Search

検索したいワードを入力してください

相手の立場に立って考える例・ことわざ・熟語・長所なのか

Small 3903df03 5f85 4ab9 b361 f54d387b355a糧子
カテゴリ:人間関係

初回公開日:2018年03月11日

更新日:2020年06月05日

記載されている内容は2018年03月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

相手の立場に立って考える例・ことわざ・熟語・長所なのか

「相手の立場に立って考える」例を挙げられますか?

『相手の立場に立って考える例を挙げてください』と言われたら皆さんはどんなことを挙げるでしょうか。仕事をする上でも、家庭の中でも相手の立場に立って考えなければならない場面はたくさんあることでしょう。この章では2つの題材から「相手の立場に立って考える」ことについて考えてみます。参考にしてください。

店員を例に「相手の立場に立って考える」

店員は相手すなわち客の立場に立って考え、売り場設営をしたり、何を買いに来たか何か手伝えることはないかなど観察しアドバイスをしたりします。人気がある店に行くと入口を入るときから出るときまで大体気持ちよくスムーズに買い物ができるでしょう。店員は日々客の立場に立って考えながら研究し、さまざまな努力をしています。

研修でよく用いられる方法で、店員を客の立場に立たせることがあります。例えばクレームを言いに来た客と店員とにわかれて交替に演じます。店員が両方の立場を疑似体験することでリアルに客の気持ちを知ることができ、気持ちを理解した上での対応を学ぶことができます。「相手の立場に立って考える」ということは、日々努力し、訓練することで身についていくのでしょう。

いじめを例に「相手の立場に立って考える」

いじめは「相手の立場に立って考える」ことと密接に関わりがあります。いじめる側の特徴の1つに「共感性やコミュニケーション能力の不足」が挙げられます。共感性やコミュニケーション能力は相手の立場に立って考えなければ備わりません。これらが備わっていないと簡単に相手を攻撃できてしまいます。相手の立場に立って理解したり相手を受け入れたりすることで人は人との関係を築いていきます。

反対に「相手の立場に立って考える」からこそいじめにつながることもあります。「自己防衛」や「自己正当化」がそれにあたり、被害者の立場がわかるからこそ自分を守るためいじめる側についたり、自分が悪いのでなく相手が悪いなどと理由をつけてごまかしたりします。いじめは、相手の立場に立って考えることだけでは無くなりませんが「相手の立場に立って考える」こととは切り離せないことでしょう。

「相手の立場に立って考える」という内容のことわざは?

世の中に相手の立場に立って考える内容のことわざはたくさんあります。昔も今も「相手の立場に立って考える」ことが重要視されてきた証拠でしょう。皆さんはいくつ答えられますか?相手の立場に立って考える内容のことわざを3つ紹介します。皆さんも調べながらお気に入りのことわざをみつけてみてください。

「人を見て法を説け」

「ひとをみてほうをとけ」と読みます。「人を見て法を説け」とは、人に何かを説いたり諭したりするときは、相手の性格や気質を考慮して、適切な言い方をすることが必要だという教えです。釈迦が仏法を説くにあたり、相手の気質や状況などを考えて、それぞれにあったやり方で行ったという説話からきています。

「人」は「にん」とも読みます。用例としては「人を見て法を説けで、彼にも言った言葉を彼女に言ったら、彼女はやる気を出すどころか落ち込んでしまった」などがあります。

「我が身をつねって人の痛さを知れ」

「我が身をつねって人の痛さを知れ」とは、他人の痛みや苦しみを自分自身の痛みに置き換え、相手を思いやることが大事だという教えです。自分の体をつねってみれば他人がつねられたときの痛みが理解できるように、どんなことでも自分自身の身に引き比べ人を思いやる心を持つべきだという意味です。また、自分がされて嫌なことは人にもするなという意味でも使われます。

「つねって」は「つめって」とも読みます。用例としては「人を利用して価値がないと思ったらあっさりと捨てるだなんて。我が身をつねって人の痛さを知りなさい」などがあります。

「put yourself in ~’s shoes 」(相手の靴に自分を入れる)

「put yourself in ~’s shoes 」とは、相手の身になって、相手の立場に立ってみなさいという意味です。用例としては、「Put yourself in my place.(僕の身になってよ)」などがあります。

「相手の立場に立って考える」という内容の熟語は?

この章では「相手の立場に立って考える」という内容の熟語についてみていきます。皆さんは相手の立場に立って考える内容の熟語や四字熟語を思いつきますか?意外と身近にあるこの熟語。皆さんもぜひ見つけてみてください。

熟語の例

熟語とは2つ以上の単語や漢字が結合してできた語です。まずは「相手の立場に立って考える」内容の2文字の「熟語」をみてみましょう。

「同情」

「同情」は、他人の身の上になって、その感情をともにすること。特に他人の不幸や苦悩を自分のことのように思いやっていたわることを意味します。用例としては「同情を寄せる」「同情を引く」「被害者に同情する」などがあります。

「配慮」

「配慮」は心をくばること。心づかいを意味します。用例としては「配慮に欠ける処置」「当事者の気持ちを配慮する」などがあります。

「慈悲」

「慈悲」は仏・菩薩の衆生をあわれむ心を表し、楽を与える「慈」と苦を除く「悲」とを表します。またいつくしみ、あわれむ心。情け深いことを意味します。用例としては「慈悲の心」「 慈悲を乞う」「 慈悲を垂れる」「お慈悲でございますからお見逃し下さい」などがあります。

四字熟語の例

次に「相手の立場に立って考える」内容の四字熟語をみてみましょう。四字熟語とは日本において漢字4文字で作られた熟語です。探してみると心があたたかくなるような言葉がたくさんあります。皆さんも楽しみながら好きな言葉を探してみてください。

「先意承問」(せんいじょうもん)

「先意承問」とは、相手の気持ちを先に察して受けとり、その要求を満たしてあげることを言います。

「阿諛追従」(あゆついしょう)

「阿諛追従」とは、相手に気に入られるために、お世辞を言ったり相手の言うことに従ったりして機嫌を取ることを言います。「阿諛」は気に入られるために機嫌を取ること。「追従」は逆らわず言うとおりに従うことを意味します。

「遠慮会釈」(えんりょえしゃく)

「遠慮会釈」とは、他人のことを考え、控えめな態度で接することを言います。「遠慮」は控えめにすること。「会釈」はおじぎをして挨拶するということを意味します。このことから、他人を思いやることを言います。否定の語句をつけて、強引に物事を行うことを批判するときに多く使われます。

「惻隠之心」(そくいんのこころ)

「惻隠之心」とは、他人を思いやったり、同情する心のことを言います。「惻隠」は人をいたわったり、思いやることを意味します。孟子の性善説の四端説の一つで「惻隠の心は仁の端なり」を略した言葉です。また「惻」は憐れむ「陰」は自らいたく感ずるをあらわし、憐れみや思いやりの心を意味します。

相手の立場に立って考える方法は?

相手の立場に立って考えることは簡単ではありません。ではどうしたら相手の立場に立って考えることができるのでしょうか。今回、数ある方法の中からわかりやすい方法をピックアップしました。皆さんも自分に合った「相手の立場に立って考える方法」を見つけてみてはいかがでしょう。

相手と自分を置き換える

『店員を例に相手の立場に立って考える』でも少し触れましたが、相手と自分とを置き換える事は相手の立場に立って考えるとき、とても効果的な方法になります。相手の役を演じて疑似体験してみることも1つですが、ここではひとりでもできる簡単な方法を紹介します。

やり方はただ「相手と自分とを置き換えて想像してみる」だけです。想像することが難しいときには目をつむってみると集中力が増し想像しやすくなるので試してみてください。気づいていなかった相手の気持ちにふと気がつき慌てて反省するなど、相手になってみないとわからない発見がきっとあるでしょう。

このように少し想像してみるだけで、次にその相手と対面した際違った見方ができることもあるので、ぜひ気軽にこの方法を取り入れてみてください。

相手と会話を楽しむ

想像するだけでは、相手の立場に立って考えることには限界がある。そう感じたときには、やはり直接接することから相手の理解を深めるとよいでしょう。相手と会話を楽しみながら、また機会があれば食事や行動を共にして関係を築いていきましょう。直接目を見て話をすることは相手の考えていることを知るうえでも相手の立場を理解するうえでもよい方法でしょう。

しかし相手によっては直接接することが難しい場合もあります。そのときはよく観察をしてみてください。話す機会をなかなか持てない相手だったり、苦手意識があったりする相手でも観察をしていると、ちょっとした仕草や行動から発見が得られることがあります。あまり深く考えすぎずに試してみるとよいでしょう。

相手の立場に立って考えることは長所になるのか?

相手の立場に立って考えることは得意なほうだけれど、これは長所と思ったことはありませんか。就職活動中の人は特に自分の長所について、聞かれる事が多いでしょう。相手の立場に立って考えることについて追求していると、時々これは長所としてよいのだろうかと、悩むことがあります。この疑問を「看護師」を例にしてみていきましょう。

看護師を例に考えてみよう

看護師の場合、相手の立場に立って考える事ができることは基本中の基本であるため、得意であれば長所として堂々と自信を持ってよいですし、面接などでは堂々とアピールしてよいでしょう。患者の心に寄り添い細かな配慮をすることは看護師の大切な仕事です。しかし、ときに長所は短所にもなります。例えば「相手の立場に立って考える」ことは、「考えすぎてしまう」と、必要以上に相手に踏み込んでしまったり、相手に自分が振り回されてしまったりすることも考えられます。

長所としておきたい場合や、長所として伝えたい場合は「常に相手の立場に立ってものごとを考えます」といったような言い回しではなく「相手の立場に立って冷静に考えます」などと言った方が長所として生きますし、伝わりやすくなるでしょう。このように「相手の立場に立って考える」ことは捉え方や言い方によって変わってくるでしょう。

「相手の立場に立って考える」の類語

相手の立場に立って考える例・ことわざ・熟語・長所なのか
※画像はイメージです
出典: Workspace #6 - DesignersPics.com

「相手の立場に立って考える」という意味で他の言葉は無いでしょうか。相手の立場に立って考えるの類語について少し見てみましょう。立場というところに注目して考えると、「相手の身になって考える」や「相手の目線で物事を考える」などがあります。

普段何気なく使う言葉では「気配りする」や「思いやる」などがあります。難しい言葉では「慮る(おもんぱかる)」が使われますが、周囲との関係や将来への影響などあらゆるケースを考え合わせる。よくよく考える。思いめぐらす。考慮する。という意味で用いられています。「相手の立場に立って考える」の類語は山のようにあります。ぜひ皆さんも身近な言葉で探してみてください。

相手の立場に立って考えられる人になろう

今回「相手の立場に立って考える」について詳しくみてきました。簡単なようで簡単でないこの事を仕事でも家庭でも大切にしてみると、いままで上手くいかなかったことが少し上手くいくことがあるのではないでしょうか。相手を想うことは自分にもきっとプラスになることがたくさんあるでしょう。

人が人との関係性の中で生きているうえで、この「相手の立場に立って考える」ということをそれぞれが時間をとって大切に考えていけば、争いごとも減って、より良い世の中になるのではないでしょうか。