成功している人が持っている鳥の目・虫の目・魚の目
経営でも恋愛でも成功を収めるには、3つの視点を同時に使い分けられることが、必要になってくるでしょう。コウモリの目も、いきずまった時に、180度違ったところから観察することで解決方法が見えてくる可能性があります。+αで持ちたい視点です。
俯瞰の鳥の目
鳥の目を持つ人は、やみくもに手をつけません。勉強するならまず「目次」を見て、建築なら「設計書」を見ます。仕事なら全体を見た上で「目的」「段階」を見ます。よく「木を見て森を見ず」というこいう言葉がありますが、「鳥の目」は森の部分をイメージできる人です。物事全体を捉えることは、経営を行っていく上でとても大切な視点です。
鳥の目は、後述する虫の目で見たことをもとに、さらに広い視点で、経営上必要な事を並べ、優先順位を決めたり、今後の方針を考え、判断をくだします。難しく思えることも、全体の大まかな成り立ちや仕組みがわかると、取り組みやすくなります。
鳥の目は「マネジメント」の目とも言われています。
鳥の目以外に成功者に必要な目
虫の目
そんな目をビジネスとして取り入れるときには、近くで見る=現場で直接見る目を持つこととして捉えられています。鳥の目で大局ばかり追いかけるのではなく、実際に現場で製造している物やサービスを見ることで、小さな問題点、具体的な戦術、ヒントに気づくようになります。虫の目は「現場の視点」です。
魚の眼
虫の目で現場を見て、鳥の目で判断を下しても、魚の目で時流を読み取れていなければ、成功するものも失敗に終わってしまうという可能性があります。
鳥の目で見ることは、必ず魚の目を持って時代の流れを汲みながら判断していなければ、ビジネスは成り立ちません。ビジネスをする上で、何事においても潮流(トレンド)があって常に変化しています。ビジネスの環境がどう変化しているのかを見極め、変化の予兆を見逃さないためにも「魚の目」は必要不可欠です。魚の目は「経営者の視点」といえます。
コウモリの目
部下に「業界のしきたりだから」、「昔からやっていることだから」、と答えなくてはならない事がある時、コウモリの目で、「果たしてこれは本当に必要な業務なのか」を一度考えてみることも大切です。コウモリの視点は、仕事の無理無駄を省いて効率的な方法を考えつくヒントを生み出します。
恋愛における「鳥の目」「虫の目」「魚の目」「コウモリの目」
お目当ての人がいない人も、人間関係に置き換えて使えることなので、ご覧ください。できれば4つの目をバランスよく、その場に合わせて使い分けることができればベストですが、得意とする分野を極めるのも良いでしょう。
恋愛における「鳥の目」
鳥の目を持つ人は、恋愛をそのものを俯瞰してみることができるので、冷静で正確な判断ができ、チャンスを掴むのが上手です。
恋愛における「虫の目」
初対面であっても、お目当ての相手のちょっとした瞬間の仕草や言動を近くで察知できれば、2回目以降に会う時にも、傾向を押えているのでスムーズに会話は弾むでしょう。虫の目を持つ人は、今、目の前のにいる相手をしっかり見つめ、相手の求めていることをに応える観察能力が抜群です。
恋愛における「魚の目」
気になる相手が自分に対してどのように考えているのか、これを言ったらどう返ってくるのか、などを現状の反応から、次のパターンを、あらかじめ、いくつか考え出すことができます。
状況に応じて、事前に考えたパターンがあるので、これがダメだったらこれという風に、次の手を冷静に考えることができます。恋愛感情からお付き合いまでの過程を、常にパニックになることなく考えながら実行していく能力があります。
魚の目を持つ人は、恋愛の流れを察知する洞察力に優れ、相手の求めることに即座に反応し、気が利く人として、相手を魅了します。
恋愛における「コウモリの目」
この視点を持つ「コウモリの目」を持つ人は、いつものやり方で上手くいかない場合、真逆の手法で試してみたり、角度を変えて観察することから相手の嘘や隠された本音を見抜くのに長けています。
駆け引き上手なので、恋愛の主導権を握りやすく、独特の逆転の発想で相手を唸らすことができれば、刺激的な異性に映るでしょう。
コウモリの目を持つ人は、普通の人と違う視点から、行動を起こすことができるので、男性女性問わずの印象に残りやすい人が多いでしょう。
4つの目はバランスとチームワーク
3つの目の中で、どれか一つだけ備えておけば良いということでなく、程よいバランスで3つの視点を持つことが望ましいです。
ただ、どんな人間でも得手不得手が存在します。ある人は、「鳥の目」は鋭いけれど、雑で「虫の目」が苦手、またある人は、時流を読むのは敏感で「魚の目」は優れているけれど、それが全体のどこに位置付けされているのかを見る「鳥の目」が欠けているなど、人それぞれに得意不得意があります。
何でも一人でやろうとせず、「鳥の目」「虫の目」「魚の目」「コウモリの目」を持つ同僚と得意分野をシェアしてチームワークで成功させることも大切です。