必要とされない人の特徴
必要とされない人の特徴にはどのようなものがあるのか、まずは確認してみましょう。
仕事
具体例を上げると「上司が使えないから、仕事がうまくいかない」と感じているのに「上司が頑張りを全然見てくれない」と言っている人や「部下がいつもミスばかりして、人間性を疑う」と感じているのに「上司なのに尊敬してもらえない、失礼だ」と言っている人は必要とされない人です。
人間関係はギブアンドテイクでなりたっています。ギブを見越してテイクをしている方や、テイクなんてしていないのにギブがなくて怒ってばかりの方は、仕事においても必要とされない人といえます。
会社
会社が必要とする人間は、もちろん仕事で結果を残せる人間です。しかし結果とは利益に直結した営業成績だけではなく営業成績を上げられる人が心地よく仕事をする環境づくりや、顧客が離れて行かないように暖かいサービスを提供する人もまた、結果を残せている人間です。
自分のしている仕事がどのような流れをもって会社に貢献しているのかを理解せず、不平不満だらけの人は、やはり会社にとって必要とされない人間です。
家庭
家事をやらないどころか、家事の邪魔をする人や家族が寝ている所に大騒ぎして同僚を連れてくるなど、相手の立場や状況を考慮せずに振る舞った結果、家庭でも居場所を失ってしまいます。
家族が今どのような状況で、自分がどう動けば心地よく過ごせるか。そんな事を念頭に置いて努力する姿勢を見せないと、どんどん必要とされない人になってしまいます。
必要とされない人生の変え方
まずは自分から
必要とされる人生に変えるためには、常に自分から動いてみましょう。例えば、新しく会社に入った時「上司から信頼される人でありたい」と努力する事も大切ですが、その前に「自分から無条件で上司を信頼してみよう」と行動するなど自主性があるのが必要とされない人からの脱却です。
自分から行動するとどうなるか
かたや、自分から上司を無条件で信頼していると、同じようなシーンでも「今日は朝から会議で叱咤されていたと聞いた。そんな時に自分もうまく動けず、辛い思いをさせてしまった」と相手を責める考えをしません。
そんな部下を見ていたら「こんなに自分の事を信頼してくれているのか。なぜだか分からないがもっと信頼に応えたい」と側に置いておきたくなります。
本当はどちらも大切な事なのですが、先に自分から信頼を置いて、その後信頼されるように生きる、という順序で行う事が大切です。
必要とされない人から改善する方法
発信する
本当に必要とされない人はいません。ただ、自分を必要としてくれる人からまだ見つかっていないだけです。では、自分を必要としてくれる人が自分を見つけてくれるにはどうすればいいのでしょう。
答えは「発信」です。あなたがここにいることをどんどん発信していく必要があります。
発信しないとそのまま
これらを発信すると、どうなるでしょうか。
発信した結果どうなるか②
すると、お客様対応についてあなたに話が聞きたいと上司が声を掛けてきました。実は今後直接お客様を接客する事業を展開しようと思っていたそうです。ジャンルは違えど、どのようなマニュアルでアルバイトを研修するのか知りたかったとのこと。あなたは経験を伝え、感謝されました。
また、ワーキングマザーの方からも声を掛けられます。作り置きを始めるとの事、容器や何日分を作るのかなどを聞かれ、答えました。これもまた感謝されました。
必要とされる人=感謝される人でもある
感謝を呼ぶためには、何かをしてあげるのが一番です。しかし、こちらから的はずれな施しをするのはただのおせっかいと取られてしまいます。
まずは自分ができること、知っていることを開示して、来た依頼には全力で答える癖をつけてみましょう。感謝が増え、あなたは自然と必要とされる人になります。
本当にあなたは必要とされない人なのか
ニーズに合っていない
「自分には得意な事が何もないから」と悲観しては何も変わりません。得意じゃない事もニーズがあります。
例えば、IT用語の苦手な人が一生懸命IT用語を調べたとします。後から入ってきた同じような人にIT用語の資料を作るとしたら、苦手な人の気持ちがわかるのでいい資料が作れそうです。元々IT用語に詳しい人だった場合「こんな事が分からないはずがない」と思い込んで玄人向けの資料しか作れない可能性もあります。
自分のニーズは、求められてみないと意外とわからないものといえます。
いてよかったと思われる人に
また「あの人がいて本当によかった」と思われる人になるためには、あなたが人を必要としなければなりません。人を必要とし、自分を開示すれば、あなたを必要とする人は必ず現れます。自分を悲観せず見つめ直してみましょう。