男女で違う!褒められたいという心理とは?
男はプライドを保ちたい!
例えば、あなたの周りに他人に奢ることが好きな男性はいるでしょう。奢るという行為は、自分の金銭的な余裕や自己犠牲の精神がないと成立しません。つまり誰かに奢ることで、自分の気前の良さを効果的にアピールすることができるということです。そのような状況では自然と自分が褒められる雰囲気になるため、奢ることが好きな男性が多くなります。
男性はプライドが高いため、褒められたいという心理をアピールするようなことは基本的にしません。自慢をするにしても、自然な流れで褒められる方向に話を進めようとする傾向があるということです。
女は仲間として認められたい!
集団で行動するためには、まず自分が仲間として魅力のある人間だということを周囲にアピールしなければなりません。プライドの高い男性とはそのような点が本質的に異なり、褒められたいという心理が男性よりもはたらきやすいと言えます。
また、女性は男性よりも気持ちを言葉で伝えることにこだわりがあります。そのため褒められたいという場合でも質の高い褒め言葉を求めていることが多いです。女性同士でお世辞を言い合うことも非常に多いので、褒められることに慣れているという理由もあります。
つまり女性にとって褒められたいという心理は、褒め言葉による相互的なコミュニケーション心理であるということです。
彼氏や彼女に褒められたい場合の心理とは?
つまり、彼氏もしくは彼女に褒められたいという心理は、裏を返せば相手との関係を長続きさせたいと願っているということにもなります。相手を自分のパートナーとして認めているからこそ生まれる、自分も認めてほしいという感情です。
今後の関係を考えている証でもありますので、愛情を感じる手料理や気を遣った服装など、日常生活において相手の魅力的なポイントをしっかりと観察しておきましょう。
仕事で褒められたいという心理について
誰に仕事ぶりをみてほしいのか
一方で、自分の仕事を不特定多数の誰かに褒められたいという場合もあります。このパターンでは、誰かから褒められることが社会から必要とされた証であると感じているという特徴があります。そのため自分に自信が持てない人に多く見られ、自分は社会から阻害されていると勘違いしている場合も多いです。
親から褒められたいという心理は?
幼い子供の「褒めて!」には理由がある
実は幼児の自信や感情を生育させるためには、親から褒められるという経験が非常に大切です。親が達成感に同調してくれたことは、愛されているという自信に繋がり、褒められることの喜びはポジティブな感情を育てます。幼児はそれを無意識に理解しているため、親に対して自分の成長をアピールということです。
あなたの子供がそのようなアピールをしてきたら、素直に成長を褒めてあげましょう。
親に褒められたいという心理に年齢は関係ない!
それは親孝行と自立です。自分の成長した姿を認めてもらうことで、親を安心させたいという心理です。親としては少し寂しいような気持ちになりますが、子供の自立を妨げてしまってはお互いに良くない結果を生んでしまいます。ここは子供の成長を喜び、新しく支え合う関係へと移行するときです。喜ばしいことですので、今後は遠慮せず子供に頼っていきましょう。
褒められたい大人の心理とその特徴について
欲求が満たされていない
欲求というものは自分でコントロールすることができません。しかし満たされない状態は、いわばまだ自分に伸び代があるということです。その状態をうまく利用できれば良い自分磨きの機会になります。
認められたい人
いわゆる承認欲求が強いタイプのため、画家や政治家などの比較的高い地位を目指す人に多いです。たいていの場合自らの努力が実を結んだ結果の才能ですが、ごく稀に生まれつき特殊な天才である場合もあります。研究職などはまさしく承認欲求の最終形態で、自分の研究成果を世間に認めてもらいたいという目的は、言い換えればまさに褒められたいという心理です。
愛されたい人
このようなタイプでは愛されたいという気持ちが強いため、褒められたいという心理はその延長ということになります。つまり、認めてほしいのは自分の能力ではなく存在そのものであり、容姿や服装などの外見的な部分に強いこだわりがあるということです。
誰かに甘えたい人
誰かに甘えるためにはまず自分の方が下の立場に立つ必要があります。そのためしばらくすると自分に自信が持てなくなり、嬉しい反面なんだか悔しいような気持ちが芽生え、褒められたいという心理を抱くということです。
誰かに頼る癖は心理的な個性であり、そう簡単に直せるものではありません。誰かに甘えるのはとても楽ですが、このような欠点があるということも理解しておく必要があります。
夫や妻に褒められたいという心理について
例えば、料理の味や掃除の腕前などの何気ない日常の場面は、意外と盲点になります。昔は褒めてくれたのに、最近は触れなくなったことを相手は気にしていることも多いです。今となっては当たり前になってしまった長所も、たとえ気恥しくてもぜひ褒めてあげてください。
褒められたいという心理は誰もが持っている!
相手の褒められたいという心理が理解できるようになれば、良好な人間関係を築きやすくなるでしょう。職場や学校、家庭など日常のさまざまな場面をよく観察し、相手がどのようなタイプなのかをぜひ分析してみてください。