にしていると捉えることができれば、心に余裕も生まれます。
そんな自己顕示欲の強い子供に対しては、まずほめてあげることが大切です。行動や言動を否定してしまうと子供のようにムキになってしまうのが大人げない人です。大人だったら逆に嫌味と捉えられてしまうくらい大げさにほめても、自己顕示欲は満たされ満足してくれるでしょう。
大人げない人との付き合い方
職場
しかし大人げない人と同じ土俵に立って感情的に指摘してしまえば、トラブルになってしまうこともあります。あくまでも冷静に理論的にその行動や言動は控えるように伝えることが大切です。もし意見に全く耳を傾けない場合は、仕事に支障を起こしていることを会社側に相談するのも一つの方法です。
親戚
例えば大人げない親戚が周囲の悪口を言ってきたりした場合は、同調してしまうと余計なトラブルに巻き込まれてしまいます。あくまでも聞き手側に回って、肯定も否定もしないことが大切です。
友人
また友人からのアドバイスに対して、ムキになったり機嫌を悪くするようでしたら今後もその行動や言動が変わることはないかもしれません。これからも同じように友人関係を続けていくかは、あなたにとってその友人が大切な存在だったら、大人げなさを受け入れて付き合っていくこともありですし、一緒にいて苦痛なだけだったら少しずつ距離を取っていくのも一つの手段です。
上司
最近は役職に就く人間には、コミュニケーション能力の高さを求める会社も多くなってきました。あまりにも仕事に支障をきたす、また職場の人間関係を乱す行動に対しては会社側から、指導をしてもらうこともできます。
大人げない人は子供と捉えて
子供を相手にしていると考え接することができれば、少し心にも余裕を持つことができます。あくまでも同じ土俵には立たずに、大人として接することが大切です。