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生まれ変わるなら何になりたいか・生まれ変わる回数・記憶

生まれ変わったら何になりたい?

「今の自分の人生が終わって、もし、そのあとも何かに生まれ変わって生きることができるのなら」という問いは、なんともロマンティックな問いです。人生を歩んでいる中で誰もが一度は考えたことのあることではないでしょうか。

この記事では、そんな「生まれ変わり」について、多くの人がどんな考えを持っているか、どんな考え方があるのかについてご紹介します。ぜひ記事を読んで、あなたも「生まれ変わること」や「生きること」について想いを馳せて見てください。

生まれ変わったら「これ」になりたい!

あるアンケートでは、「生まれ変わるならあなたは何になりたいですか」という問いに対して、こんな結果が出ています。

圧倒的に多いのは、「人間」という回答です。特に人間の「男性」になりたいと考える方が多いようで、その理由としては「女性のような面倒臭い体調の波がない」ことや、「なんとなく女性より人間関係がシンプルそうだから」といった理由が挙げられています。

生まれ変わるなら何になりたい?
掲載期間 2016/08/04 – 2016/08/04回答数 37,095人
もし生まれかわれるとしたら、どれを選びますか?

第1位 人間(男性)
44%

第2位 人間(女性)
26%

第3位 もう一度自分に生まれ変わりたい
12%

第4位 その他
8%

第5位 動物(犬・猫など)
4%

第6位 鳥
3%

第7位 イルカ
3%

第8位 魚
0%

第9位 虫
0%

https://www.pointtown.com/ptu/vote/result.do?vote_master_id=2350

人間じゃなかったら「猫」がいい!

生まれ変わったら何になりたいか、という問いの別のアンケート記事では、人間に生まれ変わりたくないといった人が、21.8%もいたそうです。まずはその内訳を詳しく見て見ましょう。

Q.もし生まれ変わるとしたら、また人間になりたいですか?
はい……714人(78.2%)
いいえ……199人(21.8%)

■生まれ変わりたいもののトップは「猫」
人間に生まれ変わるのが嫌と答えた人に、何に生まれ変わりたいかを聞いたところ、その回答のベスト3は以下のようになりました。

●第1位 猫 ……38人
●第2位 鳥 ……21人
●第3位 植物 ……14人

https://woman.mynavi.jp/article/130526-022/

人間以外ならは猫!

内訳をみると、「生まれ変わるとしたら人間じゃないものがいい」と応えた人のなかで、一番「これに生まれ変わりたい」と望まれたのが猫でした。確かに、冒頭でご紹介したアンケートでも、「人間以外のもの」で生まれ変わるとしたら、「猫か犬」がいいと応えた方が多くいました。

では、なぜ猫になりたいか、という理由をみてみると、多いのがその「気ままさへの憧れ」です。「飼い猫になって苦労せずにご飯を食べて、甘えたいときに甘えて、好きなときに寝て過ごしたい」といった声や、「猫の視点になって自由に散歩したり、時間問わず歩き回ってみたい」といった声がよせられていました。

生まれ変わる回数とその考え方

「生まれ変わる」という話題になったとき、よく聞くのが「生まれ変わった回数でその人が徳が高いかわかる」とか、「生まれ変わった回数が少ないと幼稚だ」といったことです。

生まれ変わる回数は、何か今を生きる私たちに関係があることなのでしょうか。この項では「生まれ変わる回数」について、宗教の考え方からスピリチュアルな視点まで、ご紹介します。

仏教での「生まれ変わる回数」

そもそも「生まれ変わる」というのは、インド思想からやってきています。そのインド思想で、一番有名なのが仏教です。ではその仏教では「生まれ変わる」ことについてどう考えているのでしょうか。

仏教では「生まれ変わる」ということは、「悟りを開き仏様になるための修行」だと捉えられています。そして、下の階層から地獄、畜生(ちくしょう)、餓鬼(がき)、修羅(しゅら)、人、天の世界へ向かって転生していくのが、一番順調な魂の道筋である、とされています。

仏教では必ず7回は生まれ変わる!

このように考えると、「天」の世界にいる人も、まだ「悟り」を開いた状況ではないことから、一番順調な道筋を辿っても、仏教では最低でも7回は転生することになっていると言えます。

一番順調、といったのは多くの魂は、単純に階段を登るようには成長できないと言われているからです。例えば、人の世界に生まれることができるくらい成長しても、人の世界で罪を犯したり、十分成長できなければ、餓鬼の世界に戻されてしまうなど、各世界を行ったり来たりしながら、徐々に魂は成長していくことが多いとされています。

ですので、生まれ変わる回数が多ければ偉い、とは単純には言えないのが仏教の考え方と言えるでしょう。

キリスト教には生まれ変わるという思想がない?!

インド思想の影響の強い日本では驚くべきことですが、キリスト教には生まれ変わるという思想がありません。キリスト教では、「人は生まれたら死んでもその人のまま」です。ですので生まれ変わることはありません。

キリスト教の死後の世界「天国」と「地獄」とは?

では、キリスト教の死後の世界「天国」と「地獄」というのは何か、というとそれは「救世主がもう一度お目覚めになった時に、人がその人の生前の行いによって振り分けられる場所」です。

「救世主がもう一度お目覚めになる」というのは、救世主である「イエス・キリスト」は死んだのではなく、今は人間世界での役目を終えて眠っているとされているということです。そして、「世界が終わるとき」になるともう一度目を覚まして、人々を導いてくれると考えられています。

キリスト教では人が死ぬことも、その「世界の最後」まで眠りにつくことだと言われていて、世界の最後が訪れたときに救世主に、良い世界に行けるか怖い世界に行けるか裁かれることになっています。

イスラム教での「生まれ変わる回数」

キリスト教と同じ系譜にある「イスラム教」も、死後の世界はあるものの、生まれ変わることはない、とされています。キリスト教と同じく「人が死ぬことは世界の終わりまで眠りにつくこと」で、「世界の終わりにアッラー(神様)の裁きを受けて天国か地獄に行く」ことになっています。

イスラム教でもキリスト教でも「生まれ変わることがない」ので、生まれ変わる回数は0だと言えるでしょう。

スピリチュアルでの「生まれ変わる回数」

スピリチュアルとは「心霊主義」と呼ばれる考え方で、生き物は魂を持っていて、そうした魂と対話することができるという思想や、それに基づいた人生哲学や実践のことを指します。「生まれ変わる回数」について言及することが多いのもこの考え方です。

この考え方では、人が生まれ変わることは「より良い徳の高い魂になるための修行」とされています。仏教に近い考え方であると言えるでしょう。では、その回数が多いと「徳がより高い」と考えるのか、というとそれは違います。

しかし、スピリチュアルの世界でも、仏教と同じで「どれだけのことを学んだか」、「修行の質」というものが重要とされています。ですので単純に「生まれ変わる回数」が多いから、その魂を持つ人が「徳が高い」とは言えないのがスピリチュアルの考え方です。

ただし、「修行の経験が多い人は、少ない人よりも徳が高い傾向がある」ということは言われています。

生まれ変わるときに記憶はなくなるか

「生まれ変わること」が話題になるとき、一緒に語られることが多いのが「前世の記憶」についてのことです。ほとんどの方は、「そんな記憶はない」と言われることでしょう。しかし、世界には「『今いる自分』になる前の自分を知っている」という人が少なからずいます。

ここでは、そんな前世の記憶を持った人たちのエピソードと、その人たちに関わった人についてご紹介することで、生まれ変わる時に記憶はなくなるのかについて考えていきます。

「生まれ変わり」の研究者ジム・タッカー博士

「生まれ変わり」について最も優れた研究をしていると言われているのが、精神科医でありアメリカのバージニア大学医学博士でもあるジム・タッカー博士です。博士が2008年に雑誌に投稿した記事には、「生まれ変わるということの可能性」がある事例を見直したという旨が書かれています。

生まれ変わりの記憶があるのは「子どもたち」

博士が書いたその記事で特に興味深いのが、「生まれ変わり」の記憶を持つのは「子どもたち」のみであるということです。前世の記憶を持つ子どもたちは、平均で大体3歳ごろになると前世の記憶を思い出し、6歳から7歳頃になるとその記憶がぼやけてしまうのだそうです。

博士は、この6歳から7歳という年頃は、学校に行き始める年で、生活の中でいろいろなことを学び始める年齢にあたり、この頃になると幼少期の記憶が消えてくることや、前世の記憶を語り出すと、子どもたちが感情的になったり、前の家族に会いたがったり、前に住んでいた場所に行きたがったりすることも述べています。

前世を持った子どもの例

それでは、博士が記事の中で取り上げた、生まれ変わりの記憶を持つ何人かの子どもたちの事例の中から、ある男の子の事例を一つご紹介しましょう。

アメリカ中西部に住む男の子、ライアンの例

ここでは、前世の記憶を持っていたという、アメリカの中西部に住むライアンという男の子の例をご紹介します。

ライアン (アメリカ中西部の男の子)
 
ライアンのストーリーは彼が4歳だった頃に遡る。その頃ライアンはひどい悪夢に頻繁に襲われていた。5歳になると、母親にこう告げた。「僕は昔は別の人間だったんだ」。ライアンはよくハリウッドの家に帰ることを話していた。そして母親にそこに連れて行ってくれとお願いしていた。

また、スターのリタ・ヘイワースに会った話や、ブロードウェイで踊っていたこと、従業員が頻繁に名前を変える事務所で働いていたということ、前世の住所に”rox”という文字が含まれていることも口に出していた。
 
ライアンの母親であるシンディーさんはその鮮明さに驚いたと言う。「息子の話はとても詳細で克明なんです。子供がでたらめを言うようなレベルではありません」と言い、地元の図書館でハリウッドについて書かれた本を調べることにした。

もしかしたら、本に書かれていることが息子の興味を引くかもしれないと考えたのだ。そして驚くべきものを発見した。シンディーさんが本に載っていた写真を見つけた時、すべてが変わったのだ。その写真こそ、ライアンが前世で自分が写っていたと主張していた写真だった。

 親子はタッカー博士の助けを求めることにした。タッカー博士は依頼を引き受けると調査を始めた。その2週間後、ハリウッドの公文書保管人が例の写真に写っている男の身元を確認した。

その写真は、映画『ナイト・アフター・ナイト』のもので、男の名前はマーティー・マーティンということが分かった。マーティーは映画のエキストラからハリウッドエージェントになり、1964年に他界していた。

 マーティンはブロードウェイで踊った事もあり、顧客用にステージネームがころころと変わる事務所に勤めていた。パリに旅行に行ったことがあり、当時の住所はビバリーヒルズの 825 North Roxbury Driveであった。これらの全てをライアンは詳細に把握していてタッカー博士に話していた。しかも、それは博士らが写真の男の正体を突き止める前の話であった。

 例えば、ライアンは住所に “Rox”という文字が含まれていることも知っていたし、マーティーには何人の子供がいたかも、何回結婚したかも知っていた。さらに驚くことにライアンはマーティーには2人の姉妹がいて、マーティー自身に娘はいなかったということも知っていた。

またライアンはアフリカ系アメリカ人のメイドがいたことも覚えていたが、実際に、マーティーと彼の妻は何人かのメイドを雇っていた。ライアンが知っていた55の驚くべき事実より、ライアンの前世はマーティー・マーティンだったということが分かった。しかし、ライアンは年を取るにつれ、当時に関する記憶は不鮮明になっていった。

http://karapaia.com/archives/52219990.html

どうして前世の記憶があったの?

どうして前世の記憶がある子どもたちがいるのか、その理由は分かっていません。しかし、スピリチュアルの世界では、「本来ないはずの前世の記憶があること」は「その人が生まれ変わった時の人生のプランの中で必要なこと」だったと捉えています。

その人の人生にどのように必要なのかは、その人自身ももちろん、そういう人がいるということを知った周囲の人々にとっても分かりませんが、必要だからこそ短期間でも前世の記憶があったと、スピリチュアルな世界では考えられています。

前世の記憶はどうして消えてしまうの?

生まれ変わることが、より良いものになるためであるなら、どうして前世の記憶をほとんどの人は忘れてしまうのでしょうか。普通に考えたなら、過去に犯した過ちなどは覚えておいた方が良い気もします。

ここではスピリチュアルの視点から、「前世の記憶が消えてしまうのはなぜか」について二つの理由についてご紹介します。

①前世の記憶があるとそれに影響されてしまうから

例えば、前世が快楽殺人犯だった人がいたとしましょう。その人が生まれ変わって、その時の記憶を保持していたら、どのようなことが起きるでしょうか。

その残虐な記憶がトラウマとして大きな悩みになることも考えられますし、逆にその時のことを思い出して、もう一度人を殺してみたいと小さい頃から考えるようになることも考えられます。どちらにせよ、「より良いもの」になるためには、障害になります。

このように、前世の記憶があることで、その記憶に影響され、より良いものになるための修行の邪魔になるから、前世の記憶は消えると、スピリチュアルの世界では考えられています。

②真っ新な状態のほうがより多くのことを学べるから

学校でテストをするときに、あらかじめテストの解答用紙を渡されている学生と、そうでない学生がいた場合に、どちらの方がより多く勉強するでしょうか。答えはもちろん後者です。

これと同じように、スピリチュアルでは人生は「より良い魂/徳のある魂」になるための勉強であると捉えられているため、より知識がない状況で人生をスタートした方が、多くのことを学べるから、前世の記憶を持たずに生まれていると考えられています。

人間に生まれ変わる確率ってどのくらい?

生まれ変わったら何になりたい?という問いで、一番多い回答に上がっていたのが「人間」です。では、「人間がまた来世も人間になれる確率」はどれくらいなのでしょうか。色々な視点から考えてみましょう。

生物学的に考えたらその確率は天文学的に少ない数値?!

生物学的に考えるとは、地球上にいる生物の全体の数と比例して考えてみるということです。この地球上には人間の他にも多くの生き物が生息しています。動物や植物、魚、昆虫など全ての生き物の魂がシャッフルして、そのそれぞれが生まれ変わるとしたら、どうなるでしょうか。

残念なことに、人間になる確率は大変低くなります。なぜかと言えば、人間全体の数と他の生物全体の数を比べた時に、圧倒的に人間の数は少ないからです。逆に生まれ変わる可能性が多いにあるのが、地球上でもっともその数が多い「線形動物」という種類の微生物です。

仏教でもありがたいことに意味付けられている

仏教でお釈迦様が話したとされるお話の中に、「盲亀浮木(もうきふぼく)のたとえ」というお話があります。このお話でも、人間に生まれ変わることは大変難しいことであると語られています。実際に、そのお話を読んでみましょう。

お釈迦さまがあるとき、阿難(あなん)というお弟子に、
「そなたは、人間に生まれたことをどのように思っているか?」
と尋ねられた。

「はい。大変よろこんでおります」と阿難は答えた。
お釈迦さまが、「では、どれくらい喜んでいるか?」
と重ねて尋ねると、阿難は答えに窮した。

するとお釈迦さまは、一つの例え話をされた。

「果てしな~く広がる海の底に、目の見えない亀がいる。
その亀は、100年に1度、海面に顔を出すのだ。
広~い海には1本の丸太棒が浮いている。
その丸太棒の真ん中には、小さな穴がある。

丸太棒は、風のまにまに、波のまにまに、
西へ東へ、南へ北へと、漂っているのだ。 阿難よ。

100年に1度浮かびあがるその目の見えない亀が、
浮かび上がった拍子に、丸太棒の穴に、
ひょいっと頭を入れることが有ると思うか?」

聞かれた阿難は驚いて、
「お釈迦さま、そんなことは、とても考えられません」
と答えた。

「絶対にない、と言い切れるか?」
お釈迦さまが念を押されると、

「何億年×何億年、何兆年×何兆年の間には、
 ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、
 ない、と言っても良いくらい難しいことです」
 と阿難が答えると、

「ところが、阿難よ。 私たちが人間に生まれることは、
 その亀が、丸太棒の穴に首を入れることが有るよりも、
 難しいことなんだ。  有難いことなんだよ」
 と教えられています。

http://bukkyouwakaru.com/butugo/arigatou.html

スピリチュアルでは「人間は人間にしか生まれ変わらない」

スピリチュアルの世界では、基本的に人間は人間にしか生まれ変わらないものであると考えられています。ただし、いつも全く同じ条件で生まれ変われるか、というとそれはできません。それでは、新しい学びができないからです。

ですので、スピリチュアルの世界では、性別や親、国籍、時代や生まれる星(異星に生まれることもありえると考えられています)は違っても、人間や人間のように思考したり、道具を使ったり作ることができる存在に生まれると考えられていると言ってよいでしょう。

確率でいえば、今回人間に生まれたなら、次も100%人間ということです。

生まれ変わるのにどれくらいかかるの?

大体、死んでからどれくらい経つと、私たちは生まれ変われるのでしょうか。これについて、科学的に調べたデータがあります。ここでは、そのデータをご紹介しましょう。

大門正幸教授と池川明氏の共著「人は生まれ変われる」

5つ星のうち5.0 大切な人が他界して、落ち込んでいる人におすすめです。

私の父は、2015年2月に脇見運転車両にひかれ、他界しました。老人でしたが元気だったので、ショックでした。今回、この本に出会い、だいぶ気持ちが楽になりました。この本では、産科医の池川先生が、胎内記憶を語る子供たちのお話を書いています。中部大学の教授の大門先生が過去生記憶について、ご自身のご家族のお話など含めて、書いています。

この本を読んで、人は、何度も生まれてきて、魂を鍛えているという考え方を信じたいと思いました。別々の人間かもしれませんが、亡くなった父と再会できること、信じて生きていこうと思います。

死ぬことに対する恐怖も和らいだ気がします。池川先生と大門先生が研究している内容は、テレビやラジオで取り上げられることも多くなった気がします。これからも、ご活躍を期待しています。

https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%81%AF%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82-%E6%B1%A0%E5%B7%9D-%E6%98%8E/dp/4591146936?SubscriptionId=AKIAIOZT56TLDVIBCEZA&tag=uranaru0c-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4591146936

大門正幸教授は、アメリカのバージニア大学客員教授や中部大学教授を務める、言語学や脳についての研究をしている方です。一方の池川明氏は産婦人科のお医者様です。この2人が生まれ変わりについて、オカルトにならないように研究した内容が本になったものが、上でご紹介している、「人は生まれ変われる」です。

では、この本では「生まれ変わるのにかかるのにどれほどかかるのか」について、どう書かれているのか、見てみましょう。

平均で4年5ヶ月で生まれ変わっている!

この本で、大門教授は、前世の記憶をもつ子ども達の証言を各国から2600例も収集し、分析した上で、生まれ変わりには以下のような傾向があると述べています。

・過去生について語り始める平均年齢は2歳10カ月。話さなくなる年齢は7歳4カ月。
・死んでから生まれ変わるまでの期間は、平均4年5カ月。
・同じ宗教内での生まれ変わりが多い。
・過去生にあたる人物が実際に存在したことが確認できた例は、72.9%。
・過去生で非業の死を遂げたのは、67.4%。
・経済的環境や社会的地位が向上するかについては、一定の法則性は見つからない。

https://ddnavi.com/news/284562/a/

意外?普通?生まれ変わりの傾向

生まれ変わりの傾向を見てみると、死んでから平均で「4年5ヶ月」で生まれ変わっていると、この本では述べられています。

ちなみに、こうした前世について語る子どもは、よく精神障害があると疑われることがありますが、前世の記憶を語る子どもたちは、一般的には記憶力が非常に良かったり、知能指数が高い傾向があるとされています。

生まれ変わることのスピリチュアルな意味

そもそも生まれ変わることには、どんな意味があるのでしょうか。ここではスピリチュアルな観点から、その意味について4つの項目に分けてご紹介します。

魂を浄化するため

スピリチュアルの世界では魂にはレベルがあり、より高位の魂になるために地上に生れ落ちるとされています。高位の魂とは、徳の高いより浄化された魂のことです。この観点から言えば、生まれ変わるとは、より魂を浄化し、レベルアップをはかるためのものと言えるでしょう。

前世で犯した業(カルマ)を改めるため

「業(ごう)」とは仏教の言葉で、「人間の心や行動が起こした結果のこと」です。ここでの意味は「前世で犯した罪」といえます。つまり、前世で何か償わなくてはならない罪を犯したり、前世で誤った思想を持っていたりした場合に、それを改めないと魂の成長ができないから、生まれ変わるということです。

誰かにとって必要だから

学校で習う勉強は、テキストなどがあれば1人でできないこともないでしょう。しかし、魂の勉強は「より徳を積む」ことです。「徳」とは「道徳的・精神的にに高められた、善や正義を守る人格や品性のこと」です。それを1人で学ぶことはできません。

色んな人が色々な経験を積むために、また、その逆に自分が色々な人と出会い、経験を積むために、みんな生まれ変わって存在している、といえます。

仲間の手助けをするため

先ほどの理由と似ているのですが、仲間の成長を助けるために生まれ変わってくることもあると、スピリチュアルでは考えられています。仲間とは、グループソウルと呼ばれる魂のことです。

スピリチュアルでは、今それぞれの生き物の中にある1つ1つの魂は元々、一つの大きな魂であったといわれています。さらに、それが分化した時に、いくつかのチームに別れて、そこから個々の生物に生れ落ちるようになったといわれており、このチームのことをグループソウル呼びます。

個々の魂はそれぞれ抱える業(ごう)を解消しようとしますが、そのグループソウルの抱える業(ごう)が全て解消されないと、そのグループソウル全体が成長することができず、個々の魂も一定のところまでしか成長できません。

ですので、個々の魂の抱える業(ごう)とは別にグループソウルの抱える業(ごう)があるときも、それを解消するために、生まれ変わることがあります。

生まれ変わることに関する名言

「生まれ変わる」ということは、いつの時代に生まれた人も考えてきたことでした。ここでは、そんな「生まれ変わること」に関する名言をご紹介します。

毎日を見つめる言葉

この項では「生まれ変わる」という言葉を使った、毎日を見つめる言葉をご紹介します。

毎晩眠りにつくたびに、
私は死ぬ。
そして翌朝目をさますとき、
生まれ変わる。

- ガンジー -

http://iyashitour.com/meigen/greatman/gandhi/2

ジョン・ハガリン
実際のところ、私達の身体のある部分は、毎日新たに入れ替わっています。ある部分は何ヶ月かで替わり、ある部分は何年もかかります。そして数年ごとに私達は、全く新しい肉体に生まれ変わっているのです

http://meigen.keiziban-jp.com/reincarnation

今を大切に思う言葉

ここでは「生まれ変わる」を使った今を大切に思わせてくれる言葉をご紹介します。

「人生は一度きりだから生まれ変わるなら生きているうちに。」長渕剛

http://ikogataira.com/maxim#i-8

マイクロソフトでは起業家的な発想が今後もずっと大事にされるだろう。なぜなら、我々の大きな目標は「生まれ変わること」だからだ。我々の製品に取って代わる製品を生み出すのは、他社ではなく我々自身でなければならない。

ビル・ゲイツの名言|生まれ変わることを会社の目的にする

https://systemincome.com/tag/%E3%83%93%E3%83%AB-%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%84

人生について考える言葉

この項では、「生まれ変わる」を使った人生について考えさせてくれる言葉をご紹介します。

もし私が生まれ変わるとすれば、私は音楽に生涯を捧げたい。
音楽は地上における唯一の安価で罰せられることのない陶酔である。
シドニー・スミス
(イギリスの詩人・作家、聖職者、1771~1845)

http://www.meigennavi.net/word/001/001440.htm

私は木のことを考える。
木がどんなにあっさりと手放すか、つまり季節の実りを落とすかを。
また、どんなふうに悲しむことなくそれらを捨て去り、生まれ変わり眠るために深く根を張るかを。

メイ・サートン
(米国の女性詩人・小説家、1912~)

http://www.meigennavi.net/word/016/016543.htm

「生まれ変わること」を考えることは

いかがでしたでしょうか。「生まれ変わること」について、色々な面からみてきました。死後の世界は誰も知ることができない世界です。存在することが証明できないからこそ、私たちの興味をそそり、そしてその世界や自分がいなくなった後のことを考えることで、私たちに生きることについて考えさせてくれるものだと言えるのではでしょうか。

世界には「生まれ変わり」や「魂」に限らず、科学では証明のつかないことがたくさんあります。ですので「そんなものありえない」と切り捨てずに、ぜひこれを機会に「生まれ変わること」に想像を膨らませてみて下さい。きっとそうすることで、もっと今を生きることについて見つめ直すことができることでしょう。

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