無能な働き者か診断するサイト
仕事をしていると上司や部下、取引先の社員など、さまざまな立場の人と関わる機会がたくさんあります。そして仕事をスムーズに進める上で欠かせないのが、自分や周囲の人たちの能力です。自分が仕事を懸命にこなしていたとしても、能力が低ければ、かえって一緒に仕事をしている人の足を引っ張ることにつながります。それは他の人も同様です。
しかし、無能な働き者の場合、頑張っていることは確かなため、本当に無能な働き者なのか、判断しにくいところがあります。この項目では、無能な働き者かどうかを診断してくれるサイトを2つご紹介します。
無能な働き者診断メーカー
名前のとおり、無能な働き者かどうかを診断してくれます。やり方は、診断したい人の名前を入力ボックスに打ち込んで、右側の「診断する」ボタンをクリックするだけです。診断結果は「有能な働き者」「有能な怠け者」「無能な働き者」「無能な怠け者」の4つに分類されます。なぜか、診断メーカーを作成した人の好物も一緒に教えてくれます。
無能な働き者診断 -ゼークトの組織論- APK
ゼークトの組織論とは「有能・無能」「働き者・怠け者」を組み合わせ、4通りに分類する考え方です。こちらは診断アプリのため、ダウンロードする必要があります。
ダウンロードした後、アプリを開き「はじめる」ボタンをタップしてください。やり方は、表示された質問に答えていくだけです。選択肢が4つ用意されていますので、自分の考えや行動に近いものを選びましょう。
無能な働き者の特徴には何があるか
仕事を懸命にこなすことは当たり前です。そうやって働いていくうちに、自分の得意・不得意が分かったり、知識や技術が磨かれていきます。しかし、中には努力の仕方を間違えているのか、いつまでたっても無能な働き者にとどまっている人もいて、周囲に迷惑をかけがちです。そういった無能な働き者には、共通の特徴があります。
この項目では、無能な働き者の特徴には何があるのかについてご紹介します。
自分の間違いを認めない上司
無能な働き者は上司にも存在します。立場が上だからといって、能力があるとは限りません。特に何も考えず、本来やる必要のない仕事を部下に指示したり、自分の能力不足で起きた間違いを認めようとしなかったりするなど、迷惑な振る舞いが多いです。特に後者の場合、そもそも間違いの原因が自分だと本気で理解していないこともあります。
自分が原因とおもえなければ、間違いに向き合うこともできず、むしろ「自分がこれだけしてやったのに、期待に応えなかった部下が悪い」と的外れな責任転嫁をしてくる上司もいるでしょう。自分の間違いを認めることができれば、自らの成長にもつながるのですが、考えが変わらない限りは、無能な働き者のままです。
自分の能力を活かせない会社に勤めている
どんな人にもなにかしらの能力は備わっています。そのため、無能な働き者であっても、別の分野では才能を発揮できる可能性があるということです。しかし「自分がやりたいと希望している仕事に必要な能力」「現在持っている能力」、この2つがかみ合っていない場合は多くあります。
自身が持っている能力を正確に把握していれば、それを活かした仕事を選ぶことは可能です。ですが、会社や職種選びを間違えて、能力を活かすことができない会社に入ってしまうのも、無能な働き者の特徴と言えます。
日本人が無能な働き者と言われる理由
仕事を行う上で、皆さんが重要視していることはなんでしょうか。決められた時間までに仕事を終わらせる、任された仕事を1つのミスもなく完璧に仕上げるなど、人によってさまざまなこだわりがあることでしょう。日本人はよく働くことで知られていますが、それとは別に無能な働き者とも言われていることはご存知でしょうか。
世界的にみて、日本人が仕事をしている時間はかなり長いです。しかし、労働時間と反比例して、生産性は低いため、労働者の負担が大きく、得られる成果に見合っていません。これが無能な働き者と言われている理由です。
自分が無能な働き者だと感じる時
仕事を誰かと協力して行う際、いてほしいとおもう人材は、当然ですが有能な働き者です。そういった人が1人か2人いるだけで仕事がやりやすくなりますし、作業もスムーズに進めることができます。しかし、相手が無能な働き者だった場合、仕事の難易度はかなり上がってしまうことでしょう。
そして、これは自分自身にも言えることです。働いている時、自分の仕事ぶりに対し、無能な働き者だと実感してしまうことがあります。それはどんな時でしょうか。この項目では、自分が無能な働き者だと感じる時をご紹介します。
仕事をなんでも引き受けてしまう時
仕事は周囲と協力し合うことも大切なので、同僚から仕事を頼まれることもあります。その仕事をなんでも引き受けてしまう人の中には、そんな自分を無能な働き者と感じている人もいます。自分ができる範囲を超えた量の仕事を抱え込めば、その分だけ仕事の完成度は低くなりますし、周囲からの信頼も徐々に失っていくことでしょう。
こういった人は、周囲を助けたいという思いやりの強い人、もしくは自分の能力に自信を持ちすぎている人の場合が多いです。いずれにしても、自分の能力の限界を超えてしまえば、仕事に悪影響が出て、周囲からも無能な働き者と言われるようになってしまいます。
自分だけ空気を読めなかった時
社会人である以上、空気を読むことは多かれ少なかれ求められるスキルです。しかし、空気を読むのが苦手な人もおり、それが上手くできなかった時、自分は無能な働き者だと感じます。例えば、周囲が「今は誰も発言しないでほしい」という空気になっていたとして、それが分からない人は、誰もが黙っている中、勝手に発言してしまい、怒られる事態に陥ります。
これはわざとではなく、むしろ間違った気遣いをしている場合もあります。もし、怒られなかった場合、自分の発言で空気を悪くしたことに気付けないため、また似たようなことを繰り返してしまうでしょう。
無能な働き者の生き方
人が生きていくためには、働く必要があり、それは無能な働き者も当然わかっていることでしょう。しかし、無能な働き者が頑張ってしまうと、周囲にとっては被害が大きくなるだけなので、大人しくしていてほしいとおもうのは仕方ないことと言えます。そもそも、なぜ無能な働き者は生まれるのでしょうか。
それは無能な働き者が、どのような生き方をしているのかを知ることが必要になってきます。この項目では、無能な働き者の生き方についてご紹介します。
言われたことだけをこなす
無能な働き者は、ただ言われたことをこなすだけという生き方をしています。仕事を始めたばかりの頃は、教えられた知識を吸収することに必死です。しかし、慣れてきたら、仕事をどう進めていくか、質を上げるにはどうすればよいかなど、工夫を凝らす余裕が出てくるでしょう。それが仕事の上達にもつながります。
しかし、無能な働き者の場合、言われたことはこなしますが、そういった工夫を自主的にしないため、作業スピードも仕事の質も上がりません。本人の仕事に対する姿勢は真面目ですが、真剣とは言えないということです。そのため、仕事をしているのに、上司や同僚から注意されることが度々あります。
計画性がない
無能な働き者は、計画を立てずに動く生き方をしています。少し動いただけで終わってしまう簡単なこと、少し考えただけですぐにわかることなど、やるべき仕事がシンプルだった場合、計画をわざわざ立てる必要はないでしょう。
しかし、やるべきことが多かったり、手順が複雑だったりする場合、計画を立てた方が仕事を効率よく進めることができます。無能な働き者の場合、それでも計画を立てずに動いてしまうため、周囲への被害が大きくなります。
無能な働き者を改善するための方法
他人と同じ職場で一緒に働いていれば、相性の悪い相手と協力しなければいけない時もあります。しかし、その相手が無能な働き者だと自分が振り回されることは確定事項です。また、無能な働き者が自分だった場合、周囲へ迷惑をかけている現状に対し、肩身の狭いおもいを抱えていることでしょう。
いずれにしても、無能な働き者をなんとかしなければ、仕事がやりにくいことは明白です。この項目では、無能な働き者を改善する方法についてご紹介します。
こまめにメモをとる
無能な働き者は、自分だけでなんでもできると考えている場合も多いです。そのため、人の話を聞き流すのが癖になっており、先輩や上司からのアドバイスなども聞いていません。聞いている振りはするため、その場では特に問題とならずに終わります。しかし、実際は聞いていなかったので、アドバイスは行動に反映されませんし、それがバレて怒られてしまうことでしょう。
したがって、無能な働き者を改善する一歩として、こまめにメモをとることをします。アドバイスされた時にすぐメモにとることで、言われた言葉を忘れないようにできますし、後で仕事に活かすこともできます。また、書くことで、理解しにくい事柄も覚えやすくなることでしょう。
紙に書き出してやるべきことを明確にする
無能な働き者は、計画性がないため、頭の中で考えたことをもとに動きます。しかし、仕事で必要なことの全てを頭の中で処理することは難しく、失敗を繰り返すことが多いです。そのため、先述したように、計画を立てる必要があります。ですが、計画を立てるために必要な情報を先に整理した方が良いでしょう。
したがって、まずは紙に箇条書きで、やるべきことは何か、どれくらいの量があるのかなど、持っている情報を全て書き出してください。これでやるべきことが明確になるため、計画を立てやすいだけでなく、頭の中の整理にも役立ちます。
無能な働き者を改善しよう
今回は、無能な働き者をテーマに、特徴や自分がそう感じた時、改善方法などをご紹介しました。無能な働き者が、周囲にとって迷惑であることを改めて実感したのではないでしょうか。頑張って働くことはもちろん良いことです。しかし、結果を出せないどころか、一緒に働いている人に迷惑をかけてばかりでは、せっかくの努力もいずれ評価されない時がやってきます。
無能な働き者と言われて喜ぶ人はいないでしょうし、一緒に働きたいとおもう人もいません。したがって、無能な働き者を改善し、より良い職場環境を整えましょう。