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生きる希望が持てない時の対処法・希望がない理由と失った原因

希望を持って生きていますか?

希望を持って生きている人はどれくらいいるのでしょうか。

わたしたちは毎日同じ生活を繰り返していることが多く、月曜日は何の日、火曜日は何の日のように、毎週毎週を繰り返して過ごしています。そんな中に、毎週末に訪れる休日や、年に一度の夏休み、そのほか特別なイベントが入ってきますが、このようなものを日々の楽しみにして毎日を生きている人が多いのではないでしょうか。

本記事では、そのような生きる希望が持てないということについて書いています。日々生きていながら、生きる希望が持てないときにはどうしたらいいのでしょうか。また、生きる希望を持つために本や映画などについてもご紹介しています。ぜひ参考になさってください。

生きる希望を失った原因

生きる希望を失った原因は人それぞれでしょう。大切な人を失ったということや、夢をあきらめざるを得ない状況に陥ってしまったというような、人生の転機を迎えたことによる喪失感によって、生きる希望を失ったという人もいるでしょう。

そういった方は、何か行動をすることによってものごとが解決するというよりも、逃げずに生き、そうして時間がたつことで自分の心境に変化が起こり、だんだんと生きる希望をまた見出せるようになるでしょう。

中には人生に転機が起こったわけでもなく、慢性的に生きる希望がないという方もいます。そのような人たちはどのような心理状況にあるのでしょうか。

生きる希望がない理由

生きる希望がないのはなぜでしょうか。ある理由がそのひとつとして考えられます。

やりたいことをやってこなかったから

生きる希望がないのは、自分が何をして生きていくのが幸せなのかが分からないということです。つまり、自分の望みが分からないということです。

だれでも一度は夢を思い描いたことがあるでしょう。特に子どものころはそれへのあこがれや、希望を抱いて毎日を過ごせていたはずです。

しかし少し大きくなってきて夢を語ると、「あなたにできるわけがない」「もう少し現実的に」など、周りが忠告するようになります。それは両親であったり、教師であることもあるでしょう。そうして、周りからの評価が自分の評価にいつしか置きかわり、自分自身が自分のことを「できるわけない」と思うようになってきます。

周りの評価に振り回されすぎ

そのように自分の中にわく希望や夢よりも、周りからの助言を優先するようになると、自分の人生が周りからの評価ありきになります。そうして、決められた人生のレールに沿って生きていく人生が始まります。

そういう生き方が自分の中に定着してしまうと、自分がやりたいことが分からなかったり、そもそもやりたいことが自分の中に生まれなくなってきます。

しかし、両親であっても教師であっても、良かれと思ってしてきたことです。自分たちを反面教師にしてほしい、もしくは自分たちを見習ってほしいという考えから、良かれと思って助言しています。そこから脱していくためには、自分が変わっていかなければなりません。

生きる希望が持てないときの対処法

生きる希望が持てないという人生を脱していくには、どのようにしたらいいのでしょうか。まずは、生きる希望が持てないときのとっておきの対処法についてご紹介します。

悩みぬく

生きる希望が持てないというときに、「前向きに」とか「ポジティブに」と言われてもそのような気持ちにはなれません。そして、前向きになれない自分にまた落ち込み、さらに底まで落ちてしまうことでしょう。

生きる希望が持てないときは、とことん悩みぬくことです。そして、生きる希望が持てないまま続けている生活を、引き続き繰り返し続けていくことです。だれとも会わず、仕事も休み、食事も適当に済ませ、暗い部屋の中で暗い音楽を聞きながら、暗いことを考えて1日を過ごしてみましょう。

悩みにだんだん飽きてくる

そうしていると、もともと活動的な人であれば、だんだんとそういう日々に飽きてきます。人間は、同じことをひたすら繰り返すことに飽きる動物です。そうしているうちに、悩むことにも飽きてきて、悩んでも解決しないものは、悩まなくても解決しないということに気づきます。

そうして、悩み抜いた先に、アイディアが降ってくることがあります。しかしそれを受けられるのは、苦しい自分、悩んでいる自分、生きる希望が持てなくてどうしたらいいかわからないみじめな自分にしっかり向き合った人だけです。そのときの気持ちを大切にしていくようにしましょう。

生きる希望が欲しい人に見つけ方

そのような人でも、生きる希望を見出して生きていくことができます。どのように生きる希望を見出していくのでしょうか。

うまくいかないなら反対のことを

今、生きる希望が持てずに悩んでいるということは、今人生がうまくいっていないということです。うまくいかないということは、周りの環境が悪いのではなく、単に自分が選んできたことの結果が今現実にあるというだけのことです。

生きる希望を持ち、人生を喜びとともに生きていきたいのであれば、自分が今まで選択してきたことの反対のことをしていけばいいということです。しかし、突然今までと反対のことをと言われても、何から始めていけばいいかもわからない方が多いでしょう。

まずは自分がほっとすることから

本来は人生とは苦しいものではなく、幸せなものです。幸せな人生の解釈は人それぞれですが、何をもってしても自分が幸せだと感じることが自分の人生における幸せです。そしてだれもが、苦しさに向かって日々を生きているわけではなく、幸せに向かって生きています。

まずは日々に小さいことでも幸せを積み重ねていくことをしましょう。朝1杯のコーヒーを飲むとか、お気に入りの音楽を聞きながら通勤するとか、ランチは一人でゆっくり楽しむなど、どんなことでも構いません。壮大な夢や希望をいきなり持つことはできなくても、毎日の小さなことで自分を幸せにすることはできるはずです。

そうした日々の小さな幸せな希望が、大きな夢につながっていき、いつしか生きる希望へとつながっていくでしょう。

人生はいつからでも変えられる

これは、若者に対してだけではありません。人生はいつからでも、だれであっても変えることができます。いきなり反対のことをすることはできなくても、自分を日々少しだけ幸せにするというところから始めて、そして自分の気持ちをごまかしたりうそをついたりすることなく、しっかり自分の気持ちを受け止めて生きていきましょう。

生きる希望がでる名言「Everything Happens for the Best.」

「Everything Happens for the Best.」は、「すべては最善のために起こっている」という格言です。

今は、過去の選択の結果です。置かれた環境が良くなかった、親の育て方が悪かった、というのはただの言い訳で、結局今に至るためのすべてを選んできたのは自分です。そして、その今ですら選択を繰り返し続けています。

しかし、未来の自分を不幸にするために今の選択をしている人はだれもいないでしょう。人生において苦しこと、つらいことが起こったとしても、それは必ず最善のために起こっているということを忘れないでください。

そういう思いで生きることができると、どんなトラブルやどんな問題からでも、自分が教訓を得ることができ、いつしかその問題に対しては感謝以外の気持ちを抱くことができなくなります。

生きる希望がでる映画「ライフ・イズ・ビューティフル」

「ライフ・イズ・ビューティフル」は1997年公開のロベルト・ベニーニ監督の映画で、1998年のカンヌ国際映画祭で審査員グランプリ賞を受賞したほか、1999年のアカデミー作品賞、そのほか主演男優賞、作曲賞など数多くの賞を受賞している名作です。

ユダヤ系イタリア人である夫婦と息子の3人がナチスの収容所に収監されてしまいますが、父親はそれをゲームであると例え、1000点取ったらママに会え本物の戦車で家に帰ることができるとユーモラスに語ります。そうして、息子は最後まで生きる希望を持ったまま生きることができたという感動の名作です。

人はどんな状況にいても、生きる希望を失わずにいることができるということを本当の意味でわたしたちに教えてくれる映画です。

映画館で観たとき終わってしばらく立ち上がれませんでした。
私は映画で泣くタイプではありませんがこの映画は何度観なおしても涙が出ます。

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生きる希望がでる歌「何度でも」

「何度でも」はドリカムことDREAMS COME TRUEのシングルで、2005年にリリースされました。全体的に明るい曲で、歌詞も前向きですが、最後の歌詞が特徴的です。

「10000回ダメでも10001回目は来る」という意味の歌詞です。そのとおり、今はダメでも次の瞬間や明日もダメと決まっていることは決してありません。それは、奇跡を待とうという意味の言葉ではなく、そういう生き方や考え方をしようということでしょう。暗い気持ちでいると暗い毎日になりますし、明るい気持ちでいると明るい毎日が訪れます。

生きる希望がでる本「君たちはどう生きるか」

「君たちはどう生きるか」をもうお読みになりましたか。

これは、今から約80年も前の1937年に新潮社より出版された吉野源三郎氏の児童書が原作ですが、近年羽賀翔一氏により漫画化され、マガジンハウス社から出版されました。原作が児童書でありながら、そのマンガのほとんどの読者は大人で、出版からたったの3か月で70万部を超えるベストセラーとなりました。

この本からは、自分の人生をどう生きるかを問われることになります。わたしたちのほとんどが日々の生活に埋もれ、自分で自分の生き方や在り方について、自分に問うということをしていません。そのように、この本はわたしたちに生きる希望を思い出させてくれる1冊であると言えるでしょう。

特にこれからを生きる若い人々、そして、少しくたびれた大人たちに、生きるヒントをくれる。

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生きる希望は目の前にある

生きる希望を失ったときの対処法や、生きる希望を見出すための本や音楽、映画などについてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

生きる希望を持って生きている人と、生きる希望を持っていない人との違いは、自分の「生きる希望」に気付いているかどうかの違いであると言えるでしょう。どんな人でも、自分を見つめなおし、生き方を少しずつ変えることによって、生きる希望を見出し、幸せを思い出すことができます。

「生きる希望が見いだせない」と、力いっぱい悩みぬいたあとは、少しずつ自分を幸せにしていくところから始めてみましょう。人生はいつからでも、喜びに変えることができます。

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