行動できない原因は意思が弱いからではない
誰しもそんな経験をしたことがあるでしょう。
それはあなたの意思が弱いわけでなく人間の持つホメオスタシスという現状を維持しようとする装置の働きです。人の持つ本質が「変わる」事にブレーキをかけてしまっています。
ですが、やり方次第で「行動できない人」から「行動できる人」になることは可能です。
ホメオスタシスとは
問題なのは、これが体だけでなく脳や心にも働きかけ私達の変化を拒んでいる事です。生きる上で必要な機能であると同時に、変化を起こす邪魔となってしまっています。
行動できない人の原因8つ
1「余計な行動をしている」
やろうと考えているどこかで、「めんどくさい」という気持ちを持ってしまっていると行動できなくなり、結果として「余計な行動」に時間を取られ「本来やるべき行動」の時間がなくなり、行動する事ができなくなります。
2「恐怖心が邪魔をしている」
行動に対しての良いイメージを持っていないため、リスクばかりを考え恐怖心が先走ってしまい、行動する前から失敗する事ばかり想像し行動することをあきらめてしまいます。
3「やり方がわからない」
行動のやり方がわからないのは、作り方もわからない物をその方法を調べもせずに作り始めようとしているのと同じです。「やり方がわからない」というのは「作る方法を知らない」と同義です。
4「目標が高すぎる」
行動しなければという気持ちが先行し目標設定を誤り、自身の許容範囲と行動のイメージがかけ離れてしまい失敗を重ねてしまいます。そうなると失敗の経験だけが積み重なり、段々と大胆な行動が取れなくなっていきます。その結果考えまでもが消極的になっていき、行動ができない人になってしまいます。
5「メリットとデメリットが分かっていない」
メリット、デメリットを事前にしっかりと把握しておくことで、先の行動の起爆剤になったりデメリットでのモチベーション低下を防ぐことができますが、そこを疎かにしてしまうとうまく行動することができず、行動する事を諦めてしまいます。
6「今はやらなくてもいいと思っている」
何かをしたいと感じていたり、変わりたいと口では言っているものの、まだ時間はあるし今でなくてもいいと行動を先送りにしていき、チャンスを逃し結局手遅れになり行動する事ができなくなってしまいます。
時間は有限です。行動するならば早いに越したことはないでしょう。
7「完璧な準備が整ってからと思っている」
そのため必要以上に準備にエネルギーを使ってしまいます。にも関わらず失敗への不安を払拭することができず、時間だけが経過し準備することだけにエネルギーを使い切ってしまうでしょう。その先の行動を起こす段階ではすでに疲れ果て先に進めなくなっています。
8「自分一人で頑張ろうとしている」
誰かに言われたり、誰かと協力して頑張っていくほうが楽な事が多いのですが、他人に迷惑がかかる、誰かの負担になりたくないと考えてしまい、自分一人だけで頑張ろうと無理をし結局挫折し行動できなくなってしまいます。
それだけでなく、1人で悩み続けるのは、他人から見れば何もやっていないのと同じと写ってしまうでしょう。
行動できない人に本
「行動できない人」の心理学 加藤 諦三
評価低い人も多いが個人的には大変良い本だと思う。合う合わないが分かれるのかもしれない。とりあえず行動してみようという前向きな気持ちになった。今まで読んだ自己啓発本ではなかなか行動に移すことができなかったので、この本に出会えてとてもよかったと思う。
できる人とできない人の小さな違い ジェフ・ケラー
自己啓発本は巷にあふれていますが、単純明快で読みやすく、各項目ごとの読み切りなので、ちょっとした時間の合間に読んで気分を上げられる感じです。私はバックに入れて持ち歩き、隙間時間に読んでます。
行動できる人になるためのステップ4つ
1「達成したい目標に関わる行動を考える」
目標を決めたら、それを達成するためには何をしなければならないのか、目標に対する行動を具体的に上げていきましょう。具体的な行動を考えることによって、目標への道筋が見え行動する意欲が湧いてくるでしょう。
2「どんな人でも行動できる設定にする」
それぞれの理想はあるでしょう。ですが最初は誰でも達成できる小さな事から始め達成感を積み重ね、自信に繋げていくことが大切です。できる事を達成して行き、成功した感覚を積み上げて行動できる自身を身につけていきましょう。
3「行動をする時間帯と回数などを決める」
実際に行動する時間帯や1日の目標回数を決めておく事により、日々の行動にメリハリを出すことができ、同時に自分で決めた目標を終わらせることができた、達成している、という自信にも繋がり、行動に対しての達成感をより強く感じる事ができるようになります。
4「毎日続ける」
自分で決めた目標に対する行動を毎日しっかり達成することで行動する事を日常化できたり、その経験は自信へも繋がっていきます。気がつけば、自然に行動することができる人になっている事でしょう。
行動できない自分を卒業しましょう
後は実際に行動するだけです、小さな成功から積み上げていきましょう。もうあなたは行動できない自分を卒業することができるのですから。