uranaru [uranaru]

つれない人の心理とは?好きになってしまう原因についても紹介

つれない人の特徴

最近はこの「つれない人」という言葉をあまり聞かなくなりました。もはや死語と呼ぶ人もいますが、そもそも「つれない人」というのは次のような意味を持った言葉です。人間には色々なタイプの方がいますが、「つれない」というのは「素っ気ない」だったり「冷たい」、「のりが悪い」「付き合いが悪い」といった意味があります。

おおよそマイナス方向でのイメージが強いものですが、「クール」だったり「自分の世界を持っている」といった見方もできます。今回はそんな「つれない人」を色々な角度から分析し、どう付き合っていけばいいのかについても解説していきます。

10代のつれない人

10代の人間は基本的にはどんなことにも強い興味を示し「ノリが良い」ことが多いですが、中には自分の世界観があり、周囲からみると「つれない人」と見られてしまう人もいます。学校帰りに遊びに誘ってもほぼ断り、みんながやっているSNSツールにも参加せず、服装もみんなと似たものではなく独特の雰囲気を持っています。

しかし一見こういう10代の方は付き合いずらい、ノリが悪いように感じられてしまいますが、実は自分の意思をしっかりと持っていて流行やその場の雰囲気に流されない精神をしっかりと持っています。こういう人と付き合って行くには、少しずつ同じ趣味を見つけたりあえて一定の距離を保つことを忘れないようにしていくことが大切です。

20代のつれない人

20代になってくると通常の場合なにかの仕事に就いていて、ある程度の人生経験も積んでいます。しかしだからこそ「つれない人」はその度合いが強くなっているケースがあります。特に学校と違い、仕事の打ち上げや飲み会、忘年会、新年会といった宴会、会社の交友関係を深めるためのイベントもあり、そういった場合に「つれない人」というのは非常に目立つ存在となります。

もう大人ですので学生時代とは違って、ある意味のノリというのは必要なくなり、つれない人を半分無理に誘うことも難しくなっています。しかし社会人にとってある程度の社交性は必要ですのでもし自分が「付き合いが悪い」と感じているのならば多少無理をしてでもイベントなどに参加するもの仕事の面でも人間関係の面でも大切とも言えます。

30代以上のつれない人

30歳以上になると人間が個性として持っているメンタル面を大きく変えることは非常に難しくなってきます。それは周囲が変えようとしても難しいのはもちろん、自らが変えようとしてもなかなか大きな変化をもたらすことはできません。また30を過ぎての「つれない人」というのは周囲もすでに「そういう性格の人」と把握していることが多く、無理に誘ったりすることは少なくなります。

お年寄りのつれない人

お年寄りになると、このつれない人という差が大きく2つに分かれるようになります。人懐っこい人は非常に強く人との関係を望むようになり、逆につれない人は一切人との関わりを断つような心を持ちます。もちろんどちらが良い悪いではありませんが、こういった人間の心というのは年をとればとるほど開くか閉じるかの加減が大きくなります。

つれない人が好きな人の原因

つれない人というのは通常、ノリが悪く付き合いずらいという面があり人を遠ざけてしまいますが、裏を返せば自分の世界観をしっかりと持っていて周囲や流行に流されないという側面も持っています。今の時代、服装でも趣味でも誰かと同じということが正解とされている日本において、こうした「自分の世界観」をしっかり持っている人というのは時として魅力的に映ります。

こういう側面を持つ「つれない人」に惹かれる人というのは実は多く存在します。人間というのはすべてをさらけ出している「わかりやすい人」も確かにまっすぐな雰囲気があり魅力がありますが、こうしたどこか神秘的で謎めいた部分を持っている人にも大きな魅力があります。

特に女性は男性のこういった部分に強く惹かれる傾向にあり、「どうしてあの人はみんなと同じことをしないのだろう、一緒にいないのだろう」と逆に興味を持つ傾向にあります。

つれない人の心理

周囲から見て「つれない人」というのは実は自分ではそういう人だと理解していない場合がほとんどです。自分が好きなこと、好きな人とだけ付き合っていたらいつの間にか周囲につれない人と感じられていたというケースが多くあります。

また「つれない人」と言われる人の場、人に対して人間的な興味を持っておらず、どんなことでも物理的な損得で物事を考えてしまうという傾向もあります。

しかしほとんどの場合は自分の好きなもの、ジャンルに関しては強い興味を持っており、会社ではつれない人に映っていても、実は毎週休日には気の合った共通の趣味を仲間たちとワイワイ遊んでいるということもあるので一概に「つれない人」と言えない面もあります。

実際にいるこんな人 その1

大学2年生のTさん(女性)は同じ大学の友達たちから「付き合い悪い」「つれない人」と言われています。サークルにも属さず、飲み会やコンパにも参加しません。心配していたクラスメイトが学校帰りにご飯に誘っても一度も行くとこはありませんでした。しかしある日、クラスメイトがネットで何気なくニュースを見ていると衝撃の事実が発覚します。

それは、そのつれない人だと感じていたTさんが、セクシーな衣装を着てコミックマーケットの会場でポーズを取り、多くのカメラマンに囲まれていました。そしてその表情も実に明るく、楽しそう。つまりTさんは別につれない人なのではなく、自分の世界をしっかりと持って楽しんでいる女性でした。

実際にいるこんな人 その2

社会人2年目のSさんは同じ会社に好意を寄せているEさん(女性)がいました。Eさんは決して目立つ存在ではなく、会社の飲み会にも参加せず、就業時間と同時にすぐに帰宅するタイプの女性でした。なかなか想い伝えるチャンスもなく、一度食事に誘ったのですがあっさりと断られてしまいました。

ある時、Sさんが高校時代の男性友達数人で流行りの「ビールフェス」に参加しワイワイと飲んでいると、やけに盛り上がっている、ちょっとうるさいくらいの団体が隣にきました。そして、その方々をしばらく見ていると、なんとそのワイワイ騒いでいる中心に同僚のEさんの姿がありました。

つれない人は好き避けなのか

つれない人というのは「つまらない人」と捉えられてしまう場合も多くあります。しかし大抵の場合は自分の絶対的な世界を持っており、自分の好きなジャンルの物事に対しては非常に強い興味を示している場合が多くなっています。

例えば、会社の飲み会や宴会にはまったく参加せず、この人は「つれない人」だというレッテルが会社内部で貼られていて、どうにも付き合いづらいと思われている人が、ある時会社で行われたフットサルの大会ではまるで別人のように生き生きと活躍するということもあります。

このように一見つれない人に見えても自分の好きなジャンルには逆に強い興味や行動力を発揮することは大いにあります。

つまり、つれない人というのは決してつまらない人というわけではなく、無駄だと思うことには労力を費やさないという人がほとんどです。

つれない人が好意があるときの行動の特徴

つれない人というのは通常の場合、自己表現が下手という面を持っています。しかしどんな人間でも誰かに好意を覚えることはあります。

そんなとき、普段つれない人というのはなかなかそのアプローチの方法が分からず、周囲から見て不思議な行動に出てしまうケースがあります。例えば同僚の女性に好意を伝える際に長文の手紙を突然書いたり、自分のやっている音楽で表現したりと非常に独特なアプローチをします。

周りからみると違和感のある行動になりますが、人間付き合いが苦手で普段からコミュニケーションに慣れていないので自分の信じる方法でアプローチするが精一杯です。しかしこうったまっすぐな気持ちが意中の人の心を掴むこともあり、そしてその結果がつれない人というものを徐々に溶かしていくきっかけにもなります。

つれない人とは無理せずに付き合う

年齢や個人差もありますが、つれない人を無理に誘ったり、付き合おうとすると逆にその距離が開いてしまうというケースも考えられます。自分の世界を強く持っている人にとってはガンガン人から来られると土足で心に踏み込まれたように感じてしまいます。

その人のことが気になる場合、そのつれない人の趣味や行動を時間をかけて把握し、ゆっくりと打ち解けていくようにしましょう。

モバイルバージョンを終了