ここではスピリチュアルの視点から、「前世の記憶が消えてしまうのはなぜか」について二つの理由についてご紹介します。
①前世の記憶があるとそれに影響されてしまうから
その残虐な記憶がトラウマとして大きな悩みになることも考えられますし、逆にその時のことを思い出して、もう一度人を殺してみたいと小さい頃から考えるようになることも考えられます。どちらにせよ、「より良いもの」になるためには、障害になります。
このように、前世の記憶があることで、その記憶に影響され、より良いものになるための修行の邪魔になるから、前世の記憶は消えると、スピリチュアルの世界では考えられています。
②真っ新な状態のほうがより多くのことを学べるから
これと同じように、スピリチュアルでは人生は「より良い魂/徳のある魂」になるための勉強であると捉えられているため、より知識がない状況で人生をスタートした方が、多くのことを学べるから、前世の記憶を持たずに生まれていると考えられています。
人間に生まれ変わる確率ってどのくらい?

生物学的に考えたらその確率は天文学的に少ない数値?!

残念なことに、人間になる確率は大変低くなります。なぜかと言えば、人間全体の数と他の生物全体の数を比べた時に、圧倒的に人間の数は少ないからです。逆に生まれ変わる可能性が多いにあるのが、地球上でもっともその数が多い「線形動物」という種類の微生物です。
仏教でもありがたいことに意味付けられている

お釈迦さまがあるとき、阿難(あなん)というお弟子に、 「そなたは、人間に生まれたことをどのように思っているか?」 と尋ねられた。 「はい。大変よろこんでおります」と阿難は答えた。 お釈迦さまが、「では、どれくらい喜んでいるか?」 と重ねて尋ねると、阿難は答えに窮した。 するとお釈迦さまは、一つの例え話をされた。 「果てしな~く広がる海の底に、目の見えない亀がいる。 その亀は、100年に1度、海面に顔を出すのだ。 広~い海には1本の丸太棒が浮いている。 その丸太棒の真ん中には、小さな穴がある。 丸太棒は、風のまにまに、波のまにまに、 西へ東へ、南へ北へと、漂っているのだ。 阿難よ。 100年に1度浮かびあがるその目の見えない亀が、 浮かび上がった拍子に、丸太棒の穴に、 ひょいっと頭を入れることが有ると思うか?」 聞かれた阿難は驚いて、 「お釈迦さま、そんなことは、とても考えられません」 と答えた。 「絶対にない、と言い切れるか?」 お釈迦さまが念を押されると、 「何億年×何億年、何兆年×何兆年の間には、 ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、 ない、と言っても良いくらい難しいことです」 と阿難が答えると、 「ところが、阿難よ。 私たちが人間に生まれることは、 その亀が、丸太棒の穴に首を入れることが有るよりも、 難しいことなんだ。 有難いことなんだよ」 と教えられています。
http://bukkyouwakaru.com/butugo/arigatou.html
スピリチュアルでは「人間は人間にしか生まれ変わらない」
ですので、スピリチュアルの世界では、性別や親、国籍、時代や生まれる星(異星に生まれることもありえると考えられています)は違っても、人間や人間のように思考したり、道具を使ったり作ることができる存在に生まれると考えられていると言ってよいでしょう。
確率でいえば、今回人間に生まれたなら、次も100%人間ということです。
生まれ変わるのにどれくらいかかるの?

大門正幸教授と池川明氏の共著「人は生まれ変われる」

5つ星のうち5.0 大切な人が他界して、落ち込んでいる人におすすめです。 私の父は、2015年2月に脇見運転車両にひかれ、他界しました。老人でしたが元気だったので、ショックでした。今回、この本に出会い、だいぶ気持ちが楽になりました。この本では、産科医の池川先生が、胎内記憶を語る子供たちのお話を書いています。中部大学の教授の大門先生が過去生記憶について、ご自身のご家族のお話など含めて、書いています。 この本を読んで、人は、何度も生まれてきて、魂を鍛えているという考え方を信じたいと思いました。別々の人間かもしれませんが、亡くなった父と再会できること、信じて生きていこうと思います。 死ぬことに対する恐怖も和らいだ気がします。池川先生と大門先生が研究している内容は、テレビやラジオで取り上げられることも多くなった気がします。これからも、ご活躍を期待しています。
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では、この本では「生まれ変わるのにかかるのにどれほどかかるのか」について、どう書かれているのか、見てみましょう。
初回公開日:2018年03月28日
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