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人前で話すときのコツ・苦手な人の原因と克服方法|緊張

日本人は人前で話すが苦手

人前で話すとき妙に緊張してしまって上手く話せなかったり、顔が赤面して話すことが苦手な人はたくさんいます。意外ですが、日本人の背景には「恥の文化」とも言われている社会的背景があります。恥をかくことに敏感な人が多い国でもあります。

恥をかくことが怖いという恐怖感から人前で話すことが苦手になっているのでしょう。ですが、どうしても人前で話さなければならないときもあるでしょう。そこで、人前で話すときのコツや克服方法などをご紹介します。

人前で話すコツ

ここからは、人前で話すコツについて紹介します。

相手の話をよく聞く

話す事が苦手な場合、相手の話をよく聞いて受け答えに集中すると良いでしょう。上手な会話をしようと思うことよりも、相手が何を話しているかきちんと聞くことをします。

練習をする

大勢の前で話す場合は練習をしましょう。多くの人は人前で話すことに失敗した事を想像して緊張してしまうので、成功するということをイメージして何度か練習しましょう。練習することによって安心感が生まれ緊張がほぐれます。

敵意を捨てる

緊張とは、自分の身体が脅かされるときに起こるものです。相手を敵対視していると、失敗したときに自分が脅かされると恐怖感を持つ傾向にあります。

相手より優位に立ちたいと思ったりすると、必要以上に上手く喋る事を自分に期待してしまいます。それが人前で話す事が苦手な原因でもあります。自分のことより、人とのコミュニケーションがうまくいくことを望みましょう。

人前で話すのが苦手な人の克服方法

「人前でもあがらない」ようになると人付き合いも百倍楽しめるでしょう。人前で話すことが苦手な人はそう思う事が多々あるのではないでしょうか。そこで、人前でも上がらずにしゃべれる方法をいくつかご紹介します。

あがっていることを数値で示す

「数値で示すってどういう事?」と思われることでしょう。例えば、緊張している度合いを1~10の数字で数値化してみます。その数値を緊張指数とします。1が低い方で10が高い方だとします。

「今はそんなに緊張していないから指数は3くらいかな」とか「緊張しているから緊張指数は8くらいかな」など、緊張の具合をはっきり数値で示すと客観的になれて落ち着きます。ぜひ、人前で話す時は実践してみてください。

成功をイメージする

人前で話す事の苦手な人の多くは、「自分が人前で話す事に失敗したらどうしよう」と失敗をイメージすることが多いです。そして、むやみに緊張してうまく話せないことが、悩みの原因でもあります。

そこで、頭の中のイメージだけでも人前で話す事に成功しているイメージをしましょう。イメージだけなら誰にも迷惑をかけませんし、どこでもできます。それを繰り返しているうちに、気分も楽しくなります。そしてそれが周囲にも伝わるので、人前で話す事がうまくいくことも多いです。

恐怖感と向き合う

人前で話す事が苦手な人は、小さい頃から自分を表現することより、誰かに気に入られることの方が第一でした。そのため、自分のことを話して誰かに嫌われることを恐れて、思うように話せません。

一度恐怖感と真正面から向き合って、自己開示してみましょう。なぜ自分は人と話す事が苦手なのかよく考えてみると、苦手意識が少し薄れることでしょう。

運動してみる

緊張してしまうと体ががちがちになって固まります。すると心拍数も上がり、汗をかいて血行も悪くなります。自分の緊張は相手にも伝わってしまうので、さらに悪い方へとつながってしまうでしょう。

そこで、人前で話す事がわかっている場合は、軽く運動をしてエネルギーを適度に発散しましょう。すると、体もリラックスして精神的にも落ち着きます。その状態で人と話すと上手くエネルギーを調節できて、人前で話しても緊張しにくくなります。運動してみることは方法の一つです。

人前で話す練習方法

人前で話す事は苦手でも避けて通れません。そんな時は失敗しても回数をこなしましょう。最初はお店の店員さんなどでも良いので、話しかけて練習してみましょう。「この商品はどこにありますか?」などと声をかけ、店員の話をよく聞いて受け答えをしてみることがです。

人前で話す事が苦手な人は、自分がかっこよくしゃべる事に執着していることが多く、相手の話をよく聞いていない場合がありますが、話すときに相手を主体に考えると、話すことが楽になります。

相手を主体に考える事は、聞いてくれる人がわかりやすく話そうとしたり、受け答えしやすいような話題にしてみたりすることで、相手の反応が気になり自分への失敗の執着が薄れます。

人前での話し方のコツは、上手に話そうとするよりも相手を主体にした話し方がです。最初のうちは誰でもうまく話せません。場数を踏むことでうまく話せるようになります。

人前で話す事が苦手な人の原因

最初はみんな人前で話す事は緊張します。ですが、緊張した後あがってしまう人と、あがらない人がいます。あがってしてしまう人というのは、人前で話す事に失敗をした経験がある人です。それ以外でも、複合的な原因があってあがってしまうのですが、その原因をこれからご紹介します。

緊張

人前で話す事は誰でも緊張してしまいます。特に大勢の前で話す時はなおさらでしょう。緊張というのは、人間の交感神経が刺激を受けて感覚が過敏になることです。そして思考は「これから大勢の前で話す事に失敗したらどうしよう」という考えになります。

すると失敗に対して「他人から責められる」と思う事で、身体が自分を「逃げるか戦うか」の臨戦態勢にします。心拍数を上げて、脳をフルに活性化させて、血管を広げて発汗しやすくなります。それが緊張する原因です。交感神経が過剰に敏感になってしまう状態を「緊張」と言います。

声が震える

大勢の人前で話す時に緊張して声が震えてしまうことはよくあります。なぜ、声が震えてしまうのか疑問に思ったことはありませんか。そんな声の震えについて説明いたします。

人は、極度の緊張状態が続くと口の中が乾いてしまいます。すると声を出す筋肉に力が入ることで、疲労物質が溜まりやすい状態になり痙攣を起こします。それが声が震えてしまう原因です。

声が震えることを気にして筋肉が緊張し、疲労して痙攣が起こります。声の震えの効果的な解消方法は「気にしすぎない」事です。意識しすぎて声の震えを抑えようとすれば、余計に症状を強めてしまう結果になります。

声の震えは、人間にとって危険に対する条件反射のようなもので、緊張と一緒で自分の身体を守ろうとする人間に備わった一種の機能のようなものです。声の震えはとても大事な機能なので、声が震えたらなるべく気にしないようにしましょう。

人前で話す事に関するセミナー

人前で話す事が苦手な人にとって、プレゼン、結婚式のスピーチ、朝礼のあいさつなど、どうしても人前で話さなければならない機会はとても辛い事でしょう。そんなあがり症の人に、あがり症が克服できるセミナーがあったらどんなに良いでしょうか。そんな人前で話す事に関するセミナーご紹介をします。

究極のあがり症克服セミナー

講師は鴨頭嘉人さんで、鴨頭さんは株式会社カモガシラランドの社長です。19歳の時に日本マクドナルド株式会社にアルバイトとして入社、30歳で店長に昇進、32歳の時にはマクドナルド3300店舗中、お客様満足度、従業員満足度、セールスの比率全国一位を達成する業績の持ち主です。

2010年、独立起業して株式会社ハッピーマイレージカンパニー(現、株式会社東京カモガシラランド)を設立し、現在は人材育成、マネジメント、リーダーシップについてや話し方の講演会・研修を年間300回以上行っている「日本で有数熱い想いを伝える炎の講演家として有名です。

こんな人に

・人前に立つと震えが止まらない。
・顔やわきに大量の汗をかいてしまう。
・プレゼンの時など、緊張から用意していたことが急に飛んでしまう。
・自分の意見がうまく言えない。
・人と話すとき頭が真っ白くなってしまう。
・大人数の前で自己紹介となると、視線が気になり心臓がドキドキして困る。
・初対面の人がいると本来の自分が出せなくなってしまう。
以上のような人にです。

改善対策

・あがり症の原因となる思考パターン。
・職場や日常ですぐに実践できるあがり症克服メソッド。
・実践的な対処法。
・ビジネス結果を変えるようなスピーチのセオリー。
など、これらの事を学ぶことによって対策していきます。

結果

人前で話すのが苦手な人が、人前で話すのが怖くなくなる「究極のあがり症セミナー」では、あがり症と話し方を同時に改善できます。

結果として、大人数の前ではっきりとおもっていることが言えるようになった。手足の震え、大量の発汗、極度の緊張から解放されるようになった。聞き手の心を動かせるスピーチの原理、原則がわかるようになった。などの改善する結果を促します。

人前で話すときの目線のコツ

人前で話すときは目線をどうして良いか困ってしまう時はあるでしょう。特に大勢の前で話さなければならないときは、目のやり場をどうして良いのかわからない人は多いでしょう。そんな人前で話すときの目線のコツについてご紹介します。

Z型目線

プレゼンや講演会など大勢の前で話すときは、全員とアイコンタクトして意思の疎通を図った方が相手に話の内容が伝わりやすいです。ですが、慣れていない人やあがり症の人には、アイコンタクトをしながら話すことは難しいでしょう。

そこで、アイコンタクトをしなくても視線を合わせているふりをすることはできます。それは、その周辺を見る事です。あるセミナーの講師は、Z型の文字を描くように最後方左から順番に前に向かって視線を動かすそうです。そうすることで、全員とアイコンタクトをしているように見えます。

ひし形目線

Z型目線でも緊張してしまう人は、もっと簡単な「ひし形目線」をご紹介します。こちらも、あるセミナー女性講師の方法の一つです。目線を前列中央から右端中央、最後方中央、左端中央と順番に「その周辺」をひし形をなぞるように見ていくと効果的です。

一人一人アイコンタクトをする事が難しい場合は、ひし形の周辺を見るだけで聴衆は目線があっているとおもいます。よくアイドルのライブで大勢の人がアイドルと目線があったと思う現象は、まさにこれと同じ効果を表します。

人前で話すときの緊張は大切な事!

人前で話す事が苦手な人は、緊張したり、声が震えてしまうことを、あまり良い事のようには受け取れない傾向があります。誰でも大勢の人の前で堂々と話せて、拍手喝采を浴びることは理想でしょう。ですが、程よい緊張はとても大切な事でもあります。

緊張するからこそ失敗しないように何度も練習したり、抜かりがないようにスピーチの内容を確認したり、相手に最善の方法で話そうとする事は、相手にとってとても親切なことです。それに人はあがってしまう人のことを、とても好意的に感じます。

度が過ぎた緊張は体によくありませんが、程よい緊張は良いストレスとなって体や周囲によい影響を及ぼします。そして人前での緊張は、何度も話すことにより慣れてきます。場数を踏むことによって、あがり症の人のスピーチや話し方はとても素敵なものになるでしょう。失敗しても最初のうちの洗礼だとおもってクヨクヨしないようにしましょう。

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